ムクロ
手札1(《SP-ダッシュ・ビルファー》)
ライフ3600
SPC2
場 古代の機械帝王 レベル10 攻撃3500
スピード・キング☆スカル・フレイム レベル10 攻撃2600
裏守備モンスター1
ヒイロ
手札0
ライフ1200
SPC3
場 プチクリボー レベル1 守備0
「あ・・・あ・・・・。」
ヒイロは意識がぼろぼろな状態だった。
「ヒイロ!!ヒイロしっかりして!!」
龍可は涙を流しながら通信機でヒイロに声をかけた。
「・・・。まずい!!」
ミサキはもうすぐヒイロが到達するコーナーを見た。
もし、そのままのスピードでコーナーを曲がれなかったら、激突してしまう。
「ここ・・・・まで・・・か・・・。・・・・!!」
朦朧とする意識の中、ヒイロはある光景を見た。
真っ暗な空間の中、そこで無数のカードから黒いオーラが現れ、そのカードたちが集結し、奇妙なライダースーツとサングラスをかけた男になっていく光景を。
「(なんだ・・・?今の光景は・・・・?・・・!!)」
その光景が消えると、ヒイロの意識は一気に現実世界へ押し戻された。
「く・・・。」
ヒイロはギリギリまでDホイールを傾かせ、コーナーを曲がることに成功した。
「なかなかしぶといな・・・。さすがはヒイロ・リオニス。他のシグナーとは一線を画す存在・・・。」
チーム・フレイムスピードのピットの中で、マントの男はにやっとしていた。
「(なんとか意識は戻ったが・・・。)」
ヒイロはモニターを確認した。
手札0、ライフ1200、場はプチクリボー1体のみ。
ライフはセーフティラインを越えてはいないものの、最悪な状況には変わりない。
「(なんとかして。まずは奴を倒さなければ・・・。)」
「(うわ!!み・・・みんなあ!!スタジアム上空を見てくれえええ!!!)」
「何・・・?」
ヒイロは上空を見た。
そこには、ポッポタイムに保管していたはずのスタッグが飛んでいた。
「なんだあれは・・・?」
「ソリッドビジョンじゃないみたい・・・。」
観客席はざわついていた。
「なんでスタッグがここに・・・?」
「・・・。来たわね・・・。」
空を見上げる龍可に対して、ミサキはヒイロのトライチェイサーをじっとみていた。
「もし・・・私の考えが正しければ・・・このままトライチェイサーに・・・。」
スタッグの真上に移動した。
そして、ヒイロの命の石と、スタッグ頭部の赤い石から一筋の光が放たれ、繋がった。
「Are you ok? master.」
「何・・・?」
スタッグの上半身と下半身が分離し、トライチェイサーと合体した。
その姿は牙をもち、鎧を着た漆黒の馬のようだった。
「これが・・・スタッグの力・・・?」
スタッグがトライチェイサーと合体したのと同時に、ヒイロの肉体が徐々に治癒していった。
「クリクリーーー!!」
「分かっている。俺のターン!」
ヒイロ
手札0→1
SPC3→4
ムクロ
SPC2→3
「俺は手札から《SP-海賊の宝》を発動。スピードカウンターが3つ以上で、俺の場に存在するカードが《プチクリボー》のみ、手札がこのカードだけの場合にのみ発動できる。場に表側表示で存在するカード1枚につき、デッキからカードを1枚ドローする。俺たちの場には3体のモンスターが表側表示で存在し、そしてお互いの場に《スピードワールドⅡ》がある。よって、俺はカードを5枚ドローする。」
ヒイロ
手札1→5
SP(スピードスペル)-海賊の宝
通常魔法カード
自分のスピードカウンターが3つ以上存在し、自分フィールド上に存在するカードが「プチクリボー」1体のみで、手札がこのカードのみの時にのみ発動できる。
フィールド上に表側表示で存在するカード1枚につき1枚、デッキからカードをドローする。
「そして、俺は手札から《SP-エンジェル・バトン》を発動。スピードカウンターを4つ取り除き、デッキからカードを2枚ドローし、手札1枚を墓地へ送る。」
ヒイロ
SPC4→0
墓地へ送られたカード
・幻獣ボディレスファントム
「そして、手札から《幻獣ホワイトビスマルク》を召喚。」
幻獣ホワイトビスマルク レベル4 攻撃1800(チューナー)
「そして、《幻獣ボディレスファントム》は、俺の場に幻獣が存在するとき、1度だけ墓地から復活する。」
幻獣ボディレスファントム レベル3 レベル3 守備0
「レベル3の《幻獣ボディレスファントム》とレベル1の《プチクリボー》に、レベル4の《幻獣ホワイトビスマルク》をチューニング。深海に眠りし破邪の水龍よ!敵の技を無にし、激流の如く邪悪を薙ぎ払え!シンクロ召喚!出でよ!《マリンフォース・ドラゴン》!」
マリンフォース・ドラゴン レベル8 攻撃2600
「(ついに現れたーーー!!チーム・トライウィンズの水の龍!《マリンフォース・ドラゴン》!!そのしなやかな知性は、この状況を覆すことができるのかーーーー!?)」
「俺は手札の《幻獣ドレッドファラク》の効果発動。このカードを手札から墓地へ送ることで、俺の場のレベル8以上のシンクロモンスター1体の攻撃力をエンドフェイズまで1000ポイントアップさせる。そして、その効果で攻撃力がアップしたモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える。」
ヒイロの場にたくさんの蛇が合わさった肉体を持つ幻獣が現れ、《マリンフォース・ドラゴン》に力を与えた。
マリンフォース・ドラゴン レベル8 攻撃2600→3600
幻獣ドレッドファラク
レベル6 攻撃0 守備3000 効果 闇属性 爬虫類族
このカードを手札から墓地へ送り、自分フィールド上に表側表示で存在するレベル8以上のシンクロモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズまで1000ポイントアップする。
また、そのモンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊し、墓地へ送ったとき、破壊したモンスターの元々の攻撃力の数値分のダメージを相手ライフに与える。
「やったわ!!これなら、《マリンフォース・ドラゴン》の効果で《スピード・キング☆スカル・フレイム》を手札に戻して、《古代の機械帝王》を破壊できるわ!!」
「しかも、《幻獣ドレッドファラク》の効果でダメージを与えればムクロは倒せる。問題は・・・。」
ミサキはすでに準備を終えているマントの男を見た。
「(あの男から、嫌なものを感じるわ・・・。一体何者・・・?)」
「《マリンフォース・ドラゴン》の効果発動!1ターンに1度、フィールド上のカード1枚を手札に戻す。マリン・パニッシュ!!」
《マリンフォース・ドラゴン》が起こした大波が《スピード・キング☆スカル・フレイム》を押し流した。
「《スピード・キング☆スカル・フレイム》は場から墓地へ送られたときに《スカル・フレイム》を復活させるが、これなら復活は不可能だ。カードを1枚伏せ、バトル。《マリンフォース・ドラゴン》で、《古代の機械帝王》を攻撃。マリン・ブラスト!!」
《マリンフォース・ドラゴン》は《幻獣ドレッドファラク》によって、恐怖の力が付加された水流を放った。
《古代の機械帝王》は水流にその胴体を貫かれ、破壊された。
ムクロ
ライフ3600→3500
「そして、《幻獣ドレッドファラク》の効果。このモンスターの効果を受けた俺のモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊しはとき、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える。」
ムクロの背後に無数の蛇が現れ、彼にかみついた。
ムクロ
ライフ3500→0
「(おおおおーーーーー!!見事だ!!ヒイロ!これで2人抜き!今まで3人抜きを達成したチームはチーム・5D’s、チーム・シェリー、チーム・ラグナロクのみ!!チーム・トライウィンズ、4組目の3人抜きの快挙はなるかーーーー!?さあ、チーム・フレイムスピードのラストホイーラーが発進するーーー!!!)」
ムクロからカードを引き継いだマントの男は、すぐにヒイロに追いついた。
「驚いたよ。まさか君がこれほどの力を持っているとはね。」
「お前は何者だ?」
「ああ。私は彼らのチームメイトとでも言っておこうか。」
「ふん・・・。お前をチームメイトにしたというなら、氷室とムクロはかなり人を見る目がないようだな。・・・。ダークネスの差し金か・・・?」
ヒイロは速度を少し落とし、男の背後に移動した。
男のマントの隙間から、闇のオーラがかすかに漏れていた。
「ほう・・・さすがだな。普通の人間では見落とすところを見逃さないとは・・・。そうだ。」
男はマントを脱ぎ捨てると、マントは無数の針に変化し、ピットにいる龍可を襲い掛かった。
「く・・・。《マリンフォース・ドラゴン》!!」
ヒイロの痣が光り、《マリンフォース・ドラゴン》は水流を放った。
水流は実体化して龍可を針から守った。
「これって・・・まさか・・・!!」
「ほう・・・。精霊の力を実体化させたか・・・。元々不完全なシグナーであり、精霊を見ることができる君だからできる芸当か・・・・。」
「・・・。お前は・・・。」
ヒイロは男の正体を見て、一層身構えた。
その姿はあの光景で見た男と全く同じだったからだ。
「私は真実を語るもの、トゥルーマン。まあ、ミスターTとでも呼んでくれたまえ。」
「ミスターT・・・。いよいよダークネスは本気で俺を殺したいみたいだな。」
「当たり前だ。闇の世界に君のような存在は邪魔だからね。さあ、私直々に君を殺してあげよう。」
「ふん・・・。悪いが、俺にそんな暇はない。」
「「ライディングデュエル!!アクセラレーション!!」」
ミスターT
手札5
ライフ4000
SPC3
場 裏守備モンスター1
ヒイロ
手札5→2
ライフ1200
SPC0
場 マリンフォース・ドラゴン レベル8 攻撃2600
伏せカード1
ついにミスターTが登場!!(決して磯野さんではありません!!)
それにしても、ミスターTって中々かっこいいですよね?
実践的なコンボもたくさん使っているので、ミスターTがデュエルした回はよく見てます!!
さあ、ここではどのようなデュエルを見せてくれるのか・・・?
感想待ってます!