「とどめだ・・・。《カオスマリン・ドラゴン》!カオスマリン・ブラスト!!」
「うおおおおお!!」
ミスターT
ライフ1000→0
「決まったぁぁぁぁ!!!ヒイロがミスターTを撃破!これで、チーム・トライウィンズの予選突破、そして三人抜き達成だぁぁぁぁ!!!!!」
「(《超融合》・・・。これがなければ俺は死んでいたな・・・。うん・・・?」
急にトライチェイサーとスタッグが分離し、スタッグはそのままポッポタイムのガレージまで飛んで戻っていった。
「スタッグ・・・。まさかDホイールと合体できるとは・・・。」
「ううう・・・。ヒイロ・リオニス・・・。」
「・・・。まだ生きていたか。」
ヒイロは傷ついた右腕を抱えた状態のミスターTに目を向けた。
「これはまだ始まりに過ぎない。いずれ、闇はお前を消滅させる。この世界から・・・・。」
ミスターTの体が無数の黒いカードに変化し、姿を消した。
そして、彼がいたところには男の左腕が残ったが、それはすぐに灰化した。
「(あの腕・・・・。まさかあいつの物か・・・?)」
「うん・・・?こ・・・これはどういうことでしょう!!急にチーム・フレイムスピードのラストホイーラーが姿をけし、メンバーの二人が意識不明にーーー!?)」
「何!?」
ヒイロはトライチェイサーでピットへ急いだ。
ムクロと氷室はタンカでスタジアムまで入ってきた救急車に乗せられた。
「用済みの仲間の後始末か・・・。ミスターT・・・。」
「ヒイロ!!大丈夫か!?」
トオルがミサキに支えられた状態で、ヒイロの元へ歩いてきた。
「ああ。なんとかな。」
「なんとかって・・・お前、トライチェイサーが・・・!!」
「何・・・?」
ヒイロはトライチェイサーを見ると、マトリクス機能がダウンし、元の色彩に戻っていた。
そして、次の瞬間、金属疲労を起こした。
「トライチェイサーが・・・。」
ヒイロは大きな亀裂ができたトライチェイサーの左側の装甲を見た。
そこからは白い煙が出ていた。
「テレビでトライチェイサーとスタッグが合体したのを見たが、あれが原因なのか!?」
「おそらくな・・・。」
ヒイロは3人とデュエルしている間、数多くのダメージを肉体に負ったものの、トライチェイサーへのダメージは軽微だった。
しかし、スタッグと合体・分離の後、急激にこうなったのだ。
「Dホイールについては後回しだ。問題はお前だ。」
ヒイロは痣の力で傷を癒そうとしたものの、闇の力によるダメージが原因で、回復が遅かった。
ダークシグナーとのデュエルでのダメージはすぐに回復できたが、どうやらクロウやトオル、アキを負傷させた闇の力は彼らよりも強力らしい。
「はあ・・・はあ・・・。」
ヒイロは力の限界ぎりぎりまで回復を行ったが、完治には程遠かった。
「どうするの?本選出場は決まったけれど・・・。」
「ああ・・・。」
ヒイロ達は走行不能になったトライチェイサーとスクラップランナーを見た。
「無事なのはエレキッスのみか・・・。これを俺たちが共同で使うしかないな・・・。」
「そうね。じゃあ、本選までに・・・。」
ミサキの言葉は緊急事態を告げるサイレンで中断させられた。
「(緊急事態発生!!緊急事態発生!ダイダロスブリッジにて、大量のライディングロイドが出現!!至急、大会を中止し、避難してください!!繰り返します!!)」
「ライディングロイドだと・・・!?」
「ヒイロ!!トオル!ミサキ!」
遊星がDホイールに乗って、ヒイロ達と合流した。
「遊星・・・。これはどういうことだ?」
「分からない。Dホイールが強制的にバトルロイヤルモードに切り替わり、ライディングロイド達が多勢でDホイーラーを襲っている。すでに何人も被害者が・・・。」
「見過ごすわけにはいかないな・・・。」
ヒイロはエレキッスの搭乗した。
「おい、トライチェイサーはどうした!?それに、トオルのこの傷は・・・?」
「後で説明する。急いでライディングロイドを止めるぞ。おそらく、どこかにあいつらを操っている奴がいるはずだ。」
「・・・・。分かった。急ぐぞ!!」
「ああ。」
ヒイロはエレキッスに搭乗した。
「ヒイロ・・・。」
「大丈夫だ。龍可。お前はミサキたちと一緒に避難しろ。」
エレキッスが起動し、ヒイロは遊星とともにダイダロスブリッジへ向かった。
「ヒイロ・・・。」
「うわあああ!!」
「やめろ!!やめてくれえええ!!!」
ダイダロスブリッジは阿鼻叫喚の世界へと変化していた。
すでに数多くのDホイールが破壊され、Dホイーラー達が大けがをするか、意識不明になっていた。
「く・・・。すでにこれほどまでに・・・。」
「遊星。ジャックたちはどうした?」
「ジャックは別のレーンのライディングロイドを破壊している。クロウ達は避難した。」
「そうか・・・。来るぞ。」
ヒイロ達の眼前には分かれ道があり、双方にはライディングロイドに襲撃されているDホイーラーがいた。
「遊星。お前は右の奴を助けろ。」
「分かった。気をつけろよ。」
「そういうお前もな。《プチクリボー》!!あいつを守れ!!」
「クリクリー!!」
ヒイロは左に行き、ライディングロイドの処理を開始した。
「(ヒイロ・・・・。いや、あいつなら心配はいらない。シェリーたちと合流しなければ・・・。)《速攻のかかし》の効果発動!!」
一方、避難所には多くの人々が殺到していた。
「ヒイロ・・・。」
「大丈夫だぜ!あいつなら絶対・・・。」
「トオルさん・・・。」
「お前だってそう思うだろ?ミサ・・・。」
トオルは右隣を見たが、そこにはミサキの姿がなかった。
「あれ?ミサキさんは・・・?」
「きっとトイレだろう。ちゃんと俺たちと一緒にここに入ったんだ。外に出てる訳ねえよ。」
「なら・・・いいけど・・・。」
「(ディアブロ・・・。きっと大群でヒイロ達を・・・。助けなきゃ!!)」
ミサキは通気口から避難所を脱出し、だれもいない駐車場まで来ていた。
「来なさい・・・。オメガ・ホーク!!」
ミサキの声に反応し、どこからともなくオメガ・ホークがミサキの目の前まで自律走行して来た。
搭乗した瞬間、ミサキの容姿があの時、ヒイロにフュージョンシンクロという道を示した女Dホイーラーに変化していた。
「待っていて!ヒイロ!今こそ、あなたが目覚めるとき!!」
オメガ・ホークは最大速度でダイダロスブリッジにいるヒイロの元へ走った。
「《幻獣猿王ゼーマン》で《A・O・Jコズミック・クロウザー》を攻撃。」
《幻獣猿王ゼーマン》は杖を天に掲げると、それから雷が《A・O・Jコズミック・クロウザー》に落とした。
「ぎゃあああ!!」
ディアブロ
ライフ100→0
雷の余波を受けたディアブロは大爆発した。
「これで1体倒した・・・。だが・・・。」
ヒイロは後ろを見ると、そこには無数のディアブロが存在していた。
「これで良いのだな?ヒイロ。」
「ああ。これで、可能な限り俺にひきつけろ。」
彼は一人でも多くのDホイーラーを救い、遊星たちへの負担を軽くするため、《幻獣猿王ゼーマン》にあえて派手な攻撃をするように言っていた。
「・・・。仲間のためにこれほどまで無茶をするとはな・・・。」
「家族のいない俺にとって・・・あいつらは大切な存在だからな・・・。」
「来るぞ。ヒイロ。」
ディアボロの内の1体が《DNA移植手術》ですべてのモンスターを光属性に変更させ、他のディアボロ達が大量の《A・ボム》を召喚していた。
「《A・ボム》は・・・。」
「分かっている。苦労を掛けたな。」
「おい!!何を・・・!?」
ヒイロは《幻獣猿王ゼーマン》をデッキケースに戻した。
「さあ来い!俺が簡単に死ぬとは思うな。」
《A・ボム》達がヒイロに向かって突撃を開始した。
ヒイロは《A・ボム》の攻撃をアクロバティックな動きで回避をした。
そこから、ヒイロとディアボロ軍団の追いつかれたら死のカーチェイスが始まった。
今回はあまりデュエルの描写ありませんでしたし、駄文たっぷりでした・・・。
本当に小説書く勉強したい!!
あと、R15の範囲がどこまでか・・・。
感想待ってます!!