遊戯王5D’s もう一人のデュエリスト   作:ナタタク

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第九話 連殺

ジャックとクロウは正門付近のジャンクの陰に隠れ、鬼柳たちが待機地点に到着するのを待っている。

正門を守っている敵は2人。

「なあ・・・ジャック・・・。」

クロウはジャックに小声で話しかける。

「なんだ?クロウ。」

「この争いでもし俺たちがサテライトを統一したら・・・そのあとはどうなるんだ?」

クロウの疑問に、ジャックは少し黙った。

ジャックもクロウも、サテライト統一の後のビジョンが描けていなかった。

おそらく、遊星にも、鬼柳にも、ヒイロにも・・・。

「わからん・・・。だが、このデュエルの中で見つかるかもしれん。新しい目的がな・・・。」

「・・・だな・・・。」

クロウはそれ以上言うのをやめた。

今それは愚問だと分かったからだ。

そして・・・クロウが持っていたトランシーバーが震えた。

「(こちら遊星。着いたぞ。)」

「ああ・・・始めるぜ。」

クロウはそれだけ答えると、トランシーバーの電源を切った。

そして、ジャックとクロウは正門の前に躍り出た。

「チーム・サティスファクションか!?わざわざ前から来てくれるとはなあ!!」

門番の一人は非常ベルを鳴らすと、30人近くの男たちがジャックとクロウを包囲した。

「始めるか・・・。ジャック・・・。

「ああ。クロウ!」

ジャックとクロウはデュエルディスクを展開する。

15倍もの人数を相手にしているにもかかわらず、二人は笑顔を見せていた。

「「デュエル!!」」

 

「・・・。ジャックたちは大丈夫だろうか・・・?」

遊星たちは裏門から入り、リーダーがいると考えられる屋上を目指していた。

「大丈夫だ遊星。仲間を信じろ。」

「ああ・・・そうだな。鬼柳。」

「!!貴様ら!なぜこんなところに!!」

「・・・。見つかったか。」

不幸にも遊星たちは、居眠りをしてしまい、遅れて正門に異動しているチーム・ノンセキュリティのメンバー2人に見つかってしまった。

「俺が足止めをする。鬼柳と遊星は先に行け。」

ヒイロはデュエルディスクを展開する。

「ああ・・・分かった。屋上で会おう!」

「負けんじゃねえぞ!!」

遊星と鬼柳は屋上まで走っていく。

「俺が相手をする。二人まとめてこい。」

「んだと!!なめやがってえ・・・。」

「俺たちを舐めんなよお!!」

二人の男はデュエルディスクを展開する。

 

「「「デュエル!!」」」

 

ヒイロ

手札5

ライフ4000

 

男1

手札5

ライフ4000

 

男2

手札5

ライフ4000

 

「俺の先攻。ドロー。」

 

ヒイロ

手札5→6

 

「『Eサイキッカー』を守備表示で召喚。」

 

Eサイキッカー レベル2 守備200

 

「カードを1枚伏せ、ターンエンド。」

 

ヒイロ

手札6→4

ライフ4000

場 Eサイキッカー レベル2 守備200

  伏せカード1

 

男1

手札5

ライフ4000

 

男2

手札5

ライフ4000

 

「俺たちを舐めたことを後悔するんだな!!俺のターン!ドロー!」

 

男1

手札5→6

 

「へへへ・・・『ファイヤー・トルーパー』を攻撃表示で召喚!』

 

ファイヤー・トルーパー レベル3 攻撃1000

 

「『ファイヤー・トルーパー』の効果!このカードの召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、このカードを墓地へ送り、てめえに1000ポイントのダメージを与える!!」

『ファイヤー・トルーパー』が自らの肉体を灼熱弾に変え、ヒイロに特攻する。

 

ヒイロ

ライフ4000→3000

 

「さらに魔法カード『ファイヤー・バック』を発動!手札の『灼熱ゾンビ』を墓地へ送り、『ファイヤー・トルーパー』を墓地から特殊召喚!」

 

ファイヤー・トルーパー レベル3 攻撃1000

 

「そして、『ファイヤー・トルーパー』の効果だ!!」

 

ヒイロ

ライフ3000→2000

 

「へへ・・・。カードを1枚伏せ、ターンエンドだ!!」

 

ヒイロ

手札4

ライフ2000

場 Eサイキッカー

  伏せカード1

 

男1

手札6→2

ライフ4000

場 伏せカード1

 

男2

手札5

ライフ4000

場 なし

 

「俺のターン!!」

 

男2

手札5→6

 

「へへ・・・『ファイヤー・トルーパー』を召喚!」

 

ファイヤー・トルーパー レベル3 攻撃1000

 

「そして、効果発動!!」

「く・・・。」

 

ヒイロ

ライフ2000→1000

 

「そして、魔法カード『ファイヤー・バック』を発動。『炎の精霊 イフリート』を墓地へ送り、『ファイヤー・トルーパー』を墓地から特殊召喚!」

 

ファイヤー・トルーパー レベル3 攻撃1000

 

「そして、効果発動!これで終わりだあ!!」

『ファイヤー・トルーパー』は主の男と同じように、必勝の笑みを浮かべながらわが身を灼熱弾に変え、特攻したが、ヒイロの目前でなにかに阻まれる。

 

「なに!?」

「手札に存在する『プチクリボー』の効果発動。自分が戦闘、またはカード効果でダメージを受けるとき、手札から特殊召喚し、一度だけ受けるダメージを0にする。」

『クリボー』よりも一回り小さく、頭にバンダナをつけたモンスターがバリアに包まれ、灼熱弾を防いだ。

 

プチクリボー

レベル1 攻撃0 守備0 効果 光属性 天使族

自分が戦闘、または魔法・罠・モンスター効果でダメージを受けるときに発動できる。

このカードを手札から守備表示で特殊召喚し、1度だけ受けるダメージを0にする。

この効果で特殊召喚されたこのカードは、フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。

 

「くそっ!!ターンエンド!!」

 

ヒイロ

手札4→3

ライフ1000

場 プチクリボー レベル1 守備0

  Eサイキッカー レベル2 守備200

  伏せカード1

 

男1

手札2

ライフ4000

場 伏せカード1

 

男2

手札6→3

ライフ4000

場 なし

 

「へっ・・・次のターンで終わりにしてやるぜ!!」

二人の手札にはすでに『ファイヤー・トルーパー』が2枚ずつある。

だが、ヒイロは笑んでいる。

「俺のターン。」

 

ヒイロ

手札3→4

 

「クリクリー!」

「!??」

突然、『プチクリボー』がヒイロに振り向き、鳴いた。

「(こいつが・・・俺の精霊か・・・。)俺は『Eソードマン』を召喚。」

 

Eソードマン レベル4 攻撃1600

 

「レベル4の『Eソードマン』にレベル2の『Eサイキッカー』をチューニング。シンクロ召喚。『Eサイバー・ドラゴン』。」

 

Eサイバー・ドラゴン レベル6 攻撃2200

 

「装備魔法『EWティーレックス・アーマー』を『Eサイバー・ドラゴン』に装備。これで、装備モンスターの攻撃力は800ポイントアップする。」

 

Eサイバー・ドラゴン レベル6 攻撃2200→3000

 

「そして、『Eサイバー・ドラゴン』はEWを装備しているとき、1ターンに2度攻撃できる。」

「なに!?だが、それでも攻撃力は3000!たとえ攻撃したとしても、1人しか倒せないぜ!」

男たちは笑う。しかし、ヒイロにはまだ手がある。

「罠カード『Eリミットブレイク』を発動。このターン、自分フィールド上の装備カードを装備しているEモンスターの攻撃力は2倍になる。しかし、その効果を受けたモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。」

 

E(イクイップ)リミットブレイク

罠カード

このカード発動時に、自分フィールド上に表側表示で存在する装備カードを装備したすべてのEと名のつくモンスターの攻撃力が倍になる。

この効果を受けたモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。

 

Eサイバー・ドラゴン レベル6 攻撃3000→6000

 

「うそだろ!?」

「『Eサイバー・ドラゴン』で攻撃。エヴォリューション・イクイップ・バースト。」

「と・・・罠カードは発動!!『聖なるバリアーミラーフォース』!!これでモンスターは全滅だ!」

男たちは勝ち誇っていた。

しかし、現実は無慈悲だった。

「手札から『Eイジェクションビーム』を発動。これで『ミラーフォース』は無効だ。」

 

E(イクイップ)イジェクションビーム

カウンター罠カード

自分フィールド上にEと名のつくシンクロモンスターが存在するとき発動できる。

自分フィールド上にEWと名のつく装備カードを装備しているEと名のつくシンクロモンスターが存在するとき手札から発動できる。

魔法・罠カードの発動を無効にし、破壊する。

 

「まじ・・・・かよ・・・。」

男たちの膝が折れる。

『Eサイバー・ドラゴン』の攻撃は、そんな男にも容赦することなく、襲いかかった。

 

男1

ライフ4000→0

 

男2

ライフ4000→0

 

男たちはまさかの敗北のショックで気を失っている。

「1ターン2キルか・・・。」

ヒイロは遊星たちに追いつくため、屋上へ向かった。




1ターン2キル達成!
ちょっとできすぎってきがしましたが・・・。
ちなみにゲーム本編ではファイヤー・トルーパーを使うチーム・ノンセキュリティのデュエリストはいません!!(逆にいるとつらい!!)
元ネタは遊星がクラッシュタウンでやった1ターン3キルです。
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