遊戯王5D’s もう一人のデュエリスト   作:ナタタク

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第百六話 粉砕

太郎

手札4

ライフ4000

SPC5

場 ??? レベル? 攻撃?

  サイコ・カッパー レベル2 守備1000

  スクラム・フォース(永続罠)

  伏せカード

 

ヒイロ

手札3

ライフ2200

SPC3

場 マリンフォース・ドラゴン レベル8 攻撃2600

  伏せカード2

 

「これは・・・・。」

ヒイロは《キーメイス》が変化したモンスターを見て、驚きが隠せなかった。

そのモンスターは緑色で、左手に奇妙な形の杖を持っている巨人で、多くのデュエリストが持っているカードだからだ。

「そうだ。これが、俺たちの希望のカード、《眠れる巨人ズシン》だ!!さあ、一緒に戦ってくれ!!」

太郎の呼びかけに《眠れる巨人ズシン》は雄叫びで答えた。

 

眠れる巨人ズシン レベル10 攻撃0

「(見ているかみんな・・。我々は今、伝説を目撃している!今まで公式試合で召喚に成功したデュエリストが一人もいない《眠れる巨人ズシン》!!その眠りを呼び覚ましたのは、全く無名のチーム!!チーム・太陽だーーーー!!!!)」

「おおーーーー!!」

MCの感動に満ちた声に観客は興奮した。

「やったーー!!」

「やったぞ!太郎ーーー!!」

ジンとヨシは涙を流しながら抱きあい、喜びを分かち合った。

「《眠れる巨人ズシン》・・・。」

「嘘だろ・・・。あいつらの目的はこれを召喚することだったのかよ・・・。」

遊星とクロウは驚きながらその巨人を見た。

「行くぞ!!《眠れる巨人ズシン》で《マリンフォース・ドラゴン》を攻撃!ズシンパンチ!!このモンスターの攻撃力は常に先頭を行う相手モンスターの攻撃力+1000ポイントになる!」

 

眠れる巨人ズシン レベル10 攻撃0→3600

 

《眠れる巨人ズシン》は拳を《マリンフォース・ドラゴン》に叩き込もうとした。

《マリンフォース・ドラゴン》は回避しようとしたが、あまりにも巨大化し、勢いを増したその拳から逃れることができず、粉砕された。

「ぐああああ!!」

 

ヒイロ

ライフ2200→1200

 

「そんな・・・《マリンフォース・ドラゴン》が・・・。」

龍可はあまりのことに他に言うべき言葉を見つけることができなかった。

「罠カード発動!《弱者の怒り》!元々の攻撃力が1000以下のモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える!」

「何!?《マリンフォース・ドラゴン》の攻撃力は2600・・・。く・・・。」

《眠れる巨人ズシン》は《マリンフォース・ドラゴン》だけでは満足せず、ヒイロにも拳をたたきこもうとした。

 

眠れる巨人ズシン

レベル10 攻撃0 守備0 効果 地属性 戦士族

このカードは通常召喚できない。

自分のターンで数えて10ターン以上フィールド上に表側表示で存在している

レベル1の通常モンスター1体をリリースする事でのみ特殊召喚する事ができる。

このカードが戦闘を行う場合、バトルフェイズの間だけ戦闘を行う相手モンスターの効果を無効化し、このカードの攻撃力・守備力はダメージ計算時のみ戦闘を行う相手モンスターの攻撃力+1000ポイントの数値になる。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、このカードはこのカード以外の魔法・罠・効果モンスターの効果を受けない。

 

弱者の怒り

通常罠カード

自分フィールド上の元々の攻撃力が1000以下のモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊し、墓地へ送った時に発動できる。

その時破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

 

「(ここまでか・・・。だが!!)俺は罠カード《氷漬けの幻獣》を発動!手札の幻獣を1枚墓地へ送り、デッキから幻獣を1体選択して氷漬けにし、発動後、3回目の自分のターンのスタンバイフェイズ時にそのカードを手札に加える。俺は手札の《幻獣ウォールゴーレム》を墓地へ送り、デッキから《幻獣トライヴァリガルマンダ》を氷漬けにする。」

ヒイロの場に巨大な緑色の鳥獣が現れ、氷漬けとなって眠りについた。

 

氷漬けの幻獣

通常罠カード

手札の「幻獣」と名のつくモンスターカード1枚を墓地へ送ることで発動できる。

デッキから「幻獣」と名のつくモンスター1体を選択し、ゲームから除外する。

その効果で除外されたカードは発動後、3回目の自分のターンのスタンバイフェイズ時に手札に加える。

このカードの発動に対して、相手は魔法・罠・効果モンスターの効果を発動できない。

 

「(布石は用意した・・・。《幻獣トライヴァリガルマンダ》・・・。力を貸してやってくれ・・・。」

ヒイロは氷漬けになって、未来へ向かった仲間を見届けると、《眠れる巨人ズシン》の拳を受けた。

 

ヒイロ

ライフ1200→0

 

「(なんとーーー!!ここでチーム5D’sのセカンドホイーラー、ヒイロ・リオニスが《眠れる巨人ズシン》の一撃に散ったーーー!!これで決着は、大将戦に持ち越されるぞーーー!!ライフポイントはほぼ互角!しかし、チーム・太陽の場には伝説のモンスター、《眠れる巨人ズシン》がいるーーーー!!)」

敗北したヒイロはピットに戻ってきた。

「すまない・・・。《眠れる巨人ズシン》の召喚をただ見ているしかなかった・・・・。」

ヒイロは遊星にカードを引き継いだ。

「《眠れる巨人ズシン》はカード効果を受けねえし、バトルでも破壊できねえ!!どうすりゃいいんだよ!!?」

クロウは頭を抱えた。

「(《眠れる巨人ズシン》が現れたぞーーー!!)」

MCの声とともに、太郎と《眠れる巨人ズシン》が観客席の前に現れた。

「(今、伝説の巨人が我々の前に現れた!!さあ、これからどのような戦いを見せてくれるのかーーー!!?)」

「遊星!勝つ自信はあるのか!?」

ジャックは詰め寄った。

無敵の能力を持つ《眠れる巨人ズシン》をどう倒せばいいのか、彼にはわからなかった。

「さあな。・・・。だが、俺は楽しいよ。」

「楽しい・・・?」

「行ってくる。」

遊星はジャックの質問に答えず、出発した。

「遊星の奴。何をのんきなことを!!」

「・・・。」

ヒイロがピット席に座ると、龍可はお茶が入った水筒を持ってきた。

「ヒイロ。お疲れ様。」

「ああ・・・。」

「それにしても、初めてね。」

「・・・何がだ?」

「ヒイロが負けるのを見るの。」

「まあな・・・。」

ヒイロはお茶を飲み始めた。

「だが・・・久しぶりだ。負けたのに、これほど気分がいいのは。」

 

遊星は太郎に近づくと、通信を繋げた。

「遊星!」

「すごいカードを召喚したな!驚いたぞ。」

「遊星にそういってもらえるなら、素直にうれしいよ!!」

遊星はその時、サテライトにいたころを思い出していた。

自分の可能性が押し込められるのが嫌で、デュエルをし、Dホイールを作った日々のことを・・・。

彼はその時の自分自身を、可能性を解放しようとする自分自身を思い出させてくれたチーム・太陽に心の中で感謝をした。

「行くぞ!!太郎!」

「来い!遊星!」

「「デュエル!!」」

 

遊星

手札5

ライフ4000

SPC3

場 伏せカード1

 

太郎

手札4→3

ライフ4000

SPC5

場 眠れる巨人ズシン レベル10 攻撃0

  サイコ・カッパー レベル2 守備1000

  スクラム・フォース(永続罠)

 

「俺のターン!」

 

遊星

手札5→6

SPC3→4

 

太郎

SPC5→6

 

「このカードは俺の場にモンスターが存在しないとき、手札から特殊召喚できる。《ジャンク・フォアード》を特殊召喚!」

遊星の場に細身の体をした機械戦士が現れた。

 

ジャンク・フォアード レベル3 攻撃900

 

「そして、手札から《クイック・スパナイト》を召喚!」

更に、遊星の場にスパナの形をしたモンスターが現れた。

 

クイック・スパナイト レベル3 攻撃1000

 

「そして、手札から《SP-エンジェル・バトン》を発動!スピードカウンターを4つ取り除くことで、デッキからカードを2枚ドローし、手札を1枚墓地へ送る。」

 

遊星

SPC4→0

 

手札から墓地へ送られたカード

・ボルト・ヘッジホッグ

 

「このカードは俺の場にチューナーモンスターが存在するとき、墓地から特殊召喚できる。《ボルト・ヘッジホッグ》を特殊召喚!」

遊星の場に背中にたくさんのボルトがささっているネズミが現れた。

 

ボルト・ヘッジホッグ レベル2 攻撃800

 

「一気に3体のモンスターがフィールドに!?」

「そして、レベル3の《ジャンク・フォアード》とレベル2の《ボルト・ヘッジホッグ》に、レベル3の《クイック・スパナイト》をチューニング!集いし願いが新たに輝く星となる。光さす道となれ!シンクロ召喚!飛翔せよ、《スターダスト・ドラゴン》!」

 

スターダスト・ドラゴン レベル8 守備2000

 

「これが・・・遊星のエースカード・・・《スターダスト・ドラゴン》・・・。」

「太郎!本当の勝負はここからだ!俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド。」

 

遊星

手札6→3

ライフ4000

SPC0

場 スターダスト・ドラゴン レベル8 守備2000

  伏せカード2

 

太郎

手札3

ライフ4000

SPC5

場 眠れる巨人ズシン レベル10 攻撃0

  サイコ・カッパー レベル2 守備1000

  スクラム・フォース(永続罠)

 

「行くぞ!俺のターン!」

 

太郎

手札3→4

SPC5→6

 

遊星

SPC0→1

 

「俺は手札から《ザリガン》を召喚!」

太郎の場にザリガニをモチーフとしたモンスターが現れた。

 

ザリガン レベル2 攻撃600

 

普通の状況なら、《ザリガン》は役に立たないが、《眠れる巨人ズシン》がいるこの状況では追加ダメージを与えるのに役立つ。

「更に、《スピード・ワールド2》の効果発動!スピードカウンターを4つ取り除き、手札のSP1枚を相手に見せることで800ポイントのダメージを与える!」

太郎は《SP-ファイナル・アタック》を公開すると、マシン・デイブレイクから遊星に向かtれビームが放たれた。

「ぐう・・・。」

 

遊星

ライフ4000→3200

 

太郎

SPC6→2

 

「バトルだ!行け!《眠れる巨人ズシン》!ズシンパンチ!」

 

眠れる巨人ズシン レベル10 攻撃0→3500

 

《眠れる巨人ズシン》の拳が《スターダスト・ドラゴン》を貫こうとしていた。

「罠発動!《パワー・シフト》!俺の場のモンスター1体の攻撃力をエンドフェイズまで0にする!」

 

スターダスト・ドラゴン レベル8 攻撃2500→0

 

「何!?攻撃力が変化した・・・。ということは!!」

《眠れる巨人ズシン》の拳の勢いが衰え、《スターダスト・ドラゴン》を貫くことができなかった。

 

眠れる巨人ズシン レベル10 攻撃3500→1000

 

太郎

ライフ4000→3000

 

パワー・シフト

通常罠カード

自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。

このターン終了時まで、選択したモンスターの攻撃力は0になる。

選択したモンスターがこのターン破壊された場合、自分のデッキからカードを1枚ドローする。

 

「うう・・・。さすがだ。遊星。俺はカードを2枚伏せて、ターンエンド!」

 

遊星

手札3

ライフ3200

SPC1

場 スターダスト・ドラゴン レベル8 守備2000

  伏せカード

 

太郎

手札4→1(《SP-ファイナル・アタック》)

ライフ3000

SPC2

場 眠れる巨人ズシン レベル10 攻撃0

  サイコ・カッパー レベル2 守備1000

  ザリガン レベル2 攻撃600

  スクラム・フォース(永続罠)

  伏せカード2




《眠れる巨人ズシン》によって、ヒイロが敗北!
ちなみに、この小説でのズシンの効果はTF6のものと同じであるため、カード効果は全く効かない!
遊星はどうやって攻略するのか!?
感想待ってます!
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