遊戯王5D’s もう一人のデュエリスト   作:ナタタク

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第二十三話 兄妹

「ぐああああ!!」

リキッドは攻撃の衝撃で吹き飛ばされる。

「はあ・・・はあ・・・??俺、何やってたんだ?・・・!!」

急にリキッドの体に火がつく。

「お・・・おい・・・これ・・・どうなってるんだよ!!」

「リキッド!!く・・・。」

ヒイロは体のことを考えずに『マリンフォース・ドラゴン』を召喚する。

「マリンフォース・・・・リキッドを救え!!」

ヒイロは痛みに耐えながら『マリンフォース・ドラゴン』に命令すると、リキッドの体に大量の水がかかり、炎が消える。

「助かったぜ・・・ヒイロ・・・。」

「リキッド!!無事でよかったです!」

沖田はリキッドの無事を喜ぶ。

「それより・・・俺たち一体何をしてたんだ??」

「・・・。何も覚えていないのか?」

ヒイロの質問に二人は首をかしげる。

覚えてないのだとわかったヒイロは二人に洗脳され、生死をかけたデュエルをしていたことを話した。

「たしかに・・・俺たちはヒイロが手術室に入った後、ディヴァインに呼ばれて・・・。」

「そこからが思い出せませんね・・・。」

「これで分かっただろう?この組織の実態が・・・。そして、ディヴァインの本性を・・・。」

「ああ・・・。もうこんな組織にはいられねえな!!」

「ええ!!こんな組織抜けてしまいましょう!!」

沖田とリキッドはディヴァインに腹を立てる。

「なら・・・頼みがある。この子とこれから助け出す子供を外まで連れだしてくれ。」

ヒイロは龍亞と龍可の護衛をリキッドたちに頼む。

「え・・・?ヒイロさんは一緒に脱出しないんですか?」

「俺のもう一人の仲間がまだ中にいる。合流して、一緒に脱出する。」

「分かった・・・。じゃあ、早くその子供を連れてこい!」

沖田とリキッドは快く応じてくれた。

ヒイロと龍可は急いで偽造マスターキーで龍亞のいる部屋に入った。

 

部屋の中には龍可と同じ髪の色だが、白い上着を着て、髪型がポニーテールの子供がいた。

「龍亞!!」

「え・・・?龍可!!よかった!!」

龍可の呼びかけにその子供はすぐに駆け寄った。

「お前が龍亞か・・・。」

「え・・・?龍可、この人は?」

「この人はヒイロ。私を助けてくれた人よ。この人もシグナーなの。」

龍可はヒイロを紹介する。

「そうなんだ!俺は龍亞。妹を助けてくれてありがとう!」

「・・・。ああ・・・。」

ヒイロは少し顔を赤くする。

「・・・。誰かに感謝されるのは慣れないな・・・。」

「ねえ!ヒイロってデュエル強いの?俺とデュエルしよう!!」

「・・・。はあ・・・・。龍亞。そんなことしている場合じゃないでしょ?」

龍可は龍亞を突っ込む。

「(龍可は姉で龍亞が弟ならわかるが・・・。・・・。あいつらは元気にしているだろうか?)」

ヒイロは彼らを見て、マーサハウスにいる子供たちのことを思い出した。

「あ・・・そうだった!!じゃあ脱出しよう!!」

龍亞がそういった瞬間、上から揺れが来る。

「・・・。急いだ方がいい。」

ヒイロ達は部屋を出て、リキッドたちと合流した。

 

「ヒイロ!早かったな!」

リキッドと沖田がエレベーター前で待っていた。

「げ・・・・。アルカディアムーブメントの団員じゃん!」

「落ち着け。彼らは味方だ。」

ヒイロは龍亞を落ち着かせると、リキッドに偽造マスターキーを渡す。

「リキッド。沖田。彼らを頼む。」

「ああ・・・ってお前、鍵なしだとエレベーター使えないぞ!」

「心配するな。エレベーターなしでも俺は上へ行ける。」

ヒイロの言葉に4人はびっくりする。

「「「「(どんな体の構造してるんだろう・・・?」」」」

「それより、早く行け。」

「ヒイロ・・・。」

龍可は心配そうにヒイロを見る。

「大丈夫だ。前も言っただろう。俺は約束を破ったことがない。絶対にまた会える。」

「・・・。うん・・・。」

ヒイロは龍可の言葉を聞いた後、すぐに上を登ろうとした。

「待って!!ヒイロ。これ・・・持って行って。」

龍可はヒイロを呼び止め、カードを渡す。

「これは・・・?」

ヒイロは受け取ったカードを見る。

「私のお守りのカードの1枚なの。ヒイロを守ってくれるわ。」

「・・・。必ず返す。」

ヒイロはそれだけ言うと。柱を使って上へ上って行った。

 

龍亞達はエレベーターで下へ降りていく。

龍可はその間もヒイロの身を案じていた。

「なあ・・・龍可・・・。」

「・・・?何?龍亞?」

「なあ・・・もしかしてヒイロのことが好きなのか?」

龍亞の口からとんでもない言葉が発せられる。

「え・・・・ええ!?そ・・・それは・・・。」

龍可の顔が赤くなる。

「た・・・たしかにヒイロは頼りになるし、強いし、でもなぜか放っておけなくてその・・・。」

龍可はエレベーターが開くまで顔を真っ赤にしたままだった。




リキッド生存です!
それにしてもリキッドたちってオーバー・ザ・ネクサスでは出ませんよね。
どこへ行っちゃったんでしょうか?
まあ、それを考えながらこれからも書いていきます。
感想待ってます!
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