「ぐああああ!!」
リキッドは攻撃の衝撃で吹き飛ばされる。
「はあ・・・はあ・・・??俺、何やってたんだ?・・・!!」
急にリキッドの体に火がつく。
「お・・・おい・・・これ・・・どうなってるんだよ!!」
「リキッド!!く・・・。」
ヒイロは体のことを考えずに『マリンフォース・ドラゴン』を召喚する。
「マリンフォース・・・・リキッドを救え!!」
ヒイロは痛みに耐えながら『マリンフォース・ドラゴン』に命令すると、リキッドの体に大量の水がかかり、炎が消える。
「助かったぜ・・・ヒイロ・・・。」
「リキッド!!無事でよかったです!」
沖田はリキッドの無事を喜ぶ。
「それより・・・俺たち一体何をしてたんだ??」
「・・・。何も覚えていないのか?」
ヒイロの質問に二人は首をかしげる。
覚えてないのだとわかったヒイロは二人に洗脳され、生死をかけたデュエルをしていたことを話した。
「たしかに・・・俺たちはヒイロが手術室に入った後、ディヴァインに呼ばれて・・・。」
「そこからが思い出せませんね・・・。」
「これで分かっただろう?この組織の実態が・・・。そして、ディヴァインの本性を・・・。」
「ああ・・・。もうこんな組織にはいられねえな!!」
「ええ!!こんな組織抜けてしまいましょう!!」
沖田とリキッドはディヴァインに腹を立てる。
「なら・・・頼みがある。この子とこれから助け出す子供を外まで連れだしてくれ。」
ヒイロは龍亞と龍可の護衛をリキッドたちに頼む。
「え・・・?ヒイロさんは一緒に脱出しないんですか?」
「俺のもう一人の仲間がまだ中にいる。合流して、一緒に脱出する。」
「分かった・・・。じゃあ、早くその子供を連れてこい!」
沖田とリキッドは快く応じてくれた。
ヒイロと龍可は急いで偽造マスターキーで龍亞のいる部屋に入った。
部屋の中には龍可と同じ髪の色だが、白い上着を着て、髪型がポニーテールの子供がいた。
「龍亞!!」
「え・・・?龍可!!よかった!!」
龍可の呼びかけにその子供はすぐに駆け寄った。
「お前が龍亞か・・・。」
「え・・・?龍可、この人は?」
「この人はヒイロ。私を助けてくれた人よ。この人もシグナーなの。」
龍可はヒイロを紹介する。
「そうなんだ!俺は龍亞。妹を助けてくれてありがとう!」
「・・・。ああ・・・。」
ヒイロは少し顔を赤くする。
「・・・。誰かに感謝されるのは慣れないな・・・。」
「ねえ!ヒイロってデュエル強いの?俺とデュエルしよう!!」
「・・・。はあ・・・・。龍亞。そんなことしている場合じゃないでしょ?」
龍可は龍亞を突っ込む。
「(龍可は姉で龍亞が弟ならわかるが・・・。・・・。あいつらは元気にしているだろうか?)」
ヒイロは彼らを見て、マーサハウスにいる子供たちのことを思い出した。
「あ・・・そうだった!!じゃあ脱出しよう!!」
龍亞がそういった瞬間、上から揺れが来る。
「・・・。急いだ方がいい。」
ヒイロ達は部屋を出て、リキッドたちと合流した。
「ヒイロ!早かったな!」
リキッドと沖田がエレベーター前で待っていた。
「げ・・・・。アルカディアムーブメントの団員じゃん!」
「落ち着け。彼らは味方だ。」
ヒイロは龍亞を落ち着かせると、リキッドに偽造マスターキーを渡す。
「リキッド。沖田。彼らを頼む。」
「ああ・・・ってお前、鍵なしだとエレベーター使えないぞ!」
「心配するな。エレベーターなしでも俺は上へ行ける。」
ヒイロの言葉に4人はびっくりする。
「「「「(どんな体の構造してるんだろう・・・?」」」」
「それより、早く行け。」
「ヒイロ・・・。」
龍可は心配そうにヒイロを見る。
「大丈夫だ。前も言っただろう。俺は約束を破ったことがない。絶対にまた会える。」
「・・・。うん・・・。」
ヒイロは龍可の言葉を聞いた後、すぐに上を登ろうとした。
「待って!!ヒイロ。これ・・・持って行って。」
龍可はヒイロを呼び止め、カードを渡す。
「これは・・・?」
ヒイロは受け取ったカードを見る。
「私のお守りのカードの1枚なの。ヒイロを守ってくれるわ。」
「・・・。必ず返す。」
ヒイロはそれだけ言うと。柱を使って上へ上って行った。
龍亞達はエレベーターで下へ降りていく。
龍可はその間もヒイロの身を案じていた。
「なあ・・・龍可・・・。」
「・・・?何?龍亞?」
「なあ・・・もしかしてヒイロのことが好きなのか?」
龍亞の口からとんでもない言葉が発せられる。
「え・・・・ええ!?そ・・・それは・・・。」
龍可の顔が赤くなる。
「た・・・たしかにヒイロは頼りになるし、強いし、でもなぜか放っておけなくてその・・・。」
龍可はエレベーターが開くまで顔を真っ赤にしたままだった。
リキッド生存です!
それにしてもリキッドたちってオーバー・ザ・ネクサスでは出ませんよね。
どこへ行っちゃったんでしょうか?
まあ、それを考えながらこれからも書いていきます。
感想待ってます!