ヒイロ達はダイモンエリアのマンションに身を寄せている。
放心状態になったアキをベッドに寝かせた後、ヒイロはマンションの中にいると思われる雑賀を探した。
しかし、マンションには雑賀の姿はどこにもなかった。
「雑賀の姿が見えないが・・・。」
ヒイロはベッドで寝ているアキを看病している遊星に聞く。
「雑賀は偽造マスターキーを作った後、サテライトへ行った。ダークシグナーについての情報を探るといってな。」
「ダークシグナー・・・?」
ヒイロは聞きなれない単語を聞き、わずかに首をかしげた。
「ダークシグナーは俺たちシグナーと対極をなす存在らしい。俺は一度そのダークシグナーと戦っている。」
「ダークシグナー・・・。」
ヒイロは右腕を見る。
「(もしかしたら、そのダークシグナーと戦うためにあの痣を宿したのかもしれないな・・・。)」
「それと、龍亞と龍可からさっき連絡が入った。二人は家に戻ったらしい。そして、沖田とリキッドの2人はしばらく身を隠すと。」
「そうか・・・。」
ヒイロは龍亞と龍可、沖田、リキッドの無事を知ることができて安心した。
「ヒイロ・・・。鬼柳のことなんだが・・・。」
「鬼柳・・・鬼柳はどうした?・・・。死んだのか?」
ヒイロはそう聞くと、遊星は何も言わずにうなずいた。
「そうか・・・。」
たしかに、第一級犯罪を犯した鬼柳が生きて出られる可能性はゼロに近い。
分かってはいたが、改めて仲間の死を聞いたヒイロの心にはわずかながらに悲しさと無力感が宿った。
「ヒイロ。お前は休め。十六夜の看病は俺一人で十分やれる。」
「ああ・・・。そうさせてもらう。」
ヒイロはエレベーター越しにある隣の部屋のソファで横になった。
「今日はいろいろありすぎたな・・・。」
精霊世界でのこと・・・不完全なシグナーの痣・・・本部ビルの崩壊・・・そして炎の地上絵と2匹の怪物・・・。
「敵がなんであろうと・・・俺は戦うだけだ・・・。」
ヒイロは目を閉じ、眠りについた。
ゴゴゴ・・・。
隣の部屋からの揺れでヒイロは目を覚ます。
「なんだ・・・?まさか・・・。」
「クリクリー!クリ!クリクリー!!」
プチクリボーがパニック状態になりながらヒイロに何かを訴えようとしている。
「お前の言いたいことはわかった。行くぞ。」
ヒイロはアキが寝ている部屋へ向かった。
エレベーター付近に到達すると、突然そこから黒いローブを着た男が現れる。
「シグナーのできそこないよ・・・私と戦え。」
その男の右腕には蜘蛛の痣がある。
そして、男とヒイロの周りを紫の炎が包囲する。
「拒否権はない・・・ということか・・・。」
ヒイロはデュエルディスクを展開した。
「(シグナーのできそこないにして・・・不動博士の息子の仲間か・・・。その力、確かめさせてもらうぞ・・・。)」
「「デュエル!!」」
ヒイロ
手札5
ライフ4000
ダークシグナー
手札5
ライフ4000
「俺の先攻。ドロー。」
ヒイロ
手札5→6
「(まずは出方をうかがうか・・・。)俺は『Eゴーレム』を守備表示で召喚。」
ヒイロの場に岩石でできた両肩を鎖で拘束されている石人形が現れる。
E(イクイップ)ゴーレム
レベル4 攻撃0 守備2100 チューナー 地属性 岩石族
このカードをシンクロ素材としてシンクロ召喚を行う時、ほかの素材は「E(イクイップ)」と名のつくモンスターにしなければならない。
このカードが装備カードを装備している場合、以下の効果を得る。
・このカードは1ターンに1度戦闘およびカードの効果では破壊されない。
「さらに装備魔法『EWグランド・シールド』を『Eゴーレム』に装備。」
『Eゴーレム』の右腕に未来の兵器をモチーフにしたた思われるオレンジ色の大型機械盾が装備される。
その瞬間、『Eゴーレム』の肩の鎖が砕け、バリア発生装置が露になる。
EW(イクイップウェポン)グランド・シールド
このカードは「E(イクイップ)」と名のつくモンスターにのみ装備可能。
装備モンスターの守備力が700ポイントアップする。
また、相手モンスターが攻撃宣言を行ったとき、攻撃対象をこのカードの装備モンスターに変更することができる。
Eゴーレム レベル4 守備2100→2800
「カードを1枚伏せ、ターンエンド。」
ヒイロ
手札6→3
ライフ4000
場 Eゴーレム(『EWグランド・シールド』装備) レベル4 守備2800
伏せカード1
ダークシグナー
手札5
ライフ4000
「私のターン。ドロー。」
ダークシグナー
手札5→6
「私は手札から『幻龍』を攻撃表示で特殊召喚。」
ダークシグナーの場に悪魔のような姿をした龍が現れる。
幻龍
レベル5 攻撃2000 守備2000 効果 闇属性 ドラゴン族
相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚されたこのカードは、このターン攻撃できない。
「そして、手札から『幻銃士』を攻撃表示で召喚。」
幻銃士 レベル4 攻撃1100
「(幻・・・?それが奴のデッキのコンセプトか・・・。)」
「『幻銃士』の効果、このカードが召喚・反転召喚に成功した時、自分フィールド上のモンスターの数まで自分フィールド上に『銃士トークン』を特殊召喚する。」
ダークシグナーの場に2体の『銃士トークン』が現れる。
銃士トークン レベル4 攻撃500
「そして、手札から魔法カード『ダーク・リバース』を発動。」
発動の瞬間、『幻龍』が闇のオーラに飲み込まれ、肉体が変化していき、更に巨大でまがまがしい姿をした龍に変化していく。
「これにより、私の『幻龍』は、ダークシンクロモンスター『幻龍ディアボロス』に進化した。」
ダーク・リバース
通常魔法
ライフを半分払い、自分フィールド上のレベル4以上のモンスター1体をリリースする。
エクストラデッキからリリースしたモンスターのレベル×-1のダークシンクロモンスター1体を自分フィールド上に召喚条件を無視して特殊召喚する。
幻龍ディアボロス
レベル-5 攻撃1000 守備1000 ダークシンクロ 闇属性 ドラゴン族
チューナー以外の「幻」と名のつくモンスター-「幻」と名のつくダークチューナー
このカードを特殊召喚する為には、自分フィールド上に存在する 「DT(ダークチューナー)」と名のついたチューナーのレベルを、 それ以外の自分フィールド上に存在するモンスター1体のレベルから引き、 その数字がこのカードのレベルと等しくならなければならない。
このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで 魔法・罠カードを発動できない。
このカードの攻撃力は自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する「幻」と名のつくモンスターの攻撃力の数値の合計分アップする。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードが表側表示で自分フィールド上に存在する限り、自分フィールド上の「幻」と名のつくモンスターの表示形式は攻撃表示となり、攻撃宣言できない。
また、自分フィールド上のこのカード以外の「幻」と名のつくモンスターは攻撃対象にならない。
このカードが魔法・罠・効果モンスターの効果でフィールドから離れるとき、代わりに自分フィールド上の「幻」と名のつくモンスター1体をゲームから除外する。
このカードが破壊されたとき、自分フィールド上のモンスターはすべて破壊される。
ダークシグナー
ライフ4000→2000
幻龍ディアボロス レベル-5 攻撃1000→2100
「さらに手札から永続魔法『幻の和平協定』を発動。これで私のフィールド上のトークンはカード名を『幻トークン』としても扱う。」
幻の和平協定
永続魔法
自分フィールド上に「幻」と名のつくモンスターが表側表示で存在するとき、自分フィールド上のトークンはすべてカード名を「幻トークン」としても扱う。
幻龍ディアボロス レベル-5 攻撃2100→3100
「攻撃力3100・・・だが、『Eゴーレム』は装備カードを装備しているとき、1ターンに1度破壊されない。」
「『幻龍ディアボロス』は守備表示モンスターを攻撃するとき、貫通ダメージを与える。『幻龍ディアボロス』で『Eゴーレム』を攻撃。ゴースト・ブレス。」
『幻龍ディアボロス』の口から白い炎が放たれる。『Eゴーレム』はバリアでそれを防ぐが、余波がヒイロに及ぶ。
ヒイロの左腕に火傷ができ、そこから激痛が起こる。
「ぐあああ!!なんだ・・・?たった300ポイントのダメージでこれほどの痛み・・・これがダークシグナーとのデュエルか・・・。」
ヒイロ
ライフ4000→3700
「カードを2枚伏せ、ターンエンド。」
隣の部屋から再び揺れが起こる。
おそらく、遊星とアキが戦っていると思われる。
「(早く奴を倒し・・・デュエルを止めなければ・・・。)」
ヒイロは『幻龍ディアボロス』を睨んだ。
ヒイロ
手札3
ライフ3700
場 Eゴーレム(『EWグランド・シールド』装備) レベル4 守備2800
伏せカード1
ダークシグナー
手札6→0
ライフ2000
場 幻龍ディアボロス レベル-5 攻撃3100
幻銃士 レベル4 攻撃1100
銃士トークン(幻トークン) レベル4 攻撃500
伏せカード2
幻の和平協定(永続魔法)
ゲームでは遊星がダークシグナーと、主人公がアキと戦ってましたけど、やっぱり遊星が戦って説得したほうがいいと思うので、変えました。
幻龍ディアボロス・・・ちょっと強すぎかもしれませんね・・・。
感想待ってます!!