遊戯王5D’s もう一人のデュエリスト   作:ナタタク

3 / 144
第三話 乱撃

ヒイロ

手札1

場 幻獣ワイルドホーン 攻撃2000 レベル4

  伏せカード 2

  SPC1

ライフ 4000

 

教官

手札 4

場 伏せカード1

  SPC1

ライフ 2900

 

「俺のターン!ドロー!!」

 

教官

手札4→5

SPC 1→2

 

ヒイロ 

SPC 1→2

 

ドローしたカードを見て、教官は笑みを浮かべた。

「ヒイロ!このターンでケリをつけさせてもらうぜ!チューナーモンスター 『ライフドラゴン』を攻撃表示で召喚!!」

教官の場に青い肉体と赤い瞳を持つ小さな龍が現れる。

 

ライフドラゴン

レベル2 攻撃200 守備300 チューナー 光属性 ドラゴン族

このカードの召喚に成功した時、墓地に存在するレベル4のドラゴン族モンスター1体を攻撃表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効となる

 

「『ライフドラゴン』の効果で、墓地から『サファイアドラゴン』を特殊召喚!!」

ライフドラゴンの瞳が光り、魔法陣が現れた。

そして、そこからサファイアドラゴンが現れる。

 

サファイアドラゴン レベル4 攻撃1900

 

「さらに罠カード『ドラゴン・ドール』を発動!」

更に教官の場にサファイアに似た色に瞳を持つ龍を模した岩石の人形が現れる。

 

ドラゴン・ドール

永続罠カード

このカードは発動後モンスターカード(ドラゴン族・地・レベル4・攻撃0/守備2000)となり、

自分のモンスターカードゾーンに守備表示で特殊召喚する。

このカードを素材にドラゴン族シンクロモンスターのシンクロ召喚に成功した時、相手に1000ポイントのダメージを与える。(このカードは罠カードとしても扱う。)

 

「チューナーと2体のドラゴン・・・まさか。」

「ああ・・・そのまさかだ!カードを2枚伏せ、レベル4の『ドラゴン・ドール』とレベル4の『サファイアドラゴン』にレベル2の『ライフドラゴンをチューニング』!!シンクロ召喚!!出やがれ!『トライデント・ドラギオン』!!」

 

トライデント・ドラギオン レベル10 攻撃3000

 

「く・・・・攻撃力3000か・・・。」

ヒイロは自分の場の伏せカードを見る。

「『トライデント・ドラギオン』の効果!!このカードがシンクロ召喚に成功した時、このカード以外の自分フィールド上のカードを2枚まで選択して破壊できる!!」

『トライデント・ドラギオン』の3つの頭のうち2つが、教官の場の伏せカード2枚を捕食する。

「そして、このターン、このカードは通常の攻撃に加えて、この効果で破壊したカードの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる!!更に、『ドラゴン・ドール』の効果を受けてもらうぜ!」

ヒイロの目の前に、『ドラゴン・ドール』の幻影が現れ、ヒイロに向かって炎のブレスを吐いた。

 

ヒイロ ライフ4000→3000

 

「これで終わりだ!バトル!『トライデント・ドラギオン』で『ワイルドホーン』を攻撃!フレアキャノン・ファースト!!」

『トライデント・ドラギオン』の業火が『ワイルドホーン』を包む。

『ワイルドホーン』はなすすべなく焼き尽くされていく。

 

ヒイロ ライフ3000→2000

 

「これでとどめだ!!!『トライデント・ドラギオン』!フレアキャノン・セカンド!」

2発目の業火がヒイロに向かって放たれる。しかし、彼は冷静だった。

「手札に存在する『幻獣バリアカーバンクル』の効果発動。このカードを守備表示で特殊召喚する。」

ヒイロの目の前に透明な宝石を額につけた白い子猫のようなモンスターが現れる。

そして、ヒイロとそのモンスターはバリアに覆われ、業火を防いだ。

 

幻獣バリアカーバンクル

レベル2 攻撃0 守備1200 チューナー 光属性 獣族

相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。

このカードを手札から特殊召喚し、その攻撃を無効にする。

 

「なに!?防いだだと!!だが、あと1回攻撃は残ってるぜ!『トライデント・ドラギオン』!フレアキャノン・サード!」

3発目の業火は、今度は『バリアカーバンクル』に向かって放たれた。

「罠カードは発動。『くず鉄のかかし』。相手モンスターの攻撃を無効にする。」

『バリアカーバンクル』は背後に現れたヘルメットや鉄筋で作られた不格好なかかしの後ろに隠れ、業火をしのいだ。

「ちっ!生き延びたか。カードを2枚伏せ、ターンエンドだ。

 

教官

手札 5→0

場 トライデント・ドラギオン 攻撃3000 レベル10

  伏せカード2

SPC 2

ライフ 2900

 

ヒイロ

手札 1

場 幻獣バリアカーバンクル 守備1200 レベル2

  伏せカード2(うち1枚はくず鉄のかかし)

SPC 2

ライフ 2000

 

「何とかしのげたか・・・・!!!」

ヒイロに何らかの光景がフラッシュバックされる。

 

どこか瓦礫に覆われた町・・・そこに二人のデュエリストがいる。

レッドデーモンズ・ドラゴンの紅蓮の拳を、くず鉄のかかしで防いでいる。

そして、2人の男の声が聞こえる。

一人は青い髪をした男で、もう一人はオレンジの髪で額にマーカーをつけた男だ。

そして、今デュエルをしている2人とその男たちは茶色い袖なしのジャケットを装備している。

「おい!あいつら・・・おもしれえデュエルしてんじゃねえか!おい!俺たちもやるぜ!ヒイロ!!」

「おい!鬼柳・・・。たく・・・・しゃーねえなあ。ヒイロ。どうすんだ?」

男たちが声をかける。

なぜ・・・俺の名を知っている・・・?お前たちは誰だ?

そう言おうとするが、急に景色が真っ暗になる。

そして、よく見ると今ヒイロが着ている服はアルカディアムーブメントのものではなく、彼らと同じジャケットで・・・・。

 

「おい!!!何をぼさっとしてやがる!!!」

教官の怒声でヒイロは我に返った。

そうだ。今はデュエルをしている。さっきのはどうせどうでもいいことだ。

そう自己完結させたヒイロはデッキからカードを引く。

 

ヒイロ

手札1→2

SPC2→3

 

教官

SPC2→3

 

「・・・・。きたか。」

ヒイロはひいたカードを見て、そうつぶやいた。

「悪いな!罠カード発動!『砂塵の大竜巻』で、『くず鉄のかかし』を破壊させてもらうぜ!」

砂塵の大竜巻によって、くず鉄のかかしは天に舞い、おさまったときには粉々になっていた。

「さあ・・・このターンで決めねえと負けだぜ。(俺のもう1枚の罠は『竜の逆鱗』。これで守備モンスターを出してもムダだ。)」

「ああ・・・分かっている。『幻獣王ガゼル』を攻撃表示で召喚。」

 

幻獣王ガゼル レベル4 攻撃1500

 

「レベル4の『幻獣王ガゼル』にレベル2の『バリアカーバンクル』をチューニング・・・。シンクロ召喚『幻獣巨人 タイタン』。」

ヒイロの場に褐色の肌で、茶髪で筋肉質な巨人が出現する。

 

幻獣巨人 タイタン

レベル6 攻撃2200 守備1600 シンクロ 地属性 戦士族

『幻獣』と名のつくチューナー+チューナー以外の『幻獣』と名のつくモンスター1体以上

このカードはシンクロ召喚でしか特殊召喚できない

このカードのシンクロ召喚に成功した時、手札に存在する『幻獣』と名のつくモンスター1体を特殊召喚する。このカードの攻撃力はこの効果で特殊召喚したモンスターの元々の攻撃力の半分の数値分アップする。自分のターンのスタンバイフェイズごとにこのカードの攻撃力は500ポイントダウンする。

 

「『タイタン』の効果で、手札から『幻獣ロックリザード』を攻撃表示で特殊召喚。」

 

幻獣ロックリザード レベル7 攻撃 2200

幻獣巨人タイタン レベル6 攻撃2200→3300

 

「なに!?『タイタン』の攻撃力が『トライデント・ドラギオン』を越えただと!?」

「墓地にある『クロスウィング』の効果で更に攻撃力が上がる。」

 

幻獣ロックリザード レベル7 攻撃 2200→2500

幻獣巨人タイタン レベル6 攻撃 3300→3600

 

「バトル。『タイタン』で『トライデント・ドラギオン』を攻撃。大地の咆哮。」

『タイタン』は両手の拳を地面にたたきつけた。

『トライデント・ドラギオン』に足元で地割れが起こり、そのモンスターは飲み込まれていった。

 

教官 ライフ2900→2300

 

「バカな・・・俺の負けだと!!?」

「とどめだ。『ロックリザード』で攻撃。ロックスマッシュ。」

『ロックリザード』は岩をも砕くその拳で教官を攻撃した。

「うぎゃあーーーーー!!!」

教官 ライフ2300→0

デュエルは決着し、教官のDホイールは停止した。

「すげえな!あそこからの逆転はよお!!序盤の先制といいさっきの逆転といい、本当はお前初めてじゃないだろ?」

「・・・・。さあな。」

ヒイロは教官の言葉を適当に返事し、さっきのフラッシュバックを思い出した。

あのジャケット・・・あの4人の男・・・・そしてあの町。

知らないはずの光景とあの男たち。

もしかして、自分はあの男たちの仲間ではないのかとさえ思ってしまう。

「・・・。いや・・・俺はヒイロ・リオニス。アルカディアムーブメントの団員。それ以上でもそれ以下でもない。そうだ・・・・。それが俺なんだ・・・・。」

「おーい!早く帰ろうぜ!遅れたらディヴァイン様に叱られるからな。ちくしょう・・・沖田め。さきに帰りやがって・・・・。」

リキッドが沖田に対する悪口を言いながらヒイロのもとに来る。

「ああ・・・そうだな・・・。」

ヒイロはいつもの表情で答えると、リキッドとともに本部へ戻ることにした。

「・・・。昨日のデュエルといい・・・・今日のフラッシュバックといい・・・どうしてしまったんだ俺は・・・・?」

昨日と今日でぐちゃぐちゃになった自分の頭の中を早く整理したい。本部ビルに戻り、ディヴァインに頼めばなんとかなるかもしれない。ヒイロはそう思っていた。

 

あの交差点でフォーチュンカップ、そしてさっきのフラッシュバックの時に現れたデュエリストととおりすがるその時までは・・・・。




デュエルはヒイロの勝利で終わりました!さすが主人公!
オリカ・・・ちょっと効果よすぎだったかなと反省する今回です。
感想待ってます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。