遊戯王5D’s もう一人のデュエリスト   作:ナタタク

33 / 144
第二十八話 邂逅

「・・・。昼か・・・。」

ヒイロが目を覚ましたころには昼になっていた。

目覚めた時には隣の部屋のソファーで横になっていた。

「もういいの?」

アキがスープを持ってきている。

「ああ。どうやら仲間になってくれたようだな。」

「ええ・・・。そういえば、こうしてあなたとちゃんと話をするのは初めてね。」

確かにその通りだった。

アルカディアムーブメントにいた頃は会う時は任務の時ぐらいで、更にヒイロは洗脳されていたこともあり、話をしたことは1回もなかった。

「改めて自己紹介する。俺はヒイロ・リオニスだ。」

「私は十六夜アキ。よろしくね。」

お互いに改めて紹介した後、ヒイロはスープを受け取り、飲み干した。

「ヒイロ。アキ。」

遊星が部屋に入ってきた。

「遊星・・傷はどうした?」

「シグナーの力のおかげで、もう大丈夫だ。それより、一緒にマンションの正面玄関まで来てくれ。俺たちを呼んでいる人がいる。」

「遊星。その人たちって?」

「ああ。治安維持局の人間だ。」

「なら、急いで行った方がいいな。」

そういうと、ヒイロは先に部屋から出て行った。

「そうだな・・・。行こう。アキ。」

「ええ。」

遊星とアキもヒイロを追って部屋を出た。

 

マンションの玄関にはジャックと青い髪の女性がいた。

「遊星。ここにいたか。」

「ジャック。お前も呼ばれたのか?」

「ああ・・・。どうやら龍亞と龍可も呼ばれているらしい。・・・!!」

ジャックはヒイロの顔を見て大きく目を開いた。

「ヒイロ!?お前なぜここに・・・いや・・・、まさか生きていたとは・・・。」

「あまり時間がありません。話は車の中でお願いします。」

女性は先に車に乗った。

「ジャック。あの女は治安維持局の・・・。」

「ああ・・・。深影・・・。元俺の付き人だ。」

「なら、少しは信用していいな。」

それだけ言うと、まさヒイロは先に行った。

「遊星。なぜヒイロがここに?」

「後で説明する。それより、早くいった方がよさそうだ。」

遊星たちもヒイロに続いて車に乗った。

そして、乗っている間にヒイロのこと、そして右腕に宿った渦状の痣のこと、精霊世界で起こったことを遊星とヒイロはジャックに教えた。

 

車はゴドウィン邸に到着した。

邸宅の前には龍亞と龍可がすでにいた。

「遊星!ジャック!アキ姉ちゃん!ヒイロ!」

龍亞が真っ先にヒイロ達の前に来た。

「ヒイロ!無事でよかったわ!」

龍可はヒイロに近づく。

その手には紙袋が握られていた。

「その袋は?」

「これ?ヒイロに渡そうと思って・・。だって、もうすぐ冬だし、この服装だと寒いと思って・・・。」

龍可は顔を赤くしながら、紙袋から青いジージャンを出した。

「俺はこのままでも平気だが。」

「いいから着て!!」

龍可は強引にジージャンを着せた。

「・・・。やけに強引だな。」

ヒイロは急に龍可が強引になったことに驚くが、観念して着ることにした。

「あ!!ヒイロ!実はさー、龍可がヒイロの・・・!フゴフゴー!」

「龍亞!!」

龍可は顔を真っ赤にしながら龍亞の口をふさぐ。

「・・・?」

ヒイロはなぜ龍可が龍亞の口を急にふさいだかも、龍亞が何を言おうとしていたかも理解できていなかった。

「ねえ・・・遊星。ヒイロって・・・かなり鈍いの?」

「ああ・・・。筋金入りの鈍さの持ち主だ。」

マーサハウスにいた頃は遊星とジャックと同じように、同年代の少女に人気があった。

しかし、その鈍さから告白しようと試みる少女は一人もいなかった。

それに関しては遊星もジャックも同じだが・・・。

「皆様。お待ちしておりました。」

急に扉が開き、そこからコンドルの模様が付いた服を着た白髪の壮年男性が現れる。

「レクス・・・・ゴドウィン・・・。」

ヒイロはアルカディアムーブメントの資料やテレビの画面でゴドウィンの姿は何度も目にしていた。

しかし、このように直接会うことは初めてだ。

また、直接会うことは無いだろうと思っていた。

「このように、シグナーの皆様をお迎えしたことを喜ばしく思います。」

そういいながらゴドウィンは恭しく頭を下げた。

「ふん!胡散臭い奴め!」

ジャックは不満そうに言い放つ。

車の中でジャックが言っていたが、ゴドウィンはジャックをシティに呼び、キングにした張本人だ。

また、遊星をフォーチューンカップに出場させるためにマーサハウスの子供たちを人質に取っていた。

「なあなあ、俺たちに用ってなんだよ?」

龍亞はゴドウィンの前に出て、質問する。

「君を呼んだ覚えはないが?」

ゴドウィンは冷たい目で龍亞を見る。

「え・・・?そんなあ、硬いこと言わないでさあ。」

「シグナーでないものに用はありません。お引き取り願いましょう。」

ゴドウィンの言葉に龍亞は改めてシグナーではないことを実感し、表情を曇らせる。

すると、龍可は龍亞の腕にしがみつく。

「私、龍亞と一緒じゃないと行かない!」

その姿を見てヒイロは少し微笑んだ。

「だ、そうだ。ゴドウィン。龍亞はシグナーの双子の兄だ。もしシグナーである親族に危険なことが起こるとしたら、それについて知る権利があるんじゃないか?」

「・・・。仕方ありませんね。」

ゴドウィンは仕方なく龍亞が入ることを認めた。

「では、さっそく邸内のご案内いたしましょう。こちらへどうぞ。」

ヒイロ達はゴドウィンの先導を受け、邸内へ入っていく。

そして、ゴドウィンが止まった場所は神殿のような建物があり、そしてそれを包囲するように床には赤き龍の巨大なレリーフが刻まれていた。




かなりの駄文ですみません!!
ゴドウィン初登場です!!
次回はゴドウィンによる説明会です。
そろそろヒイロのDホイールが出ていいかも・・・。

ちなみに下記がヒイロの現在のプロフィールです。
名前 ヒイロ・リオニス
年齢 15歳(ダークシグナー編の時点で)
人種 日系人
身長 169.2cm
体重 46km
瞳  モスグリーン
髪  ダークブラウン

15歳(チーム・サティスファクション編で試作Dホイールに乗ったことも考慮に入れると12歳)でDホイールに乗っていいのか!?って突っ込む人がいるかもしれませんが、大目に見てあげてください!!(サテライトには16歳以上でなければDホイールに乗ってはいけないって決まりはありませんし、ZEXALの神代凌牙だって14歳なのにバイクに乗ってますから。)

感想待ってます!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。