遊戯王5D’s もう一人のデュエリスト   作:ナタタク

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今回はゴドウィンの話を聞く話にしようっ思ってましたが、めんどくさいので省略しました。(笑)


第二十九話 受領

数時間後、ヒイロたちは邸宅の前にいた。

そして、ゴドウィンの言っていたことを思い出した。

自分たちの出会いは赤き龍の運命に翻弄された末での必然であること。

5000年前にシグナーによってナスカの地上絵に封印された邪神、地縛神が冥府の神によって復活した死者、ダークシグナーによって解放されたこと。

地縛神の召喚の際に多くの人々の魂がいけにえになること。

そして、ダークシグナーたちは今サテライトにいること。

しかし、肝心なことが聞けなかった。

それは、5人目にシグナーの存在、そしてヒイロの痣についてだった。

「俺はシグナーの力を不完全ながらなぜか持ってしまったイレギュラーな存在か・・・。」

ヒイロは自身の右腕を見ながらそうつぶやく。

「5人目は俺たちが危機に迫ったときに赤き龍とともに現れる・・・か・・・。」

遊星も5人目の正体が気になったものの、今はダークシグナーとの戦いのことだけを考えることにした。

「シグナーだけがダークシグナーを止めることができ、負ければ町がおしまいか・・・。」

「だが、この戦いに勝てば、ダイダロスブリッジがかかり、シティとサテライトを一つにすることができる。」

遊星はゴドウィンとある約束をしていた。

ダークシグナーを倒した後、ダイダロスブリッジをかけることだ。

シティとサテライトの統一、そして差別の根絶。

それが遊星の夢だった。

「ヘリが来たわ。」

アキはそういいながら自分たちのところに来るヘリを指さす。

ヘリが止まったとき、中から深影と頬に傷がある厳つい顔をしたセキュリティの男が出てきた。

「ふっ・・・。お前か・・・。」

「あーーー!!てめえは!!」

遊星はその男と面識があるようだ。

「牛尾君!!」

「あ・・・すいません。深影さん。」

深影の一声でその男、牛尾はおとなしくなった。

「ヒイロ君・・・だったわね。あなたに渡したいものがあるの。来てくれる?」

「・・・?」

ヒイロは気になったが、深影と牛尾についていった。

 

ついていくと、そこにはセキュリティのDホイールガレージがあった。

「開けるぞ。」

牛尾はその中でも「SECRET」と書かれているガレージの前のテンキーに暗証番号を入力した。

すると、ガレージが開き、中には一台のDホイールがあった。

「これは・・・。」

そのDホイールは周囲にあるセキュリティの新型Dホイール「チェイサーⅡ」と比較すると、配色は同じだが、セキュリティのロゴはなく、また、ハイブリッドタイプで、画面の横にはテンキーがついていた。

また、パトライトは外されている。

「これは新型Dホイールの試作機、トライチェイサーよ。これにはコスト上、チェイサーⅡでは搭載が見送られて機能がすべてついてるわ。」

ヒイロはトライチェイサーに乗るが、右グリップが見当たらなかった。

「こいつが右グリップのトライアクセラー。警棒兼起動キーだ。あと、4ケタの暗証番号は自分で決めておけよ。この2つがないと動かねえからな。」

そういうと、牛尾はトライアクセラーをヒイロに渡す。

トライアクセラーを取り付けると、トライチェイサーが起動した。

「マトリクス機能がついているな・・・。」

ヒイロはテンキーを操作し、トライチェイサーの色を変えた。

基調となっている白は黒に変わり、青い部分は赤に、オレンジの部分は金に色が変わった。

「サテライトのクズ野郎にこのDホイールを渡すことになるのは不本意だが、長官には逆らえねえ。いいか?絶対壊すんじゃねえぞ?」

牛尾はヒイロに詰め寄って壊さないように釘をさした。

 

「これをセキュリティがお前にだと・・・。」

ジャックはヒイロが戻ってきたときに乗っていたトライチェイサーを見て、驚きを隠せなかった。

「どういう意図かはわからないが、今はゴドウィンに感謝しよう。」

遊星はトライチェイサーを細部を確認した。

「性能は俺たちのDホイールと互角で、機能がたくさんついているな・・・。それに、トライアクセラーと暗証番号がキーになっている・・・。防犯性もいいな。」

「いいなー・・・。俺もDホイール貰って、操縦したいー!」

「龍亞。Dホイールは16歳以上にならないと乗ってはいけないのよ。」

龍可は龍亞にすかさず突っ込みを入れる。

その言葉を聞いたヒイロは少し驚いた表情を見せる。

「16歳以上だと・・・?」

「え・・・?まさか・・・ヒイロ・・・。」

「俺は15だ。」

「「「「「・・・・。えーーーー!!!?」」」」」

龍可だけでなく、龍亞、アキ、牛尾、深影も驚いた。

「ま・・・まったく15歳には見えねえ・・・。」

「私も・・・アトラス様と同年代かと思っていたわ・・・。」

「・・・。」

ヒイロは少し不機嫌そうな表情を浮かべた。

「(俺が15歳なのはおかしいのか・・・?)」




ヒイロ Dホイールゲットおめでとう!!
ちなみにヒイロのDホイール トライチェイサーはとある特撮番組で使用されたバイクが元ネタです。
感想待ってます!!
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