遊戯王5D’s もう一人のデュエリスト   作:ナタタク

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第三十一話 磁石

「さあ・・・・こっちだ。」

雑賀の案内で、遊星たちはマーサハウスの地下室についた。

そこではもう一つの再会が待っていた。

「遊星!ジャック!戻ってきたんだな!!」

その部屋にはクロウがいた。

前と比べるとマーカーがかなり増えているが、性格は相変わらずだった。

「ヒイロ!!・・・本当にヒイロなのか!?」

クロウはヒイロの姿を見た瞬間、彼に駆け寄る。

「どこ行っちまってたんだよー!!突然姿を消して、どんだけ心配させたと思ってやがる!!」

「すまない。・・・話せば長くなるが・・・。」

ヒイロは手短に3年前に姿を消した理由、そしてこれまでのことをクロウに話した。

そして、シティで起こったことも・・・。

「そういやあ・・・あの黒い霧が出てから人の姿をあまり見なくなっちまったんだ。俺とガキどもはすぐにマーサハウスに避難したから何とかなったけどな。」

「その件だが・・・これを見てくれ。」

雑賀はサテライトのセキュリティ施設にハッキングして手に入れた映像を見せた。

「なに!?」

「そんなバカな!?」

「・・・。」

遊星とジャックは声を出して驚き、ヒイロは表情を変えずにただ流れている映像を見続けた。

アキと龍亞と龍可は流れている映像が現実だと思えずにいた。

それはサテライトの人々が黒い霧に飲み込まれて消滅するというものだった。

そして、サテライトのほぼ全域が黒い霧に覆われたとき、映像はブラックアウトした。

「消えたやつらの消息はいまだに不明だ。それと、もう一つ。」

次に雑賀は4枚のBADエリア南部の写真を見せた。

その4枚の写真には塔が映っていた。

「なんだ!?この塔は・・・3年前はこんなもの無かったぞ!」

「アトラス様。これはおそらく、旧モーメントの制御装置です。」

深影はジャックに説明した後、ファイルをひろげる。

「深影。これは?」

「ゴドウィン長官からお借りしたものです。4つの制御装置にはそれぞれ『Ccapac Apu』、『Ccarayhua』、『Aslla Piscu』、『Cusillu』というコードネームがあります。また、旧モーメントのコードネームは『Uru』です。そして、その4つの制御装置には起動キーがあるます。その機動キーが『スターダスト・ドラゴン』、『レッド・デーモンズ・ドラゴン』、『ブラック・ローズ・ドラゴン』、『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』です。」

「何!?俺たちのドラゴンが起動キーだと・・・。」

遊星たちは自分たちのドラゴンのカードを出す。

「だが、それとダークシグナーとはどういう関係があるんだ?」

ヒイロは深影に質問する。

「分かりません・・・。ゴドウィン長官は何も言わずにこれを・・・。」

「まったくどこまでも胡散臭い男だ!!」

ジャックはゴドウィンを全く信用していなかった。

「おっと・・・もうすぐ夜か・・・。今日はここで休んだらどうだ?」

雑賀は時計を見て、遊星たちに言う。

時計の針はすでに7時を過ぎていた。

「そうだな。・・・。先に寝る。」

遊星は疲れた様子で地下室を出た。

「遊星・・・。私はマーサの手伝いに行ってくるわ。」

アキは遊星の様子を心配しながらも、まずはできることをしようとマーサのもとへ向かった。

「俺はガキどもの世話してくるぜ。ジャック!おまえも来い!」

「なぜ俺だ!!」

「だってお前、どうせやることないだろ?」

「なんだと!?クロウーー!!」

クロウは地下室から出て、ジャックは彼を追いかけて行った。

「私たちは明日のために車両の点検をしてくるわ。牛尾君。行きましょう。」

「え・・・あ・・・了解しました。」

牛尾と深影も地下室から出て行った。

「じゃあ俺は・・・。」

「ヒイロ!俺とデュエルしようぜ!!」

龍亞は突然ヒイロにデュエルを申し込んできた。

「ちょっと龍亞!ヒイロは明日のために休まなきゃいけないのよ!」

「いーじゃん!!ねえヒイロ!やろーよ!!」

「・・・。仕方がないな。」

ヒイロはため息をつき、承諾した。

「もう・・・ごめんね。ヒイロ。」

龍可は申し訳なさそうにヒイロに謝罪した。

「龍可。気にするな。龍亞。外でやろう。」

ヒイロは龍可の頭をなでた後、デュエルするために外に出た。

「よーし!!」

「・・・////」

龍亞は嬉しそうについていき、ヒイロに頭をなでられ、顔を赤くしている龍可も続いた。

 

ヒイロと龍亞はデュエルディスクを展開した状態で対峙する。

「行くぞー!!ヒイロ!!」

「・・・。」

「「デュエル!!」」

 

ヒイロ

手札5

ライフ4000

 

龍亞

手札5

ライフ4000

 

「俺の先攻!ドロー!シャキーン!!」

 

龍亞

手札5→6

 

「よーし!俺は『D(ディフォーマー)・マグネンU』を守備表示で召喚!」

 

D・マグネンU レベル3 守備800

 

「カードを2枚伏せて、ターンエンド!」

 

ヒイロ

手札5

ライフ4000

場 なし

 

龍亞

手札6→3

ライフ4000

場 D・マグネンU レベル3 守備800

  伏せカード2

 

「俺のターン。」

 

ヒイロ

手札5→6

 

「よーし!ここで罠カード『D・コピーユニット』を発動!その効果で俺はデッキから『D・マグネンU』を守備表示で特殊召喚!」

大型カメラが付いた工場が龍亞の場に出現し、『D・マグネンU』を撮影。

そして、工場で撮影したものと同じ物を作成し、龍亞の場に放出してから消滅した。

 

D(ディフォーマー)・コピーユニット

通常罠カード

自分フィールド上の「D(ディフォーマー)」と名のつくモンスターを1体選択して発動する。

デッキから選択したモンスターと同じ名前のモンスターを1体、選択したモンスターと同じ表示形式で自分フィールド上に特殊召喚する。

この効果で特殊召喚されたモンスターは表示形式を変更できない。

 

D・マグネンU レベル3 守備800

 

そして、2体の『D・マグネンU』はそれぞれの磁場からプラズマを放出しあった。

「やったー!!これでマグネロック完成だ!!これなら勝てるかもー!」

「もう・・・調子に乗るんだから・・・。」

龍可は調子に乗る龍亞を呆れながら眺める。

「俺は『Eコマンダー』を攻撃表示で召喚。」

 

Eコマンダー レベル3 攻撃1000

 

「さらに装備魔法『EWボムランチャー』を『Eコマンダー』に装備。これで装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップし、さらに装備モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時、破壊したモンスターのレベル×100ポイントのダメージを与える。」

 

Eコマンダー レベル3 攻撃1000→2000

 

「無駄無駄!マグネロックがある限り、ヒイロのモンスターは攻撃できな・・・。」

「『Eコマンダー』の効果発動。このカードが装備カードを装備している場合、1ターンに1度、相手に800ポイントのダメージを与える。」

「えーーーー!?」

『Eコマンダー』はマグネロックのプラズマをかいくぐり、龍亞に向かって爆弾を投擲した。

 

龍亞

ライフ4000→3200

 

「先制されたー・・・。」

「まったく・・・調子に乗るからよ。」

「俺はカードを3枚伏せ、ターンエンド。」

 

ヒイロ

手札6→1

ライフ4000

場 Eコマンダー(『EWボムランチャー』装備) レベル3 攻撃2000

  伏せカード3

 

龍亞

手札3

ライフ3200

場 D・マグネンU レベル3 守備800

  D・マグネンU(表示形式変更不可) レベル3 守備800

  伏せカード1




ヒイロVS龍亞のデュエル開始!!
龍亞がこのデュエルでどれだけ活躍するか楽しみですね。
感想待ってます!!
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