「ここは・・・。」
扉をくぐった先は、猿の地上絵の中だった。
「ちょっと不安だったけど、ちゃんと近くまでの道を作ってくれたわ。・・・。ありがとう。トルンカ。」
「行くぞ。龍亞を救うために。」
「うん!」
二人は『Cusillu』の制御塔へ急行した。
「ここまでだ。少年。『地縛神Cusillu』。おもちゃのドラゴンを破壊しろ。」
ディマクが右手を天に掲げた瞬間、『地縛神Cusillu』の拳が、半壊状態になっている『パワー・ツール・ドラゴン』を叩き潰した。
「うわあああ!!」
龍亞
ライフ200→0
龍亞の敗北の直後、ヒイロ達は制御塔に到着した。
「龍亞!!」
「く・・・。遅かったか。」
龍可は龍亞に駆け寄る。
龍亞の体は先ほどのデュエルのダメージで傷だらけになっていた。
また、右腕と左足が骨折しているらしい。
「龍亞。なぜディマクと・・・。」
ヒイロは痣の力で骨折している部分を治療した。
「俺・・・たとえシグナーじゃなくても・・・龍可を守らなきゃって・・・その思いで・・・。でも、勝てなかった。俺、龍可のヒーローになれない・・・。」
龍亞はこのデュエルでの敗北よりも、龍可に心配をかけ、足を引っ張ってしまったことへの悔しさから涙を流した。
「そんなことない!!」
龍可は龍亞を抱き、涙を流した。
「龍亞は・・・・いつも私のそばにいてくれる!いつも私を守ってくれる!龍亞は・・・私の大切な人・・・・私のヒーローなの!」
「龍可・・・。」
「シグナーの小娘よ。私と戦え。」
ディマクが龍可に近づき、『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』のカードを見せる。
「あなたは・・・私の大切な人を傷つけた。絶対に許さない!!」
龍可はデュエルディスクを展開した。
それは、ヒイロも同様だった。
「力を貸す。」
「ヒイロ・・・。ありがとう。」
「良かろう。二人まとめて相手してやる。」
ディマクは『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』をエクストラデッキに入れ、デュエルディスクを展開した。
「「「デュエル!!!」」」
ヒイロ
手札5
ライフ4000
龍可
手札5
ライフ4000
ディマク
手札5
ライフ8000
「俺の先攻。ドロー。」
ヒイロ
手札5→6
「『Eコマンダー』を攻撃表示で召喚。」
Eコマンダー レベル3 攻撃1000
「さらに手札から装備魔法『EWボムランチャー』を『Eコマンダー』に装備。装備モンスターの攻撃力が1000ポイントアップする。」
Eコマンダー レベル3 攻撃1000→2000
「『Eコマンダー』の効果。装備カードを装備している場合、1ターンに1度、800ポイントのダメージを与える。」
『Eコマンダー』の胴体からビームが発射される。
ディマク
ライフ8000→7200
「そして、手札から速攻魔法『Eパワーサプライ』を発動。『EW』を装備しているモンスターが俺のフィールド上に存在しているとき、手札の『E』と名のつくカードを1枚墓地へ送り、デッキからカードを2枚ドローする。」
ヒイロは手札から『EWバスターソード』を墓地へ送り、2枚ドローした。
「カードを1枚伏せ、ターンエンド。」
ヒイロ
手札6→3
ライフ4000
場 Eコマンダー(『EWボムランチャー』装備) レベル3 攻撃2000
伏せカード1
龍可
手札5
ライフ4000
ディマク
手札5
ライフ7200
「先攻のターンでディマクにダメージを与えるなんて・・・。負けられない。私のターン!ドロー!」
龍可
手札5→6
「『レグルス』を攻撃表示で召喚!」
レグルス レベル4 攻撃1700
「龍可。奴の力は強大だ。油断するな。」
「分かってるわ。レグルス。カードを2枚伏せて、ターンエンド!」
ヒイロ
手札6→3
ライフ4000
場 Eコマンダー(『EWボムランチャー』装備) レベル3 攻撃2000
伏せカード1
龍可
手札6→3
ライフ4000
場 レグルス レベル4 攻撃1700
伏せカード2
ディマク
手札5
ライフ7200
「ふん。シグナーの小娘とできそこない。簡単に私を倒せるとは思うな。私のターン。ドロー。」
ディマク
手札5→6
「相手フィールド上にモンスターが2体以上存在し、私のフィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。出でよ。『DTミラージュ・エイプ』。」
ディマクの場に白い霧で構成された巨大な猿が現れる。
DT(ダークチューナー)ミラージュ・エイプ
レベル10 攻撃0 守備0 ダークチューナー 獣族 闇属性
相手フィールド上にモンスターが2体以上存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚することができる。
このカードの召喚・反転召喚・特殊召喚に成功、もしくはリバースしたとき、手札・デッキからレベル2以下の獣族モンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効となる。
「ダークチューナーか・・・。」
「『DTミラージュ・エイプ』の効果発動。デッキから『ボーンズ・エイプ』を攻撃表示で特殊召喚。」
ディマクの場に、今度は猿の骸骨が出現する。
ボーンズ・エイプ
レベル2 攻撃0 守備0 効果 獣族 闇属性
このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、種族をアンデット族としても扱う。
このカードがダークシンクロ素材として墓地へ送られたとき、デッキから獣族モンスターを3枚墓地へ送り、更にデッキからカードを1枚選択して、裏向きのままゲームから除外する。
「そして、手札から魔法カード『魔王の恵み』を発動。その効果で、エクストラデッキから『猿魔王ゼーマン』を墓地へ送り、デッキから『ファイターズ・エイプ』と『サモナーズ・エイプ』を墓地へ送る。」
魔王の恵み
魔法カード
自分のエクストラデッキから『猿魔王ゼーマン』を墓地へ送ることで発動できる。
デッキから「エイプ」と名のつく獣族モンスター2体を選択して墓地へ送る。
このカードを発動したのち、自分はデュエルが終了するまで『猿魔王ゼーマン』を特殊召喚することができない。
「どうして獣族モンスターを墓地へ・・・・?」
龍可はディマクの行為を不審に思いながら、ヒイロに問いかける。
「分からない。だが、恐ろしいことをしようとしているのは事実だ。」
「私はレベル2の『ボーンズ・エイプ』に、レベル10の『ミラージュ・エイプ』をダークチューニング。暗黒より生まれし者よ、万物を冥界の王への贄とする力を我に与えよ。ダークシンクロ!現れよ、『猿邪王エンマ』。そして、『ボーンズ・エイプ』の効果で、私はデッキからカードを1枚除外し、『ドラゴニック・エイプ』と『マジシャンズ・エイプ』を墓地へ送る。」
ゼーマンの場にどす黒いオーラをまとった巨大な猿の王が現れる。
あまりのオーラで、ヒイロ達の体に寒気が走る。
「なんだ・・・・?あのモンスターは・・・。」
猿邪王エンマ
レベル-8 攻撃? 守備? ダークシンクロ 獣族 闇属性
チューナー以外の「エイプ」と名のつく獣族モンスター-「DTミラージュ・エイプ」
このカードはシンクロ素材とするチューナー以外のモンスター1体のレベルからダークチューナーのレベルを引き、その数値が-8に等しい場合のみ、シンクロ召喚する事ができる。
このカードの攻撃力と守備力は墓地に存在する「エイプ」と名のつく獣族モンスターの数×1000ポイントの数値となる。
このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで 魔法・罠カードを発動できない。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分の墓地に存在する全ての「エイプ」と名のついた獣族モンスターと同じ効果を得る。
フィールド上に存在するこのカードが破壊されて墓地へ送られたとき、墓地またはゲームから除外されているカード1枚を選択して手札に加える。この効果で『地縛神Cusillu』を手札に加えた場合、次の自分のターンのメインフェイズ時に、そのカードを通常召喚できなければデュエルは終了し、自分はデュエルに敗北する。
(ディマクのターンの途中)
ヒイロ
手札3
ライフ4000
場 Eコマンダー(『EWボムランチャー』装備) レベル3 攻撃2000
伏せカード1
龍可
手札3
ライフ4000
場 レグルス レベル4 攻撃1700
伏せカード2
ディマク
手札6→4
ライフ7200
場 猿邪王エンマ レベル-8 攻撃6000(墓地にあるエイプモンスターが6体いるため)
ディマクの墓地に存在するエイプモンスター
・ファイターズ・エイプ
・DTミラージュ・エイプ
・ボーンズ・エイプ
・マジシャンズ・エイプ
・ドラゴニック・エイプ
・サモナーズ・エイプ
ヒイロ&龍可VSディマクのデュエル開始!!
ディマクのデッキには、これまでの猿たちが使ってきたエイプモンスターが多数入っています!
しかも、恐ろしいことにその猿たちの頂点に立つダークシンクロモンスターまで・・・。
ディマク優遇しすぎですかね・・・?
感想待ってます!