遊戯王5D’s もう一人のデュエリスト   作:ナタタク

44 / 144
第三十八話 決意

「ここは・・・。」

扉をくぐった先は、猿の地上絵の中だった。

「ちょっと不安だったけど、ちゃんと近くまでの道を作ってくれたわ。・・・。ありがとう。トルンカ。」

「行くぞ。龍亞を救うために。」

「うん!」

二人は『Cusillu』の制御塔へ急行した。

 

「ここまでだ。少年。『地縛神Cusillu』。おもちゃのドラゴンを破壊しろ。」

ディマクが右手を天に掲げた瞬間、『地縛神Cusillu』の拳が、半壊状態になっている『パワー・ツール・ドラゴン』を叩き潰した。

「うわあああ!!」

 

龍亞

ライフ200→0

 

龍亞の敗北の直後、ヒイロ達は制御塔に到着した。

「龍亞!!」

「く・・・。遅かったか。」

龍可は龍亞に駆け寄る。

龍亞の体は先ほどのデュエルのダメージで傷だらけになっていた。

また、右腕と左足が骨折しているらしい。

「龍亞。なぜディマクと・・・。」

ヒイロは痣の力で骨折している部分を治療した。

「俺・・・たとえシグナーじゃなくても・・・龍可を守らなきゃって・・・その思いで・・・。でも、勝てなかった。俺、龍可のヒーローになれない・・・。」

龍亞はこのデュエルでの敗北よりも、龍可に心配をかけ、足を引っ張ってしまったことへの悔しさから涙を流した。

「そんなことない!!」

龍可は龍亞を抱き、涙を流した。

「龍亞は・・・・いつも私のそばにいてくれる!いつも私を守ってくれる!龍亞は・・・私の大切な人・・・・私のヒーローなの!」

「龍可・・・。」

「シグナーの小娘よ。私と戦え。」

ディマクが龍可に近づき、『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』のカードを見せる。

「あなたは・・・私の大切な人を傷つけた。絶対に許さない!!」

龍可はデュエルディスクを展開した。

それは、ヒイロも同様だった。

「力を貸す。」

「ヒイロ・・・。ありがとう。」

「良かろう。二人まとめて相手してやる。」

ディマクは『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』をエクストラデッキに入れ、デュエルディスクを展開した。

「「「デュエル!!!」」」

 

ヒイロ

手札5

ライフ4000

 

龍可

手札5

ライフ4000

 

ディマク

手札5

ライフ8000

 

「俺の先攻。ドロー。」

 

ヒイロ

手札5→6

 

「『Eコマンダー』を攻撃表示で召喚。」

 

Eコマンダー レベル3 攻撃1000

 

「さらに手札から装備魔法『EWボムランチャー』を『Eコマンダー』に装備。装備モンスターの攻撃力が1000ポイントアップする。」

 

Eコマンダー レベル3 攻撃1000→2000

 

「『Eコマンダー』の効果。装備カードを装備している場合、1ターンに1度、800ポイントのダメージを与える。」

『Eコマンダー』の胴体からビームが発射される。

 

ディマク

ライフ8000→7200

 

「そして、手札から速攻魔法『Eパワーサプライ』を発動。『EW』を装備しているモンスターが俺のフィールド上に存在しているとき、手札の『E』と名のつくカードを1枚墓地へ送り、デッキからカードを2枚ドローする。」

ヒイロは手札から『EWバスターソード』を墓地へ送り、2枚ドローした。

「カードを1枚伏せ、ターンエンド。」

 

ヒイロ

手札6→3

ライフ4000

場 Eコマンダー(『EWボムランチャー』装備) レベル3 攻撃2000

  伏せカード1

 

龍可

手札5

ライフ4000

 

ディマク

手札5

ライフ7200

 

「先攻のターンでディマクにダメージを与えるなんて・・・。負けられない。私のターン!ドロー!」

 

龍可

手札5→6

 

「『レグルス』を攻撃表示で召喚!」

 

レグルス レベル4 攻撃1700

 

「龍可。奴の力は強大だ。油断するな。」

「分かってるわ。レグルス。カードを2枚伏せて、ターンエンド!」

 

ヒイロ

手札6→3

ライフ4000

場 Eコマンダー(『EWボムランチャー』装備) レベル3 攻撃2000

  伏せカード1

 

龍可

手札6→3

ライフ4000

場 レグルス レベル4 攻撃1700

  伏せカード2

 

ディマク

手札5

ライフ7200

 

「ふん。シグナーの小娘とできそこない。簡単に私を倒せるとは思うな。私のターン。ドロー。」

 

ディマク

手札5→6

 

「相手フィールド上にモンスターが2体以上存在し、私のフィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。出でよ。『DTミラージュ・エイプ』。」

ディマクの場に白い霧で構成された巨大な猿が現れる。

 

DT(ダークチューナー)ミラージュ・エイプ

レベル10 攻撃0 守備0 ダークチューナー 獣族 闇属性

相手フィールド上にモンスターが2体以上存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚することができる。

このカードの召喚・反転召喚・特殊召喚に成功、もしくはリバースしたとき、手札・デッキからレベル2以下の獣族モンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効となる。

 

「ダークチューナーか・・・。」

「『DTミラージュ・エイプ』の効果発動。デッキから『ボーンズ・エイプ』を攻撃表示で特殊召喚。」

ディマクの場に、今度は猿の骸骨が出現する。

 

ボーンズ・エイプ

レベル2 攻撃0 守備0 効果 獣族 闇属性

このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、種族をアンデット族としても扱う。

このカードがダークシンクロ素材として墓地へ送られたとき、デッキから獣族モンスターを3枚墓地へ送り、更にデッキからカードを1枚選択して、裏向きのままゲームから除外する。

 

「そして、手札から魔法カード『魔王の恵み』を発動。その効果で、エクストラデッキから『猿魔王ゼーマン』を墓地へ送り、デッキから『ファイターズ・エイプ』と『サモナーズ・エイプ』を墓地へ送る。」

 

魔王の恵み

魔法カード

自分のエクストラデッキから『猿魔王ゼーマン』を墓地へ送ることで発動できる。

デッキから「エイプ」と名のつく獣族モンスター2体を選択して墓地へ送る。

このカードを発動したのち、自分はデュエルが終了するまで『猿魔王ゼーマン』を特殊召喚することができない。

 

「どうして獣族モンスターを墓地へ・・・・?」

龍可はディマクの行為を不審に思いながら、ヒイロに問いかける。

「分からない。だが、恐ろしいことをしようとしているのは事実だ。」

「私はレベル2の『ボーンズ・エイプ』に、レベル10の『ミラージュ・エイプ』をダークチューニング。暗黒より生まれし者よ、万物を冥界の王への贄とする力を我に与えよ。ダークシンクロ!現れよ、『猿邪王エンマ』。そして、『ボーンズ・エイプ』の効果で、私はデッキからカードを1枚除外し、『ドラゴニック・エイプ』と『マジシャンズ・エイプ』を墓地へ送る。」

ゼーマンの場にどす黒いオーラをまとった巨大な猿の王が現れる。

あまりのオーラで、ヒイロ達の体に寒気が走る。

「なんだ・・・・?あのモンスターは・・・。」

 

猿邪王エンマ

レベル-8 攻撃? 守備? ダークシンクロ 獣族 闇属性

チューナー以外の「エイプ」と名のつく獣族モンスター-「DTミラージュ・エイプ」

このカードはシンクロ素材とするチューナー以外のモンスター1体のレベルからダークチューナーのレベルを引き、その数値が-8に等しい場合のみ、シンクロ召喚する事ができる。

このカードの攻撃力と守備力は墓地に存在する「エイプ」と名のつく獣族モンスターの数×1000ポイントの数値となる。

このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで 魔法・罠カードを発動できない。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分の墓地に存在する全ての「エイプ」と名のついた獣族モンスターと同じ効果を得る。

フィールド上に存在するこのカードが破壊されて墓地へ送られたとき、墓地またはゲームから除外されているカード1枚を選択して手札に加える。この効果で『地縛神Cusillu』を手札に加えた場合、次の自分のターンのメインフェイズ時に、そのカードを通常召喚できなければデュエルは終了し、自分はデュエルに敗北する。

 

(ディマクのターンの途中)

ヒイロ

手札3

ライフ4000

場 Eコマンダー(『EWボムランチャー』装備) レベル3 攻撃2000

  伏せカード1

 

龍可

手札3

ライフ4000

場 レグルス レベル4 攻撃1700

  伏せカード2

 

ディマク

手札6→4

ライフ7200

場 猿邪王エンマ レベル-8 攻撃6000(墓地にあるエイプモンスターが6体いるため)

 

ディマクの墓地に存在するエイプモンスター

・ファイターズ・エイプ

・DTミラージュ・エイプ

・ボーンズ・エイプ

・マジシャンズ・エイプ

・ドラゴニック・エイプ

・サモナーズ・エイプ




ヒイロ&龍可VSディマクのデュエル開始!!
ディマクのデッキには、これまでの猿たちが使ってきたエイプモンスターが多数入っています!
しかも、恐ろしいことにその猿たちの頂点に立つダークシンクロモンスターまで・・・。
ディマク優遇しすぎですかね・・・?
感想待ってます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。