遊戯王5D’s もう一人のデュエリスト   作:ナタタク

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第四十二話 生命

「うう・・・。」

ヒイロが目を開けると、そこは『Cusillu』の制御塔の前だった。

「ヒイロ!!」

龍可はヒイロが目を覚ました瞬間、抱きついてきた。

「龍可・・・。心配をかけてしまったな・・・。」

「本当よ!!」

龍可は涙をためた状態で怒っていた。

「もう二度と自分を犠牲にしようとしないで!!」

「龍可・・・。」

「返事は!?」

「あ・・・ああ・・・・。」

ヒイロはさすがに今回は自分に否があるのは確かだと思い、肯定の返事をした。

「龍亞・・・。お前が俺を蘇らせたんだな。・・・。ありがとう。それから・・・済まないな。お前からシグナーの力を奪うようなことになってしまったようで・・・。」

「いいよ。俺がシグナーになるよりはヒイロの命の方が何倍も重要だし、それに、たとえシグナーじゃなくっても龍可を守ることはできるからな。」

「・・・・。そうだな・・・。」

ヒイロは右腕の赤い石と心臓の痣を見た。

「どうやら・・・成功したようですね。」

「《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》・・・。」

「その石は龍亞のシグナーの力をすべて使うことで生み出された命の石・・・。その石があなたのシグナーの力を完全なものにします。」

「命の石・・・。」

ヒイロは左手で命の石に触れた。

無機質な石であるにもかかわらず、そこからは暖かさを感じた。

「さあ・・・龍可。早く制御塔を起動させてください。」

「ええ。」

そういうと、《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》の姿が消えた。

 

ヒイロ達は制御塔の中に入った。

そこには中央にカードが入る程度の大きさのくぼみがある台座以外に何もなかった。

「このくぼみに入れたらいいのか・・・。」

「そうみたい。」

龍可は《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》のカードを台座に置いた。

すると、制御塔が揺れ始めた。

「うわ!!何が起こったの!?」

「起動したようだな。早く出たほうがいい。」

龍可はカードを回収した後、3人は制御塔から出た。

すると、制御塔は3人が出た後すぐに地中にその姿を隠した。

「これでこの制御塔は大丈夫だろう・・・・?」

「龍亞ーーーー!!」

「その声は・・・・牛尾か・・・。」

牛尾が車でヒイロ達のもとまで来た。

「牛尾さん!」

「牛尾のおっちゃん!」

「龍亞!!いきなりマーサハウスから飛び出していったから、心配したぞ!!」

「ご・・・・ごめん・・・。」

「牛尾。マーサハウスの守りは?」

「雑賀が守ってるぜ。ってお前まで俺を呼び捨てか!?」

牛尾は遊星 ジャック クロウに呼び捨てにされていて、全く年上扱いされていないようだ。

「そんなことはどうでもいい。早く龍亞と龍可を連れてマーサハウスへ戻れ。」

「え・・・・!?ヒイロはどうするの!?」

龍可はヒイロの突然の言葉に驚き、問いかけた。

「遊星たちのもとへ行く。できるかぎり、手を貸したい。」

「ヒイロ・・・。」

「俺も行くぜ!ダークシグナーとの戦いを最後まで見届けたいんだ!」

「龍亞・・・。」

「私も!マーサハウスで静かに待つよりはずっといいから・・・。」

「龍可・・・。」

「だとよ。俺が二人を車に乗せて連れて行く。それなら文句ねえよな?」

「牛尾・・・。はあ・・・仕方がないな。」

ヒイロは頭を抱えながら、3人の同行を認めた。

「行くぞ。まずは・・・・!?」

ヒイロはトライチェイサーに乗った瞬間、地面が揺れ、上空に巨人の地上絵のようなものが現れた。

そして、ヒイロと龍可の痣が光った。

「これは・・・遊星が戦ってるわ!!」

「ということは・・・鬼柳か。急ぐぞ!」

ヒイロは大急ぎで『Ccapac Apu』の制御塔へ向けて出発した。

「お・・・おい!!ちょっと待てよ!」

牛尾はあわてて龍亞と龍可を乗せ、車を起動させて後に続いた。




ヒイロが復活!
そして、遊星と鬼柳のデュエルが始まってしまいました!!
はたして、二人の運命は・・・!?
そして、『Ccapac Apu』の制御塔へ向かう途上にはあるデュエルが待っています。
はたして相手はあの人か??
感想待ってます!
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