遊戯王5D’s もう一人のデュエリスト   作:ナタタク

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第四十三話 戦車

「あと少しというところか・・・。」

ヒイロ達は『Cusillu』と『Ccapac Apu』の間のハイウェイに到達した。

「・・・。ハイウェイか・・・。」

ヒイロは三年前の鬼柳とのライディングデュエルを思い出した。

その時は別のハイウェイで行い、イレギュラーが発生して中止してしまったが、ヒイロにとってはいい思い出だった。

「うん・・・?」

ヒイロは何か嫌な予感を感じた。

「お・・・おい・・・なんだこりゃ!?」

牛尾が声を出した直後に紫の炎が出現した。

そして、紫の炎は鯱の地上絵を作り出した。

「ここにもダークシグナーがいるのか・・・?」

「あ・・・・!!ヒイロ!!」

龍亞は右隣の道を走っている二台のDホイールを指さした。

一台は大型戦車をイメージさせる3輪型で、もう一台はなぜかブラックバードだった。

「クロウか・・・。牛尾。二人を頼む。」

「お・・・おい!!ちょっと待てよ!!」

「ヒイロ!」

牛尾と龍可の制止を聞かずに、ヒイロはDホイールで跳躍し、クロウがいる道へ侵入した。

 

クロウは大型Dホイールとの第一コーナーの取り合いを制していた。

「よし!!俺が先攻だ・・・うん・・・?」

クロウはカードを引こうとしたときに、トライチェイサーが飛んでくるのに気付いた。

「トライチェイサー!?まさか・・・ヒイロか!」

「クロウ!どうしたんだ?」

「突然、ダークシグナーがきやがったんだ!遊星は先に行かせた!」

ヒイロは大型Dホイールに乗っているダークシグナーを見た。

そのダークシグナーは黒い長髪で褐色の大柄の男だった。

「まさか・・・ボマーか・・・。」

ヒイロは本部ビルのテレビで見たフォーチューンカップでの遊星とボマーのデュエルを思い出した。

ボマー、ゴドウィン殺害のための自爆テロを敢行したが、遊星にはばまれて逮捕された。

そのあとの動向はわからないが、死亡し、ダークシグナーとなったようだ。

「シグナー・・・・ゴドウィンの手先め!」

ボマーはヒイロの右腕痣を見ると同時に、Dホイールでトライチェイサーにぶつかった。

「ぐうっ!少なくとも俺は奴の手先になった覚えはないが・・・。」

「黙れ!ゴドウィンは私の故郷と家族を奪った!そして、シグナーはゴドウィンの手先!許すわけにはいかん!私と闘え!」

「聞く耳持たずか・・・。」

ヒイロは態勢を立て直すと、クロウと並走した。

「クロウ・・・やれるか?」

「ああ。俺たちはここでやられるわけにはいかねえからな!」

「ならば二人同時に相手してやる!先ほどの第一コーナーはクロウ!貴様がとった。ゆえにお前が先攻であることは変わりない!だが、私のライフは8000から始めさせてもらうぞ!」

「いいだろう。」

ヒイロはカードを5枚引いた。

「「「デュエル!!!」」」

 

クロウ

手札5

ライフ4000

 

ヒイロ

手札5

ライフ4000

 

ボマー

手札5

ライフ8000

 

「俺から行くぜ!ドロー!」

 

クロウ

手札5→6

 

「俺は手札から《BF-蒼炎のシュラ》を攻撃表示で召喚!ターンエンド!」

 

BF-蒼炎のシュラ レベル4 攻撃1800

 

クロウ

手札6→5

ライフ4000

場 BF-蒼炎のシュラ レベル4 攻撃1800

 

ヒイロ

手札5

ライフ4000

 

ボマー

手札5

ライフ8000

 

「俺のターン。」

 

ヒイロ

手札5→6

SPC0→1

 

クロウ

SPC0→1

 

ボマー

SPC0→1

 

「手札から《SP-リベンジ・サモン》を発動。この効果で手札から《幻獣ワイルドホーン》を攻撃表示で特殊召喚し、手札から《幻獣クロスウィング》を墓地へ送る。そして、《幻獣クロスウィング》の効果で俺の場の幻獣の攻撃力と守備力は300ポイントアップする。」

 

幻獣ワイルドホーン レベル4 攻撃1700→2000

 

SP-リベンジ・サモン

通常魔法カード

自分のスピードカウンターが2つ以下の時にのみ発動できる。

手札のモンスターカードを1枚墓地へ送り、手札からレベル4以下のモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。

 

「そして、《幻獣サンダーペガス》を守備表示で召喚。ターンエンド。」

 

幻獣サンダーペガス レベル4 守備2000→2300

 

クロウ

手札5

ライフ4000

SPC1

場 BF-蒼炎のシュラ レベル4 攻撃1800

 

ヒイロ

手札6→2

ライフ4000

SPC1

場 幻獣ワイルドホーン レベル4 攻撃2000

  幻獣サンダーペガス レベル4 守備2300

 

ボマー

手札5

ライフ4000

SPC1

 

「私のターン!ドロー!」

 

ボマー

手札5→6

SPC1→2

 

ヒイロ

SPC1→2

 

クロウ

SPC1→2

 

「手札から《SP-ダークアクセル》を発動。その効果で私のスピードカウンターは貴様らの場のモンスターの数だけ増加する!」

ボマーのDホイールが黒い霧に包まれ、スピードが上昇した。

 

SP-ダークアクセル

通常魔法

相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合にのみ発動できる。

相手フィールド上に存在するモンスターの数だけ自分のスピードカウンターを増やす。

 

ボマー

SPC2→5

 

「さらに手札から《SP-チャージ・フュージョン》を発動。手札の《ジャイアント・ボマー・エアレイド》と《プロミネンス・ドラゴン》を融合!出でよ!《起爆獣ヴァルカノン》!」

 

SP-チャージ・フュージョン

通常魔法

自分のスピードカウンターが5つ以上あるときのみ発動できる。

手札・から、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。

このカードを発動してから2回目の自分のスタンバイフェイズ時にこのカードを墓地から手札に加える。

 

起爆獣ヴァルカノン レベル6 攻撃2300

 

「《起爆獣ヴァルカノン》の効果発動!」

ボマーの宣言と同時に、《起爆獣ヴァルカノン》は《幻獣ワイルドホーン》に取りつき、自爆シークエンスに入った。

「何!?」

「《起爆獣ヴァルカノン》は相手フィールド上のモンスターを道連れに自爆し、道スレにしたモンスターの攻撃力分のダメージを貴様に与える!融爆せよ!《起爆獣ヴァルカノン》!」

《幻獣ワイルドホーン》とヒイロは《起爆獣ヴァルカノン》の爆発に巻き込まれた。

《幻獣ワイルドホーン》は消滅に、ヒイロはダメージを受けたが、赤い光のバリアによって肉体へのダメージは無かった。

 

ヒイロ

ライフ4000→2000

SPC2→0

 

「お・・・・おいヒイロ!!お前・・・その力使いすぎたら・・・。」

クロウはヒイロの行動に驚いた。

「大丈夫だ。もうこの力が俺の体を蝕むことは無い。」

ヒイロはクロウに自分の右腕の心臓の痣を見せた。

「そいつは・・・。」

クロウはその痣の中心にある石を見た。

「命の石・・・俺を守る石だ。」

「ええい・・・私は手札から罠カード《リアクター・スクラップ》を発動。その効果でデッキから3体のリアクターモンスターを墓地へ送る。」

ボマーは《サモン・リアクターAI》と《トラップ・リアクターRR》と《マジック・リアクターAID》を墓地へ送った。

 

リアクター・スクラップ

罠カード

自分の墓地に《ジャイアント・ボマー・エアレイド》が存在している場合にのみ発動できる。

更に自分のターンのメインフェイズ2時に自分フィールド上のモンスターが存在しない場合、手札から発動できる。

自分の手札・デッキから「リアクター」と名のつく機械族モンスターを3枚墓地へ送る。

このカードを発動したターン、自分はモンスターを通常召喚できない。

 

「??どういうことだ?」

クロウはボマーの行動がよくわからなかった。

クロウは遊星から《ジャイアント・ボマー・エアレイド》について聞いたことがある。

そのカードはかなり手ごわいカードだが、ボマーはあっさりと融合素材にし、更に召喚に必要なリアクターモンスターまで墓地へ送った。

「おそらく・・・何か恐ろしいカードはある・・・。」

ヒイロはディマクとのデュエルの後だということもあり、嫌な予感がした。

「このカードは通常召喚を行っていないターンにのみ、私の墓地から《ジャイアント・ボマー・エアレイド》、そして3枚のリアクターモンスターをゲームから除外することで特殊召喚できる。出でよ!《ジャイアント・ボマー・エアレイド・ツヴァイ》!!」

ボマーの墓地から《ジャイアント・ボマー・エアレイド》と《サモン・リアクターAI》、《トラップ・リアクターRR》、《マジック・リアクターAID》が現れる。

3体のリアクターモンスターは分解され、《ジャイアント・ボマー・エアレイド》のパーツになった。

そして、《ジャイアント・ボマー・エアレイド》はそれらのパーツで改造され、更に巨大になり、兵器の数が増加し、ビーム砲が追加された《ジャイアント・ボマー・エアレイド・ツヴァイ》となった。

「私はこれでターンエンド。」

「な・・・なんだよ・・・・こいつは!?」

「ちっ・・・。悪い予感ほどよく当たる。」

ヒイロとクロウは《ジャイアント・ボマー・エアレイド・ツヴァイ》に戦慄した。

 

ジャイアント・ボマー・エアレイド・ツヴァイ

レベル10 攻撃4000 守備3000 効果 機械族 風属性

このカードは通常召喚できない。

このカードを特殊召喚したターン、自分はモンスターを通常召喚できない。

自分が通常召喚を行っていないターンにのみ、自分の墓地に存在する「ジャイアント・ボマー・エアレイド」「サモン・リアクターAI」「トラップ・リアクターRR」「マジック・リアクターAID」をゲームから除外することで手札から特殊召喚することができる。

1ターンに1度フィールド上に存在するカードを1枚選択して破壊することができる。

この効果は特殊召喚されたターン発動することができない。

また、相手のターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。

・相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。

そのモンスターを破壊し、相手ライフに800ポイントダメージを与える。

・相手がカードをセットした時に発動できる。

そのカードを破壊し、相手ライフに800ポイントダメージを与える。

 

クロウ

手札5

ライフ4000

SPC2

場 BF-蒼炎のシュラ レベル4 攻撃1800

 

ヒイロ

手札2

ライフ2000

SPC0

場 幻獣サンダーペガス レベル4 守備2300

 

ボマー

手札6→0

SPC5

場 ジャイアント・ボマー・エアレイド・ツヴァイ レベル10 攻撃4000




ジャイアント・ボマー・エアレイドの強化版登場です!!
ちょっと召喚条件が厳しいかも・・・。
でも、コストなしで自由なカード破壊が可能なのでちょうどいいかも。
感想待ってます!
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