遊戯王5D’s もう一人のデュエリスト   作:ナタタク

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第四十六話 百眼

龍可達はハイウェイの終点でヒイロ達を待っていた。

「あ!!ヒイロとクロウだ!!」

「え・・・!?」

龍可は龍亞が指差す方向を見た。

そこにはトライチェイサーとブラックバードが並走してここに向かっていた。

二台のDホイールが止まると、三人は駆け寄った。

「ヒイロ!クロウ!ったく心配掛けやがって・・・。」

「すまない。急いで遊星のもとへ向かうぞ。」

ヒイロはすぐにトライチェーサーを発進させた。

「お・・・おい!!ったく・・・あいつなんであんなに・・・。」

「・・・。見届けてえんだよ。あいつは・・・。遊星と鬼柳の宿命の結末をよ・・・。」

「宿命・・・か・・・。」

「ああ・・・。俺たちも急ごうぜ!」

クロウ達も遊星たちのもとへ急行した。

 

「・・・。もう始まっているか・・・。」

ヒイロは近くの高台でDホイールを停めた。

目の前は巨人の地上絵があり、その中で遊星と鬼柳が第一コーナー争いを演じていた。

そんな中、クロウ達が高台に到着した。

「ヒイロ!!遊星と鬼柳は!?」

「もうデュエルを始めている。」

「・・・。そうか・・・。遊星・・・鬼柳・・・。」

クロウは少し悲しげに2人の姿を見下ろした。

 

「へへ!!そらあ!!」

鬼柳はギガントLを遊星号の側面に移動させ、ぶつかった。

「うわあ!!」

「へへ!!先攻は俺がもらうぜ!!」

鬼柳は遊星が体勢が立て直している間に第一コーナーを取った。

 

鬼柳

手札5

ライフ4000

 

遊星

手札5

ライフ4000

 

「俺のターン!ドロー!!」

 

鬼柳

手札5→6

 

「俺は手札から《インフェルニティ・ネクロマンサー》を守備表示で召喚!!」

 

インフェルニティ・ネクロマンサー レベル3 守備2000

 

「そしてカードを1枚伏せ、ターンエンド!!」

 

鬼柳

手札6→3

ライフ4000

場 インフェルニティ・ネクロマンサー レベル3 守備2000

 

遊星

手札5

ライフ4000

 

「インフェルニティ・・・?これが鬼柳のダークシグナーになって手に入れたカードか・・・。」

「ヒイロ・・・。なんでこうなっちまったのかな?サテライトを統一するまでは俺たちと鬼柳はあんなに・・・。」

「・・・。」

ヒイロは表情一つ変えずにトライチェイサーの画面をタッチして鬼柳のギガントLと通信を繋げた。

「今更どの顔下げて俺を見てやがる!!ヒイロ!クロウ!!」

「鬼柳!!お前は誤解している!!俺たちはお前を救おうと・・・!!」

「黙れクロウ!!ならどうして俺と一緒にセキュリティと戦わなかった!?それが俺を・・・・チーム・サティスファクションを売ったってことだろが!!!」

鬼柳は激昂し、Dホイールを加速させた。

「・・・。クロウ。今は何を言っても無駄だ。」

ヒイロとクロウの肩に手を置いた。

「でもよ・・・ヒイロ!!」

「・・・。今は・・・遊星と二人きりにしてやろう・・・。」

そういうと、ヒイロは通信を切った。

 

「俺のターン!」

 

遊星

手札5→6

SPC0→1

 

鬼柳

SPC0→1

 

「俺は手札を1枚墓地へ送り、《クイック・シンクロン》を特殊召喚。」

 

クイック・シンクロン レベル5 攻撃700(チューナー)

 

「そして、手札から《チューニング・サポーター》を召喚!」

 

チューニング・サポーター レベル1 攻撃100

 

「《チューニング・サポーター》だと!?まさか!」

「ああ・・・。そうだ。《チューニング・サポーター》をシンクロ素材とするとき、このカードのレベルを2として扱うことができる。レベル2の《チューニング・サポーター》にレベル5の《クイック・シンクロン》をチューニング!集いし叫びが木霊の矢となり空を裂く!光さす道となれ!シンクロ召喚!いでよ、《ジャンク・アーチャー》!」

 

ジャンク・アーチャー レベル7 攻撃2300

 

「ちいっ!!」

「《チューニング・サポーター》をシンクロ素材として使用し、墓地へ送ったとき、デッキからカードを1枚ドローする!」

 

遊星

手札6→3→4

 

「更に、墓地に存在する《レベル・スティーラー》の効果発動!このカードは自分フィールド上のレベル5以上のモンスターのレベルを1つ下げることで墓地から特殊召喚できる。蘇れ!《レベル・スティーラー》!」

 

ジャンク・アーチャー レベル7→6 攻撃2300

レベル・スティーラー レベル1 攻撃600

 

「《ジャンク・アーチャー》の効果発動!1ターンに1度、相手フィールド上のモンスター1体をエンドフェイズまで除外する!ディメンジョン・シュート!!」

《ジャンク・アーチャー》は《インフェルニティ・ネクロマンサー》に向かって矢を放った。

矢を受けた《インフェルニティ・ネクロマンサー》は次元のはざまに飲み込まれ、消えて行った。

「バトル!《ジャンク・アーチャー》でダイレクトアタック!!スクラップ・アロー!」

《ジャンク・アーチャー》は鬼柳に向かって矢を放った。

「うわああ!!」

 

鬼柳

ライフ4000→1700

SPC1→0

 

「更に、《レベル・スティーラー》でダイレクトアタック!」

「ぐあ・・・!!」

 

鬼柳

ライフ1700→1100

 

「・・・・。はははは・・・ヒャッハーーー!!罠カード発動!《煉獄の鎖》!!相手がダイレクトアタックで俺にダメージを与えたときに発動できる!お前のフィールド上のカード1枚を破壊する!!」

「何!?」

《煉獄の鎖》のカードから小刀が付いた鎖が飛び出し、《ジャンク・アーチャー》を破壊した。

「そして手札からインフェルニティモンスター1体を特殊召喚する。《インフェルニティ・ドワーフ》を特殊召喚!!」

 

鬼柳

手札3→2

インフェルニティ・ドワーフ レベル2 攻撃800

 

煉獄の鎖

通常罠カード

自分が相手から直接攻撃で戦闘ダメージを受けた時に発動できる。

相手フィールド上に存在するカード1枚を破壊し、手札からレベル6以下の「インフェルニティ」と名のつくモンスター1体を特殊召喚する。

 

「くっ・・・!3枚カードを伏せ、ターンエンド。」

遊星のターンエンドの宣言とともに鬼柳の場に次元のはざまが生まれ、《インフェルニティ・ネクロマンサー》が抜け出してきた。

 

遊星

手札4→1

ライフ4000

SPC1

場 レベル・スティーラー レベル1 攻撃600

  伏せカード3

 

鬼柳

手札2

ライフ1100

SPC0

場 インフェルニティ・ドワーフ レベル2 攻撃800

  インフェルニティ・ネクロマンサー レベル3 守備2000

 

「俺のターン!!」

 

鬼柳

手札2→3

SPC0→1

 

遊星

SPC1→2

 

「カードを1枚伏せる。そして、このカードは手札の闇属性モンスターを1枚墓地へ送ることで、手札から特殊召喚できる。来い!《DTデス・シルクハット》!」

鬼柳の場に紳士服とシルクハットを着た黒い霧でできた男が現れた。

 

DT(ダークチューナー)デス・シルクハット

レベル10 攻撃0 守備0 ダークチューナー 闇属性 アンデッド族

このカードは自分の手札に存在する闇属性モンスターを1枚墓地へ送ることで手札から特殊召喚できる。

このカードの特殊召喚に成功した時、相手は自分フィールド上のこのカード以外のモンスター1体を選択して破壊する。そして、墓地からレベル4以下の「インフェルニティ」と名のつく闇属性モンスター1体を特殊召喚する。

 

鬼柳

手札3→0

 

「さあ遊星!破壊したいモンスターを選べ!!」

「(ダークシンクロモンスターを呼び出すのは確実だ・・・。それに、鬼柳のダークシンクロモンスターは何かはわからないが、今は蘇生効果を持っているモンスターを・・・。)俺は《インフェルニティ・ネクロマンサー》を選択する!!」

地中から巨大な腕が現れ、《インフェルニティ・ネクロマンサー》を拘束し、地中へ戻ると、それによってできた穴から《インフェルニティ・デーモン》が出てきた。

 

インフェルニティ・デーモン レベル4 攻撃1800

 

「遊星!!見せてやるよ!俺が貴様を倒すために生み出したコンボ 無手札必殺(ハンドレスコンボ)を!!」

「無手札必殺!?」

「《インフェルニティ・デーモン》の効果!このカードの特殊召喚に成功した時、手札が0枚の場合、デッキからインフェルニティカードを1枚手札に加える!そして、手札に加えたカードを伏せる!!そして、レベル2の《インフェルニティ・ドワーフ》に、レベル10の《デス・シルクハット》をダークチューニング!!漆黒の帳下りし時、冥府の瞳は開かれる。舞い降りろ闇よ!ダークシンクロ!いでよ、《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》!」

鬼柳の場に体中に目を持った邪悪な竜が現れた。

 

ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン

レベル-8 攻撃3000 守備2500 ダークシンクロ 闇属性 ドラゴン族

チューナー以外のモンスター1体-ダークチューナー

このカードはシンクロ素材とするチューナー以外のモンスター1体のレベルからダークチューナーのレベルを引き、その数値が-8に等しい場合のみ、シンクロ召喚する事ができる。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分の墓地に存在する全ての「インフェルニティ」と名のついたモンスターと同じ効果を得る。

このカードが破壊され、墓地へ送られたとき、デッキから「地縛神」と名のつくカードを1枚選択して手札に加える。

 

「なんだ・・・・!?あの邪悪なドラゴンは・・・??」

「《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》の効果発動!墓地に存在する《インフェルニティ・ネクロマンサー》の効果を得る。手札が0枚の時、1ターンに1度、墓地に存在する《インフェルニティ・ネクロマンサー》以外のインフェルニティモンスター1体を特殊召喚できる。墓地から《インフェルニティ・ドワーフ》を特殊召喚!」

《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》の胸にある瞳に《インフェルニティ・ネクロマンサー》が現れ、地中から《インフェルニティ・ドワーフ》が這い上がってきた。

 

インフェルニティ・ドワーフ レベル2 攻撃800

 

「バトルだ!!《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》で《レベル・スティーラー》を攻撃!インフィニティ・サイト・ストリーム!!!」

《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》の口から紫色の毒々しい炎が放たれた。

しかし、その炎は3つの民族風の飾りをつけた顔が描かれた柱に阻まれた。

「何!?」

「罠カード発動!《トーテムポール》!!このカードは3回まで相手モンスターの攻撃を無効にする!」

炎が消えた後、3つの頭のうちの一つが砕けた。

 

トーテムポール

永続罠カード

相手モンスター1体のモンスターへの攻撃を無効にする。 この効果を3回使用した後、このカードを破壊する。

 

「ちい!!残りのモンスターでも攻撃だ!」

《インフェルニティ・デーモン》と《インフェルニティ・ドワーフ》が残りの頭を破壊した。

「しぶてえなあ!遊星!その調子で粘ってくれよ!そのほうが粒し甲斐があるからよお!ひゃーーーははは!!ターンエンド!!」

「く・・・鬼柳・・・。」

遊星は鬼柳が連行されたときのことを思い出した。

あの時のことは常に遊星を罪の意識に悩ませる。

「あの時・・・俺は間違っていた・・・。だが今は・・・!」

遊星は鬼柳と《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》に目を向けた。

 

遊星

手札1

ライフ4000

SPC2

場 レベル・スティーラー レベル1 攻撃600

  伏せカード2

 

鬼柳

手札0

ライフ1100

SPC1

場 ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン レベル-8 攻撃3000

  インフェルニティ・ドワーフ レベル2 攻撃800

  インフェルニティ・デーモン レベル4 攻撃1800

  伏せカード1

 

墓地にあるインフェルニティモンスター

インフェルニティ・ネクロマンサー




遊星VS鬼柳開始です!!
ヒイロを参戦させなかった理由はさすがに途中参戦させたら遊星と鬼柳の問題に水を差すことになるかもしれないと思ったからです。
また、トーテムポールは遊星が収容所仲間である矢薙のカードです。遊星、せっかく仲間が暮れたカードなのに使わないのはひどすぎでしょ!?ラリーのカードは使ってたのに・・・。
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