遊戯王5D’s もう一人のデュエリスト   作:ナタタク

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第五十八話 水神

ヒイロ

手札2

ライフ2000

SPC2

場 幻獣巨人タイタン(《闇の呪縛》の対象) レベル6 攻撃2100

  幻獣ロックリザード レベル7 攻撃2500

  伏せカード2

 

ミサキ

手札4(うち1枚は《エレキンギョ》)

ライフ4000

SPC2

場 エレキングコブラ レベル4 攻撃2800→1000

  闇の呪縛(永続罠)

 

「私のターン・・・ドロー。」

 

ミサキ

手札4→5

SPC2→3

 

ヒイロ

SPC2→3

 

「手札から《エレキンギョ》を召喚。」

 

エレキンギョ レベル2 攻撃100 (チューナー)

 

「(来るか・・・?)」

「レベル4の《エレキングコブラ》に、レベル2の《エレキンギョ》をチューニング。シンクロ召喚。《エレキマイラ》。」

 

エレキマイラ レベル6 攻撃1400

 

 

「更に、手札から《SP-シンクロ・リバイバル》を2枚発動。私のスピードカウンターが3つ以上あるとき、このターン、シンクロ素材として墓地へ送ったレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚できる。墓地から《エレキングコブラ》と《エレキンギョ》を特殊召喚。」

 

 

エレキンギョ レベル2 攻撃100 (チューナー)

エレキングコブラ レベル4 攻撃1000

 

SP(スピードスペル)-シンクロ・リバイバル

通常魔法カード

自分のスピードカウンターが3つ以上あり、自分がシンクロ召喚を行ったターンのメインフェイズ1にのみ発動できる。

このターン、シンクロ素材として墓地へ送ったレベル4以下のモンスター1体を自分または相手の墓地から自分フィールド上に特殊召喚する。

その効果で特殊召喚されたモンスターは攻撃宣言できず、効果は無効となる。

 

「シンクロ素材を復活させるだと!?」

「レベル4の《エレキングコブラ》に、レベル2の《エレキンギョ》をチューニング。シンクロ召喚。《エレキマイラ》。」

 

エレキマイラ レベル6 攻撃1400

 

「エレキマイラは相手プレイヤーに直接攻撃ができて、更に直接攻撃で相手にダメージを与えるとき、相手の手札1枚をデッキトップに戻すことができる。」

「何!?」

ヒイロは冷や汗をかいた。

「そして、このカードは私の場にエレキと名のつくシンクロモンスターが2体以上存在するとき、特殊召喚することができる。《エレキングコング》を特殊召喚。」

ミサキの場に派手な色合いをした大きなゴリラが現れた。

 

エレキングコング

レベル6 攻撃1800 守備1200 効果 光属性 雷族

このカードは通常召喚できない。

自分フィールド上に「エレキ」と名のつくシンクロモンスターが2体以上表側表示で存在するときにのみ、手札から特殊召喚することができる。

このカードが表側攻撃表示で存在する限り、自分フィールド上の「エレキ」と名のつくモンスターの攻撃力は800ポイントアップする。

「エレキングコング」はフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。

 

「・・・ゴリラ・・・?」

「このカードが存在する限り、私の場のエレキモンスターの攻撃力は800ポイントアップする。」

 

エレキマイラ レベル6 攻撃1400→2200

エレキマイラ レベル6 攻撃1400→2200

エレキングコブラ レベル6 攻撃1800→2400

 

「終わり。《エレキマイラ》でダイレクトアタック。」

ミサキはつまらなさそうに直接攻撃の宣言をした。

《エレキマイラ》はヒイロの場のカードに目もくれず、ただヒイロの首筋を狙い、突っ込んだ。

だが、奇妙な次元の渦が《エレキマイラ》の目の前に現れ、そのモンスターはそれに吸い込まれそうになったので、すぐにミサキの場に戻った。

「・・・。罠カードね。」

「ああ。罠カード《攻撃の無力化》。その効果で、攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了させた。」

バトルフェイズ終了とともに次元の渦が消えた。

「カードを2枚伏せてターンエンド。」

 

ヒイロ

手札2

ライフ2000

SPC3

場 幻獣巨人タイタン(《闇の呪縛》の対象) レベル6 攻撃2100

  幻獣ロックリザード レベル7 攻撃2500

  伏せカード

 

ミサキ

手札5→0

ライフ4000

SPC3

場 エレキマイラ レベル6 攻撃2200

  エレキマイラ レベル6 攻撃2200

  エレキングコング レベル6 攻撃2600

  伏せカード2

 

「俺のターン。」

 

ヒイロ

手札2→3

SPC3→4

 

ミサキ

SPC3→4

 

「罠カード発動。《シンクロ・カオスストリーム》。あなたの場のモンスターをすべて破壊する。」

 

シンクロ・カオスストリーム

通常罠

このカードは自分フィールド上にシンクロモンスターが2体以上存在するターンのスタンバイフェイズ時にのみ発動できる。

相手フィールド上に存在するモンスターをすべて破壊する。

 

ミサキの場に2体の《エレキマイラ》の力が光と闇のエネルギーがこもった竜巻を出現させ、ヒイロの場の《幻獣巨人タイタン》と《幻獣ロックリザード》を破壊した。

「ぐう・・・。だが、《幻獣ロックリザード》は相手がコントロールするカードの効果で破壊され、墓地へ送られたとき、相手に2000ポイントのダメージを与える。」

破壊された《幻獣ロックリザード》は最期の力を振り絞って、口から灼熱の炎を吐き出した。

「なら、罠カード発動。《バースト・シンクロ・サモン》。相手の効果ダメージを0にする。」

ミサキの場に魔法陣が現れ、灼熱の炎を吸収した。

「更に、その効果で無効にしたダメージと同じ数値の攻撃力を持つシンクロモンスターを召喚条件を無視して特殊召喚する。《エレキテルドラグーン》を特殊召喚。」

魔法陣が、吸収した炎を召喚用魔力に変換した。

そして、そこから容姿は《エレキテルドラゴン》に似ているが、体の色がエレキモンスターと同じく派手なドラゴンが魔法陣から現れた。

 

エレキテルドラグーン

レベル8 攻撃2000 守備1000 シンクロ 光属性 雷族

「エレキ」と名のついたチューナー+チューナー以外の雷族モンスター1体以上

このカードはシンクロ召喚でしか特殊召喚できない。

このカードはダメージステップ中のみ、攻撃力を300ポイントダウンさせることで、相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。

このカードが戦闘で相手プレイヤーにダメージを与えたとき、相手フィールド上のカードを1枚選択して破壊する。

 

《エレキテルドラグーン》は、《エレキングコング》から電気エネルギーを提供され、攻撃力が強化された。

 

エレキテルドラグーン レベル8 攻撃2000→2800

 

「これで私の場のモンスターが3体、あなたの場のモンスターは全滅。退屈ね。」

「・・・。」

ヒイロはモンスターが全滅したにもかかわらず、笑みを浮かべていた。

「・・・・?何がおかしいの?」

「お前が俺の場の《幻獣巨人タイタン》を破壊したことで、俺の勝利への活路が開いた。罠カード発動。《シンクロ・スピリッツ》。俺の墓地のシンクロモンスターを除外し、除外したモンスターのシンクロ素材として使用したモンスター1組を特殊召喚する。俺は《幻獣巨人タイタン》を除外する。」

ヒイロの場に光の輪が2つあらわれ、そこから《幻獣クロスウィング》と《幻獣スパークラムウ》が現れた。

 

幻獣クロスウィング レベル4 攻撃1300

幻獣スパークラムウ レベル2 攻撃1200

 

「そして、このカードは俺の場にチューナーが表側表示で存在するとき、特殊召喚できる。来い!《シンクロ・エクスクルーダー》。」

 

シンクロ・エクスクルーダー レベル2 攻撃0

 

「これで・・・・レベル8のシンクロモンスターのシンクロ召喚ができる・・・。」

「そうだ。レベル4の《幻獣クロスウィング》と、レベル2の《シンクロ・エクスクルーダー》に、レベル2の《幻獣スパークラムウ》をチューニング。深海に眠りし破邪の水龍よ!敵の技を無にし、激流の如く邪悪を薙ぎ払え!シンクロ召喚!出でよ!《マリンフォース・ドラゴン》!」

 

マリンフォース・ドラゴン レベル8 攻撃2600

 

「《マリンフォース・ドラゴン》・・・。でも、私の場には攻撃力2800の《エレキテルドラグーン》がいる。・・・!?」

ミサキの場に突然、シンクロ素材となった《シンクロ・エクスクルーダー》が現れた。

そして、《エレキテルドラグーン》に魔法をかけ、無力化した。

「《シンクロ・エクスクルーダー》の効果。このカードを素材としてドラゴン族シンクロモンスターのシンクロ召喚に成功した時、相手モンスター1体の攻撃力・守備力を0にする。」

 

エレキテル・ドラグーン レベル8 攻撃2800→0

 

「でも、私のライフは4000。たとえ《エレキテルドラグーン》を攻撃しても、私のライフは残る。そして、次のターンであなたは終わり。」

「いや、お前のターンは来ない。手札から《SP-トラップ・ブースター》を発動。スピードカウンターを4つ取り除くことで、手札から罠カードを発動する。」

 

SP-トラップ・ブースター

速攻魔法カード

自分のスピードカウンターを4つ取り除くことで発動できる。

自分の手札から罠カードを1枚選択し、発動する。

 

「罠カード・・・?」

「ああ・・・。俺の残りの手札はこの1枚のみ。《ネプチューン・ケイン》。」

ダイダロスブリッジの下の海から古代ギリシャをイメージさせるレリーフが付いた青い剣状の杖が現れ、《マリンフォース・ドラゴン》に装備された。

 

ネプチューン・ケイン

通常罠

自分フィールド上に《マリンフォース・ドラゴン》が表側表示で存在するときにのみ発動できる。

自分フィールド上の《マリンフォース・ドラゴン》1体の攻撃力が300ポイントアップし、このターン、相手フィールド上に存在するすべてのモンスターに1回ずつ攻撃することができる。

 

「この効果で《マリンフォース・ドラゴン》の攻撃力が300ポイントアップし、このターン、お前に場のすべてのモンスターに1回ずつ攻撃できる。」

 

マリンフォース・ドラゴン レベル8 攻撃2600→2900

 

「そんな・・・・!!」

「行け。《マリンフォース・ドラゴン》。マリン・クラッシュ。」

《マリンフォース・ドラゴン》はその手に装備された《ネプチューン・ケイン》に力を集中させ、ミサキの場に向かってその杖を振った。

すると、異次元から巨大な波が召喚され、ミサキの場のすべてのモンスターを飲み込み、《エレキテルドラグーン》《エレキングコング》《エレキマイラ》《エレキマイラ》の順番で破壊された。

「きゃああ!!」

 

ミサキ

ライフ4000→1200→900→0

 

デュエル終了と同時に、エレキッスが白い煙を出して強制停止した。

「いいデュエルだった。」

「別の負けてもどうでもいい。本気出してないだけ。」

ミサキは相変わらずの冷めた表情でヒイロに言った。

「そうか。なら、今度は本気のデッキでデュエルをするぞ。先に戻る。」

ヒイロはペントハウスへ戻っていった。

「ヒイロ・・・。あなたに新しい可能性を示してあげる・・・。」

ミサキは小声でそう言った後、エレキッスに乗り、ペントハウスへ向かった。

 

「いただきます!」

龍亞と龍可は手を合わせた後、ヒイロが作った夕食を食べ始めた。

「へえ・・・。ミサキさんとヒイロがデュエルを・・・。それで、結果はどうだったの?」

「ヒイロの勝ち。」

ミサキは龍可の質問に淡々と答え、夕食を食べ始めた。

「すっげー!さすがヒイロ!」

「いや、逆転するまでは完全にミサキに押されていた。一歩間違えたら、負けていた。」

「へえーー!俺もミサキ姉ちゃんとデュエルしたいなー!」

「お前が相手だと、あっという間にやられるぞ。」

「ぶー!やってみないと分からないじゃん!」

龍亞の不満げな表情を尻目に、ヒイロは夕食を黙々と食べ続けた。

「じゃあ・・・食べ終わったらやる?」

「えーーー!!いいの!?うんうん!!やるやる!!」

龍亞は急いで夕食を食べた。

「(ライディングデュエル・・・。私もヒイロとライディングデュエルができたら・・・。)」

「うん?何か重要なことを忘れているような気がする・・・・?」

ヒイロは食べる手を止め、考えた。

「思い出さなくていい。どうせどうでもいいこと。」

「・・・。そうだな。」

ヒイロはミサキの言葉に同意し、再び食べ始めた。

ちなみに、夕食後は龍亞とミサキがデュエルをしたが、龍亞の全戦全敗だった。

 

ちなみに・・・翌日の早朝に一人の若い男がダイダロスブリッジで自身のDホイールの上で眠っている状態でセキュリティに保護されたという・・・。




ヒイロVSミサキのデュエルはやっぱりヒイロの勝利に終わりました!
それにしても、ミサキかなり手強くしすぎたかも・・・。
そして、トオルの扱いが雑になっています・・・・。
感想待ってます!
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