ヒイロとアンノウンがデュエルをしている間、遊星は青い髪と赤いサングラスをつけた青年とデュエルをしていた。
彼のDホイール『デルタ・イーグル』は形は『オメガ・ホーク』と同じだが、色合いは青を基調としていた。
そして、彼の場に《TGブレード・ガンナー》がアクセルシンクロされるのと同時に、離れたレーンでは《覚醒将ガルド》がフュージョンシンクロされた。
「なんだ・・・!?あのモンスターは・・・!!?」
「遊星!よそ見をしている場合か!!私とのデュエルに集中しろ!!」
謎のDホイーラーはさらにスピードを上げた。
「く・・・。」
遊星は今自分が行っているデュエルに集中するために、スピードを上げた。
「(あのモンスター・・・。まさか・・・君なのか・・・?ゼロ・・・。)」
一方、集会所のベランダでは、龍可達がジャックとトオルのDホイール画面を通して2つのデュエルを観戦していた。
「なんだ!?あの2体のシンクロモンスターは!?」
「どちらも、相手のターン中にシンクロ召喚しやがった!!」
「しかも、どちらも攻撃力3000クラスかよ・・・。」
ジャック クロウ トオルは2体のモンスターに戦慄した。
「遊星・・・。」
「ヒイロ・・・。」
アキと龍可はそれぞれの想い人を心配した。
(ヒイロのターンのメインフェイズ1)
ヒイロ
手札3
ライフ3300
SPC2
場 幻獣ドレインキュクレイン レベル1 攻撃0(チューナー)
幻獣ワイルドホーン レベル4 守備0
アンノウン
手札2
ライフ4000
SPC2
場 覚醒将ガルド レベル10 攻撃3200
「《覚醒戦艦ベリアル》の効果!このカードが墓地に存在する場合、私の場のシンクロモンスターの攻撃力が300ポイントアップするわ。」
墓地から《覚醒戦艦ベリアル》はレーザーを《覚醒将ガルド》の龍の紋章に向かって放った。
レーザーを受けた《覚醒将ガルド》の肉体が急激に発達、強化された。
覚醒将ガルド レベル10 攻撃3200→3500
「さあ!!ヒイロ!このモンスターを倒すことができるかしら!?」
「(先ほどの《幻獣ドレインキュクレイン》の効果で《覚醒仙人フガク》を吸収し、《マリンフォース・ドラゴン》をシンクロ召喚したかったが・・・。)このカードは、俺の場に幻獣が存在するとき、手札から特殊召喚できる。《幻獣ライフシルフ》を特殊召喚。」
ヒイロの場にピンクの髪と白い羽根を持つ妖精が現れた。
幻獣ライフシルフ
レベル1 攻撃100 守備300 効果 風属性 天使族
このカードは、自分フィールド上に「幻獣」と名のつくモンスターが表側表示で存在する場合、手札から特殊召喚できる。
このカードをシンクロ素材としたシンクロモンスターのシンクロ召喚に成功した時、自分のライフが600ポイント回復する。
「レベル4の《幻獣ワイルドホーン》と、レベル1の《幻獣ライフシルフ》に、レベル1の《幻獣ドレインキュクレイン》をチューニング。シンクロ召喚。《幻獣海龍リヴァイアサン》。」
海から青を基調とした体をした蛇龍が現れ、ヒイロの場に移動した。
幻獣海龍リヴァイアサン
レベル6 攻撃2400 守備1000 シンクロ 水属性 ドラゴン族
「幻獣」と名のつくチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
このカードの攻撃力を半分にし、このターンこのカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
1ターンに1度、手札を1枚墓地へ送ることで、デッキ・墓地から「幻獣」と名のつくレベル4以下のモンスター1体を選択し、手札に加えることができる。
「そして、《幻獣ライフシルフ》の効果発動。このカードを素材としたシンクロ召喚に成功した時、ライフを600回復する。」
ヒイロ
ライフ3300→3900
「そして、《幻獣海龍リヴァイアサン》は、攻撃力を半分にすることでダイレクトアタックすることができる。行け!《幻獣海龍リヴァイアサン》!海鳴の波動。」
《幻獣海龍リヴァイアサン》は再び深海へ身をひそめ、アンノウンの真下から水のブレスを発射しようとしたが、なぜか目の前に現れた《覚醒将ガルド》に妨害された。
「何!?」
「《覚醒将ガルド》の効果よ。このカードは相手モンスターの効果の発動、または攻撃宣言時にこのカードをエンドフェイズまで除外することができるわ。そして、このカードを自身の効果で除外したターン、相手モンスターの攻撃を封じるわ。」
「ち・・・。」
ヒイロは舌打ちをした。
これは《覚醒将ガルド》を倒さない限り、まともに攻撃することができないことを意味していた。
「カードを2枚伏せ、ターンエンド。(すべては・・・この伏せカードの発動タイミングが問題となる・・・。)」
ヒイロ
手札3→0
ライフ3900
SPC2
場 幻獣海龍リヴァイアサン レベル6 攻撃2400
伏せカード2
アンノウン
手札2
ライフ4000
SPC2
場 覚醒将ガルド レベル10 攻撃3500
「私のターン。ドロー!」
アンノウン
手札2→3
SPC2→3
ヒイロ
SPC2→3
「手札に存在する《覚醒獣アンダース》の効果発動!このカードを墓地へ送ることで、私の場のシンクロモンスター1体の攻撃力を1000ポイントアップするわ!」
アンノウンの場に《覚醒獣アンダース》の幻影が現れ、《覚醒将ガルド》に力を与えた。
覚醒将ガルド レベル10 攻撃3500→4500
覚醒獣アンダース
レベル1 攻撃0 守備0 チューナー 光属性 獣族
このカードを墓地へ送り、自分フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの攻撃力が1000ポイントアップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
「攻撃力・・・・4500・・・。」
「バトル!《覚醒将ガルド》で《幻獣海龍リヴァイアサン》を攻撃!ウェイクアップ・マグナム!」
《覚醒将ガルド》は龍の紋章からエネルギーを供給された銃で《幻獣海龍リヴァイアサン》を攻撃した。
銃弾が《幻獣海龍リヴァイアサン》に直撃すると、そのモンスターの体内の魔力が暴走し、爆発してしまった。
「うわあああ!!」
ヒイロ
ライフ3900→1800
「く・・・罠カード発動!《奇跡の残照》!このターン、戦闘で破壊されたモンスター1体を特殊召喚する。蘇れ!《幻獣海龍リヴァイアサン》。」
それから海に光が差し込み、その光の中から《幻獣海龍リヴァイアサン》が復活した。
幻獣海龍リヴァイアサン レベル6 攻撃2400
「カードを2枚伏せ、ターン終了よ。」
ヒイロ
手札0
ライフ1800
SPC3
場 幻獣海龍リヴァイアサン レベル6 攻撃2400
伏せカード1
アンノウン
手札3→0
ライフ4000
SPC3
場 覚醒将ガルド レベル10 攻撃4500
「(あの伏せカード2枚が気になるが・・・今は《覚醒将ガルド》を倒すことが先決だ・・・。あのカードが来れば・・・。)俺のターン!」
ヒイロ
手札0→1
SPC3→4
アンノウン
SPC3→4
「(・・・。よし!!)手札から《SP-クラッシュ・ブースター》を発動!俺のスピードカウンターをすべて取り除き、俺の場のモンスター1体の攻撃力をエンドフェイズまで400ポイントアップする。俺のスピードカウンターは4。よって、《幻獣海龍リヴァイアサン》の攻撃力は1600ポイントアップする。」
ヒイロ
SPC4→0
幻獣海龍リヴァイアサン レベル6 攻撃2400→4000
SP(スピードスペル)クラッシュ・ブースター
通常魔法カード
自分フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動する。
自分のスピードカウンターをすべて取り除き、選択したモンスターの攻撃力を取り除いたスピードカウンターの数×400ポイントアップする。
このカードを発動したターン、選択したモンスター以外のモンスターは攻撃できない。
「スピードカウンターをすべて削ってまでのパワーアップね・・・。でも、私の場の《覚醒将ガルド》の攻撃力は4500!まだ足りないわね!」
「ああ・・・。だが、これで届く!罠カード発動!《幻獣の鎖》。俺の場に幻獣がいるとき、相手モンスター1体を選択、選択したモンスターの効果を無効にし、攻撃力は500ポイントダウンさせる。」
「何!?」
《幻獣の鎖》のカードから、幻獣の魔力がこもった鎖が放たれ、《覚醒将ガルド》を拘束し、その能力と力を封じた。」
覚醒将ガルド レベル10 攻撃4500→4000
幻獣の鎖
永続罠カード
自分フィールド上に「幻獣」と名のつくモンスターが存在するとき、相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの効果を無効にし、攻撃力を500ポイントダウンする。
選択したモンスターがフィールドから離れたとき、このカードを破壊する。
「(良し・・・これで《覚醒将ガルド》を・・・。)バトル!《幻獣海龍リヴァイアサン》で《覚醒将ガルド》を・・・。」
その瞬間、アンノウンはかすかに笑んだ。
「罠カード発動!《シンクロ・ショックウェーブ》!」
「な・・・何!?」
ヒイロは驚愕した。
「フィールド上のシンクロモンスター1体を破壊し、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージをお互いに受けるわ。」
《覚醒将ガルド》が自爆し、強烈な衝撃波が二人を飲み込んだ。
「ぐああああ!!」
「きゃああ!!」
ヒイロ
ライフ1800→0
アンノウン
ライフ4000→0
シンクロ・ショックウェーブ
通常罠カード
フィールド上に存在するシンクロモンスター1体を選択する。
選択したモンスターを破壊し、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージをお互いに受ける。
ドローとなったことで、互いのDホイールが強制停止した。
「なぜ・・・そのカードを発動した・・・?」
「私にとって、このデュエルの勝敗は重要ではないわ。重要なのは、あなたにこのカード、そしてフュージョンシンクロを見せること・・・。」
アンノウンは《覚醒将ガルド》のカードを手に取り、ヒイロに見せた。
「なぜ俺にフュージョンシンクロを・・・?」
「・・・。また会いましょう。ヒイロ。」
「お・・・おい!!」
アンノウンはそのまま走り去っていった。
一人取り残されたヒイロはフュージョンシンクロ、そして彼女が言ったことを思い出した。
「可能性を創造する力・・・限界を超える力・・・か・・・。」
ヒイロは夜空を見上げた。
一方、ヒイロがいるレーンの真下の海底では、全長が3メートル近くある石が目覚めの時を待っていた。
それは、クワガタの姿で、頭部にはヒイロにとって見覚えのあるものが埋め込まれていた。
さあ、ヒイロに新たな力が提示されました。
彼は可能性を創造することができるか・・・?
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