「・・・?」
ヒイロは夕食を食べながら、龍亞と龍可の様子に違和感を感じていた。
龍可はいつもより上機嫌だが、龍亞は大好物であるカレーライスが出てるにもかかわらず、不機嫌だった。
「ふん!!あんな嫌な奴が転校してくるなんてなあ・・・。」
「嫌な奴・・・?」
「ルチアーノ君のことよ。」
「ルチアーノ?」
「うん。今日転校してきたの。すごくかっこよくて、それにとってもいいデュエルをするの。今日龍亞とデュエルをした時も・・・。」
「「御馳走様でした!!」
龍亞は1杯目を食べ終わるとすぐに食器を片づけて部屋に入ってしまった。
「・・・。大好物をお変わりしない・・・。大概のようだな・・・。」
「うん。だって、ルチアーノ君にデュエルを仕掛けて、あっさり負けちゃったから。それに、ルチアーノ君のデッキは龍亞と同じ機械族デッキだったのも大きな衝撃だったみたい。」
「なるほどな・・・。」
ヒイロはそのあともしばらく龍可からルチアーノの話をいろいろ聞いた。
「(俺だ。ああ・・・・ヒイロか。珍しいな。お前から電話してくるとは。)」
「雑賀。調べてほしいものがある。少し前に着任したセキュリティ長官の名だ。」
「(そういえば、新長官が来たってのは聞いたが、名前は公表されてないし、表舞台に出てきてもいないな。)」
「調べてくれ。報酬は・・・。」
「(報酬はいいぜ。遊星の仲間から金はとらない。)」
「そうか・・・。なら、今度一緒に何かを食いに行こう。・・・頼んだぞ。」
ヒイロは龍亞と龍可が寝静まった後、雑賀と連絡を取った。
「隕石・・・か・・・。」
ヒイロは今日の新聞の第一面を見た。
タイトルは『またか・・・!?ネオドミノシティに隕石落下』となっていて、内容は昨日落下した隕石についてだった。
しかし、隕石と現場は早急にセキュリティが確保したためか、お世辞にも良い記事とは言えない代物だった。
「隕石とルチアーノという転校生・・・まさかな・・・。」
ヒイロは例の記事をノートに張り付けると、そのまま眠った。
翌日、ヒイロは授業が終わると、トオルとミサキを連れてペントハウスに戻った。
入ると、すぐにトオルが居間の中を見渡した。
「ありゃ??だれもいねえぞ?」
「たしか・・・小等部も今日は午前中で終わっているはずだが・・。」
「多分・・・遊星のところへ遊びに行ってる。それより・・・。」
「ああ・・・。そうだったな!ヒイロ!早くスタジアムへ行こうぜ!」
「あ・・・ああ・・・。」
ヒイロ達は車庫へ向かい、3台のDホイールの改造のためのプランを練り始めた。
夕方になり、トオルとミサキが帰ってしばらくすると、龍可がスケートボードのようなものを持って帰ってきた。
「ただいま!!」
「おかえり。遅かったな。」
ヒイロは夕食を作りながら、龍可が居間に入ってくるのを見た。
「龍亞は一緒じゃないのか?」
「え・・・?龍亞は帰ってきてないの?」
「ああ・・・。てっきり、龍可と一緒にいるものだと思っていたが・・・。・・・それは何だ?」
ヒイロはスケートボードに指差した。
「デュエルボードよ!ルチアーノ君からもらったの!これをデュエルディスクに接続すると、ライディングデュエルができるの。」
龍可は嬉しそうにデュエルボードを見つめた。
「そうか・・・。」
ヒイロはデュエルボードを不審に思いながら、夕食を作った。
「ということは・・・龍亞はそのままガレージで泊まるのか?」
「(ああ。デュエルボードが完成するまで帰らないと言い出したからな。)」
「そうか。だが、大丈夫なのか?エンジン開発が大変だろう?」
「(最近はあまりはかどらないからな。いい気持ちの切り替えになる。)」
「だが、無理をするな。倒れたら十六夜が困るからな。」
「(おい。なぜここでアキの名前が出てくる?)」
「さあな・・・。ちゃんと休めよ。」
ヒイロは電話を切った。
「遊星・・・悪い癖が出たな。龍亞の頼みもあるが・・・。うん・・・?」
再びヒイロの電話が鳴った。
「雑賀からか・・・。」
ヒイロは電話に出た。
「(ヒイロ。かなり遅くなったが、長官の名前がわかったぜ。)」
「そうか。かなり手間取ったようだな。」
「(最近のセキュリティのサーバは監視が厳しいからな。長官は3人だ。名前はホセ プラシド ルチアーノだ。)」
「(やはりそうか・・・。)済まないな。大変な仕事を依頼して。」
「(気にするな。遊星たちにたまにはマーサハウスに顔を出せって伝えておいてくれ。)」
雑賀はそれだけ言うと、電話を切った。
「(明日・・・龍可に伝えるか。)」
ヒイロは徹夜が続いたこともあり、ベッドに入るとすぐに眠った。
「うん・・・・?」
ヒイロは目を覚ますと、時計を見た。
「(少し寝すぎたか・・・。)」
着替えて、居間に行くと、机の上には朝食と置手紙があった。
「(ハイウェイへ龍亞のデュエルボードの練習を見に行ってきます。お昼までには帰ってくるからね。)」
「(遊星・・・やはり寝ずに完成させたのか・・・。)」
ヒイロは遊星の体を心配した。
そして、朝食を食べ始めると、すぐに右腕の痣が痛み始めた。
「この痛み・・・まさか・・・!!」
ヒイロは朝食を口の中に一気に入れると、ハイウェイへ向かった。
今回もうとうとしながら書いているため、かなりの駄文になりました。
本当にすみません!!
感想待ってます!