遊星
手札4
ライフ4000
SPC3
場 スターダスト・ドラゴン レベル8 攻撃2500
伏せカード1
ヒイロ
手札5
ライフ3400
SPC11
場 伏せカード2
「遊星の場には《スターダスト・ドラゴン》、ヒイロの場にはモンスターがいない。」
「でも、ヒイロのスピードカウンターは次のターンで12になるわ。まだチャンスはある。」
「それにしても龍可。さっきからヒイロばっかり応援してるじゃん。いくらヒイロのことが好きだからと言って・・・。」
「何が悪いの!?」
龍可はかなり怖い顔で龍亞に質問した。
「な・・・なんでも・・・ないです・・・。」
龍亞はこんな顔の龍可を見るのが初めてで、涙目になっていた。
「俺のターン!」
ヒイロ
手札5→6
SPC11→12
遊星
SPC3→4
「俺は手札から《SP-アクセル・ドロー》を発動。俺のスピードカウンターが最大で、お前のスピードカウンターが俺より下の時、デッキからカードを2枚ドローする。」
ヒイロ
手札6→7
SP(スピードスペル)-アクセル・ドロー
通常魔法カード
自分用スピードカウンターが12個ある場合で、 相手用スピードカウンターが12個でない場合に発動する事ができる。
デッキからカードを2枚ドローする。
「更に、《スピード・ワールドⅡ》の効果発動。手札のSPを1枚見せ、スピードカウンターを7つ取り除き、デッキからカードを1枚ドローする。」
ヒイロは手札から《SP-シフト・ダウン》を公開し、カードを1枚ドローした。
ヒイロ
手札7→8(うち1枚《SP-シフト・ダウン》)
SPC12→5
「手札から《深緑の幻獣王ガゼル》を召喚。」
ヒイロの場に両肩の緑の苔をつけた《幻獣王ガゼル》が現れた。
深緑の幻獣王ガゼル レベル4 攻撃1500
「何!?《幻獣王ガゼル》ではないだと!?」
「しかも、そいつの攻撃力は1500!攻撃力2500の《スターダスト・ドラゴン》には勝てねえぞ!」
ジャックとクロウが新たな姿で現れた《幻獣王ガゼル》に驚いた。
「このカードが俺の手札・フィールド上に存在するとき、カード名を《幻獣王ガゼル》として扱う。カードを1枚伏せ、ターンエンド。」
遊星
手札4
ライフ4000
SPC3
場 スターダスト・ドラゴン レベル8 攻撃2500
伏せカード1
ヒイロ
手札8→6(うち1枚《SP-シフト・ダウン》)
ライフ3400
SPC5
場 深緑の幻獣王ガゼル(《幻獣王ガゼル》扱い) レベル4 攻撃1500
伏せカード3
「(そのままターンを終了させる・・・?ヒイロは何を考えているんだ?)俺のターン!」
遊星
手札4→5
SPC3→4
ヒイロ
SPC5→6
「俺は《ジャスティス・ブリンガー》を召喚!」
遊星の場に二又の剣を装備した高貴な剣士が現れた。
ジャスティス・ブリンガー レベル4 攻撃1700
「そして、俺の場の《ジャスティス・ブリンガー》をリリースし、手札から《ターレット・ウォリアー》を特殊召喚する。」
《ジャスティス・ブリンガー》は光に包まれ、その姿は両肩にキャノン砲が装備された巨大で頑丈な戦士に変化した。
ターレット・ウォリアー レベル5 攻撃1200
「《ターレット・ウォリアー》はこの方法で特殊召喚した際にリリースしたモンスターの元々の攻撃力を加えることができる。《ジャスティス・ブリンガー》の攻撃力は1700。よって、《ターレット・ウォリアー》の攻撃力は1700ポイントアップする!」
ターレット・ウォリアー レベル5 攻撃1200→2900
「攻撃力2500と2900か・・・。これで《深緑の幻獣王ガゼル》を破壊し、ダイレクトアタックをすればヒイロのライフは0。俺たちの勝利は確定する。」
「でも・・・ヒイロはその程度で負ける奴じゃねえ・・・。」
ジャックとクロウはヒイロの次の手を注視した。
「バトル!《スターダスト・ドラゴン》で《深緑の幻獣王ガゼル》を攻撃!響け!シューティング・ソニック!」
《スターダスト・ドラゴン》は風のブレスを《深緑の幻獣王ガゼル》に向かって発射した。
しかし、《深緑の幻獣王ガゼル》の周囲に突然大量の木が生え、攻撃を防いだ。
「何!?これはどういうことだ??」
「《深緑の幻獣王ガゼル》は森の中で進化した幻獣王だ。このカードはフィールド魔法が発動しているときにのみ、1ターンに1度、このカードは戦闘では破壊されない。そして、戦闘によって発生する俺へのダメージが0になる。」
深緑の幻獣王ガゼル
レベル4 攻撃1500 守備1000 効果 地属性 獣族
このカードが自分の手札・フィールド上に存在する場合、カード名を「幻獣王ガゼル」として扱う。
フィールド魔法カードが表側表示で存在する場合、このカードは以下の効果を得る。
・このカードの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
・このカードは1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。
「だが、《ターレット・ウォリアー》の攻撃が残っている!!行け!《ターレット・ウォリアー》!リボルビング・ショット!!」
《ターレット・ウォリアー》は《深緑の幻獣王ガゼル》に向けて、キャノン砲を発射した。
「罠カード発動。《ブレイク・チューン》!」
「何!?ヒイロもそのカードを・・・!?」
「手札のレベル4以下のチューナーモンスターを特殊召喚し、攻撃を無効にする。俺は《幻獣ホワイトビスマルク》を特殊召喚する。」
ヒイロの場に《ターレット・ウォリアー》以上に大きな白鯨が現れ、砲弾を防いだ。
幻獣ホワイトビスマルク レベル4 攻撃1800(チューナー)
「(これでヒイロの場には《マリンフォース・ドラゴン》のシンクロ素材がそろった。)俺はカードを1枚伏せ、ターンエンド。」
遊星
手札5→2
ライフ4000
SPC4
場 ターレット・ウォリアー レベル5 攻撃2900
スターダスト・ドラゴン レベル8 攻撃2500
伏せカード2
ヒイロ
手札6(うち1枚《SP-シフト・ダウン》)
ライフ3400
SPC6
場 深緑の幻獣王ガゼル(《幻獣王ガゼル》扱い) レベル4 攻撃1500
幻獣ホワイトビスマルク レベル4 攻撃1800(チューナー)
伏せカード2
「俺のターン!」
ヒイロ
手札6→7
SPC6→7
遊星
SPC4→5
「手札から《幻獣スパークラムウ》を召喚。」
幻獣スパークラムウ レベル2 攻撃1200(チューナー)
「《幻獣スパークラムウ》の効果。1ターンに1度、手札の幻獣を1体墓地へ送り、このカードのレベルを墓地へ送った幻獣と同じにする。」
ヒイロは手札から《幻獣サンダーペガス》を墓地へ送った。
幻獣スパークラムウ レベル2→4 攻撃1200(チューナー)
「レベル4の《幻獣スパークラムウ》に、レベル4の《深緑の幻獣王ガゼル》をチューニング。深海に眠りし破邪の水龍よ!敵の技を無にし、激流の如く邪悪を薙ぎ払え!シンクロ召喚!出でよ!《マリンフォース・ドラゴン》!」
マリンフォース・ドラゴン レベル8 攻撃2600
「あれ?なんでヒイロは《幻獣ホワイトビスマルク》を使わずにわざわざ《幻獣スパークラムウ》でシンクロ召喚を行ったんだろう?」
「もしかして・・・あのカードの効果を使うのかもしれないわ・・・。」
龍可は《幻獣ホワイトビスマルク》をじっと見た。
「《マリンフォース・ドラゴン》の効果発動。1ターンに1度、フィールド上のカード1枚を手札に戻す。マリン・パニッシュ。」
《マリンフォース・ドラゴン》の大波が《スターダスト・ドラゴン》を場から追放した。
「バトル。《幻獣ホワイトビスマルク》で《ターレット・ウォリアー》を攻撃。」
「何!?《ターレット・ウォリアー》の方が攻撃力が上だぞ!」
「《幻獣ホワイトビスマルク》が相手モンスターと戦闘を行う時、1度だけダメージ計算を行わずにその相手モンスターとこのカードを持ち主の手札に戻す事ができる。」
「何!?」
《幻獣ホワイトビスマルク》は口から大量の水を放出し、《ターレット・ウォリアー》を飛ばした。
そして、《幻獣ホワイトビスマルク》は力を使い果たし、ヒイロの手札に避難した。
幻獣ホワイトビスマルク
レベル4 攻撃1800 守備200 チューナー 水属性 魚族
このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合、ダメージ計算を行わずその相手モンスターとこのカードを持ち主の手札に戻す事ができる。
この効果はデュエル中1回だけ発動できる。
ヒイロ
手札7→5→6(うち1枚《SP-シフト・ダウン》)
「そして、《マリンフォース・ドラゴン》でダイレクトアタック。マリン・ブラスト。」
《マリンフォース・ドラゴン》の水流が遊星に直撃した。
「うわあああ!!」
遊星
ライフ4000→1400
「俺はこれでターンエンド。」
遊星
手札2→3(うち2枚《ターレット・ウォリアー》《幻獣ホワイトビスマルク》)
ライフ1400
SPC5
場 伏せカード2
ヒイロ
手札6(うち1枚《SP-シフト・ダウン》)
ライフ3400
SPC7
場 マリンフォース・ドラゴン レベル8 攻撃2600
伏せカード2
「(くっ・・・さすがだ。ヒイロ。幻獣と《マリンフォース・ドラゴン》の力を最大限に使いこなしている。だが・・・。)俺のターン!」
遊星
手札3→4
SPC5→6
ヒイロ
SPC7→8
「手札から《SP-エンジェル・バトン》発動!俺のスピードカウンターを4つ取り除き、デッキからカードを2枚ドローし、そのあと、手札を1枚墓地へ送る。」
遊星は2枚カードをドローした後、手札から《ドリル・シンクロン》を墓地へ送った
遊星
SPC6→2
「そして、俺は《クレーンクレーン》を召喚!」
遊星の場に首がばねになっているものすごく身長の高い鳥が現れた。
クレーンクレーン レベル3 攻撃300
「このカードの召喚に成功した時、1ターンに1度、俺の墓地に存在するレベル3のモンスター1体を特殊召喚する。《ドリル・シンクロン》を特殊召喚!」
遊星の場に両腕と頭部にドリルがあり、両足がキャタピラになっているロボットが現れた。
ドリル・シンクロン レベル3 攻撃800(チューナー)
「レベル3の《クレーンクレーン》に、レベル3の《ドリル・シンクロン》をチューニング。集いし力が大地を貫く槍となる。光さす道となれ!シンクロ召喚!砕け、《ドリル・ウォリアー》!」
遊星の場にスカーフを首に巻き、右腕がドリルになっている茶色いアーマーを装備した戦士が現れた。
ドリル・ウォリアー レベル6 攻撃2400
「罠発動!《スキル・サクセサー》。俺の場のモンスター1体の攻撃力をエンドフェイズまで400ポイントアップさせる。」
ドリル・ウォリアー レベル6 攻撃2400→2800
「バトル!《ドリル・ウォリアー》で《マリンフォース・ドラゴン》を攻撃!ドリル・ランサー!」
《ドリル・ウォリアー》は右腕のドリルで《マリンフォース・ドラゴン》を貫き、破壊した。
「ぐう・・・・。」
ヒイロ
ライフ3400→3200
「更に永続罠《シンクロ・ブラスト》を発動!俺の場のシンクロモンスターが攻撃するとき、1ターンに1度、相手に500ポイントのダメージを与える。」
《シンクロ・ブラスト》から球体型のエネルギー弾がヒイロに向かって放たれた。
「ぐう・・・。」
ヒイロ
ライフ3200→2700
シンクロ・ブラスト
永続罠カード
自分フィールド上のシンクロモンスター1体が相手モンスターを攻撃した時、 相手プレイヤーに500ポイントのダメージを与える。
この効果は1ターンに1度のみ使用する事ができる。
「カードを1枚伏せ、ターンエンド。」
遊星
手札4→2
ライフ1400
SPC2
場 ドリル・ウォリアー レベル6 攻撃2800→2400
シンクロ・ブラスト(永続罠)
伏せカード1
ヒイロ
手札6(うち2枚《SP-シフト・ダウン》《幻獣ホワイトビスマルク》)
ライフ2700
SPC8
場 伏せカード2
「く・・・俺のターン。」
ヒイロ
手札6→7
SPC8→9
遊星
SPC2→3
「俺は手札から《幻獣セイントキリン》を召喚。」
ヒイロの場に頭部が龍で、牛の尾と馬の蹄をもち、頭に角をもつモンスターが現れた。
幻獣セイントキリン レベル2 攻撃100
「《幻獣セイントキリン》は召喚に成功した時、手札からレベル4以下の幻獣を特殊召喚する。俺は手札から《幻獣ホワイトビスマルク》を特殊召喚。」
幻獣ホワイトビスマルク レベル4 攻撃1800(チューナー)
幻獣セイントキリン
レベル2 攻撃100 守備100 効果 光属性 ドラゴン族
このカードの召喚に成功した時、自分の手札からレベル4以下の「幻獣」と名のつくモンスター1体を特殊召喚する。
その効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効となる。
「レベル2の《幻獣セイントキリン》に、レベル4の《幻獣ホワイトビスマルク》をチューニング。シンクロ召喚。《幻獣巨人タイタン》。」
幻獣巨人タイタン レベル6 攻撃2200
「《幻獣巨人タイタン》の効果発動。このカードのシンクロ召喚に成功した時、手札から幻獣を特殊召喚し、特殊召喚したモンスターの元々の攻撃力の半分の数値分攻撃力がアップする。俺は手札から《幻獣ロックリザード》を特殊召喚。」
幻獣ロックリザード レベル6 攻撃2200
幻獣巨人タイタン レベル6 攻撃2200→3300
「そして、手札から《SP―ファイナル・アタック》を発動。俺のスピードカウンターが8つ以上あるとき、俺の場のモンスター1体の攻撃力を倍にする。そして、そのモンスターはダイレクトアタックできない。俺は《幻獣巨人タイタン》の攻撃力を倍にする。」
幻獣巨人タイタン レベル6 攻撃3300→6600
SP(スピードスペル)-ファイナル・アタック
通常魔法カード
自分用スピードカウンターが8つ以上ある場合に発動する事ができる。
自分フィールド上のモンスター1体の攻撃力を2倍にする。
この効果で攻撃力を2倍にしたモンスター1体は、相手プレイヤーを 直接攻撃する事はできない。また、このターン終了時に破壊される。
「攻撃力6600だと!?」
「バトル!《幻獣巨人タイタン》で《ドリル・ウォリアー》を・・・・。」
ヒイロが攻撃宣言しようとした瞬間、スタジアムから放送が入った。
「(不動遊星様。ヒイロ・リオニス様。貸し切りの時間は終了です。次の方々がお待ちのため、速やかに交代してください。繰り返します・・・・。)」
「もう時間か・・・。決着はつかなかったな。」
遊星達はピット付近でDホイールを停車させた。
「決着はWRGPでつければいい。」
「そうだな。必ず予選通過しろよ。」
「ああ。」
遊星たちとの会話が終わると、ヒイロはトオルとミサキの元へ行った。
「かぁー!!もうちょっとで勝てたのにな!」
「いや。それはわからない。遊星の墓地には《スクリ・サクセサー》。そして伏せカードもあった。」
「確かに・・・。それが《くず鉄のかかし》の可能性が高い・・・。」
「ってことは・・・もしかしたらヒイロの方が危なかったかもしれねえってことか?」
「ああ・・・。遊星たちはかなり強くなっている。そして、WRGPに出場しているチームはおそらくそれ以上かもしれない。油断せずに行くぞ。」
トオルとミサキは何も言わずにうなずいた。
「あと少しで予選開始か・・・。」
ヒイロは自室でデッキの確認をしていた。
「ルカスが見たら・・・俺も混ぜろって言ったかもしれないな・・・。しかし・・・。」
ヒイロは数日前に遊星から聞いた話を思い出した。
遊星は先日、シェリー・ルブランという女Dホイーラーとその執事であるミゾグチという男と出会った。
彼女はWRGPに両親の復讐のために参加するらしい。
その相手が以前ゴドウィンの会話に入っていた組織、イリアステルだった。
そして、彼女曰く、その組織はWRGPの裏で暗躍しているという。
「ふっ・・・。暗躍者がいることは歴史上よくある話だ。驚くに値しない。しかし・・・イリアステルか・・・。」
ヒイロはまず、就任後、姿すら見せていない3人の治安維持局長官を疑った。
彼らが就任する前後にいろんな怪奇的なことが起こった。
特に長官の一人であるルチアーノは《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》を狙って龍亞と龍可を攻撃した。
「・・・。考えるだけ無駄か。大会に出場し、中から探るか・・・。」
ヒイロはデッキをケースに入れると、ベッドの中を見た。
「・・・!!」
その瞬間、ヒイロの顔が真っ赤になった。
龍可が無防備な状態で眠っていたからだ。
パジャマの一部がずれていて、下着が少し見えていた。
「・・・。お前は俺の何を期待しているんだ?」
ヒイロは顔を真っ赤にしたまま龍可を起こさないように丁寧にパジャマを直すと、そのままベッドに入って眠った。
ヒイロVS遊星のデュエルは決着がつかず!!
もうすぐWRGP編です。
ヒイロ達が予選で戦うチームは一体・・・?
感想待ってます!