遊戯王5D’s もう一人のデュエリスト   作:ナタタク

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第八十五話 星雲

「うーん・・・。」

「気が付いたかい?」

龍可はようやく目を覚ました。

「牛尾さん・・・デュエルは・・・?」

「今はセカンドホイーラー同士がデュエルをしている。今は互角だが、ここからどうなるか・・・。」

 

デプレ

手札1

ライフ1700

SPC7

場 グリード・クエーサー レベル11 守備3600→3300

  コズミック・スペース(永続罠)

  伏せカード1

 

ミサキ

手札1

ライフ1600

SPC7

場 エレキテルドラグーン レベル7 攻撃2000

  伏せカード2

 

「オレのターン・・・ドロー。」

 

デプレ

手札1→2

SPC7→8

 

ミサキ

SPC7→8

 

「オレは手札から《SP-チューンナップ123》を発動・・・。サイコロを1回振り、出た目によって俺の場のモンスターのレベルが上昇する。」

モニターにサイコロが現れ、回転し始めた。

出た目が「5」の状態で、回転が止まった。

「出た目が5か6の場合、俺の場のモンスター1体のレベルが3つ上がる。」

《グリード・クエーサー》は目の前に現れた3つの星を捕食し、力を得た。

 

グリード・クエーサー レベル11→14 攻撃3300→4200

 

SP(スピードスペル)-チューンナップ123

通常魔法カード

自分用のスピードカウンターが4つ以上ある場合発動する事ができる。 自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、サイコロを1回振る。

出た目の数により、選択したモンスターに以下の効果を適用する。

・1か2の場合 レベルを1つ上げる。

・3か4の場合 レベルを2つ上げる。

・5か6の場合 レベルを3つ上げる。

 

「まずいな・・・《グリード・クエーサー》の攻撃力は4200。《エレキテルドラグーン》の攻撃力は2000。このまま戦闘が発生すれば、ミサキが負けちまう。」

「ミサキさん・・・。」

龍可は心配そうにミサキを見た。

「いくぞ。《グリード・クエーサー》で《エレキテルドラグーン》を攻撃。プロミネンス・ナパーム!」

《グリード・クエーサー》は腹部の巨大な口からミニ太陽ともいえる灼熱弾を《エレキテルドラグーン》に向かって放った。

「ミサキ!!」

「手札から《オネスト》の効果発動。私の場の光属性モンスターの戦闘時、このカードを墓地へ送ることで、そのモンスターの攻撃力は戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップさせる。」

《オネスト》の翼を身に宿した《エレキテルドラグーン》は灼熱弾に耐え抜いた。

 

エレキテルドラグーン レベル7 攻撃2000→6200

 

「よっしゃあ!!これなら、《グリードクエーサー》を破壊して、あいつを倒すことができるぜ!!」

トオルはミサキの勝利を確信したものの、ヒイロは違和感を感じた。

なぜなら、《オネスト》の効果が発動したにもかかわらず、デプレは笑っていたからだ。

「いや・・・違う。これは、さらなる力を持ったカードを召喚するための・・・。」

「《エレキテルドラグーン》の迎撃。エレキテル・バースト。」

《エレキテルドラグーン》は《グリード・クエーサー》に向かって電撃波を放った。

電撃波は《グリード・クエーサー》を感電させ、破壊した。

「これで、あなたに2000ポイントのダメージが発生し、私の勝ち。」

「・・・・。」

 

デプレ

ライフ1700→850

 

「なんで・・・ライフが残って・・・?」

「オレは手札から罠カード《暴食星雲》の効果を発動した。このカードは《コズミック・スペース》を墓地へ送ることで手札から発動できる。このカードはライフを半分支払うことで、《グリード・クエーサー》の戦闘で発生するオレへのダメージが0になる・・・。」

「・・・。」

ミサキは冷や汗をかきながら、《暴食星雲》を見た。

「更に、手札・デッキ・墓地から《グリード・インベーダー》を特殊召喚する。」

《グリード・クエーサー》の肉体が変化していき、手の部分が巨大な口になり、背中に巨大な翼が生えた。

 

グリード・インベーダー レベル10 攻撃?

 

暴食星雲

通常罠カード

自分フィールド上の「グリード・クエーサー」が戦闘で破壊され、自分のライフポイントを超える戦闘ダメージが発生した時に発動できる。

更に、自分フィールド上に表側表示で存在する「コズミック・スペース」を墓地へ送ることで、手札から発動できる。

自分のライフを半分支払うことで、自分に発生する戦闘ダメージを0にする。

その後、手札・デッキ・墓地から「グリード・インベーダー」1体を特殊召喚する。

 

「このカードは《グリード・クエーサー》と同じ効果を持ち、更に1ターンに1度、このカードのレベルを3つ下げることで、相手フィールド上のモンスターを1体破壊する。」

「しまった・・・!!」

《グリード・インベーダー》は口に変化した手から電撃弾を発射し、《エレキテルドラグーン》を破壊した。

 

グリード・インベーダー レベル10→7 攻撃3000→2100

 

グリード・インベーダー

レベル10 攻撃? 守備? 効果 闇属性 悪魔族

このカードは通常召喚できない。

このカードの元々の攻撃力と守備力は、このカードのレベル×300ポイントの数値になる。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、このカードが戦闘によって破壊したモンスターのレベル分だけこのカードのレベルが上がる。

このカードのレベルが4以上の場合、1ターンに1度、このカードのレベルを3つ下げることで、相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して破壊することができる。

 

「《オネスト》は制限カード!墓地から回収しないと、もう使用できねえぞ!」

「レベルが下がったことで、《グリード・インベーダー》の攻撃力が下がったが、問題はミサキが次のターンで《グリード・インベーダー》を超える攻撃力を持つモンスターを召喚するか、カード効果で破壊できるかどうかだ・・・。だが・・・。」

ヒイロはミサキの手札を見た。

彼女の手札はなし。

そして、場には伏せカード2枚。

少なくとも、次のターンにモンスターか、SPをドローしなければ、勝つ可能性が低くなる。

 

「オレはこれで、ターンエンドだ・・・。」

 

デプレ

手札2→0

ライフ850

SPC8

場 グリード・インベーダー レベル7 攻撃2100

  伏せカード1

 

ミサキ

手札1→0

ライフ1600

SPC8

場 伏せカード2

 

「デプレのライフは850・・・。そして、《スピード・ワールドⅡ》の効果は1ターンに1度、更に手札にSPがなければ発動できない・・・。彼女が勝つ確率は低いですね・・・。」

青い長髪で、黒いコートを来た青年はリッチーとデプレが搭乗しているものと同型で、青い車体のDホイールに乗って、待機していた。

「なら夜行、なんでもう交代の準備をしてんだ?」

「デュエルは最後の最後まで何が起こるかわかりませんからね。」

 

「なんとかして、あのモンスターを破壊しないと・・・。私のターン!」

 

ミサキ

手札0→1

SPC8→9

 

デプレ

SPC8→9

 

「(このカードでは《グリード・インベーダー》は倒せない・・・。けれど・・・。)私は手札から《エレキリン》を召喚。」

ミサキの場に両耳が電球になっているキリンが現れた。

 

エレキリン レベル4 攻撃1200

 

「《エレキリン》はダイレクトアタックをすることができる・・・・。《エレキリン》でダイレクトアタック。」

《エレキリン》は首を十倍くらいの長さに伸ばし、そこからデプレに向かって電撃を放った。

「罠カード発動・・・。《聖なるバリア―ミラーフォース―》。相手モンスターが攻撃するときに発動し、相手の場の攻撃表示モンスターをすべて破壊する。」

「お・・・。ようやく俺が残したカードを発動したな。」

リッチーは嬉しそうにデプレを見た。

虹色のバリアーは電撃を《エレキリン》に跳ね返し、破壊した。

「ギャギャハハ・・・。これでもう手はないだろう?」

「く・・・。ターンエンド・・・。」

 

デプレ

手札0

ライフ850

SPC9

場 グリード・インベーダー レベル7 攻撃2100

 

ミサキ

手札1→0

ライフ1600

SPC9

場 伏せカード2

 

「これでミサキの場はがら空き!《グリード・インベーダー》の攻撃を止める手立てがないぞ!」

「ミサキ・・・。」

 

「オレのターン・・・ドロー・・・。」

 

デプレ

手札0→1

SPC9→10

 

ミサキ

SPC9→10

 

「カードを1枚伏せ、バトル。《グリード・インベーダー》でダイレクトアタック。プロミネンス・トリプル・ナパーム。」

《グリード・インベーダー》は両手と腹部にある合計3つの口から灼熱弾を一斉発射した。

「きゃあああ!!」

 

ミサキ

ライフ1600→0

 

「ギャギャハハハハ!!直撃したか!!」

「罠カード発動!《ダメージ・ゲート》!私が受けた戦闘ダメージ以下のモンスターを墓地から復活させる!私は《エレキリン》を特殊召喚・・・。」

 

エレキリン レベル4 攻撃1200

 

ライフが0になったミサキはピットへ戻り、カードをヒイロに渡した。

「ヒイロ・・・ごめん。」

「気にするな。後は任せてくれ。」

ヒイロはトライチェイサーを発進させた。

 

「(チーム・トライウィンズはついにラストホイーラーになったーーー!!チーム・ペガサスミニオン!このまま勝ちに行くのかーーーー!?)」

「ついにラストホイーラーになっちまったか・・・。この状況なら、デプレ一人はどうにかなりそうだが、問題は・・・。」

牛尾はラストホイーラーの夜行を見た。

「あいつはイギリス最高峰のデュエルリーグ、アーサーリーグのチャンピオンだ。」

「大丈夫よ!牛尾さん!ヒイロは絶対に勝ちます!!」

龍可は牛尾に確信を持ってそう言った。

「あ・・・ああ・・・。勝つしかねえからな・・・。」

 

ヒイロのトライチェイサーがデプレのDホイールと並んだ。

「お前がラストホイーラーか・・・。このままお前もオレが倒す。」

「悪いが、俺にお前に勝負を譲る理由はない。お前を倒し、ラストホイーラーも倒させてもらう。」

「「ライディングデュエル!!アクセラレーション!」」

 

デプレ

手札1→0

ライフ850

SPC10

場 グリード・インベーダー レベル7 攻撃2100

  伏せカード1

 

ヒイロ

手札5

ライフ4000

SPC10

場 エレキリン レベル4 攻撃1200

  伏せカード1




ついにラストホイーラーとなったチーム・トライウィンズ!!
はたして、夜行のデュエルとは・・・?
感想待ってます!!
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