「うーん・・・。」
「気が付いたかい?」
龍可はようやく目を覚ました。
「牛尾さん・・・デュエルは・・・?」
「今はセカンドホイーラー同士がデュエルをしている。今は互角だが、ここからどうなるか・・・。」
デプレ
手札1
ライフ1700
SPC7
場 グリード・クエーサー レベル11 守備3600→3300
コズミック・スペース(永続罠)
伏せカード1
ミサキ
手札1
ライフ1600
SPC7
場 エレキテルドラグーン レベル7 攻撃2000
伏せカード2
「オレのターン・・・ドロー。」
デプレ
手札1→2
SPC7→8
ミサキ
SPC7→8
「オレは手札から《SP-チューンナップ123》を発動・・・。サイコロを1回振り、出た目によって俺の場のモンスターのレベルが上昇する。」
モニターにサイコロが現れ、回転し始めた。
出た目が「5」の状態で、回転が止まった。
「出た目が5か6の場合、俺の場のモンスター1体のレベルが3つ上がる。」
《グリード・クエーサー》は目の前に現れた3つの星を捕食し、力を得た。
グリード・クエーサー レベル11→14 攻撃3300→4200
SP(スピードスペル)-チューンナップ123
通常魔法カード
自分用のスピードカウンターが4つ以上ある場合発動する事ができる。 自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、サイコロを1回振る。
出た目の数により、選択したモンスターに以下の効果を適用する。
・1か2の場合 レベルを1つ上げる。
・3か4の場合 レベルを2つ上げる。
・5か6の場合 レベルを3つ上げる。
「まずいな・・・《グリード・クエーサー》の攻撃力は4200。《エレキテルドラグーン》の攻撃力は2000。このまま戦闘が発生すれば、ミサキが負けちまう。」
「ミサキさん・・・。」
龍可は心配そうにミサキを見た。
「いくぞ。《グリード・クエーサー》で《エレキテルドラグーン》を攻撃。プロミネンス・ナパーム!」
《グリード・クエーサー》は腹部の巨大な口からミニ太陽ともいえる灼熱弾を《エレキテルドラグーン》に向かって放った。
「ミサキ!!」
「手札から《オネスト》の効果発動。私の場の光属性モンスターの戦闘時、このカードを墓地へ送ることで、そのモンスターの攻撃力は戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップさせる。」
《オネスト》の翼を身に宿した《エレキテルドラグーン》は灼熱弾に耐え抜いた。
エレキテルドラグーン レベル7 攻撃2000→6200
「よっしゃあ!!これなら、《グリードクエーサー》を破壊して、あいつを倒すことができるぜ!!」
トオルはミサキの勝利を確信したものの、ヒイロは違和感を感じた。
なぜなら、《オネスト》の効果が発動したにもかかわらず、デプレは笑っていたからだ。
「いや・・・違う。これは、さらなる力を持ったカードを召喚するための・・・。」
「《エレキテルドラグーン》の迎撃。エレキテル・バースト。」
《エレキテルドラグーン》は《グリード・クエーサー》に向かって電撃波を放った。
電撃波は《グリード・クエーサー》を感電させ、破壊した。
「これで、あなたに2000ポイントのダメージが発生し、私の勝ち。」
「・・・・。」
デプレ
ライフ1700→850
「なんで・・・ライフが残って・・・?」
「オレは手札から罠カード《暴食星雲》の効果を発動した。このカードは《コズミック・スペース》を墓地へ送ることで手札から発動できる。このカードはライフを半分支払うことで、《グリード・クエーサー》の戦闘で発生するオレへのダメージが0になる・・・。」
「・・・。」
ミサキは冷や汗をかきながら、《暴食星雲》を見た。
「更に、手札・デッキ・墓地から《グリード・インベーダー》を特殊召喚する。」
《グリード・クエーサー》の肉体が変化していき、手の部分が巨大な口になり、背中に巨大な翼が生えた。
グリード・インベーダー レベル10 攻撃?
暴食星雲
通常罠カード
自分フィールド上の「グリード・クエーサー」が戦闘で破壊され、自分のライフポイントを超える戦闘ダメージが発生した時に発動できる。
更に、自分フィールド上に表側表示で存在する「コズミック・スペース」を墓地へ送ることで、手札から発動できる。
自分のライフを半分支払うことで、自分に発生する戦闘ダメージを0にする。
その後、手札・デッキ・墓地から「グリード・インベーダー」1体を特殊召喚する。
「このカードは《グリード・クエーサー》と同じ効果を持ち、更に1ターンに1度、このカードのレベルを3つ下げることで、相手フィールド上のモンスターを1体破壊する。」
「しまった・・・!!」
《グリード・インベーダー》は口に変化した手から電撃弾を発射し、《エレキテルドラグーン》を破壊した。
グリード・インベーダー レベル10→7 攻撃3000→2100
グリード・インベーダー
レベル10 攻撃? 守備? 効果 闇属性 悪魔族
このカードは通常召喚できない。
このカードの元々の攻撃力と守備力は、このカードのレベル×300ポイントの数値になる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、このカードが戦闘によって破壊したモンスターのレベル分だけこのカードのレベルが上がる。
このカードのレベルが4以上の場合、1ターンに1度、このカードのレベルを3つ下げることで、相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して破壊することができる。
「《オネスト》は制限カード!墓地から回収しないと、もう使用できねえぞ!」
「レベルが下がったことで、《グリード・インベーダー》の攻撃力が下がったが、問題はミサキが次のターンで《グリード・インベーダー》を超える攻撃力を持つモンスターを召喚するか、カード効果で破壊できるかどうかだ・・・。だが・・・。」
ヒイロはミサキの手札を見た。
彼女の手札はなし。
そして、場には伏せカード2枚。
少なくとも、次のターンにモンスターか、SPをドローしなければ、勝つ可能性が低くなる。
「オレはこれで、ターンエンドだ・・・。」
デプレ
手札2→0
ライフ850
SPC8
場 グリード・インベーダー レベル7 攻撃2100
伏せカード1
ミサキ
手札1→0
ライフ1600
SPC8
場 伏せカード2
「デプレのライフは850・・・。そして、《スピード・ワールドⅡ》の効果は1ターンに1度、更に手札にSPがなければ発動できない・・・。彼女が勝つ確率は低いですね・・・。」
青い長髪で、黒いコートを来た青年はリッチーとデプレが搭乗しているものと同型で、青い車体のDホイールに乗って、待機していた。
「なら夜行、なんでもう交代の準備をしてんだ?」
「デュエルは最後の最後まで何が起こるかわかりませんからね。」
「なんとかして、あのモンスターを破壊しないと・・・。私のターン!」
ミサキ
手札0→1
SPC8→9
デプレ
SPC8→9
「(このカードでは《グリード・インベーダー》は倒せない・・・。けれど・・・。)私は手札から《エレキリン》を召喚。」
ミサキの場に両耳が電球になっているキリンが現れた。
エレキリン レベル4 攻撃1200
「《エレキリン》はダイレクトアタックをすることができる・・・・。《エレキリン》でダイレクトアタック。」
《エレキリン》は首を十倍くらいの長さに伸ばし、そこからデプレに向かって電撃を放った。
「罠カード発動・・・。《聖なるバリア―ミラーフォース―》。相手モンスターが攻撃するときに発動し、相手の場の攻撃表示モンスターをすべて破壊する。」
「お・・・。ようやく俺が残したカードを発動したな。」
リッチーは嬉しそうにデプレを見た。
虹色のバリアーは電撃を《エレキリン》に跳ね返し、破壊した。
「ギャギャハハ・・・。これでもう手はないだろう?」
「く・・・。ターンエンド・・・。」
デプレ
手札0
ライフ850
SPC9
場 グリード・インベーダー レベル7 攻撃2100
ミサキ
手札1→0
ライフ1600
SPC9
場 伏せカード2
「これでミサキの場はがら空き!《グリード・インベーダー》の攻撃を止める手立てがないぞ!」
「ミサキ・・・。」
「オレのターン・・・ドロー・・・。」
デプレ
手札0→1
SPC9→10
ミサキ
SPC9→10
「カードを1枚伏せ、バトル。《グリード・インベーダー》でダイレクトアタック。プロミネンス・トリプル・ナパーム。」
《グリード・インベーダー》は両手と腹部にある合計3つの口から灼熱弾を一斉発射した。
「きゃあああ!!」
ミサキ
ライフ1600→0
「ギャギャハハハハ!!直撃したか!!」
「罠カード発動!《ダメージ・ゲート》!私が受けた戦闘ダメージ以下のモンスターを墓地から復活させる!私は《エレキリン》を特殊召喚・・・。」
エレキリン レベル4 攻撃1200
ライフが0になったミサキはピットへ戻り、カードをヒイロに渡した。
「ヒイロ・・・ごめん。」
「気にするな。後は任せてくれ。」
ヒイロはトライチェイサーを発進させた。
「(チーム・トライウィンズはついにラストホイーラーになったーーー!!チーム・ペガサスミニオン!このまま勝ちに行くのかーーーー!?)」
「ついにラストホイーラーになっちまったか・・・。この状況なら、デプレ一人はどうにかなりそうだが、問題は・・・。」
牛尾はラストホイーラーの夜行を見た。
「あいつはイギリス最高峰のデュエルリーグ、アーサーリーグのチャンピオンだ。」
「大丈夫よ!牛尾さん!ヒイロは絶対に勝ちます!!」
龍可は牛尾に確信を持ってそう言った。
「あ・・・ああ・・・。勝つしかねえからな・・・。」
ヒイロのトライチェイサーがデプレのDホイールと並んだ。
「お前がラストホイーラーか・・・。このままお前もオレが倒す。」
「悪いが、俺にお前に勝負を譲る理由はない。お前を倒し、ラストホイーラーも倒させてもらう。」
「「ライディングデュエル!!アクセラレーション!」」
デプレ
手札1→0
ライフ850
SPC10
場 グリード・インベーダー レベル7 攻撃2100
伏せカード1
ヒイロ
手札5
ライフ4000
SPC10
場 エレキリン レベル4 攻撃1200
伏せカード1
ついにラストホイーラーとなったチーム・トライウィンズ!!
はたして、夜行のデュエルとは・・・?
感想待ってます!!