魔法剣士と笑わない巫女   作:狼流派見習い

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楽しんで読んで頂ければ幸いです!




















序幕 白狼、異郷へ

ウィッチャー、「天体の合」と呼ばれる天地変異によりこの世に溢れかえった魑魅魍魎に対抗するべく人々が魔法と人為的な変異によって生み出した異形の者共

数世紀にわたり彼等は闇の中で化け物と血で血を洗う戦いを続けて来た。

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しかしそれも数十世紀も前の事、人々の文明が発展し怪物や魔法が忘れ去られ、そしてそれと共に彼らの記憶も人々の間から忘れ去られていった。

だが彼らは今も生きている、化物も、魔法も、ウィッチャーも闇の中で今も尚生き続けているのだ、この現代社会の闇で

 

 

そして街の下水道で

 

 

「うぅ・・・酷い臭いだな・・・何でネッカーっていうのはこんなひどい臭いのする場所に好んで居座るんだ?」

ザブザブと汚水をかき分けながら一人の若いウィッチャーが悪態をつく

下水道の暗闇の中では彼のその月光のように輝く銀髪はよく目立つ、彼の名前はロウ、若きモンスタースレイヤーだ、彼の先祖は白狼と呼ばれる伝説のウィッチャーで彼の一族は代々ウィッチャーをやっている

そんな彼を傍らに居たもう一人のウィッチャーが諭す

「そう言わないでよ、この仕事が終わったら下水道の管理会社から滅多にお目にかかれないような大金を貰えるんだから。」

「んなこと言ったって臭いもんはくせェよ。」

「まぁ・・・確かに臭うけどさ・・・。」

思わず苦笑した彼はウール、訓練生時代からロウと共に怪物退治をしている無二の親友、いや戦友だ。

彼らはネッカーと言う小鬼が地下の下水道に巣を作り、それによって汚水が詰まるという問題を解決するためにこんな所にいるのだ。

ロウが胸から下げている魔力や化物を感知する狼を象ったメダルの震えに気がつき立ち止まる

「!・・・噂をすれば、いたぞ。」

「・・・なかなかの大群だね、群れを統率してるウォーリアがいるはず。」

ウールが黒緑色の液体を飲む、霊薬と呼ばれるものだ。

霊薬は人間が飲めばただでは済まない劇薬である、しかしウィッチャーにはこの霊薬の毒素に体制があり、その薬の効果のプラスの面を肉体に得ることができるのだ、今飲んだのは(猫の目)と呼ばれるものでどんな暗闇も真昼のようにはっきりと見渡せる。

 

下水道のいくつかの流れがつながり広い広場のようになっている場所に奴等は巣食っていた。

ネッカー、群れで行動する小鬼だ、その見た目は痩せこけて毛の生えていない赤ん坊にジャガイモと凶悪性、それと残忍な爪と牙を合わせたような見た目だ

その昔どこかのウィッチャーが「その凶暴性を除いてみれば、見た目は可愛い。」なんて言ったそうだがそんな訳が無い、奴らは獲物を見つけると何十匹もの仲間と共にその鋭利な爪と牙で獲物をズタズタに引き裂く

肉食性で巣のあちらこちらに散らばっているネズミの骨を見る限り、下水道のドブネズミを食べて生きているようだ

これほど大きな群れならばそれを統率するリーダーがいるはず

「いたぞ、あれだ。」

広場の中央、ガレキや腐った木の枝や腐臭を放つ何かを積み上げてできた寝床のようなもの、その中央に一際大きく、表皮が赤々と染まっているネッカーがいた、ネッカーウォーリアだ

二人は背中に担いでいるニ本の剣の内の一つを抜く

 

銀の剣、ウィッチャーは常に2本の剣を携えている、物や、時には人を断つ鋼の剣、そしてもう一つが魔を切り裂く銀の剣だ

そして今、二人の剣には特定の生き物に対し絶大な効果をもたらす「オイル」という薬品を塗ってある、ネッカーには「オーガ種のオイル」が特に効く

「僕が(北風)を投げるから投げた瞬間、突っ込もう。」

「ああ・・・やろう。」

ウィッチャーは特殊な爆薬も使う、(北風)は一定範囲の物質を瞬時に凍りつかせる

 

「3、2、い・・・」

「ギギ…?」

「まずい!気付かれた!いくぞ!」

危険を察知した化物どもが一気に戦闘態勢になり、甲高い雄叫びを上げる

「うわあぁあぁあぁ!」

ウールが(北風)を投げ、爆音が辺りに響く

「ギャアァアァアァアァア?!!」

何匹かの体が凍りつき、砕け、肉が裂け、鮮血が飛び散る。

「うおおおおおおおおおおおお!!!」

仲間が傷つき、動揺しているところに一気に駆け込み、銀の剣を叩き込む

少しづつ、だが確実に群れの一匹一匹を切り裂き、その数を減らす

ロウに続きウールも剣を片手に群れに斬りかかる

だがネッカーもやられているだけではない、飛び上がり、爪や牙で首筋や手首を狙う、こんな数の群れでは避けきる事はまず無理だ、だが

「ギェッ?!」

その爪や牙は皮膚や血管に届くことなく跳ね返される、ロウ達の体の表面にうっすらと見える光の膜がそれらを跳ね返しているのだ

「クエン」と呼ばれる「印」の力だ、「印」とはウィッチャーの使う簡易的な魔法のことである、「クエン」は身体を保護する魔法障壁のことだ

銀の剣、オイル、霊薬、爆薬、印、ウィッチャーはこれらを駆使し勝利を確実なものへと近づけてゆくのだ

 

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何十匹もいたネッカーの群れは二人のウィッチャーによって今やネッカーウォーリアだけとなった

「さぁ、君で最後だ。」

「ギェアァア!!!」

「あ!逃げた!」

生命の危険を感じたウォーリアはたまらず駆け出す、しかし

「させるか!」

ロウは体をおもいっきり反り、人間がおよそ出せ無いであろう力で腕を振り銀の剣をネッカーめがけて投げつけた

剣は見事にネッカーの胴体を貫き、その勢いでネッカーを標本のように壁に張り付けた。

「依頼、完了だ。」

彼はニヤリと笑った

 

 

「なあロウ・・・正直に言っていいかい?」

「んあ?」

「僕は今、こんな依頼受けなきゃ良かったって思ってる。」

「俺もだ。」

来た道を帰りながら二人は乾いた笑いを漏らした

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・あのさ、ロウ」

「ん?」

「”あの人”の話なんだけど・・・。」

「!」

報酬をもらった帰り道、ウールが言いづらそうに口を開いた

「どうも一週間前の同業者達の襲撃から逃げてから生存が確認されてないって・・・。」

「そうかよ・・・。」

興味なさげにロウはつぶやいた

「たとえ元師匠だろうが知ったこっちゃねーよ、”同族殺し”の安否なんて。」

ウィッチャーと言っても一枚岩ではなく、彼等は「流派」というものに別れ各自で日々研究や怪物退治を行っている

ロウやウールは「狼流派」と呼ばれる流派に所属しているそのため、彼等のウィッチャーのメダルは狼を象ったモノとなっている、他にも猫、熊、グリフィンなど様々な流派に別れており、その中で最も数が少なくその実態が謎に包まれているのがマンティコア流派である、かつて、ロウはそのマンティコア流派に所属しているウィッチャーに教えを受けていた事がある、彼の名前はアサード、”黒獅子”の異名を持ち現代に存在するウィッチャーの中で最も秀でた能力を持つウィッチャーだと言われていた

 

だが、ある時から彼は豹変した、同じウィッチャーを殺し始めたのだ、被害を受けた人数は先月までで63人

理由は未だにわかっていない、だが複数の流派によって編成された部隊によって何度か襲撃を受け。つい一週間前から姿が確認されていない

 

彼が生きているのか、死んでいるのか

この街の明かりの中のどこかにいるのか

この世界のどこかの裏社会にいるのか、定かではない。

 

「ま、そんな事よりさキャバクラかどこかでパッ!と遊ぼうぜ!せっかく金も入ったしさ!」

暗い空気を晴らすようにロウは話題を変える

それを察したのかウールも慌てて話を合わせる

「そ、そうだね!でもキャバクラよりバーの方がいんじゃない?なんかこのテンションで行くと一日でお金を使っちゃいそうだよ・・・。」

「そんなもん楽しんでから考えようぜ・・・・・・」

ロウは視界の端に違和感を感じた

道路の反対側

黒いジャケットを羽織り、肩からは巨大な何かを入れたバックを下げている大柄の男

 

「先生・・・?」

 

「どうしたのロウ・・・」

ウールの問いに答える前に駆け出す

様々な言葉が頭を駆け巡る

今までどこに?

同族殺しの話は本当なのか?

なぜこんなことを?

全力で駆けながら先程の男を探す

 

 

 

気が付くとロウはどこかのビルの屋上にいた

「はぁ・・・はぁ・・・アホか俺は・・・先生がいるわけ・・・・・・」

 

 

「よう!久しぶりだなぁ!」

 

 

誰かが低い声で明るく話しかけてきた

「っ!」

振り返ると、そこにはかつてウィッチャーとしての生き方を全て教えてくれた師がいた

「先・・・生・・・。」

「おう!なんだよどうした!元気そうだな、ロウ!」

昔と変わらぬ調子で彼は話し掛けてきた、まるで世間で噂されているのは別人かとでも言うように

「先生・・・本当なんですか・・・?」

「・・・・・・何がだ?」

「同族殺しの・・・件です・・・あれはきっと何かの誤解なんですよね・・・先生。」

ずっと心の中にとどめていた質問を投げかける

アサードはニッと白い歯を見せて笑い

 

「いいや、仲間であり友であり戦友であるウィッチャーを63人、手にかけたのは確かにこの俺だ。」

 

さも当然かのように、あっさりと言い放った

ロウの中で何かが切れた、それは師への尊敬の念から生まれる信頼だったのかそれとも師がそんな事をする筈がないという弱々しい自信だったのかはわからない、だがロウの中で何かがプツリと切れ、そして剣を抜かせた

「先生・・・いや、”黒獅子”アサード、同族殺しを犯したあんたを・・・俺が殺す!」

鋼の剣の切っ先をかつての師へ向ける

「うんうん、いい表情だロウ・・・いいだろう、受けて立とう、かの伝説のウィッチャー白狼の血を継ぐ者よ。」

アサードが肩から下げる袋から2mはあるであろう巨大な刀身をもつ黒鋼の剣を引き抜く

彼の黒獅子という異名は彼の持つその異様な大きさの刀剣の名からきている

「・・・うおおおおおおおおおおおお!!!」

ロウは上段から全身全霊の力を込め斬りかかる

が鋼の剣を受け止めた大剣はそのまま刃を寝かせ、ロウの剣を受け流した

体勢を崩したロウの体に強烈な蹴りが入る

「くぁっっ?!!」

肺から空気が押し出され、ロウの体が吹き飛びビルの屋上からの落下防止用の柵に叩きつけられる

「駄目だな、まだまだだ・・・もっと感情を高ぶらせろ、ロウ、お前の白狼の血とそして・・・「古き欠脈の力」はこんな物じゃないだろう?」

足で胸を押さえつけられ、立ち上がる事が出来なくなる

「(古き欠脈)?・・・何を言って・・・」

 

「ロオオオオオオオオウ!」

 

誰かが雄叫びをあげながらアサードをはね飛ばした

ウールだ

「大丈夫かい?」

「ああ・・・悪ぃ。」

「マンティコア流派のメダルと黒鋼の大剣・・・あの男が(黒獅子)アサード・・・だね。」

「ああ、この事件の一連の犯人だ・・・。」

ロウはウールの肩をかりて立ち上がり再び剣を構える、ウールも剣を抜く

「・・・ロウと一緒にいた狼流派のウィッチャーか、面倒だな。」

首をコキコキとならしながらアサードは気だるそうに剣を構えた

「同時に行くぞ、(回天剣舞)だ。」

「わかった・・・。」

「どうした?怖気づいたか?」

「はあああああああああああああ!!!!」

「うおおおおおおおおおおおおお!!!!」

二人で同時に足を踏み出しステップで体を回転させ上下左右から剣激を繰り出す

ウィッチャー流の剣術、(回天剣舞)だ、他方向から攻撃することで敵を惑わせ、また連撃を叩き込めることができる・・・通常では

しかしアサードには効かなかった

剣戟を見切り、流し二人の回転速度に合わせ回転し距離を一定間隔に保つ

「二人がかりでそんなものか?情けないな。」

「くっそが・・・!」

激昂にかられたロウが回転をやめ、思い切り直線的に斬りかかる

それを待っていたかのようにアサードは彼の手首をつかみ捻り、投げ飛ばす

「ぐぁっ・・・?!!」

「ロウ!!!」

ウールがロウを気にかけ一瞬、足が止まる

その瞬間

「駄目だろう、戦いの最中に他人なんて気にしちゃあ。」

ズブリ、とウールの体を巨大な刀身が貫いた

一瞬の出来事だった

「えっ・・・?」

ウールは驚きと戸惑いの混ざったような表情でロウを見つめ、そして膝から崩れ落ちた

アサードの黒剣からはポタポタと血が滴り落ちている

「ウー・・・ル?」

「可哀想に、お前に付いてこなければこれからウィッチャーとして細々とだが生きて行けただろうに・・・。」

「貴様・・・・・・・・・貴様ぁあぁあぁあぁあぁ!!!!!!」

 

 

「あぁ、ちょうどいい感情の高ぶり具合だ。」

 

 

ロウの振り上げた剣は虚しく空を切り

その体は蹴り飛ばされ今度は叩きつけられた冊ごと吹き飛ばされる

ビル街の上空に体が投げ出され、ロウは恐怖と憎悪、そして怒りの混ざった表情をアサードへ向ける

ロウが重力に引かれ落ちてゆく直前、こんなセリフが耳に飛び込んできた

「”むこう”でくたばるなよ?白狼。」

 

 

ロウの意識は闇の中へと消えていった

 

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時空の、歪みによってできた「渦」を見ながら男は満足げにうなずく

「ははは!どうやら成功したようだな!良かった良かった!」

「良かった良かったじゃないぞこのクズめ。」

「んん?」

男ーーーアサードの背後にはいつの間にか一人の男がひどく憤慨した様子で立っていた。

「おお、ヴァーニア!見てたのか?」

「黙れ、この屑め!そこにぶっ倒れているウィッチャーの糞ガキならともかく、まだ力の目覚めていない「古き血脈」のガキまで殺すところだったんだぞ!」

「まぁ落ち着け、お前ら吸血鬼は鉄分は多くとっていてもカルシウムは不足してるみたいだな!ん?鉄分もストレスを抑えるんだっけか?」

「この・・・ゴミカスガァアァアァア!!!」

男の姿が凶悪な化物へと豹変し、アサードに飛び掛る

「結果が全てだ・・・彼をあちら側へ送ることには成功した。」

霜が張り付いた剣がその爪を防ぐ

「ん!エルダースお前もいたのか!」

「ああ、だがウィッチャーよ、我々の悲願達成のためにも、今後はこのような危険な行動を取るのはやめていただこう。」

氷のような冷たい視線がアサードを突き刺す

「・・・チィ!糞ウィッチャーに糞エルフ!目的を達成すればお前らなど・・・!」

「それは達成してから言うのだな、血塗られた闇の生き物よ。」

「まぁまぁ喧嘩はこのくらいにしょうじゃねぇか!第一段階は無事完了と・・・いやー!今夜はいい酒が飲めそうだな!」

各々が様々な表情を表しながら、彼らはビルの谷間の闇へと消えていった

月明かりがひどく悲しげに街を照らしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空は青く、鳥は歌い、川は流れ、人と化物は今日も互いに害をなす

文明が進み、あらゆるものが消えていった現代から隔たれた全く別の「世界」、魔法は常に飛び交い、外道悪鬼は満ち溢れ壮大かつ暴力的な自然はどこまでも広がる

楽園のような、地獄のような、そんな世界

ここは「幻想郷」現し世に忘れ去られた者達が流れ着く世界

 

そしてとある山の山頂にひっそりと佇むお世辞にも綺麗とは言えない寂れた神社が一軒、その神社の軒下で一人の少女が暖かい日差しを浴びながらまったりとお茶をすすっていた

「・・・暇ね。」

彼女の名は博麗霊夢、この幻想郷と現し世とを隔てる博麗大結界を守る博麗の名を継ぐ巫女である

彼女は結界を守るためここ幻想郷で起こるありとあらゆる「異変」と呼ばれる怪事件を解決してきた

空が赤く染まったり

守谷神社が問題を起こしたり

春がなくなったり

守谷神社が問題を起こしたり

地下世界でメルトダウンを起こしかけたり

守谷神社が問題を起こしたり

「・・・暇だし守谷神社潰してこようかしら。」

そんな物騒な冗談を呟きながら彼女はもう一口、茶をすすった

いや、すすろうとした

「れぇえええええむぅううううああああああああ?!!」

彼女が湯飲みの縁に口をつけた瞬間、よく聞く声と共に何かが家へと突っ込み轟音を轟かせる

「いててて・・・。」

瓦礫の中から立ち上がったのは魔法使いの少女、霧雨魔理沙だ、霊夢と魔理沙は旧知の仲でよく魔理沙が霊夢の家に遊びに(もとい押しかけに)来るのだが、どうやら今回は遊びにきたわけではないらしい

「・・・っとそうだ霊夢!事件!事件だぜ!」

興奮した様子で霊夢に話しかける魔理沙だが

「私にとってはこの家の惨状が事件なんですけど?!!」

「いにゃァあぁあ?!いひゃひ!ひぇいういひゃいひぇええ!」

家を破壊されたことにより怒りの頂点に達した霊夢は魔理沙の頬をひねりあげる、魔理沙の悲鳴が幻想郷の山々にこだました

 

「・・・それで?事件って?」

魔理沙をいじめ倒し、いくらか気の済んだ霊夢は軒下に腰を落ち着け、未だに涙目で頬を押さえる魔理沙に尋ねる

「うぅ・・・まだヒリヒリするぜ・・・そうだ!事件だぜ霊夢!南の里のはずれででっかい爆発が!」

「爆発・・・?」

「そう!しかもあれは火薬とか花火とかの爆発じゃなく魔法が関連している爆発だぜ!」

「・・・また守谷かしら?」

「さあ?とりあえず行ってみようぜ!」

「まったく・・・しょうがないわね、まぁ暇してたし丁度いいわ。」

霊夢は気だるそうに立ち上がると魔法の力で浮かび上がり、魔理沙を急かした

「ほら、さっさと行くわよ!」

「なんかまた新しい異変起きそうだな!」

魔理沙も箒に跨り浮かび上がる

目指すは南、新たなる事件の香りのする地へ

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もはや現し世では忘れ去られ社会の闇でひっそりと暮らすウィッチャー

忘れ去られた者たちの行き着く隔たれた世界を守護する博麗の巫女

交わることのないはずの運命が今一つとなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




作者が新たに追加した設定

・ウィッチャーは原作では変異の過程で生殖機能が失われていますが今回書かせていただいている作品では数世紀前にとある黒髪の狼流派ウィッチャーと女魔術師のカップルが生殖機能を取り戻す霊薬を開発し、ウィッチャーでも子が成せるようになったという設定になっています
・東方Projectの原作では弾幕勝負はあくまで少女達の行う「ゲーム」という扱いですが今作では「ゲーム」ではなく相手を傷つけ、下手をすれば殺害するための「戦闘」手段として捉えていただけると幸いです
もしよろしければ次回も宜しくお願いいたします、それでは(*`・ω・´)
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