ダンジョンで青春するのは間違っているだろうか⁈   作:きなこ兎

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白兎にマブダチができるのは間違っているだろうか?②

ネロがヘスティアファミリアに入団して

新しい家族ができたのが昨晩のこと。

昨日あれから話して、ネロがいうには詳しい年はわからないけど赤子の頃保護されたのが14年前らしく僕らは同い年ということで仲間らしくさんづけなんてしないでほしいと言うことからネロと呼ぶことになった。

 

 

昨晩は新たな家族を迎え、上機嫌な神様や僕とネロでたくさんの話をした。

家族が祖父しかいない僕は兄弟がいたらこんな感じなのかなぁ?と胸が踊った。

意識を取り戻したばかりの時は少しだけ礼儀正しく緊張した面持ちだったネロだけど笑うととても可愛らしい男の子だ、まぁ僕は人の事を言えない自覚があるので口にできないが…

 

ネロは髪や耳、尻尾の毛は神様のように艶やかな黒で神様や僕が話すと黒い犬耳はピクリと立ち、神様よりやや薄い青で空のようなライトブルーの瞳は宝石のようだ。

 

ネロは1人で7年間もたびをしていたそうだ。

修行の旅はたくさんの所を周ったらしく

神様や僕も話を聞いて驚いた!

 

神の恩恵に頼らずに己の体内の精神力?みたいなエネルギーを身体に纏わせて闘う部族や、

 

東国の隠れ里ではチャクラという不思議な力で魔法みたいな忍術と呼ばれる技を使う忍者な話

 

1番長く居た村は舞のような体術、主に蹴り技を主体とした美しい武術と剣の舞といわれる清流が流れるような淀みや隙のない神秘的な剣舞が伝わる村だったとか…僕はずっと田舎で祖父と畑仕事をしてきたからネロな話は英雄譚の始まりのようで少しだけ羨ましく思ったのが昨晩の話…

 

 

今朝はネロの寝る場所がないことから僕とネロはベットで神様はソファーで寝ていたはずなのに、僕たちがおきると神様は僕の上で寝ていたというハプニングの後にそっとネロの冒険者登録の手続きとネロは初ダンジョン、僕たちにとっては初パーティーでのダンジョン攻略に向けてホームを出た所である。

 

 

ネロと2人で街を歩いてると僕はふと誰かの纏わりつくような視線を感じキョロキョロと辺りを見回す

 

「ベル、どうかしたか?」ネロは不思議そうに僕に尋ねてきた

僕が気のせいだよと口をひらく直前に真後ろから声かけられた

「あの…」

「わ!」っと後ろからの声に驚き、反転して身構える

声を掛けてきたのは薄鈍色の髪をしたヒューマンの少女だった

明らかに無害な一般市民になんて真似を⁉︎

 

「ご、ごめんなさい。」

「いえいえ、こちらこそ驚かせてしまって…」

「あの、えっと何か僕に?」と僕が尋ねると

「あ、あのこれ落としましたよ?」少女は手のひらに紫紺の色をした結晶をのせて僕に手渡した。

 

「え?魔石??」首を捻って、腰についている巾着を見る。

僕はモンスターから得られる魔石をこの巾着袋の中に回収していた。

昨日の換金の際に魔石は全部ギルドに渡しはず…残ってたのかな?

 

まぁ冒険者じゃない人が魔石なんか持ってるはずなんてないし

、きっとそうなんだろうと自分の中で、決着をつけた。

「す、すいません。ありがとうございます。」

「いえ、お気になさらないでください」

ほわっと白い花のような、微笑みが返ってきた。

「こんな早くからダンジョンに行かれるんですか?」

「あっは、はい、今日この後ギルドにいって冒険者登録を済ませて、ダンジョンに2人で行きます。」

店員さんはほぇ?っとした不思議な表情をした。

「冒険者さんお2人ですか??」

その質問に僕は周りを、見渡した。少し離れた所から僕と少女の会話をニヤニヤと眺めているとネロを見つけ顔が少し赤くなってしまった。

「ネロ、そんな所でニヤニヤしてないでこっちきてよーー」と少し情けない声をだした。

「ベル、せっかくの可憐な、少女と出会いを俺は邪魔しないように身を隠したんだぞ??」とニヤニヤと賜うネロと顔を少し赤くした僕のやりとりにくすくすと薄鈍色の髪の少女が笑った。

 

「で、そちらのお姉さんはどちら様ですか??」とネロが尋ねる

「あ、私シル・フローヴァです。」

「シルさんはそちらのお店の店員さんですか??」

シルさんがきている若葉色ジャンパースカートと白いエプロンをみたネロが再びシルさんに尋ねるとシルさんはええ、と微笑んだ。

「じゃあシルさん今晩俺の初ダンジョン祝いということで夜にそちらのお店にお伺いさせていただきます。」とネロははにかんだ。

「え??ネロそんなお金ないよ⁉︎」とオロオロする僕にネロは今日稼げばいいと風のように自由奔放な答えを返してきた。

 

「ベルさん?わたし一生懸命お祝いしますから、どうか今日だけはうちのお店にきていただけませんか?」と上目遣いで少しばかり、瞳を潤ませてお願いしてきたシルさんに僕は首を縦に動かす選択肢しか残されていなかった。

 

「もう、本当にずるいなぁーーー」と僕は観念し、「今晩ネロと2人で伺わせてもらいます、あと自己紹介が曖昧になってしまいましたが僕はベル・クラネルです。」

「俺はネロ・レモリアです。」僕たちが自己紹介するとシルさんは白くて小さな手を口に添えて微笑んだ

「それではベルさん、ネロさん今晩お待ちしております。」

僕たちはシルさんにお別れをしバベルへと足を向けた。

 

 

「なぁベル、あの子ベルに一目惚れしたのかなぁーと」っとネロがニヤニヤして僕の顔を見る

僕は慌てて否定をするとネロは両手を頭の後ろにしてなにかを確信してるように笑った。

「だってわざわざベルに声かけて出会うきっかけ作ったんだぜ?」とさらにニヤニヤした。

「それはたまたま僕が魔石を落としたからでしょ?」というとネロは

そういうことにしといてあげると幼い顔に少しだけ大人に表情を浮かべて言った。

 

ーーーーーーーーー

「あの子何者だろうと」ネロは誰にも聞こえない声を風に乗せた

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「うわぁーーーバベルたっけーなーーーベル⁉︎」

ネロは子供のようにはしゃいだ、少し前の僕をみているようで笑えた。

 

「エイナさぁーーーん⁉︎」

ダンジョンの管理をするギルドの窓口受付嬢エイナ・チュールは

弟分のような可愛らしい冒険者の声に反応した。

ほっそり尖った耳を傾け、澄んだ緑玉色の瞳で弟のを見つける

 

「ベルくん、おはよう、そんな嬉しそうな顔して今日はどうしたの?これからダンジョン??」

「エイナさん、僕にもやっと仲間ができたんですよ⁉︎紹介しますね、」

「はじめまして、ネロ・レモリアです。」

「はじめまして、ギルド所属のエイナ・チュールです、ベル・クラネル氏の担当をさせたいただいてます。」と丁寧に自己紹介をしたエイナさんセミロングの茶色の髪を耳にかけ大人に挨拶をネロにした。

「今日はネロの冒険者登録をしにきました⁉︎昨日ヘスティアファミリアに入団したので僕の初めての仲間です!」

「ベルくん、おめでとう。よかったね!これで担当としてベルくんが少しでも安全にダンジョン攻略できるようになって嬉しいよ、じゃあヘスティアファミリアでベルくんの後輩のネロくんの担当も私でいいかしら?」

「はい、喜んでエイナさん⁉︎」とネロは笑顔で答えた⁉︎

「それでは、ネロ・レモリア氏改めてよろしくお願いしますね!、それでは、この用紙に必要事項を記入して下さい。」

ネロは渡された紙を手にして、ペンをはしらせ始めた。

 

 

 

「ねぇ、ベルくん、今日はネロくんと初めてのパーティーでダンジョンにいくの?装備はどうするのかな?」

 

僕は少し後ろめたい思いがあるものこネロのが生まれたばかりに恩恵を刻まれ両親と別れたと、

本当の事を言うわけにもいかないので神様から授かった嘘をエイナさんに告げる

「今日はネロが初めてなので、僕と一階層色々試してみます。ネロはあの、オラリオの外のファミリアに所属していてヘスティアファミリアに改宗したので、ステイタスも僕より高いですし、ネロは武術を使うので武器はとりあえずメタルブーツだけでいいそうです。」

「そう、じゃあとりあえず一階層ならということで許可はするけど、ベルくん、ダンジョンの先輩なんだからネロくんを連れてこないだみたいにホイホイと下に降りちゃダメだぞ?」っと指で鼻頭をつつかれた。

僕は顔を近くまで寄せてきたエイナさんの緑玉色の瞳と甘い香りにドキドキとして「ヒャイ、エイナさん約束します。」情けなく答えた。

 

 

「エイナさん、記入終わりました!」

「はい、確かに受け取りました、ネロくん。今日は初めてのダンジョンだからベルくんと言う事を聞いてちゃんと戻ってきてね、冒険者は冒険しちゃダメだからね!」

「「はい」」と僕とネロは返事をして

初めてのダンジョンへと挑んでいく

 

可愛らしい兄弟のような白と黒の髪の毛を子供のように揺らす2人の冒険者の背中を見つめているエイナは

よし、これから2人の弟分のためにダンジョンの知識を叩き込まきゃと

意気込んだ。

 

ベルはダンジョンに伸びる階段で身震いした…

 

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