ほこらの中には変な台座があった。そしてその前にじーさんがいた。
ゆいち「あのー、ここどこですか?」
爺さん「?」
ゆいち「ですから、ここはどこですか?」
爺さん「何しにここに来たんじゃ?」
んなこと言ったって、ここどこなのか分からない。目的があって来たわけではない。迷ったんだ、オレは。正確には違うか。流れ着いたんだ。でも、この爺さん分かってくれそうもないんだな。さって、どうしたものか。
爺さん「お主、雨雲の杖と太陽の石、そしてロトの紋章をもっておるか?」
ゆいち「何それ」
爺さん「話しにならんのぉ」
いかんいかん。とりあえず手持ちの道具を漁ってみるか。雨雲の杖…これか? 変な杖はこれしかないしな。太陽の石…赤いからこれだろう。そしてロトの紋章…ねぇなぁ。この変なメダルか? とにかくこれらを出そう。
爺さん「おお、持っておるではないか」
ビンゴ! ラッキー♪
爺さん「さ、それらを台座に…」
言われるままに3つの品を台座に乗せる。
爺さん「雨と太陽が合わさるときに…」
それって通り雨ちゃうか?
台座はぼーっと光っている。そして、眩いくらいの光がほこらないを照らした。その後台座の上には一つのペンダントが輝いていた。
爺さん「ほら」
何が。
とりあえず、貰えるものはもらっとこう。このパターン多いな。
爺さん「さぁ、いざ行かん」
どこにだ。その前にここはどこだ。しかーし、爺さんに聞こうとしても埒があかないのは火を見るより明らか。もぉ明々白々。つまり、さっさと立ち去ろう。
今回は選択肢を用いなかったな。たまにはいいか。
ほこらを逃げるように出る。
ここは何処 私は誰? そういえば、昔「ここは誰 私は何処?」という台詞、どういうシチュエーションならば可能かということを頑張って考えて、結論を出したヤツいたっけなぁ。そう…あれは「学校で席替えをしたのだが、その日ちょうど休んでいて自分の席がわからない。そして、昔の自分の席を指さしながら他人に意見を請う場面」って言っていた。
だからなんだ。
オレに学校なんて関係ないはずなのに。
周りを見渡す。メイジドラキーはもういなかった。ちっ。また乗っけてってもらおうと思ったのになぁ。
迷子。とりあえず、山を越えてきたのだから、再び山を越えることを考えなければ。反対側は海が広がっているから行けそうもない。しかーし、山を越えるのは辛そうだ。
冷静になって考えてみよう。オレは南下してきたんだ。そして、南下するときに一応右手に竜王の城があった。ということは、北を向いて左手に竜王の城がある。
よって左
やっと歩く方向を見出した。
暫く歩くとまた海にぶつかってしまった。今度は北から来たんだから北を目指そうかな。うんうん。しっかしさっきの太字のギャグはさむっ。
歩くこと丸2日。その間に、モンスターからの略奪・強奪いろいろやってのけた。しかし、一旦町に寄らなければ食料が底をついてしまう。そうだな、もう少ししたらリムルダールの町があるから、そこで一泊するか。
リムルダールの町は、なぜか三方を水で囲まれている。ぐるっと回るのは大変面倒くさい。ここは…
泳いで西側からがんばる。
初めてここに来たときは、ちゃんと正規ルートで侵入したのだが、やっぱ勇者たるもの奇抜さも要求されるのだから、それっきゃないな。うん。
町で食糧補給、宿でぐっすりと寝る。
忘れてはいないぞ。まっててね、ローラ姫(はぁと)
と、気分もリフレッシュ、さ~今日も元気にいってみようか。
どうでもいいけど、オレって独り言多すぎ。思っていることも全部記載しているからかなぁ。まあいいけど。そういう商売なんだからさ。
それにしても、どうやって竜王の城に行こう。なんか孤島みたいだ。泳ごうにも潮の流れが激しいみたいだし…
壱 そこらの木々を伐採し、環境破壊と解りつつ筏を組む
弐 やっぱりおおさそり
参 メイジドラキーの背に乗って浮遊
肆 妥協してリカントマムル(ちょっとマイナー)
伍 がんばって海へダイブ
どれもこれも大変そうだ。でも勇者たるもの普通の方法では申し訳が立たぬ。ちょっと時代劇風になってしまったが、まぁ要するに変わった方法を選択しなきゃいけないんだよな。とすると…
現時刻をもって自称肉体派であるオレは伍を選択することにしよう。