町に入ってすぐにいる男に話しかけてみると、
男「ラダトームの町にようこそ」
と宣われてしまった。
何度尋ねても同じことしか言わないんだもん…。どうしてやろうか。
武器と防具の店で装備を一通りそろえておいた。これで少しはまともにモンスターとも戦えるハズ…。いやね、装備なんかなくてもたぶんオレは十分強いからいいんだけどね。
道具屋を覗いてみる。ほうほう「龍の鱗」なるアイテムがあるのか。でも、こんなに小さな鱗で、どうして守備力が上がるんだろうか…。やっぱりお約束の場所に装備しなきゃいけないってか? それはイヤだ。ピアスにするって方法もあるけど、耳に穴空けるのには抵抗がある。仕方ないから兜の飾りにしておくか。
ちょっと待てよ、オレ兜なんかしてたっけ? 装備品と見た目が違う気がするんだけどなぁ…。細かいこと気にしてもしょうがないっか。
呪い爺さん(こう言うと、なんか呪ってるみたい)のところへ行ってみる。この町は初めてだから、探検すると面白い。
今気付いたけど、オレの故郷ってどこ?
爺さん「呪われたらおいで。解いてあげるから」
ゆいち「今までの経験は?」
爺さん「ない」
ゆいち「……………」
そそくさと爺さんのいるところから去る。これは考えもんだ。たぶんあの爺さんには呪いを解くのはムリだ。呪われないように気をつけよう。
預かり所なんかを訪ねてみる。もちろん預けているモノは何一つない。ま、そのうちお世話になるときが来るんだろうけど。宿屋とセットになっているのは、陰謀なんだろうか。セット価格で…なんてあるわけないか。
そろそろ旅に出るとするかな。
外に出ると早速スライムが襲ってきた。
今の装備は、
武器:こん棒
鎧 :皮の服
盾 :なし
兜?:龍の鱗
だ。大臣のおかげでゴールドが余分にあってよかった。
で、スライムだが、もちろん一撃に決まっている。オレがダメージを喰らうはずがない。もし喰らうのだったら、それは間違っている。だってオレは勇者だぞ。
暫く歩くと、砂漠に囲まれてぽっかりと口を開けている洞窟を発見。これは入ってみるに限ると判断したオレは、ためらいもなく洞窟の中へと歩を進めた。
中に入ってみて思った。暗い。前が見えないじゃないか。それでも強引に進んでみるのだが、壁に頭をぶつけてしまった。初めてのダメージはモンスターではなく壁。ちょっと情けない気がしてくる…うう。仕方ないからたいまつでも使うか。
それでもあんまり見えないなぁ。
とりあえずは彷徨ってみる。行き止まりが少ないのはいいとして、宝箱がないではないかぁ! これは間違っている。絶対にダメだ。でも正面に降り階段があるからそこを降りてみよう。きっと宝箱があるに違いない。
ずんずん進んでいく。どうやら一本道のようだ。たどり着いたのは石碑。これはでかい。なになに…勇者ロトの遺言? 魔の島に渡るためには3つの神秘なるモノが必要なのか。ふぅん…船じゃ行けない。橋を架けるという発想はないようだ。とにかく集めなければダメってわけね。ところで、宝箱は?
一生懸命洞窟内をくまなく探したにも関わらず、宝箱がない。これはいかんなぁ~。石碑がなかったら絶対に壊したんだけど。そういえば、モンスターが一匹もいない。オレに恐れをなしたのか? はっはっは。
まぁいい。もうこんな所に用はない。さっさとガライの町にでも行くとするか。