勇者ゆいちの冒険   作:やさかたくみ

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マイラでむふふ

 とりあえず村の前まで来た。たどり着いた。早速ぱふぱふといきたいのだが、もう少し強くなってからのほうがいい。そうすれば娘がオレに惚れるかもしれない。

 

 オレはマイラの村周辺で戦った。そして経験値とゴールドをために溜めまくった。気がつくともうマホトーンまで覚えちゃってたりする。よし、次に買い物をして装備を調えるんだ。

 

 村の店で防具を調達した。今の装備はこうだ。

 

武器:鉄の斧

鎧 :鋼の鎧

盾 :鉄の盾

兜?:竜の鱗

 

 よーし、完璧だ。これで「すてきー」なんて言われるに違いない。いざっ!

 

 町の奥の温泉まで足を踏み入れる。

 

 そういえば、温泉も目的じゃなかったっけ? まあいい。後から堪能できるのならば何も言うまい。

 

 お、いたいた。あの娘に違いない。よしっ…

 

ゆいち「あの…」

娘「あら~、ぱふぱふ?」

ゆいち「はい、そうです」

 

 ラッキー。向こうは既に分かってるんじゃねーか。

 

娘「それならば50ゴールドよ」

ゆいち「! 48ゴールドしかない」

娘「あら~残念ね。こっちは商売だからまけられないのよ」

ゆいち「オレはラダトーム王に依頼された勇者だ。だから…」

娘「それならば1ゴールドまけてあげるけど、あと1ゴールド足りないからダメ」

 

 くっそ~。仕方ないモンスターから強奪するか…。

 

 村の外へ走っていこうとしたらつまずいて転んでしまった。ぐお、かっこわるい。

 

 足元を見ると笛が落ちている。誰だよこんなところに笛を捨てたのは! もういい。とりあえず貰っとこう。それよりぱふぱふだー。

 

 悔しいからしばらく戦って手持ちを100ゴールド以上にしてからぱふぱふ娘のところに行った。ぐへへ。

 

 ……………!

 

 ぐはっ。う~ん、もうノーコメントだね。ふはぁ。娘は商売だからであって、惚れてくれなかった。これはちょっと悲しいが。

 

 さってと、ぱふぱふも堪能したし…あ、温泉忘れてた。

 

 勇者だからといって女湯に行けばたこ殴りに遭うのは目に見えているから、仕方なく男湯の方へ行き、ゆっくりとつかることにした。

 

 んーっ、いい湯だ。もう目的を忘れてしまいそうだ。

 

 そういえば、旅の目的って何だったっけ? ぱふぱふじゃなかったよなぁ。たしか…そうだ、ローラ姫を助けることだ。忘れてたじゃないか、まったく。ラダトームの姫といえば綺麗という噂。これはかっこよく助けて、姫の心をゲットしなければなるまい。

 

 となると、のんびりと温泉になんか入っていられないではないか。早速旅立とう。

 

 でも、どこにいるんだ? 東に向かったって言ってたけどなぁ。ここより東には町がないし、仕方ないから南下するか。

 

 しばらく南へと歩を進める。ラダトームから来た橋が見えてきた。そうそう、ここから北に行って、ぱふぱふ娘へ一直線だったっけ。でも今は違う。目指すはローラ姫。

 

 お? 遙か向こうに洞窟らしきものがあるぞ。でも、目の前には広大なる沼が広がっている。うう…なんか臭いし。どうしよう。

 

第一の選択 がんばって突っ切る

第二の選択 諦める

第三の選択 沼に入らないようにして渡る

 

 二つ目は論外だな。ローラ姫の心を射止めるためは、なんであろうと諦めん。今の目標だからな。

 

 一つ目は正攻法だが、これはオレの性に合わん。よって却下。

 

 となると三つ目か。ここは竹馬の要領で沼に足を踏み入れないようにするのがいいだろう。でも竹…竹…、ないなぁ。

 

 と、突然おおさそりが襲ってきた。が、今のオレの敵ではない。ふはは…まてよ…

 

第四の選択 おおさそりの上に乗って洞窟の入り口まで行く

 

 決定

 

 早速実行に移そう。

 

 あっという間におおさそりを封じ込め、手綱をセットする。さて、洞窟へと出発。

 

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