勇者ゆいちの冒険   作:やさかたくみ

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リムルダール

 はーはっはっは。楽々たどり着いたぞ。オレって賢い。

 

 使ったおおさそりはその場で放した。ま、殺すのは可哀想だしな。

 

 うーむ、暗い。まあいい。レミーラだ。洞窟内が明るくなった。さすがオレ。もう迷うことはない。

 

 …間違っていた。明るいからって迷わないとは限らない。こんな単純なことに気づかなかったなんて…ちょっと悔しい。

 

 しばらく歩くと、どこからか唸り声が聞こえる。慎重に進むことにしよう。

 

 声が大きくなってきた。曲がり角がある。顔だけ出してそっと奥を覗く。

 

 ど…どらごん!? あまりに驚いたので喋りがひらがなになってしまった。奥には…ローラ姫がいる。これはドラゴンを倒すべきかどうか…。

 

1 今倒す

2 後で倒す

 

 さてどうしたものか。1だと速攻でいい思いができそうだが、さすがのオレも今のレベルじゃぎりぎりってところか。それじゃぁ、倒してもボロボロ状態だから情けない。ここは我慢して2だ。

 

 決めたらここにいても意味がない。というわけで、もう少し待っててくれ、ローラ姫。

 

 別の道をずんずん進んでいく。すると、前方に光が。

 

 やった。出口だ。

 

 くっそー、洞窟から出ると、とたんにモンスターのレベルが上がってやがる。

 

 リムルダールの町にはたどり着いたものの、あまりにも悔しい。だからここは徹底的にレベルを上げてやる。

 

 数週間の修行の末、オレはベホイミまで修得した。ちょっと強くなりすぎた気がする。もうこのあたりのモンスターは楽勝。こっちなんか、かすり傷一つ負わない。ゴールドもたくさんたまった。ここらへんで、防具などを充実させようか。やっぱ勇者たるもの見栄えが大切。

 

 町の武器・防具の店で装備を調える。今は、

 

武器:鋼の剣

鎧 :魔法の鎧

盾 :鉄の盾

兜?:竜の鱗

 

 むー、ローラ姫を洞窟内に置き去りにして、何しにここに来たんだろう。とりあえず、町の中を徘徊するか。

 

 なんと町の入り口から、ぐるっと回ったところに魔法の鍵を売っている店を発見。大量に購入することにするか。

 

店主「残念ながら鍵は一度に6つしか売れません」

ゆいち「何故だ!」

店主「法律です」

ゆいち「だからどーした。オレは勇者だ」

店主「でもダメ。はい6つね、まいどあり」

 

 あっさりとかわされてしまった。くっそー。仕方ないから憂さ晴らしに手近なモンスターでもいたぶるか。

 

 数十匹をいたぶった。飽きた。もういい、今度はラダトームの西側を攻めよう。この南にほこらがあるようだが、どうせろくでもない気がする。後だ後。

 

 歩いて帰るのは面倒だ。ルーラ。

 

 一瞬にしてラダトーム城前へ。うーん、便利だ。

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