勇者ゆいちの冒険   作:やさかたくみ

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岩山と廃墟

 おろっ? あんなところに洞窟が。これは入るっきゃない!

 

 中はやっぱり暗い。こんな時にはレミーラか。

 

 奥へ進めど大した敵は出てこない。ふっ、楽勝。それにしても、宝箱の中身もシケてるなぁ。時間の無駄かもしんない。でも、宝箱を全部奪取するまでは、出るつもりにもならん。

 

 宝の中には戦士の指輪ってのがあった。どうして名称がわかるかって? そんなの指輪に彫ってあるからに決まってるだろ。

 

 指にはめてみたけど変化がない。意味のないモノを宝箱にしまうなってーの。まったく、信じらんない。

 

 まだまだ漁る。

 

 髑髏模様のベルトと首飾りを発見。

 

 見るからに呪われてそう。

 

 あのじーさんの所で呪いを解いてもらいたくないし、呪われたくないし、こんなものは捨ててしまおうかな。でも、預かり所に半永久的に保管ってのもいい。

 

 決まった。持って帰る、ラダトームに。

 

 でも、今から帰るのは馬鹿馬鹿しいし、南下をするかな。

 

 リレミトであっさりと洞窟を脱出し、そのまま南へと進める。

 

 さっきは変なモノ拾ってしまった。まったく…(だからどうした)。

 

 気を取り直して次の町にでも行くとするか。

 

 南へと進むに従って、モンスターも手強くなってくるハズである。いや、現に強くはなっているのだが、オレのレベルの方が遙か上だから、あんまし変わんねぇー。強くなりすぎるってのも問題なのかね

 

 広い砂漠地帯に出た。だが、地平線彼方に町らしきモノが見える。どうして見えるかって? そりゃ目がいいからもあるが、地図で存在を知っているから見える気がするんだ。勝った(誰に)。

 

 町といったらやっぱゴロゴロしたい。宿屋へGo!ってカンジだな。そりゃー、もちろん以下やっぱり自主規制。だってさー自主規制(くどい)。

 

 町が近づいて、肉眼でもはっきりと見えるような距離になってきた。さっきは双眼鏡を使っていたというわけではないのだが…それはいいとして、様子がおかしい。なんか廃墟っぽい。

 

 町の入り口まで来て唖然呆然。やっぱり遠くから見たとおりの廃墟。なんでなんだよー、オレのねぇちゃん…

 

 こういう場合は、

 

第1の選択 故人の冥福を祈る

第2の選択 さっさとこの町を後にして、次を目指す

第3の選択 火事場泥棒的行為をする

 

 文句なく3番。

 

 町を徘徊し始める。なんかねーかな(下衆顔)。

 

 そーいや、どうしてここでモンスターと出会うんだろう。しかも町の外にいるヤツより強いじゃねぇか。信じらんねー。

 

 とある店の跡らしきところにいるモンスターは死に神の騎士じゃあーりませんか。強い強い。結構苦戦してしまった。悔しいではないか。

 

 ちょっとブルーな気分に浸ろうと思い、木の根本で黄昏ようとする。片足をかけて、まるで波止場にいるちょっとカッコつけたあんちゃんのように…足をかける?(語尾疑問形)

 

 足元を見ると、豪華な鎧を力一杯踏んでいた。鎧を引っぱり出す。

 

 この鎧、胸の所にロトの印があるじゃないか。ってことは、オレはロトの鎧を足蹴にしていたということだ。でもまぁいい。げっちゅー。

 

 オレは脈絡なくロトの鎧を手に入れてご機嫌でドムドーラの町を跡にした。

 

 でも、宿屋…。

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