勇者ゆいちの冒険   作:やさかたくみ

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雨のほこらとローラ姫

 さーてここで問題。ドラゴンを連れたままラダトームへルーラしました。どうなったでしょう。

 

A 途中でドラゴンを落っことし竜王の城に直撃。竜王をますます怒らせる。

B ゆいち君がクッションとしたために着地と同時に圧死。

C その辺に野放しにしたら兵士に囲まれて殺される。

 

 どれをとっても結局はドラゴンの存在がなくなっている。好きなの選んでいいぞ。でもどれが正解かはヒミツだ。

 

 とりあえず前にゲットした呪いのベルトと死の首飾り(正式名称)を預かり所に預けた。大丈夫だよ、一生君のものだ。引き取りに来るコトなんてないんだから。

 

 昔マイラの村へ行くときに、実は怪しげなほこらを発見したのだが、無視してしまった。今度はそこへ行こう。ま、こっからそれほど離れてないし。

 

 それにしてもザコ敵ばっかだ。ほこらまで余裕かまして来れたではないか。とりあえず、中に入ってみることにするか。

 

 中に変な爺さんがいる。

 

爺さん「おお、銀の竪琴をもっておるではないか。さあ、この雨雲の杖をやろう」

ゆいち「はぁ…」

 

 なんかわからんがいきなりアイテムをもらってしまった。一体何に使えというのだ。用途を教えろよな。

 

爺さん「いや~ブツを手に入れることができて良かったわい」

ゆいち「あの…」

爺さん「なんじゃお主まだいたんか? もう用済みだぞ」

 

 ジジイ殺す。

 

 とまあ、実際は殺せるはずもなく、またどう使えばいいのかもさっぱりわからないまま、ほこらを後にした。

 

 さて、ここまで来たのだが、どうしようか。そうそう…目的はローラ姫だった。どうして忘れていたのだろうか。目先のことに気を取られて、本質的な改善を忘れている某○○のような状態だったわけだ。いかんいかん。

 

 ローラ姫の居場所は分かっている。そう、あの沼地の洞窟だ。

 

 直行

 

 洞窟の手前でお約束通りおおさそりをゲット。ダーメジなく洞窟へと潜入。

 

 洞窟のどこにいるかも判っているからもう一直線だ。

 

 対面したのはドラゴン。もう焦って喋りをひらがなにするなんていうことはない。余裕の態度である。

 

 オレの実力からすれば一瞬で倒せるはずだ。なにせ、ドラゴン使って広大な沼地を周遊したのだから。

 

 普通に闘ってみても面白くない。さてどうしたものか。

 

1) 剣のみで闘う。盾での防御なし

2) 盾で攻撃する。防御はあり

3) 呪文のみで闘う。防御あり

4) 手綱をセットする

 

 どれも楽しそう。

 

 でもやっぱり4。

 

 何の苦もなくセットする。

 

 おやおや、後ろでローラ姫が呆気にとられているじゃありませんか。

 

 それにしても、ドラゴン一匹で守っていたんだねぇ。どうしてそう管理が杜撰なんだろう。簡単に泥棒さんに連れて行かれてしまうかもしれないぞ。だって、世の中にはオレ程じゃないにしても強いヤツはいるんだし。

 

 ローラ姫をドラゴンの背に乗せる。

 

 二人でドライブだ!

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