主人公の代わりにプラチナ世界を救うことになった   作:モナカアイス

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最後の3体目であるズガイドスとレオの対決が始まり、ラムパルドに進化したりと苦戦していたが、レオもルクシオに進化して初めてのジム戦に勝利。
という前回のあらすじ

モウカザル(ユウ)、ムックル(ハヤテ)、ルクシオ(レオ)、ロゼリア(ロゼ)


15話 事実だった…

「進化しちゃった☆」

 

「…いつの間に?」

 

「さっきだぜ。」

 

クロガネジムを攻略して。一旦コトブキに戻ろうとしている途中。

お昼も兼ねて休憩していた時。それぞれ(人型/ポケモンの姿で)手伝ってくれていた。

 

ユウは私の手伝いで料理の準備を、ロゼちゃんは食器や敷物の準備、レオは薪を持ってきた後に辺りの見張りを…今、ポケモンの姿に戻って寝てるけど…み、見張っているよね?

そして、ハヤテには近くにきのみがあったら取ってくるように頼んでいたんだけど…。

 

何でちょっとボロついた状態で帰ってくるのさ。しかも「進化しちゃった☆」って、どういうことよ。

 

「きのみを取りに行っただけで、何で進化するのさ。野生のポケモンたちとケンカでもしてきたの?」

 

「いや~、まさかあそこが巣だとは気づかなくってさ。大量のスピアーが出てきた時は焦ったわ。」

 

大量のスピアーって…。何なんだろうな、スピアーの立ち位置って。

アニメではよく、スピアーとかリングマがそういう役をやってる気がするんだけど…。それって恒例行事なの?

 

「まあ。とりあえず、無事みたいで良かったよ。一旦、ポケモンの姿に戻って。治療するから。」

 

『おぉう!アスカちゃん、マジ天使!ありがとう!』

 

「正し。次も似たような事があったら…分かった?」

 

『…え、何それ!?何で肩ポンッてやったの!?何その含みのある言い方と超絶スマイルは!』

 

「あぁ。分からないなら…『いい!いいよ、言わなくて!あの時(12話のおまけにて)と同じで何か怖い感じがする!』そう。ちょっと残念。」

 

ハハハ。ヤダな~、ハヤテ。何もそこまでビクつかなくてもいいじゃないか~。(棒)

 

『…そ、そういう割に楽しそうだね、アスカちゃん…。』

 

「ふふ。そう見える?最近、ハヤテに対する扱いが分かってきたからね。」

 

『え。…オレの扱いだけ酷くね?ロゼちゃんは女の子だから分かるけど。ユウっちとレオっちには、そんな扱いしないじゃん!何でオレだけいじられてるわけ!?』

 

「(ユウっち…まあ、ハヤテさんの好きなように呼んでくれればいいけど。)」

 

『…その呼び方、止めろ。』

 

何を言うのさ、ハヤテ。いじられキャラは大事だよ?いじられキャラはポジティブでムードメーカーなやつが適任だと思うんだ。今、思いついた考えだけど…。

 

「…あっ。ご飯出来たよ、2人とも!治療は終わった?」

 

「お~、終わったぜ~!おっ、今日はシチューってやつか!美味そうだな!」

 

治療が終わったと同時に、人型になってご飯に向かっていったよ。やっぱり、進化しても性格はそのままか。まぁ、ユウたちもそうだったしね。

…ハヤテが進化するところは見逃しちゃったけど。

 

今のところ、全員が進化したことになったわけか。最終進化までは、しばらくこのままでバトルすることになるね。

 

 

---

 

 

…コトブキに着いた。何かすごく久しぶりな気がするな。

ここに留まってる間、いろいろなことが…何か、視界の端の方にあの特徴的なおかっぱ頭が見えるな。そういえば、ここでギンガ団に初めて遭遇するんだっけ…。

 

うん。こんなんじゃカイセイのこと、とやかく言えたギリじゃないね。ゲーム通りナナカマド博士が絡まれてるようだし、助けに行くか。

 

「さあ、さあさあさあ!ナナカマド博士、あなたの研究の成果をタダで我々によこし「レオ、「アイアンテール」!」って、うわあぁっ!な、何すんだお前っ!」

 

「おぉ、アスカくん!久しぶりだな。どうだ旅の様子は?」

 

「お久しぶりです、ナナカマド博士。この間、クロガネのジムバッチをゲットしました。」

 

「って、おい!無視か!何しれっと攻撃しておいて、のんきに挨拶してんだよ!」

 

アレ、ダメだったの?悪の組織だし。見たところ女性はいないようだし。攻撃していっかなって思ったんだけど。ちなみに女性なら、攻撃せずにポケモンを連れて割って入るところだったよ。まぁ、場合によるけどね。

 

「お前たち、うるさいぞ!本当に困ったやつらだな。」

 

「いやっ。それあんまり、あなたたちに言われたくないと思うんですけど!というかこうなったら…」

 

「あぁ!そっちがその気なら、力づくで奪い取るまでだ!いくぞ相棒!」

 

「いきますよ、シーさん!」

 

呼び方バラバラじゃん…。まあ、いいや。ナナカマド博士もいることだし、もう1匹はユウでいこうかな。

 

 

 

「なっ、ガキ相手に…負けた!?」

 

「これはいけません。作戦、大失敗ですよ!」

 

うん。こんなところでしたっぱに負けてたら、ユクシーたちの頼み聞けないしね。こっちとしては勝っておかないと。

 

「チッ、チクショー!憶えてろよ、お前!撤退するぞ、相棒!」

 

「あっ。待ってくださいよ、シーさん!」

 

え~、どうだろう。私、人の名前と顔を憶えるの苦手なんだよね。それに、したっぱってさ。みんな同じ格好と似たような顔してるからな…。

しかもギンガ団は髪型まで統一してるから、余計に見分けつかないよ。

 

「あの困った連中。ギンガ団とか言ってたか。進化のエネルギーが何だとか言っていたが…。確かにポケモンが進化するとき、何かしらのエネルギーを出しているのかもしれん。が、それは人にはどうにも出来ぬ神秘の力だろうな。なのにギンガ団はそれが何かに使えるエネルギーなのか調べようとしていたようだ。」

 

「そうですか…。まあ、とにかく。博士が無事でよかったです。」

 

「うむ。これもアスカくんたちのおかげだ、感謝しているぞ。ポケモンたちとの息がピッタリで、見事な戦いぶりであった。」

 

その後、ナナカマド博士は忙しそうに、挨拶もほどほどにしてその場を去っていった。

 

私は、ユウたちをポケセンに預けている間、道具の補充と前に考えていたブリーダーに関する本を購入した。

 

「ブリーダーへの道 (初心者向け)」と書かれたタイトルが目に留まり、ペラペラとめくってみたところ。

本が苦手な私でも簡単に読めるように、イラスト付きで解説が分かりやすくまとめられている参考書だったので、即購入した。ポケセンに戻ったら、じっくり読もうと思う。

 

 

---

 

 

『お久しぶりです、アスカさん。お元気そうで何よりです。』

 

「久しぶりだね、ユクシー。コトブキ以来かな?」

 

そのままポケセンに泊まり、眠りにつくと。久しぶりにユクシーに会った。

 

『まずは、アスカさんの疑問にお答えします。』

 

「まだ何も言ってないけどね。まあ、いいや。それじゃあ、お願いするよ。」

 

『フフ。何故、ユウさんたちが人型になれるようになったのか。それは、シンオウの昔話と関係があるのです。アスカさんは昔話の事、ご存知ありませんか?』

 

確かそんなのが2つあったよね。かなり衝撃的な内容だったから、覚えているよ。

 

昔はポケモンも人も同じだったから、その間に結婚するものがいて、それが普通だったとか。ポケモンは皮を脱いで人に戻ったり、また皮をまとってポケモンの姿になって人前に出てくるものもいた…とか。

神話の方にも、昔の人とポケモンの関係性が書かれていたっけ。

 

「つまり、ユウたちが人型になれるのは、昔からあったことで。別に普通の事だった…いや、ユウたちが人型になれたのは最近だし。何かきっかけがあって再び人型になれるようになったていう事?」

 

『ふふ、流石ですね。そう、元々人とポケモンは同じ生き物だったのです。それが太古の昔に2つに分かれ、別の種族となりました。段々、人の形になっていったものと。人になれる能力の他に、技は勿論。いろいろな能力を持てるポケモンになっていったのです。例え姿形が変わっても、人とポケモンは、支えあい助け合っていました。ですが、やはりと言うべきですか。月日が経つに連れ、両者の間に溝が出来ていき、いつしかポケモンたちは人になれる能力を忘れ、人も忘れていきました。そして、今の人とポケモンの関係になったのです。』

 

「シンオウの昔話と神話が事実だった…という事か。」

 

何か、ものすごく壮大な話になっていったな…。

コレって何気に、ポケモンの起源が語られたっていう事に…アレ?この場合、起源だっけ?根源だっけ?どっちの方が正しいんだろう。はぁ、日本語って難しい…。

 

『あっ、そうそう。再び人型になれるようになったのは、アスカさん。あなたが関係しているのですよ?』

 

「えっ?それって…私が異世界から来たからっていう事?」

 

『いいえ、それとこれとは全く関係ありません。ユウさんたちがその能力を使えるようになったのは、ユウさんたちがアスカさんを心から信頼してるからです。たまにいるのですよ。人になれる能力は忘れられただけで、失ってはいませんからね。』

 

…思わず、ちょっと泣きそうになった。泣いてないよ?泣きそうになっただけで、泣いてないからね?

 

「あっ、じゃあ。ポケモンは信頼できる人がいれば、みんなその能力を使えるの?というか、信頼と能力の関係って…?」

 

『例が少ないので、私たちもよく分かっていないのですが。信頼できる人間に対して、何かしら強い思いを抱くと。その能力を使えるようになるみたいです。思い出すというよりも、能力が使えるようになるだけみたいですけど。だから例え、信頼できる人がいたとしても、能力が使えないままのものもいるみたいなのです。』

 

「強い思い…?あっ。」

 

『はい、私もそう思います。おそらくあの豪雨の時、アスカさんが倒れたので。それに対する強い思い…何とか助けたいという思いで、能力が使えるようになったのだと思いますよ。』

 

…っ泣いてない。泣いてないからね?ちょっと、うるっときただけであって…っ泣いてないから。

 

その後、今日会ったギンガ団の事について話、今のところシナリオにズレがないことを確認し。ユクシーに別れを告げて、ゆっくりと夢から覚めていった…。

 

 

『ふわぁ…あっ、おはようアスカ。』

 

「…おはよう。」

 

『…どうしたのアスカ?何かあった?』

 

「いや…何でもないよ。顔、洗ってくるからっ。」

 

起きてさっきの話を思い出していると、ユウがボールの中から出てきた。

…せっかくどもらないで挨拶できたのにな。何か変なところでもあったのかな…。

 

『(アスカ、ちょっと嬉しそうな顔してた…いい夢でも見てたのかな?)』




ハヤテが進化しました!…見てないところで。
ギンガ団が出てきましたね!…何か妙なキャラが出来てしまったような。
擬人化の事が分かりましたね!…設定捏造しまくりです(笑)

そんないろいろあった15話でした。
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