主人公の代わりにプラチナ世界を救うことになった   作:モナカアイス

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レイカちゃんが森の洋館でサクラ(チェリンボ)を探していると、ポケモンに眠らされていたカイセイと出会い、一緒に探索をしている中レイカちゃんが気絶?!
という前回のあらすじ

モウカザル(ユウ)、ムクバード(ハヤテ)、ルクシオ(レオ)、ロゼリア(ロゼ)


第23話 手を繋いでくれないかな

「ココが森の洋館…か。」

 

『わぁ…!古びてはいるけど…大きくて立派な建物だね…。』

 

『…。』

 

 

…と、言うことでやってきたね、森の洋館。わぁ…やっぱりゲームより雰囲気あるな~。

 

…え?何でココに来たかって?うん、それはだね。理由がいくつかあるんだよ。

 

1つは森の羊羮。

…ダジャレじゃないよ?それを言うならアレだよ。それを考えた人に言ってきなさいっていう事になるから。

あぁ…本題から逸れちゃったね。まぁ、森の羊羮を食べてみたいからっていう単純な理由なんだけどね、うん。甘いもの好きなんだよ、私。

 

2つ目はちょっとした息抜きを。

特にユウのね。

…と言うのも、実は回復し終わった後にポケセンの部屋で今回のジム戦と、今後の事について話し合っていたんだけど…ユウが相当落ち込んでいてね。

作戦としては本来、ユウがナエトルを倒す予定だったけど。不意打ちで大ダメージをくらって戻ったのが、ユウにとっては大分と責任を感じていたみたいでね…。

 

アレは、ちゃんとそういった対策をとらなかった私が悪いから、ユウは悪くないとか言ったんだけどね。それでも…と責任感の強いユウが引き下がらなくて。ハヤテが空気を読んで場が沈まないようにしてくれたから、少し助かったかな。

うん…やっぱりキミはムードメーカーだよ、ハヤテ。これからもイジっていくからね!…あれ、何かが違う?いやいやまさか、気のせいだよ。

 

…まぁ。そんなこんなで、ちょっとした息抜きを兼ねてね、来たわけだよ。…肝試しみたいな感じだけど、あのまま考え込むよりはマシでしょ。

あっ。皆には肝試しとしてではなく、森の羊羹と次のジム戦の為にもゴーストタイプ対策とかを練る為に行くって伝えているよ。そのまま伝えたら、またユウが落ち込んじゃうからね。

…後、それらの理由とは関係なしに、行く用事もあった…いや、出来たわけだしね。その事もユウ達に伝えているよ。

 

『…で。入るんだろ、中…。』

 

「あぁ…うん、そうだよ。ゴーストタイプが出たら頼むね。」

 

『…分かってる。』

 

『う、うん。大丈夫だよ…。』

 

ユウが少し自信なさ気なのは、まだ引きずってるからかな…。フォローしてあげてね、レオ。

…と言っても、レオもなぁ…。

 

 

…お化けとか苦手みたいなんだよな…。森の洋館にはお化けとかが出るかもしれないって言ったら、ちょっとビクッてしてたんだよね。

 

私以外は視界にレオの姿が映ってなかったから知らないだろうし、レオが冷静に取り繕ってるけど…よく見たらプルプル震えてるんだよね…。しかもすごく速いから震えてるのか最初、分からなかった…ケータイとかの振動みたいな感じなんだよ。

…どうやったらあんな振動が出来るんだろう。

 

あっ。何故、お化けが苦手そうなレオにしたかというとね。怖がる顔が見t…他に適任がいなかったんだよ。

 

洋館内は恐らく、ゲーム同様ゴーストタイプの溜まり場みたいな感じになってるだろうから、相性的に言えばノーマルタイプをもってるハヤテがいいだろうけど。洋館内…特に部屋とかだと狭くていつも通り上手く飛べないだろうし。特にハヤテは平均より大きい身体をしてるからね。

ロゼちゃんは相性的にあまり良くないし、狭い密閉空間じゃ「しびれごな」とか使えないしね。

 

でもレオは、最近「かみつく」を覚えたこともあって相性的に大丈夫だし。機動力とかもいい方だから、狭い空間内でも大丈夫だと思うんだよね…だからレオになっただけで、他意はない。…他意はないんだよ、いいね?

 

…精神的な問題では、レオとは違ってハヤテもロゼちゃんもこういうのノリノリな感じだったけどね。大勢だと移動が大変かもしれないと思って、2人には悪いけどボールに戻したよ。意外なことに、ユウもケロっとしてたから大丈夫そうなんだよね…。

そして私も、お化けとかそういうのが好きで。こういうのはアトラクション感覚で楽しむタイプなんだよね。

 

お化け屋敷とかでいつお化けが出てくるのかというドキドキ感もいいし、お化けが出てきた時の驚く人の反応も一つの楽しm…いや、だからレオを選んだのに他意はないからね、ホントだからね?

 

『?…どうしたの、アスカ?』

 

「…あぁ、いや。何でもないよ。う~ん…どうなるのかな~…てね。」

 

『?』

 

不思議そうに私の顔を見るユウに何でもないと言って中に入り、扉を閉めて中を見渡す。

うん…さすがに外から見るだけでも雰囲気が出てたこともあって、中も…あるね。出る雰囲気がすごくあってワクワクするよ。今、暗くなり出している為、持ってきた懐中電灯の明かりで周りを照らしているのもあって、よりそれっぽい雰囲気が漂ってるね。…ロウソクの方がもっとそれっぽかったかな。

 

まぁ。今回はあくまで2つの目的…特に森の羊羮に関しては、あの事があるからね。

 

「…さっさと済ましちゃおうか。2階に行こう。」

 

『えっ?1階から見に行かないの?』

 

「うん。そこしか用事ないからね。何処かは聞いてたし。」

 

ユウは納得したのか、頷くのを見て2階へ行くことにした。

が、その前にユウがある事に気づく。

 

『…レオさん、大丈夫ですか?少し顔色が悪い様な気が?』

 

『…気のせいだ。』

 

ユウが指摘してくれた為、改めてレオの様子を見てみたら、洋館に入る前より悪くなってる気がして、流石にマズいかと思い、怖いのが少しでも和らげばとコレを提案した。

 

「…レオ。人の姿になって、手を繋いでくれないかな?レオ達が近くにいるとはいえ、少し不安でね。戦闘になったら戻ってくれていいから。」

 

『えっ、レオさんに?…僕じゃダメ…かな?役不足かな?』

 

心配したユウが控えめにそう言ってくれたけれど、コレはレオじゃないと意味ないしね。だからユウには、室内だとユウの方が動き回れるだろうからという理由で、申し訳なさを感じながらも、やんわりと断った。

ユウがうん、分かった。というものの、いつもより元気がなさそうに感じる。まだ引きずっているのかもしれないな…羊羹でも食べて気分が少しでも晴れれば良いんだけれど。…ユウはそんな単純じゃないか。

でもハヤテだったらコレでいけそうだな。…いや、やっぱ弄r…何も言ってない、何も言ってないよ私。

 

『…あぁ、いいぜ。』

 

「(あっ。今、一瞬嬉しそうな顔したな。余程怖かったのか…。)」

 

レオは私の提案に対し、勢いよくバッとこちらを見て嬉しそうな顔をした後、直ぐに人間の姿になって顔を戻し平静を装っていた。

と思ったがどうやら違うらしく、何かに気付いたのか2階の方をじっと見つめて何かが居ると呟いた。

 

「ゴーストタイプ…とか?」

 

「分からない。だが、何かいる…。」

 

相変わらずレオはスゴイな…。あの雷の時の危険察知や、クロガネ戦でズガイドスの気配を察知したりと…レオはこういうの得意だよね。

それはレオが気配に敏感なのか、種族的に気配に敏感なのかは分からないけど…レオがそう言うのなら間違いないだろうね。

 

しかし2階か…まぁ、2階に行くとこだったし、どの道その…人?ポケモン?…それとも幽霊?と鉢合わせになるだろうから…

 

「…じゃあ、先にその…人に会いに行くか。どの道、2階に行くことだし。」

 

「!」

 

『うん、分かった。』

 

…今、レオが一瞬ビクついていたけど…大丈夫なのかな。いちよう人の可能性もあるからね?…あぁ。単純にこの洋館内を進むのも怖く感じるのか。

顔はいつもと変わらずつり目で無表情だけど…いや、いつもより鋭いかな。怖いのを堪えてる感じがする。

 

さすがにこのままでは進みづらいだろうし…と思い、手をギュっと握りしめ、レオに口パクで大丈夫と言って安心させる。

レオはさっきの私の言動の意味に気づいたのか、ムッとした表情をして顔を逸らし、小声ではあったけど、ありがとうという言葉が聞こえて手を握り返してきた。

 

…え?ボールには戻さないのかって?いやだってレオの驚く顔をまd…ははは。あまり本調子じゃないユウを残して、そんなことは出来ないよ。何を言っているんだい?

入る前に言ってた通り、頼れるのはこの2人だけなんだから。バックに入ってるタマゴの事もあるし、何かあった時の為にも常に2人いる方がいいでしょ。

 

そんな事を考えていたから、この時ユウがこちらをじっと見ていることに気づくことがなかった…

 

 

2階へ行き、渡り廊下の真ん中の扉を開けると。やはりと言うべきか、部屋へと続く扉が並んでいる廊下に出た。

 

『レオさん。何処から気配がするか分かりますか?』

 

「右端…の部屋から聞こえるな。しかも…複数だ。」

 

「(あの部屋は確か…。)」

 

外観から内装まで、ほぼゲーム通りだったことも考えると…レオが聞こえたと言った部屋からは、あの女の子の幽霊がいるかもしれないという…。うん、レオの驚く顔が楽しm…頑張れ、レオ!

 

「(…あっ、そうだ。)確か、あの部屋って女の子の幽霊g…ッイタタタタ!」

 

「っ!わ、悪い…大丈夫か?」

 

『えっ。ど、どうしたの2人とも?』

 

くぅ…イタかった…。手が握り潰されるかと思った…。しかも反応が早いよ、どんだけ怖かったの…。

確かに、レオが怖がるかなと思って言ったら、体をビクつかせる程すごく怖がってくれたけれど…その報い?を受けることになるとはね…。

 

2人に大丈夫だと告げて、改めてその部屋へと向かう。

近づくに連れてレオの目がいつもより鋭くなっていて、顔つきも強張っているのを見るに、大分緊張しているのが分かる。

 

ちょっとからかい過ぎたかなと思いつつ、扉の前に着いて開けようとすると。

懐中電灯の光が点滅している様に見え、電池切れかなと思い扉を開けつつ懐中電灯を上に向けて見る。

扉を開けると元に戻ったので、顔を上げるとー

 

 

「(あっ、点いた。)…えっ、レイカちゃん!?」

 

後ろに倒れるレイカちゃんの姿が見えた。

 

 

---

 

 

「…とまぁ。そういう感じで此処に来たっていう訳。だから…ゴメンね、レイカちゃん。」

 

レイカちゃんが気絶から回復した後、その部屋で3人。どういう経緯でこの洋館に訪れたのかを話し合っていた。

 

それにしても不運だったね、レイカちゃん…。

あの時、私が持っていた懐中電灯の不具合もあるけど。部屋を出るからとカイセイが部屋の電気を消して全体的に真っ暗になったのが、ちょうどあの扉を開けたタイミングと一致してしまったから、余計に懐中電灯の光が眩しく見えて、古典的なものではあるけど、白い顔に見えたわけだね。

…重なるものなんだね、こういうのって。

 

「はははっ!それは災難だったな、レイカ!」

 

「もう私…この洋館、嫌いだわっ!」

 

「(うん、ホントにゴメンね…レイカちゃん。)」




お久しぶりです一か月と少しぶりの更新となりました。どうせならとUSUMの発売1週間前にしたというのもありますが。プレイしたいけど出来なさそうな気が…(リアル事情により)
今後の更新については明日、活動報告にてお知らせします。


このしょうもないオチの為に1ヶ月も気絶させてゴメンよレイカちゃん…。でもアスカと合流させるのにちょうど良かったんだ。


最近、クトゥルフを動画などで知り、思ったのですが。
森の洋館でクトゥルフとかってありそうですよね。…あるのかな?(やったことはないから分からない)

1回、シナリオ作ってGMとしてするか、キャラクターを作ってRPをしてみたいです。
でも…ルルブが高い。そして周りに知ってる人が…。それに、そんな事したら余計に更新遅れるから出来ない。(1番の理由はコレかな)
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