主人公の代わりにプラチナ世界を救うことになった   作:モナカアイス

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2次審査に進出した2人、ファイルで2人のコンテストバトルが繰り広げられ、結果ノゾミが優勝した。
という前回のあらすじ

ヒコザル(ユウ)、ムックル(ハヤテ)、コリンク(レオ)、スボミー(ロゼ)

やっとコトブキシティから出れますね…。


8話 嬉しいんだよ?

「それでは改めて。ノゾミ!優勝おめでとう!」

 

「ありがとう。でも、大袈裟だなぁ。まだ2個目なのに。」

 

「アハハ、まあね。でもいいんだよ。めでたい事には変わりないし。」

 

それは私のポケモンたちも同じようで、ノゾミとノゾミのポケモンたちを祝っている。

 

…ハヤテ、祝ってから直ぐに食べるんじゃない。確かにキミ、ノゾミの特訓やコンテスト見てなかったけど!

そしてレオもだよ。ニャルマーたちに一言ぐらい言いなよ。特にキミは、ニャルマーに「アイアンテール」を教わっていたんだから尚更だよ?

 

2匹とも、ちょっとはロゼちゃんを見習いな。ロゼちゃんなんかものすごく興奮した状態で、ニャルマーたちにめいいっぱい祝ってるんだから。

…いや、これはこれでニャルマーたちが若干引いてるし、ユウがロゼちゃんを必死で宥めてるから…うん。3匹を足して3で割った感じが一番かな…あ、それユウだわ。

 

 

ポケモンコンテストが終わり、ノゾミが2個目のリボンをゲットすることが出来た。

お祝いも兼ねて、一緒に食べようかという事になり、今に至る。レイカちゃんも誘ったんだけど…

 

 

「行くわけないでしょ。帰ったら反省会するんだから。…今回はノゾミに譲ってあげるけど。次もこうはいかないんだから!アナタは私のライバルなんだからね!覚えてなさいよ!フンッ!」

 

という完璧な捨てゼリフを吐いて去って行った。…まぁ、何となく分かっていたし。よっぽど悔しかったんだろうな。今回の反省を活かして。もう次のパフォーマンスの事を一生懸命に考えてるみたいだったね。

 

「ふふ。レイカちゃんっておもしろい子だったね、ノゾミ。ライバルだって。」

 

「あぁ、そうだね。アタシも負けてられないよ。と、その前に…明日から「アイアンテール」の特訓、だね?」

 

「はい、よろしくお願いします。…あっ、ノゾミの旅に支障を出したくはないから、特訓の内容とかでも把握出来ればそれで良いかとも思ってるんだけど…。」

 

「う~ん、そうだなぁ。せっかく大都会であるコトブキにいるわけだから、揃えられるだけ準備しておきたいし。2、3日は付き合っていられるよ。」

 

「ありがとうノゾミ!レオ、頑張ろうね。」

 

「…ルゥ。」

 

相変わらず素っ気ない態度をとっているが。目がやる気だ。いつもよりギラギラと燃えているように思う。

…うん。睨んでない、睨んでない…たぶん。

 

 

---

 

 

「レオ!「アイアンテール」!」

 

「ルッグッ!」

 

ドコォーンッ!

 

「やったね、アスカ!たった2日でマスターするなんてスゴイよ!」

 

「ありがとうノゾミ。レオ、おめでとう!よくやったね。」ナデナデ

 

「…ルゥウ。」

 

特訓を重ねているうちに、2日目の午前中に1回成功し。念の為にと数回行った結果。どれも無事に成功、レオが「アイアンテール」を完全に習得したことが分かった。

 

レオも疲れてはいるようだけど、満更でもなさそうな顔をしている。本当にすごい…。まさかこんな短期間でイケるとは私も思ってなかった。

レオが頑張ってくれたおかげだね、本当にお疲れ様。

 

 

その後、レオをボールに戻し休ませて。ノゾミとショッピングに行く。

ユクシーから貰ったもの以外で、旅に必要な物などをノゾミに教えて貰った。ホント、ノゾミがいてくれて良かった。

 

その時にポケギアを買って、ノゾミと番号を交換した。そういえば、そんなものもあったね。レイカちゃんも持ってたら、しておきたかったな…。

 

ポケッチもキャンペーンで貰ったけど、通信などの機能はない。この世界では一般的に、ポケギアが通信手段として使われてるらしい。

多分、この何年後かにライブキャスターとかが普及されるようになる…のかな?

 

今日は「アイアンテール」習得とショッピングで終わったけど。

どれも必要な事であり、ノゾミの協力なしではここまですることは出来なかった。コトブキではこれで、もうすることはないかな。

…そういえば、買い物してる時に見覚えのある後ろ姿を見たような…まあ、いっか。

 

 

-翌朝-

 

 

「アスカ。アドバイスしてくれてありがとう。クロガネジム、応援してるよ。それじゃあ!」

 

「こっちこそ。「アイアンテール」を早く完成することが出来たし、他にもいろいろとありがとうね。また会おうね、ノゾミ!」

 

「スミッ!」

 

「ヒッコ!」

 

 

ノゾミと別れ、ロゼちゃんを抱えてユウは連れて歩き、旅を再開した。

目指すは一つ目のバッチがあるクロガネシティ。

 

…それにしても、コトブキではいろいろな出会いが会ったな…。仲間3匹と、友達が2人も出来た。しかもその内の1人は、同じ境遇の人物。

旅とは分からないものだなと思っていると、短パン小僧が勝負を仕掛けてきた。アレ?キミは…

 

 

「あっ!やっぱりアスカお姉ちゃんだ!アスカお姉ちゃん、久しぶり!またバトルしようぜ!」

 

やっぱりユウタくんだった。あれから1週間近く経ったんだっけ。日にちが過ぎるのは早いな…。

 

ユウもユウタくんの事を覚えていたようで、久しぶりーといった感じでユウタくんに話しかけている。ユウタくんの方も覚えてたようだね。

…ユウとユウタだと名前が似てて何か紛らわしいな…。

 

「スミッ!スミ、スミッ!」

 

「ロゼちゃんがいくの?いいよ、いってらっしゃい。」

 

ロゼちゃんはコンテストが終わってから、やけにバトルに出たがっていた。だから今日はロゼちゃんを出していたんだ。

まぁ、岩タイプジム攻略に草タイプのロゼちゃんは相性がいいし、レベルを上げるつもりだったからいいけど…。

 

 

「今度はスボミーが相手か!いけっ、ビッパ!」

 

「ビッパァ!」

 

おぉ!あのとき以来、ビッパとは戦ってなかったから逆に新鮮に感じる。そして、あの頃よりレベルが上がっているのを見ると、ちゃんと育てているようだね。

でも…負けるつもりはないよ?

 

 

 

-バトルが終わり-

 

 

「…いや、うん。嬉しいんだよ?嬉しいんだけど…何か負けた気が…。」

 

「ヒコッ?」

 

バトルに勝った後、ロゼちゃんがロゼリアに進化した。ロゼリアになるには朝・昼に十分に懐いてる状態でレベルアップすること。

つまり進化したということは懐いてくれたはずなんだけど…この様子だと。

 

「ロゼッ!ロゼ、ロゼ〜ッ!」

 

「おぉ~!オレ初めて進化見たー!」

 

ロゼちゃんが楽しそうに踊っている…それは一見、進化したことに喜んでいるのかと思うけど、そうじゃない。これはまるで…

 

 

「ポケモンコンテスト・・・(ボソッ)」

 

「ロゼ!ロゼロ〜!」

 

小さい声で呟いたにも関わらず、聞き逃さなかったらしいね。こっちを向いてあのキラキラオーラを飛ばしてる…。

 

実はコンテストが終わった後、ロゼちゃんのコンテストについては、親が子供に言う「大人になってから」というように。私もロゼちゃんに、「ロゼリアに進化してから」…と言ったんだよね…。

 

今になって思えば、何でそんな事言ったんだろうね…。どうせクロガネに着くまでにロゼリアに進化させようと思っていたのに。

これではまるで…ポケモンコンテストの為に進化したようなものじゃないか…!

 

 

「…はぁ。」

 

「ロ!?ロゼ!ロゼロ〜!」

 

ロゼちゃんはコンテストに出させてくれないと思ったのか、慌てて駆け寄り私を見上げて、ねぇねぇ!という感じで言ってくる。

 

「いや。やるよ?約束したしね。ただ…」

 

「ロゼ?」

 

「…まぁ、いいや。進化おめでとう、ロゼちゃん。」ナデナデ

 

「?…ロゼ!ロゼロゼ!」

 

「ヒコ、ヒッコー!」

 

「おめでとう、アスカお姉ちゃん!」

 

 

そう。ロゼちゃんがロゼリアに進化した。…何か被るな…まぁ、いいや。

手持ちのポケモンの初進化だもんね。喜ばないでどうするよ。進化した要因もアレだ…コンテストの為とはいえ、ある程度は私に懐いてくれていると思うことにしよう…うん、そうしよう!

 

その後、ユウタくんと別れ(今回はもう1匹いるので大丈夫とのこと)上機嫌なロゼちゃんとユウと歩いて、再びクロガネに向けて出発した。




コトブキシティに着いてから、ホントにいろいろありましたね。クロガネでジムを制覇した後も、またここに来ますが。
次はもうこんな長くはならないので大丈夫ですよ(笑)

という事で、次からはクロガネに向けてやっていきたいと思います。
次回をお楽しみに。
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