ストライクウィッチーズ~神風のウィッチ~   作:疾風海軍陸戦隊

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暗い中恐らく夢の中だろうその闇の中、自分の目の前に血まみれになったウィッチ。そう、自分と同じ特攻隊員であるウィッチが姿を現した。

 

「宮藤春佳!!なぜ貴様がまだ生きている!!」

 

「あんた、それでも皇国軍人か!」

 

「それでも特攻隊員か!恥を知れ!!」

 

私を囲み特攻隊のウィッチは私にそう責める

 

「ごめんみんな。本当にごめんなさい!私もすぐに自決して靖国に・・・」

 

「だめだ!靖国は勇敢に戦いそして散った英霊たちが行く場所!!あんたには靖国に行く資格すらないのよ!宮藤春佳!!」

 

その言葉に春桂はショックを受けるのだった。

 

 

 

「うわあぁぁ!!」

 

「はぁ・・・はぁ・・・・夢・・・?」

 

春佳は目を覚ますとそこは先ほどいた部屋の中だった。

 

「ごめん・・・・ごめんみんな。私だけ生き残って・・・・」

 

部屋でただ一人涙を流しながらそう呟く春佳であった。

 

 

 

しばらくして坂本少佐に呼ばれ、ついていった。最初、自分は異世界などに来た。最初は信じられなかったが、冷静に考えれば空母に体当たりし、爆散した自分が欧州にいるなんて不可能な話だそういうと納得できる。

 

「ん?どうした春佳。元気なさそうだが?」

 

「いえ、そんなことはありません・・・」

 

「・・・・・・もしかしてシャーリーのことか?」

 

「・・・・はい」

 

「やっぱりか。お前の世界ではリベリオンと戦争してたらしいけどここはお前のいる世界とは・・・・」

 

「分かってます!・・・・・わかっているんですけど・・・まだ心の整理が出来ていないんです。」

 

「春佳・・・・」

 

因みに坂本少佐は春佳を名前呼びにしている。姉である宮藤芳佳と被らないように。

 

「春佳。話してくれないか?リベリオンとの戦争をもっと詳しく」

 

春佳は坂本少佐にリベリオンとの戦争「大東亜戦争」の話を詳しく話した。

ミッドウェーの後、扶桑は守勢に回り、絶対国防圏と言われたサイパンやレイテに侵入した時扶桑海軍が総力を挙げて戦ったが、結果は惨敗、戦艦「武蔵」を始め多くの艦艇や艦載機を失った挙句。春佳はそこで大切な姉を失ったこと。そしてサイパンが陥落した時にそこからB29が飛び立ち扶桑本土を無差別に爆撃し、極めつけが帝都大空襲での無差別爆撃で一般市民10万人が焼き殺され、広島・長崎に新型殺戮兵器の爆弾を落とされ多くの命が吹き飛んだことを坂本少佐に話した。

坂本少佐はその話を聞き

 

「なるほど・・・・春佳がシャーリーのことを少し睨んだのも少しわかる」

 

そうあの時シャーリーは気付かなかったが、春佳はシャーリーを見た時少し睨んでいたのだった。

 

「人間同士の戦争でこんな惨劇が起るなんてな・・・・春佳・・・特攻隊に選ばれるってどんな感じなのか?」

 

「・・・・・あの時は、何故か冷静でした。命令を受けたら、ああ・・・・私もついに行くのか。ただそれだけ。でも・・・出撃前の夜、私は近くの川にいました。その時にこう思ったの。『水が冷たい。雑草が風に揺れている。そんな今まででどうでもよかったことがなんかすべて愛おしく感じてしまう』そう言う不思議な気持ちになってしまうんです。そして翌日には笑顔で死地へと向かっていくんです・・・」

 

「そうか・・・・」

 

坂本少佐は悲しい顔をする。

 

「坂本さん。私、この世界が羨ましいです。戦争はあっても人同士の殺し合いじゃないから」

 

「そうだな。その点に関してはこの世界は少し恵まれているな。」

 

そう言い春佳と少佐は何も言わずただ歩いていた。

 

 

しばらくしてブリーフィングルームにつきミーナ中佐のほかにウィッチ達が集まっており、皆がそれぞれの待ち方で待っていた。その時、春佳は芳佳と目が合うが、春佳は気まずそうに眼をそらすのだった。

するとミーナが手をたたく。

 

「ハイ皆さん、注目。改めて今日から皆さんの仲間になる新人を紹介します」

 

そう言ってミーナは説明する。

 

「扶桑皇国海軍。神風特攻隊所属の宮藤春佳です!階級は少尉、本日付けでここの予備隊員になりました。よろしくお願いします」

 

春佳は海軍式敬礼をしみんなに挨拶をする。その後は各自自由行動となり、みんな春佳の所に集まる

 

「よろしくね。春佳ちゃん。」

 

「こちらこそよろしくお願いします。それと宮藤さん。リーネさん。先ほどはすみませんでした。」

 

「いいよ。だって春佳ちゃん。あの時パニックになってたから・・・」

 

「私もたいした怪我じゃなかったから気にしてないよ。それに春佳ちゃん。私のことは芳佳でいいよ。同じ宮藤だとこんがらがるでしょ?」

 

「うん・・・・わかった。よろしくお願いします。お姉・・・・芳佳さん・・・」

 

そういうが、春桂は複雑そうな顔をする。(この世界のお姉ちゃんも、変わらないな・・・・・)

 

そう春佳が思った時ルッキーニがいきなり飛びつき

 

「ひゃあ!!」

 

「どうだ、ルッキーニ」

 

シャーリーがルッキーニに聞く。ルッキーニは微妙な顔をし

 

「う~ん・・・・芳佳よりは大きいけど。サーニャよりは小さい~微妙賞~」

 

「そうか~まあ、気にするな春佳。宮藤なんかは残念賞だったんだぞ」

 

シャーリは春佳にそう言い、芳佳は春佳の胸を羨ましそうに見る

 

「エイラ・イルマタル・ユーティライネン、スオムス空軍少尉。こっちはサーニャ・V・リトヴャク、オラーシャ陸軍中尉」

 

「よろしくね・・・春佳さん・・・」

 

と、エイラとサーニャの自己紹介が行われる。尤も、サーニャは少しおっとりしながら言う。

 

「私はフランチェスカ・ルッキーニ、ロマーニャ空軍少尉!」

 

「エーリカ・ハルトマン、カールスラント空軍中尉よろしくね♪あっちにいるのはバルクホルン。同じカールスラントの大尉よ」

 

「・・・・」

 

「ペリーヌ・クロステルマン自由ガリア空軍中尉ですわ」

 

「よろしくお願いします」

 

「やあ、さっきもあったけど改めて紹介するよ。私はシャーロット・E・イェーガー、リベリオン出身で階級は大尉だ。シャーリーって呼んで」

 

そしてシャリーが挨拶をしたが・・・・

 

「・・・・・・」

 

「どうしたの?」

 

「・・・ごめんなさい。シャーリーさん・・・私リベリオン人とは仲良くできません」

 

「え?」

 

「ごめんなさい・・・」

 

春佳はシャーリーに頭を下げると、部屋を出てしまった。

 

「春佳ちゃん・・・」

 

「なんだあいつ感じ悪いナ~」

 

「・・・・・・なんか私気にさわちゃったのかな・・・・」

 

そういい頬を掻くシャーリー。その理由を知っているミーナ、坂本、バルクホルンはただ黙ってみているしかなかった。

 

 

 




春佳とシャーリーにできた溝いつか消えるといいですね次回もお楽しみに
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