(ラブ)コメディって書いてますけど、ラブが入るか分かりませんよ?
処女作ですし、まずは僕自身の文章力ぅ…ですかねぇ、
まあそういった所を伸ばしていきたいと思っているので。
それでは二怠惰目、どうぞ。
「君には奉仕活動を命じる」
そう言われた時の僕の感想。一言で、とてもわかりやすく表現するならば、
(は?)
という、とても短いものだった。
まあ先生が言ったことだし、おそらく校内でやることだろう。そして学校で奉仕活動と言えば、掃除か草むしりぐらいな訳だ。
そもそも「奉仕」とは何か。
奉仕(ほうし、英: ministration, service)は、報酬を求めず、また他の見返りを要求するでもなく、無私の労働を行うことをいう。
Wikipediaより抜粋
と、まあ言ってしまえばボランティアということだ。
校内ボランティアということは、やっぱり掃除系のことだろう。
そこまで考えて、僕は腹の痛み(平塚先生のパンチって凄いよね。いま「平塚先生のパンチラ」に見えた人、心が汚れてるよ)を堪えながら、
「…っど、どこでやるんですか…?」
もちろん、掃除の場所のことである。
そういう意味を込めて、平塚先生に質問すると、
「ん?ああ、それは……いや、来た方が分かるだろう」
ついて来たまえ、そう言うと、先生はそのまま職員室を出ていこうとする。
僕はあわてて、平塚先生のあとを追いかけようとする。
……お腹が痛くて、立ち上がったときによろけたり、ついて行っている間、ずっとお腹をさすっていたのは内緒だ。
......................................................
あの後、平塚先生と僕は、教室棟を離れ、特別棟に来ていた。
なんでも、先生が僕に命じた「奉仕活動」というものは、掃除や草むしりなどでは無いらしい。じゃあ何をするんだ、って話なんだけど、そこまで教えてくれなかった。大丈夫かこの人。
「さて、着いたぞ」
ぼーっとしながらひたすら平塚先生のあとをついていると、ようやく着いたらしい。平塚先生の目線の先には、丸い窓枠のドアがあった。
……なにここ?
僕がここに連れてこられた理由を、そこそこ回転の速い(自称)頭を少しだけ使いながらぬぼーっと考えていると、平塚先生がドアを開けた。ノックとかしないでいいの?
「…平塚先生。入る時にはノックをお願いしたはずですが」
あ、やっぱいるのね。
「しても、君は返事を返してたためしがないじゃないか」
する前に開けてんじゃね?
「返事をするまもなく先生が入ってくるんですよ」
わーお。思ったとーり。
そして少しの間。先生とその女子生徒(声から判別。なんか青山なんとかさんみたいな声。)が話しているのを待つ。……これ俺いる?いらないよね?帰っていいよね?
俺がマジで帰ろうかと考えていると、平塚先生から中に入れと指示が。
仕様がないので部屋の中に入る。そしてそこには……
落ち着いた黒い髪、きちんと来た制服、氷の様な、あるいは澄んだ湖の様な瞳。長いまつ毛、整った鼻、きめ細かい肌。
それら全てが合わさって、彼女には「塔の上のお嬢様」という印象を与える。まあ何が言いたいかというと…
すごく、綺麗です……
ということだ。
そして彼女は、
「誰ですか、そのとてつもなく眠たそうな人は」
と、平塚先生に聞く。
……まあ、否定は出来ないかな。
「ああ、こいつは山田と言ってな。入部希望者だ。」
……ん?
…………んん?
「先生……今なんて言いました?」
「入部希望者……と言ったんだ」
「……どういうことですか?僕そんなの聞いてないんですけど」
「ああ、言ってなかったからな」
そんなのあり?ないよね?
「嫌ですよそんなの。僕帰りますからね」
教師が勝手に生徒を入部させるなんて聞いたことがない。
こんな所にいられるか!僕は家に帰るぞ!と、踵を返した時、「ガッ」と肩を掴んで引き寄せられ、
「言ったはずだ。これは『罰則』だと。異論反論講義質問は認めない」
「口応えはありですか?」
「それも無しだ」
なんもいえねえ。何言っても無駄だなこりゃ。
幸か不幸か、僕はそこそこあきらめがいい質だ。
「……分かりましたよ。入ればいいんでしょ入れば」
「うむ。きみならそう言ってくれると思っていたよ。」
殴られるよりはマシだ。
「…あの、平塚先生?」
と、女子生徒。
「ん?何だ?
雪ノ下…どこかで聞いたような…
「先程、入部希望者と言っていましたが…」
「ああ、こいつのダラダラとした性格を改善させるために来た。頼めるか?」
先生がそう言うと、雪ノ下さんは、
「お断りします」
と答えた。ノータイムかよ……
そして雪ノ下さんは、嫌そうに、本当に嫌そうに、まるで不審者でも見るような目付きで僕を睨み、体を捩り、
「そこの男の底無し沼のようにドロドロと濁った目を見ていると身の危険を感じます」
更に追撃。なに?二人して僕をいじめるのがそんなに楽しい?
「安心しろ。この男のリスク管理能力はなかなかの物だ。罪に問われるようなことは決してしないと言っていい。
こいつの小物っぷりを信じろ」
「法律に基いた常識的行動が出来るって言ってもらえませんか?」
「小物…なるほど」
聞け。そんで納得すんな。
「まあ、先生からの依頼であれば無碍にはできませんし、承りました」
平塚先生は、ふ、と笑い、
「そうか。
なら、頼んだぞ、雪ノ下」
そう言いながら、手を振って出ていった。
......................................................
そして。
残された僕たちはというと。
……雪ノ下さんは、入った時と同様に、窓際で本を読み、僕は何も出来ず、じっと立っていた。
……え?何この展開?
あまりにもすることがないので、あたりを見回していると、
「…いつまでも突っ立ってないで座ったら?」
「え?あ、うん…」
よいしょ、と。
……座ったのはいいものの、やっぱり落ち着けない。色々ありすぎたせいで、眠気もどこかに行ってしまったし…
ちら、と窓際の雪ノ下さんを見る。
「何か?」
「え?あ、いや…」
…そうだ、今のうちに聞いておくか。
「色々あったせいで、まだあんまり把握できてないことが多々あって……そもそもここって何部なの?」
そう僕が聞くと、雪ノ下さんは本を閉じ、言う。
「…そうね。では少しゲームをしましょう」
「は?ゲーム?」
「そう、ゲーム。ここが一体何の部活なのかを当てるゲーム」
「ここが何部なのか、か…なんでまたいきなり…」
「普通に教えたらつまらないもの」
つまらない、ね。じゃあまずは…
「文芸部」
「その心は?」
「雪ノ下さんが本を読んでいたから」
「残念。不正解よ。私が本を読んでいたのは、ただの暇つぶし」
暇つぶしって……
まあいい。違うとは思っていた。今のはただの確認だ。
さて、先ほどの答えから分かるのは、【本は関係ない】ということ。
「……ヒントは?」
「…ヒント、そうね…」
そう言うと、雪ノ下さんはこちらを向き、言った。
「私と平塚先生との会話の中にあるわ」
めんどくさ。
そんなのいちいち覚えてるわけないじゃんよ。
……えーっと、平塚先生との会話…会話…ん?会話?
確か、『奉仕活動を命じる』…だったよな?で、奉仕活動ってのは、いわゆるボランティアだから…
「ボ、ボランティア…部…?」
「……少しだけ惜しいわね。意味としてはあっていると思うわ」
「……部活の名前って、何文字?」
「三文字よ」
三文字…わかんねぇな。まあ外れて元々だ、てきとーに。
えーと、奉仕活動…「活動部」なんて活発な名前じゃないだろうし…となると…
「奉仕部、か?」
そう言うと、雪ノ下さんは驚いた顔で、
「…………正解よ」
といった。…え?マジで?
驚く僕を見ながら、雪ノ下さんは言う。
「飢えたものには魚の取り方を教え、女子と話せない男子には話し方を教える。何かをしてあげるのではなく、その何かのやり方を教える。つまり、」
雪ノ下さんが立ち上がる。
「困っている人に救いの手を差し伸べる。ここはそんな部活よ」
雪ノ下さんは腕を組み、凛とした雰囲気で言う。
「ようこそ、『奉仕部』へ。歓迎するわ」
こうして僕は、千葉県立総武高校の奉仕部に入部することになったのだ。
不本意だけど、ね。
……はい、二怠惰目でした。
いやー、うん。すごいね、小説書いてる人って。
ゆきのんの口調とか、物語の展開とか、うん……疲れた。
それはそうと、感想とお気に入り登録、ありがとうございます!こんなのを見てくれるなんて、思っても見ませんでした…ハイ。
で、ここからが本題なんですが、主人公『山田くん』の下の名前、そしてガハマさんからどう呼ばれているかを一緒に考えて頂けませんか?
一怠惰目で山田くんの下の名前は募集しないと言ったな、あれは嘘だ
いやほんと、ね。いざ考えようとするとなかなか浮かばないもんですね。ほんと。うん、ね。
はい。まあもちろん僕も考えてはいますが、どうしても、ね。そういうことです。
さて、次回、三怠惰目では、腐り目の彼と、3つの玉を持った彼女が出てくる…かも、です。
では、これを読んでくれた方に。
幸運を。