やっとリアルの方が少し落ち着いてきたので投稿です。
なぜこんなに遅くなったか。全部ミリシタとFGOが悪い。こうなったらバンナムと型月を訴えるしかないな。
……冗談です。資格勉強とかです。
まあ前置きはこのぐらいにして、四怠惰目です。今回はすこし長めですね。
それではどうぞ。
「ようこそ、『奉仕部』へ」
「……歓迎するわ」
僕達は決め顔でそう言った。
……人生で一度は使いたい地の文の一つだね。異論は認める。
ところで、一秒たりとも経ってないはずなのに一ヶ月ぐらい経ってる気がするのはなんで?
それはそれとして。
比企谷くんは、案の定きょとんとした、間抜けな顔をしていたけれど、雪ノ下さんに気にした様子は見受けられなかった。
……お?比企谷くんの目が変わった。今度こそ野生のネコかな?僕狩りごっこ大好き。
「こんのアマ……」
比企谷くんってこんな口悪かったっけ?
「……俺はな、自分で言うのもなんだが、そこそこ優秀なんだぞ?実力テスト文系コース国語学年四位!顔だっていいほうだ!友達がいないことと彼女がいないことを除けば基本高スペックなんだ!」
「最後が致命的すぎない?」
「そんなことを自信満々に言えるなんてある意味すごいわね……。変な人。もはや気持ち悪いわ」
雪ノ下さん辛辣だね。ボクも人の事言えないけど。
「うるせ。お前達に言われたくねぇよ。変人コンビ」
「これからトリオになるんだけどね」
「勝手に俺を入れんな」
「その通りよ山田くん。比企谷くんは『変人』ではなく、『変態』なのよ?」
「ランクアップさせんなよ…」
「あら、変人から変態というのはランクアップではなくランクダウンよ?そんなことも知らないのかしら、馬鹿ヶ谷くん」
「勝手に変なあだ名付けんな」
「変態にはお似合いよ。それと山田くん」
「え?なに?」
ようやく僕にスポットライトが当たったかと思うと、次の瞬間、雪ノ下さんは信じられない言葉を口に出した。
「私は変人では無いわ。あなた達と違って」
「「え?」」
僕と比企谷くんは顔を見合わせる。比企谷くんの顔には「なに言ってんだこいつ」的な文字が書いてある。恐らく僕と同じ顔をしているだろう。念の為言っておくと、別に本当に書いている訳では無い。もちろん比喩である。
「……何?その反応」
「いやだって……ねえ?」
雪ノ下さんが変人じゃなかったら僕も変人じゃないでしょ。比企谷くんは別として。
雪ノ下さんは呆れたように、はあ、とため息を吐いて、
「……どうやらあなた達が独りぼっちなのってその腐った根性や捻くれた感性が原因みたいね」
雪ノ下さんは拳を作り熱弁する。
「まずは居た堪れない立場のあなた達に居場所を作ってあげましょう。知ってる?居場所があるだけで、星となって燃え尽きるような悲惨な最期を迎えずに済むのよ」
『よだかの星』かな?さすがは雪ノ下さん。そこそこマニアックなところを突いてくるね。
比企谷くんもそう思ったらしく、
「『よだかの星』かよ。マニアックすぎんだろ」
《文系クラス国語四位の秀才にして教養のある俺じゃなかったらわからない》的なことを考えてそーな顔してるぜ比企谷くん。
比企谷くんの
「……意外だわ。
「今、さらっと劣等扱いしたな?」
「ごめんなさい。少し言い過ぎてしまったわ。普通未満と言った方が正しいわね」
「良く言い過ぎたって意味か!?学年四位って聞こえなかったのかよ……」
「四位ぐらいでいい気になっている時点で程度が知れるわね。そもそも一科目の試験の点数ごときで、頭脳の明晰さを立証しようという考えがもう低能よね」
そして雪ノ下さんは何故か僕の方に手を突き出し……というか、僕を指さし、
「私に試験の点数を自慢するなら、そこの山田くんレベルになってからにしなさい」
「え?僕?」
たしかに僕はこの
今言う?そういう意味を含めた視線を雪ノ下さんに投げかける。睨まれた。怖い。
蛇に睨まれた蛙、もとい獅子に睨まれた蟻のような状態になってしまった僕は、何とか話題の方向を元に戻そうと、先程の話題を振った。
「で、えーと、なんの話だっけ?」
と言っても、五分の四くらい寝ながら聞いていたせいか、全く覚えていないのだけれど。
「『よだかの星』は比企谷くんに似合っているという話よ。よだかの容姿とか」
「それは俺の顔面が不自由だと言っているのか……」
「そんなこと言えないわ。真実は時に人を傷つけるから……」
「ほぼ言ってるじゃねぇか……」
よし、話題を逸らし、僕に対する視線も逸らすことが出来た。これでやっと寝ることが出来る。
もうめんどうみきれよう。僕の意識は暗闇に沈んでいった。
......................................................
僕の意識は、ドアを荒々しく引く無遠慮な音によって強制的に覚醒させられた。
「雪ノ下。邪魔するぞ」
「ノックを…」
「悪い悪い。まあ気にせず続けてくれ。」
様子を見に来ただけだ、そう言って平塚先生は雪ノ下さんに向かって微笑みかける。ああ、雪ノ下さんの顔が…
平塚先生は壁に寄りかかり、僕達を見る。
「仲が良さそうで何よりだ」
「そんなに仲良さそうに見えます?」
「見えるとも」
そう言って平塚先生は薄く笑い、
「君たちはこの調子で捻くれた根性の更生とその腐った目と沈んだ目の矯正に努めたまえ。では、私は戻る。君たちも下校時刻には帰りたまえ」
あー、やっぱり僕達はこの奉仕部……だったっけ?で活動することになるらしい。
別に僕はやってもいいかな、とは思っている。奉仕部っていうのは、いわゆるお悩み相談部のようだし、雪ノ下さんの様子から、そこまで客……というか、生徒が来ていないだろうということがわかる。
そういえば雪ノ下さんってあの「雪ノ下雪乃」だったんだね。やっと思い出した。
二年J組、
国際教養科という普通科よりも二〜三程偏差値が高い、帰国子女や留学を希望している生徒が多いクラス。
そんな注目の的となっているクラスの中でも一際注目を集めている
それが「雪ノ下雪乃」。
定期テストだろうが実力テストだろうが、常に「ある人物」と一位争いをしている成績優秀者。加えて、類い稀なる優れた容姿。いい意味で有名になる要素をほとんど持ち合わせている人物。話変わるけど、「天は二物を与えず」って言うけど、そんなの世界の人口と世界の才能の数がたまたま同じだったってだけだと思うんだよね。
まあ、雪ノ下さんは、いわゆる「スーパー美少女」ってことさ。
僕だって男の子だ。そんな美少女と一緒にいられるなんてちょー嬉しい。エロいことは考えらんないけど。
話を戻そう。
そんなスーパー美少女こと雪ノ下さんが入っている部活に人が来ないなんて、普通は無いハズ。まあ怖気づいているのかもしれないけど、何人かは来るだろう。それがないということは、『奉仕部』という存在自体が認知されていない可能性がある。
つまり何が言いたいかというと。
《なにもしなくたって履歴書にプラス点が付くんじゃね?》
ということである。
我ながらサイテーだな。
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!」
そんなサイテーなことを考えていると、比企谷くんの声が響いた。
なんだろうと思い比企谷くんの方を見ると、比企谷くんが平塚先生の手を取った所だった。
「いたっ!いたたたたたっ!ギブッ!ギブギブッ!」
と思ったら、平塚先生に腕を
あ…ありのまま、今起こった事を話すぜ!
『僕は比企谷くんが平塚先生の手を取ったと思ったら、いつの間にか比企谷くんが腕を極められていた』。
な…なにを言っているのかわからないと思うけど、僕も何が起こったのかわからなかった…(比企谷くんの)腕がどうにかなっていた……格闘技だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてない。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったよ……
スゲーッ爽やかな気分だぜ!人生で一度は使いたい地の文ベストテンに入る(当社比)を使うことが出来たッ!!
僕が妙な感動に身を震わせていると、必死で腕をタップしていた比企谷くんがようやく解放された。
「なんだ比企谷か。不用意に私の後ろに立つな。しっかり技をかけてしまうだろう」
あんたゴルゴかよと言う比企谷くんに、注文が多いな、と平塚先生。
「それで、どうかしたか?」
「なんですか更生って。俺が非行少年みたいじゃないですか。だいたいここ、なんなんすか」
平塚先生は顎に手をやり、
「雪ノ下はまだ君たちに説明してなかったか。この部の目的は端的に言ってしまえば自己変革を促し、悩みを解決することだ。私は改革が必要だと判断した生徒をここへ導くことにしている。精神と時の部屋と思ってもらえればいい。それとも少女革命ウテナといったほうがわかりやすいか?」
「余計わかりにくいし、例えで年齢がばれますよ……」
「精神と時の部屋はともかく、ウテナは今の子は知らないでしょ……」
「何か言ったか?」
「なんでもないっす」
「なんでもないでーす」
とんでもなく冷ややかな視線で射殺された僕達は小声で呟きながら肩を縮こまらせる。
「はあ……雪ノ下。どうやらこいつらの更生には手こずっているようだな」
「本人たちが問題点を自覚していないせいです」
平塚先生の苦い顔に雪ノ下さんは冷然と、平然と答える。
……え。何この状況。僕なんか悪いことした?小五の時に放課後一人で教室にいたからって女子のリコーダー舐めてるとかってクラスの中心人物のその取り巻きに言いがかりつけられた時に似てる。
ま、そいつらにはバッチリ復讐させてもらったんだけど。あの時の顔はサイコーだったなあ……思い出すだけでゾクッとする。
って、そうじゃなくて。
「……えーと、さっきからずっと更生とか自己変革とか言ってますけど、僕って更生が必要な人種ですか?」
「何を言っているの?あなたのそのだらーっとした性格は社会で生きていく上で障害になるわ」
雪ノ下さんはまるで「人をナイフで刺すと血が出る」ぐらいの正論を言うような顔で僕を見た。
「あなたもよ比企谷くん」
「え?俺も?」
「当たり前じゃない。あなたのそれは変わらないと社会的にまずいレベルよ?」
雪ノ下さんは呆れたようなそうでないような顔で続ける。
「傍から見ればあなたの人間性は余人に比べて著しく劣っていると思うのだけれど。そんな自分を変えたくないの?向上心の欠片もないのかしら」
「そういうわけじゃねえよ。……その、なんだ、変わるだの変われだの他人に俺の『自分』を語られたくないんだっつの。だいたい人に言われたぐらいで変わる自分が『自分』なわけねぇだろ。」
そもそも自己というのはだな…と比企谷くんが続けようとしたが、雪ノ下さんに遮られた。
「自分を客観視出来ないだけでしょう。あなたのそれはただ逃げているだけ。変わらなければ前には進めないわ」
「あのさ」
雪ノ下さんたちが僕を見る。
「さっきから変われとか逃げるなとか向上心を押し付けるような事ばっか言ってるけどさ、そもそも『変わる』ってなに?『逃げる』ってなに?あ、もちろん辞書的な意味を問うているんじゃないぜ?僕は変わるって言うのはさ、逃げる為にあって、逃げるって言うのは『変わる』の言い方を変えただけだと思っているんだけど?」
僕は続ける。
「変われ変われって馬鹿の一つ覚えみたいに、あるいは言葉を覚えたオウムみたいに言っているけれど、君は太陽に『西日がきついから今日から東に沈むように』とかって命令するの?随分とファンシーな脳みそだぜ。啜ったら砂糖よりも甘そうだ」
「詭弁だわ。論点をずらさないでくれるかしら。だいたい、太陽ではなく地球が動いているのよ。地動説も知らないの?」
「おいおい、そんなの例えに決まっているじゃないか。ていうか、高校生に向かって地動説を知ってる程度でドヤ顔するなんて、それこそ『程度が知れる』ってモンだぜ?そもそも詭弁だって言うなら君だってそうだ。さっきも言ったけど、変わるなんてのは、結局逃げるためにあるんだ。逃げてるのはどっちだよ。ホントに逃げてないなら変わらずに踏ん張るんだ。」
「どうして、自分を肯定してあげないの?」
僕がそこまで言うと、雪ノ下さんは怒ったような顔で、
「……それじゃあ悩みは解決しないし、誰も救われないじゃない」
と言った。
救われない。そう口にした雪ノ下さんには鬼気迫るものがあった。それはどこか、強迫観念のようなものも感じられた。
やらなければならない……というよりは、何かを、誰かを
だいたい『救う』なんて言葉、普通の高校生が使う言葉じゃない。なにが彼女をそこまで駆り立てるのかがわからない。
「……救う…ね……」
小声で呟く。
まあ、彼女も
「二人とも落ち着きたまえ」
険悪になりそう、というか既になっていた空気を和らげたのは平塚先生だった。
先生の方を見ると、実に楽しそうにニヤニヤと笑っていた。あ、この顔は碌でもないこと考えてる顔だ。
「面白いことになってきたな。私はこういうジャンプ的な展開が大好きなんだ」
一人だけテンションが上がっている。意味わかんないことを堂々と言っているのがその証拠だ。ビールでも呑んだ?あ、素面ですかそうですか。ところでなんで目が少年の目になっているんですかね。
「古来よりお互いの正義がぶつかったときは勝負で雌雄を決するのが少年マンガの習わしだ」
「いや、何いってんすか……」
だよね比企谷くん。なに言ってるか全っ然分かんないよね。そこそこ付き合いが長い僕ですら五分の二ぐらいしかわかんないもん。
言ったところで聞くわけもなく、先生は高らかに笑い声をあげ、僕達に高らかに宣言した。
「それではこうしよう。これから君たちの下に悩める子羊を導く。彼らを君たちなりに救ってみたまえ。そして君たちの正しさを存分に証明するがいい。どちらが人に奉仕できるか!?ガンダムファイト・レディー・ゴー!!」
「「嫌です」」
僕と雪ノ下さんはにべもなく言い放つ。雪ノ下さんの視線にはさっきまで僕に向けていたのと同じくらいの冷たさがあった。比企谷くんも同意見なのだろう、頷いていた。
僕達の意志を確認すると先生は悔しそうに爪を噛んだ。
「くっ、ロボトルファイトの方がわかりやすかったか……」
「そういう問題じゃねぇだろ……」
「むしろそっちの方が分かりにくいよね」
ガンダムファイトの方がガンダムがついている分まだわかると思う。
「先生。年甲斐もなくはしゃぐのはやめてください。ひどくみっともないです」
雪ノ下さんがつららのように冷えきった言葉をなげる。これは特性:スキルリンクですね。
すると先生も状態異常:こおり、またの名をクールダウンしたのか、一瞬顔面がやけど状態になってから取り繕うように咳払いをした。
「と、とにかくっ!自らの正義を証明するのは己の行動のみ!勝負しろと言ったらしろ。君たちに拒否権はない」
「横暴すぎる……」
「異論反論抗議質問口応えは認められますか?」
「認められないぞ」
「僕達にメリット無いと思うんですけど」
「認めないと言ったばかりだろう……だがまあ、そうだな……」
平塚先生はイイ笑顔で、
「死力を尽くして戦うために、君たちにもメリットを用意しよう。勝った方が負けた方になんでも命令できる、というのはどうだ?」
「なんでもっ!?」
「ん?今なんでも命令できるって……」
『なんでも命令できる』。なんと甘美な響きだろう。薄い本が厚くなるな……。
がたっと椅子を引く音がして、雪ノ下さんが二メートルほど後ずさり、自分の体を抱えた。
「この男達が相手だと貞操の危機を感じるのでお断りします」
「偏見だ!高二男子が卑猥なことばかり考えてるわけじゃないぞ!」
「そーだそーだ!」
他には……えーと、うーんと……小説のネタ、とか?あとは特にないかも。
「さしもの雪ノ下でも恐れるものがあるか……。そんなに勝つ自信がないかね?」
平塚先生が意地悪そうな顔で挑発するように言うと、雪ノ下さんはむっとした表情になる。
「……いいでしょう。その安い挑発に乗るのは少しばかり癪ですが、受けて立ちます。ついでにそこの男達のことも処理して差し上げましょう」
うわー雪ノ下さんちょー負けず嫌い。なんと言っても「あなたの考え程度はお見通しですが」的なセリフがもうアレ。
「決まりだな」
平塚先生はにやりと笑い、雪ノ下さんの視線を受け流す。今度はかげぶんしんを積んだようだ。もうそろそろこのネタいいかな?
「あれ、俺の意思は……」
「君のにやけた表情を見れば聞くまでもない」
平塚先生は顔だけをこちらに向け、
「珍しく何も言わないんだな」
「何言ってもやらせる気でしょう?」
違いない、そう言ってフッと笑う。男前だなあ……
「勝負の裁定は私が下す。基準はもちろん私の独断と偏見だ。あまり意識せず、適当に……適切に妥当に頑張りたまえ」
そう言うと、平塚先生は教室から出ていった。
残されているのは僕と、不機嫌そうな雪ノ下さんと、未だに居心地悪そうな比企谷くん。会話もなく、静かな時間が流れる。
ジー、という音が鳴った。チャイムが鳴る前兆だ。程なくして完全下校時刻を知らせるチャイムがなると、雪ノ下さんが読んでいた本を閉じる。
それを合図に雪ノ下さんは帰り支度を始める。特に何も出していなかった僕はカバンを背負う。
雪ノ下さんは比企谷くんをちらりと見て、そして僕を見て、何も言わずにさっさと出ていった。……やっぱり冷たいなあ。
「じゃあね、比企谷くん」
「お、おう」
さて、僕も帰ろう。
教室を出て駐輪場へと向かう。自転車に鍵を刺して、校門を出る。
「今日は色々あったなあ」なんて、他人事のように考えながら。
......................................................
次の日。つまらない授業とホームルームを終えた僕は、素直に部室へと向かう。だって先生がずっと見てくるんだもの。行かないわけにはいかないよね。
ぼーっとしながら歩いていると、いつの間にか部室に着いていた。
僕がドアを開けると、既に雪ノ下さんは来ていた。僕は少し会釈をして、
「あのさ雪ノ下さん。ここの机って使っていいんだよね?」
「別に構わないけれど、一体何に──」
雪ノ下さんが言い終わるより前に一つの机に手をかける。そして昨日から動いていない僕の椅子のところへと持っていく。
さて、これで学校の机と椅子のコンビの出来上がりだ。僕は椅子に座ってカバンから枕を取り出し、寝た。
雪ノ下さんは、案外何も言わなかった。
......................................................
昨日はあれから特にイベントもなかったので、完全下校時刻を知らせるチャイムがなるまで眠っていた。やっぱり寝るなら布団じゃなきゃね。改めてそう思った。
昨日同様ホームルームを終えた僕は部室に居た。
「ねぇ雪ノ下さん。昨日なんかあった?」
「特に何も無かったけれど……どうして?」
「いや、僕昨日寝てたじゃん?だからなんかあったら教えて欲しいと思ってたんだけど……何も無かったんならいいよ。ありがとう」
どういたしまして、と言う雪ノ下さん。少し頬が赤くなっている。かわいい。
そんなふうに過ごしていると、ガラッとドアが開いて、比企谷くんが入って来た。
「やー比企谷くん。遅かったじゃないか」
「ああ、ちょっとな……」
比企谷くんは少し疲れたような表情をしている。どうしたんだろうと思ったけれど、聞かなかった。だってほとんど興味無いんだもん。
雪ノ下さんが比企谷くんをいじって、それに比企谷くんが返すという、何故かしっくりくる構図を見ていると、不意にノックの音が響いた。
「どうぞ」
と雪ノ下さんが言うと、その人物は中に入って来た。
入って来たのは、僕と比企谷くんがいるF組のトップカースト組である、ピンクがかった茶髪の女子だった。
ところであの髪色ってもうピンクでいいよね?
はい。どうでしたか?四怠惰目。僕は今回は少し山田くんの内面を出せたかなーと思います。一応ガハマさんも出しましたしね。これからも更新が遅れると思いますが、よろしくお願いします。
あ、そうそう、ジャック・ザ・リッパーちゃんとヴラド公当たりました。
それとネタってこんなもんでいいんですかね?出来れば意見を頂戴したいです。
ではでは。こんなのを見てくれたあなたに。
幸運を。