転生のサンライズ   作:D51型245号機

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前回の続きです。




第52話

ムサイ達が実務室から出ていった頃ムハ達機関車組はそれぞれの機関庫でそれぞれの機関車を点検していた。

 

『ムサイさん以外の機関車組は執務室に集合して下さい。』

 

「さっきはムサイと北斗星組が呼ばれたけど今度は何かしら?」

 

「取り敢えず行きましょうか。」

 

そうクハとイオシが話してそれぞれ使っていた工具をしまって全員で行くことにした。

 

~10分後 執務室にて~

 

「この前イオシさんが横須賀から持ってきてもらった貨車を本格的に使用することになったから一回全員に集まって貰ったのよ。他の機関車だと牽引出来ないからお願い。」

 

「そりゃ確かにあのブレーキではね。」

 

「最低でも貫通ブレーキを装備しないとブレーキが動作出来ませんからね。」

 

「そういえばイオシさんの前にあの貨車を他の機関車で引こうとしても出来なかった理由は何なの?」

 

「まずブレーキで基本的にこちらのブレーキは止めたり減速したいときにブレーキ管の圧力を上げる「真空ブレーキ」ですよね?」

 

「そうよ?」

 

「私たちが装備してるのはブレーキをかけるときにブレーキ管圧力を下げてブレーキをかける「貫通ブレーキ」と言うブレーキです。」

 

「どうゆう仕組み?」

 

「まずブレーキを解除するためにブレーキ管の圧力を上げます。その時三動弁と言う装置が圧力によって押されブレーキシリンダー内のエアーを排出口へ繋がるルートを作りブレーキが解除されるとともに、塞がっていた口が開きブレーキシリンダーのルートとは別のルートで補助タンクにブレーキ管の圧力を貯蔵します。」

 

「そして補助タンクの圧力とブレーキ管の圧力が同じになると開いていた口が閉じ弁が中立、つまりブレーキ管から補助タンクのルートとブレーキシリンダーから排出口のルートが内部にあるすべり弁が戻り各ルートが塞がれます。この状態でブレーキがかけれる準備が整います。」

 

「その後ブレーキ管の圧力を下げると補助タンクに貯めた圧力ですべり弁が押され補助タンクからブレーキシリンダーへのエアーのルートが作られブレーキがかけれます。」

 

「後はその繰り返しで制御できます。」

 

小林少佐の質問にイオシ クハ ムハ サクの順に説明する。

 

「何となく仕組みは理解したわ。取り敢えずその「貫通ブレーキ」?を装備しないと牽引は出来ないのね。」

 

「それよりコキの今後はどうなってます?」

 

「取り敢えず言われた貨車は今後増備される予定とコンテナ貨車は空で横須賀に到着後資材を満載したコンテナを乗せてここに戻ってきてまた空で横須賀に行って戻ってからは交互にコンテナをやり取りする予定よ。」

 

「わかりました。では何両で横須賀に向かえば良いですか?」

 

「取り敢えず10両で向かってちょうだい。」

 

「えっ?20両じゃなくて?」

 

「そんなに引けるの?」

 

「それぞれ牽引力はEF81が2370kWでDD51は2993kW ED79が1900kW EF62とEF63が2550kWです。」

 

「そのうちED79形は青函トンネル専用 EF63形は碓氷峠の勾配専用機なので除外です。」

 

「それならそれぞれがあの貨車を引っ張って貰える?」

 

「取り敢えず何往復?」

 

「1日2往復で各10両を予定していたけど?」

 

「それなら1日1往復で20両にして。」

 

「わかったけど取り敢えず一番後ろに引き込み線におるヨ14756を繋げて行って。」

 

「わかりました。後積込積み卸しは?」

 

「工廠の艦娘等がやるみたい。」

 

「わかりました。ではムハさんサクさんの重連で横須賀に向かいます。横須賀にこの件だけ連絡してください。「各コンテナの積載重量は必ず守ってください。もし守らないのであれば私たちはいつまでも横須賀を出発しません。」とお願いします。」

 

「そう連絡するわ。」

 

「ヨ14756は向こうで切り離して来て良いですか?私たちには不要なので。」

 

「じゃあ尾灯はどうするの?」

 

「これで行けますのでご心配なく。」

 

そう言い円盤に赤色の反射材が張られ、裏に引っ掛けれる物を4枚と赤色のカンテラを2こ出してきた。

 

「私たちはこれを最後の車両に引っ掛けてますので問題なく。」

 

「わかったわ。では貨物をお願いね。」

 

「「はい!」」

 

その後ムハさんとサクさんはコキを引っ張って横須賀に向かった。

 

その時途中の駅では訳のわからない板みたいな車両を引っ張ったまた変わった機関車が通ったと噂になった。

 

またこのムハさん達が横須賀に向かった翌日にサムイが北斗星を引っ張って横須賀に向かった。




因みに貨物は横須賀を10:00に出発して23:30に着き翌日の17:00に出発して明朝6:00に横須賀に到着で
北斗星は横須賀を9:00に発車して呉を21:30に発車して佐世保に8:30に着き翌日の11:00に出発して呉を22:00に発車して横須賀に10:30に到着です。

また、カンテラとは通常は合図灯に分類され夜間等で手旗信号(緑と赤の旗で機関士等に合図する方法)が区別出来ない為スイッチの切り替えで合図を送るカンテラ等がある。

今作のカンテラとは北海道や東北方面の貨物列車等は、冬季 円盤状の後部識別票が着雪で目視出来なくなるため例え着雪したとしても、灯りなので多少なりもと後方の列車に列車がここに居ることを確認できるようにしたカンテラです。

カンテラは昔は灯油等で光源を受けてましたが現在は電球又はLEDのライトで繰り返し充電しながら使用できる物を採用してます。

今回の登場は

DD51-1068号機 ムハ
DD51-1139号機 サク
EF81-104号機 イオシ
EF62-51号機 ゴイ
EF63-15号機 イーゴ
EF63-21号機 ニーチ
ED79-8号機 クハ
それと小林少佐
です。
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