提督。それは異世界から来た高校生   作:屋守 竜

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このサイト初投稿となります。
提督歴は……そこそこと言った所でしょうか。
夏イベ、やってますか?
旗風、良かったです。
すみません、本題に戻しましょう。
提督がオリキャラです。少し賢い高校生が提督となって手腕を振るう、そんなストーリーです。
期待せず楽しんで下さい!


提督、艦娘を"知る"
運命の朝


俺は自分の住む街が好きでは無かった。 いつも海風が強く、そして潮くさい。 朝にはドックから凄まじい金属音が響き、夜になれば酔いのまわったオッサン達が徘徊する。その上、みんな口が悪い。方言なのでいかんとも

し難い。人々と地図は、ここを呉とよんだ。ここから電車で1時間程の所にある高校に通う俺は毎朝6時半には家を出る。この時間なら道も電車もあまり混まないのだ。

家から出た俺を迎えたのは、もう見慣れた眩しい朝日。

そして海に浮かぶ鋼鉄の要塞達。

あまりにも見慣れた光景に、普通の人なら心地よく感じる潮風も、まとわりつく蜘蛛の巣のように不快に

思える程だった。

 

海沿いを歩いていると、ふと海中に黒く光る何かが見えた。それは細長く、50cm位の長さのものだった。

 

ーー不発弾か?ーー

 

まさかそれはないだろう。ここは何年か前に整備された

ばかりだ。そんなものがあるはずが無い。今考えれはこの時の行動はありえないものだったな。

俺は不用意に近づいて手を伸ばした。

 

その時だった。

 

大きな音と水飛沫、そして俺を吹き飛ばし、それは爆ぜた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

目が覚めると、そこは暗闇が広がっていた。 本当に何も無い、暗闇だった。

 

俺はどうしてしまったのか?

 

やはりあれだろう。死んだんだな。まさか登校中に死ぬとは・・・・・・・それにしても、何故あそこに不発弾が?これで死ぬのはいくらなんでも理不尽ではないか?

 

しかし、事実として俺は死んだみたいだ。

死んでしまった以上、どうしようも無い。

 

……どうしようか……

……………………………………………

 

 

その時だった。

 

「 あぁー、仕事かあ、だりぃ」

 

1人のオッサンがやってきた。否、言葉こそオッサンだが、声音は流行りのイケメンアイドルなんかよりも数倍は男らしく、ハッキリ言ってカッコイイ!

 

紡いだ言葉とは裏腹に、素晴らしく美しい格好、そして顔立ち。女だったら1発で惚れていたな。そんなレベル。

 

「 お前があのー不発弾で死んだやつ?」

 

「 あっ、はい 」

 

オッサン(見た目は若い兄ちゃんなのだが癪なのでこう呼称する)は何故か俺の死因?を知っていた。

 

いわゆる神って奴だろうか。

 

「 あー、俺は死んだ人間の転生を司る神なんだよ」

 

「 あっ、はい 」

 

そんなとこだと思ってました。よくある展開ですね。そんな俺の思いとは裏腹に、オッサンは続ける。

「 そんでな、お前の死因なんだけど、

なんか別の世界のやつが間違って あそこに

落ちたらしいんだよね」

 

は?としかいいようがない。俺の凡庸な頭では理解に時間がかかる……別の世界ってなんだ?間違って落ちたってなんだ?oh......つまり、

 

…… 理不尽すぎる……

 

「 それって手違いで死んだってやつですか?」

 

オッサンは大きく頷いた。

 

「 そーなるね。 だからさ、できる限りで君を

甦らせてあげよぅってなってね」

 

「はぁ……」

 

蘇らせてもらえると言っても、元の世界?でないならあんまり意味無いと思うんだけどどうか。

 

「 と言っても選択肢は2つしか用意できなかった

けどね。」

 

まあ蘇らないもあるか。

 

いや、それは勿体無いな。

 

「どんな選択肢があるんですか?」

 

「 一つ目は蘇りって言うより本格的な転生かな。

赤ん坊からやり直し。全く同じ世界って訳には

行かないけどね。」

 

つまり違う世界でリスタートってことか。

 

「 もう1つは君をそのまま異世界に送るやつ。

もう一度青春を楽しめる。かも。

ただ、そこから人生をやり直すから、性格や

能力はそのまま。それに、その世界での君の

仕事は辛いかもしれないな。

地位は保証できるけどね。

さぁどーする?」

 

考えるまでもない。 一択だな。

 

「 俺は2ですね。俺は俺のまま蘇りたいし、

この体にももう少し世話になりたい。」

 

オッサンは真顔になった。

 

「 本当にそれでいいかい?」

 

「構いません」

 

「 じゃあ、厳しい道を選びとった汝に幸のあらん

ことを」

 

すると急に オッサンの背後から暗闇が晴れてきた。

 

やがて闇は光に呑まれ俺の視界も白に染まった。

 

 




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