原作よりもいくらかマシになったディオさん 作:ジョン=ドイル
アン・ヒューストン
実質、ディオの血縁のない姉にあたる。赤毛で町一番の美人と評されるほどの美人。ゆえに、彼女に想いを寄せる男子は沢山いる。結構活発な性格で、ディオが乗馬訓練に使用していた馬に乗りたがったり、拳銃を扱ってみたくなったりと(←オイ)その活発さは計り知れない。その一方で、繊細な心の持ち主である。猫好き。
ロバート・ヒューストン
アンの父、並びにディオの養父。アンの活発さには手を焼いている。
新しい人物が出てくるたびに載せます。では本編
西暦2012年、世界は一巡した・・・ハズであった。だれも気付かなかったであろう。万物が光に吸い込まれていく直前、神によって、時が巻き戻されていたことを。
神は歴史を変えようとした。神は自らが作った宇宙、そして地球を、エンリコ・プッチという一人間に滅ぼされたくなかったのである。
時は19世紀、1867年へと巻き戻された。大英帝国の首都、ロンドンの貧民街で、その年にある男子が産声をあげた。その男子の名は、ディオ・ブランドー。そう、百年の歳月をかけてジョースター家と対決した、あのディオである。普通なら、彼の父、ダリオ・ブランドーが死ぬまで彼はロンドンの貧民街で育ち、ジョースター家の養子になるところであったが、さっきも言ったように、神は歴史を変えようとした。大した事はしない。ただある貴族の家族をディオの生家に近づけて(なお、この頃ディオはまだ赤子である)、貧民街で育ち悪の信念を持ったあとでジョースター家の養子にさせないようにしようとしただけである。イングランドの地方貴族、ヒューストン家を神はディオの身をよせる所に選んだ。
ヒューストン家当主、ロバート・ヒューストン。彼には世継ぎは居なかった。女子はいたが。その女子の名はアン・ヒューストン。ヒューストン家の長女で、四歳である。彼女は彼の父に連れられてロンドンに来た。しかし、神は彼女を父からはぐれさせた。彼女は泣いた。一緒にいたはずの父がいないからである。そのうち泣きやむと、自分のように泣いている子供がいることに気がついた。まだ一歳にも満たない赤子である。彼女は知らないうちに、その赤子を抱いていた。そのうち、彼女の父、ロバートが来た。
「こんな所にいたのか。ずいぶん探したんだぞ。さあ、帰ろう。・・・その前に、その赤ちゃんはどうした」
「ここにいたの、パパ。泣いてたよ」
「いくらそこにいたからって・・・さあ、パパに渡しなさい。この子の家にパパが返してこよう」
「でも、パパ!」
「でもはなしだ・・・お?」
ロバートはその赤子の股間に注目した。そこを見たとき、その赤子が男子である事を、彼は認識した。ここに来て、ロバートは迷った。この子の家へ返すか、それともヒューストン家の養子にするか。答えは決まった。
「わかった。この子を連れて、おうちに帰ろう、アン」
「いいの!?」
「ああ、いいよ。今日からこの子はうちの養子になるんだ」
「ようしってなに?」
「この子は、君の弟になるんだよ。アン」
「お名前はどうするの?」
「うーん、そうだなあ。・・・ディオ、ディオにしよう。イタリア語で神様って意味だ」
かくして、神は歴史を変えた。そして、神の役目は終わった。
神様がいろいろやらかしていますが、二話以降は出ないようにするつもりです。
ではまた。