原作よりもいくらかマシになったディオさん 作:ジョン=ドイル
ではお楽しみください
ツェペリは池のなかに入った。そして、奇妙な呼吸を始めた。すると、いびつな形の波紋が、水上に広がっていった。ジョナサンとディオは、その様子をまじまじと見つめていた。そして、彼らはツェペリの周りにオーラのようなものがまとっているように思えた。ツェペリは石ころの上にいたカエルを見つけたなり、そのカエルをオーラのようなものがまとっている拳で叩いた(メメタア)。これにジョナサンたちはとっても大きいショックを受けた。
「な…何をするんだッ!罪もないカエルをッ!」
ディオは怒ったようであった。
「ディオ、ちゃんと池の水面を見なさい」
ツェペリがそう言ったので水面を見てみたら、なんと、水面をさっきのカエルが元気に泳いでいるではないか。二人ともものすごく驚いた。
「す…すごい!カエルにはなんともない!」
ジョナサンが言った。ツェペリはこう言う、
「これが仙道だ、ジョジョ、ディオ」
男はこう続けた。
「石仮面の力に対抗するには、この波紋を身に付けなければならない!」
ジョナサンは言った。
「教えてください、波紋の使い方を!どんな試練も克服します!」
なぜなら、彼には罪悪感があったから。自分達の研究で怪物を産み出し、人びとを恐怖のどん底に突き落としていることに。それは、ディオも同様であった。
「私も、お願いします!」
ディオは言った。ツェペリはこう返した。
「フン、嫌と言っても無理やり教えるわ」
それから数週間、二人はツェペリのもと、波紋の修行を積んだ。二人はめきめきと波紋の腕を上げていった。そして、彼らはツェペリの過去の話も聞いた。
「ジョジョ、ディオ、あの石仮面はな、私が発掘したものなのだよ」
それを聞いた二人は動揺を隠せなかった。そして聞いた、ツェペリの過去を。
彼は若い頃、彼の父が隊長をしていた調査船団に入っており、世界中を冒険した。ある時、メキシコに降り立ったツェペリは、石仮面を発掘した。だが、船団が帰路についたとき、船員の誰かが間違って石仮面を作動させてしまった。石仮面を被ったそれは、人間ではなかった。それは船員を残らず襲い、残らず吸血した。若きツェペリは海へ飛び出した。しかしその化け物は粘り強く追ってきた。もう少しで襲われる、というときに、自分に光が当たったような気がした。その光は朝日であった。彼はその光で見た、化け物の顔を。それは若かった。若かったが紛れもなく、彼の父の顔であった。朝日は父の体を塵にした。ツェペリはなぜ波紋が吸血鬼に有効なのかを聞かれた。ツェペリはこう答えた。
「吸血鬼は波紋を出している。波紋に対抗するにはもうひとつの波紋を流さなければならない。そして、波紋は、太陽の光ほぼ同等のものなのだ!」
と。