遠征から帰って来た次の日、霊夢と吹雪は朝から建造ドックに来ていた。
「霊夢さん!いよいよ建造ですね!」
「そんなに興奮しないの」
「でもでも、私今まで一人でしたから新しい子に早く会ってみたいんですよ〜」
そう、今は私が居るのに他の子がいいんだ〜。もう提督辞めちゃおっかな〜」
吹雪が嬉々として言ったら霊夢はイジワルな笑みを浮かべながらしょぼくれた様に言った。
それに慌てて吹雪は訂正をした。
「そ、そう言う訳では無いんですよ!ただ霊夢さんも最近っていうか三日前に来たばかりですからその前が寂しかったと言うだけで、霊夢さんが来てからは楽しいですよ!ですから提督を辞めるなんて言わないで下さいよ〜」
「分かってる分かってるから、そんなに言わなくても分かってるから落ち着いて」
「はい、すみません取り乱しまいました」
「ごめんね、ちゃんと分かってるから大丈夫よ」
「はい」
「それで、建造って言うのはどうすれば良いの?」
吹雪をからかうのをやめて霊夢は真面目な顔をして聞いた。
それに対し吹雪はからかわれている事に気付き、少しジト目で霊夢を見ながらも答えた。
「建造は資材を妖精さんに渡すだけで良いですよ」
「へぇー、じゃあそこのあんた今すぐこっちに来なさい」
霊夢は偶然近くに飛んで来た妖精を指を指しながら言った。
それに気づいた妖精はふわふわ〜と飛んで霊夢の目の前に来た。
「他に何人か連れてついて来なさい」
霊夢がそう言うと、妖精はすぐに近くにいる妖精達を集めて霊夢を追って行った。
「ねぇ吹雪、ここの資材のどれくらいなら使って良いの?」
「そうですねぇ〜、半分くらいなら良いんじゃあ無いでしょうか」
「ならその半分を使って建造とやらをするわよ」
「はい、分かりました」
霊夢と吹雪はそんな事を喋りながら歩いていると資材倉庫の前までついた。
「それじゃあそういう事だから、資材の半分を運び出すわよ」
霊夢がそう言うと妖精達は敬礼した後に各々散らばって資材を取りに行った。
「それじゃあ私達も運ぶのを手伝いましょうか」
「はい」
そう言うと霊夢達も資材倉庫の中に入って行った。
それから数分が経って霊夢達は工房に戻って来ていた。
「それじゃああんた達、建造を頼むわよ」
「霊夢さん、妖精さん達が三十分後にまた来て下さいと言っていますよ」
「えっ⁉︎あいつら喋れたの⁉︎」
「はい。最も私達艦娘にしか分かりませんがね」
「へぇー、そうなんだ」
「はい。それでは霊夢さん、私は少し練習の方をして来ますので」
「はいはーい、頑張ってらっしゃいねー」
吹雪が告げて港の方へ行くのを見送った後、霊夢は一人、ドックから帰って行った。
「この後どうしようかしら〜。暇ね〜」
と呟きながら。
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