吹雪と別れてから三十分くらいが経った。
霊夢はその間執務室でずっと書類とにらめっこして居た。
「あ〜もう、めんどくさい!」
霊夢が書類にイライラしていると、霊夢の巫女服を引っ張る感覚があった。そこを見てみると、妖精が袖を一生懸命に引っ張っていた。
「どうしたのよ?」
そんな事を尋ねると同時に、執務室の扉が一気に開かれた。
「霊夢さん!」
次はそっちを見ると、吹雪が息を切らしながらドアの前にいた。
「どうしたの吹雪?ちょっとは落ち着きなさいよ」
「す、すいません」
「はい、深呼吸、深呼吸」
「ふー、ふー、ありがとうございます」
「それで、どうしたの?」
「あっ!そうでした!霊夢さん!先程、建造が終わりました」
吹雪は落ち着きを取り戻すと霊夢にそう言った。
それを聞いた霊夢はそれほど喜んでいる様子もなくいつも通りに言った。
「あら、もうできたの?」
「はい!ですから早く行きましょう!」
そしてそんな霊夢とは対照的に吹雪はとても興奮しながら霊夢の手を引っ張って行った。
そして工房についた。今は、執務室に行く前に妖精達が資材を入れていたところの前にいる。そしてその奥は鉄の扉で閉ざされている。
そしてその扉の前で少し待つと、その扉が開いた。
「響だよ。その活躍ぶりから不死鳥の通り名もあるよ」
そう言って出て来たのは銀髪と青い目が特徴的なクールな印象を持つ女の子が出てきた。
「ごめんもう一回自己紹介してもらえる?」
「響だよ。その活躍ぶりから不死鳥の通り名もあるよ」
「響ね、覚えたわよ」
「響ちゃん、こんにちは。特型一番艦吹雪です。よろしくね」
「吹雪、よろしく」
「それでこちらの方が提督の霊夢さんだよ」
「こんにちは響、私は博麗霊夢っていうの。よろしくね」
「よろしく、提督」
「あ〜、その提督っていうのはやめて」
「ふむ、分かったよ。なら私も霊夢と呼ばせてもらうよ」
「えぇ、そっちの方がいいわ」
とそんな風に三人の自己紹介は終わった。
三人の自己紹介後、霊夢は一人で執務室へと戻っていた。
吹雪と響はいま、吹雪が響にここのどこに何があるかの説明に回っている。
「う〜んこれがこうでしょ?そしてこれがこっちで……」
「霊夢それはあっちよ」
霊夢が一人で執務をしていると背後から急に声がかかった。
「ありがと、それで何の用?紫」
「用ってほどの事でもないんだけど、響ちゃんが来た時、どう思った?」
「そうね〜。クールな子だと思ったわ」
「なら、戦力が増えた事への喜びは?」
「あの子を道具扱いする気にはなれないわね」
「そう。それなら良かったわ」
そう言うと、紫はスキマへと帰って行った。
「なんなの、アイツ?」
「霊夢、それはこっちだよ」
「えっ!そうなの?」
「うん、そうだよ」
霊夢が紫に対しての独り言を呟くと今度は前から声がかかった。そしてそちらを見ると、響がいた。
「響はもう見終わったの?」
「ああ、それと吹雪から提督を読んで来てほしいと言われたからきた」
「もう夕食時ね。なら一緒に行きましょうか」
そして二人は食堂へとあしを運ぶ。
駆逐艦は響にさしていただきました。
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