俺、踏み台転生者にされました   作:サクサクフェイはや幻想入り

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第十三話 潜入、月村家

月村家でのお茶会、敵側であるフェイト・テスタロッサと初邂逅を果たすイベントではあるのだが、当然俺がそんな場所に招待されるわけなく、どうしようと頭を悩ませるところなのだ。 まぁ、侵入方法なんていくらでもあるわけで、結界はって空から、身隠しの布で透明になって侵入とか、そんなわけで対して頭を悩ませる問題でないことに気が付いた俺は、ジュエルシード発動までタマモたちと買い物をすることにした

 

「リリィ、食べすぎだよ......」

 

「そ、そんなに食べてませんよ!?」

 

「いやいやいや、本当はサーヴァントは食事の必要がないんですけど、あんなに食べるのはリリィさんだけですよ?」

 

「あはは......」

 

最後の良心であるマシュでさえ苦笑しながら流す、リリィがどれだけ食べたかと言うと、ハンバーガー十個、メロンパン五個、コロッケを数十個と結構食べたのだ。 商店街の人たちもいつものことなので、逆に良い食べっぷりだなんて言って買わせてくるし。 いくら王の財宝の中に金の延べ棒とかあるから予算的には問題ないにしても、もう少し節約してもらいたいものである。 タマモなんかも苦情言ってるしな。 リリィは落ち込んでいるが誰もフォロー入れる様子がない

 

「ハサンさんもゆっくり出来ればよかったのですが......」

 

「俺も休んでいいって言ってるんだけど、気にしないでくださいって言って効かないからなハサンも」

 

「流石ハサンさんですね、クラスに忠実です!」

 

「それ言ったらタマモはどうなるんだ?」

 

吹けない口笛を吹きながら俺から視線を逸らすタマモ、まぁタマモも俺の知らないところでジュエルシードの反応探ってるみたいだし、冗談だけどな

 

『マスター殿』

 

『ハサンか、念話ってことは』

 

『はい、ユーノ殿となのは嬢が動き始めました』

 

『了解、念話ありがとう』

 

どうやら俺の休日はここまでのようだ、タマモたちを見るとこちらに注目していた。 どうやらわかってるようだ

 

「さて行ってくる」

 

「お気をつけてマスター」

 

「ありがとなマシュ、それじゃあ買い物頼んだ」

 

そう言って俺はその場から駆け出す。 人通りの少ないところまで行き、そこから身体強化をし自分の周りに結界をはり、人目を誤魔化し建物を飛び移りながら移動をする。 本当は飛んでいったりした方が早いんだが、俺の魔力は普通ぐらいなので、余り長距離は飛べないのだ。 結界? 魔術側の魔力なので潤沢にあるので関係ない。 ペイルと協議して飛行魔法を改造しているのだが、もともと俺の飛行適性は普通レベルらしく、なかなかうまくいかない。 なので、こうやって建物などを飛び移った方が早いのだ。 かなりの距離を移動してようやく月村邸の前につく、身隠しの布で身を隠しそのまま中に突入、どうやら戦闘は始まったばかりのようで高町なのはが猫の上に乗ってプロテクションを展開していた。 だがフェイト・テスタロッサはそんなのをものともせずに接近戦に移行、だが数の差は高町なのはたちの方が利があるので拮抗していた。 三人で拮抗とは、この時点でフェイト・テスタロッサ戦闘力の高さがよくわかる。 これを追い抜く高町なのはもすごいが さて、どっちに加勢するわけではないが拮抗を崩さないとな。 俺は王の財宝から一本の剣を出し、雑種に投げつける。 別に私怨ではないぞ?

 

「っ!? 誰だ」

 

「何故貴様がそこにいる雑種!そこは俺のポジションだ!!」

 

そう言って俺はまた剣を出し、雑種に斬りかかる。 いきなりのことで処理が追い付かないのか、そのまま鍔競り合いをしながらフェイト・テスタロッサに笑顔で話しかける

 

「嫁よ大丈夫か?」

 

「・・・・・・?」

 

こちらを不審そうに見ているが、何も言ってくることはない。 それどころか俺のことを無視してジュエルシードに向かって行く

 

「待って!」

 

「待てなのは!一人じゃ「雑種が我が嫁に話しかけるな!!」くっ、邪魔だ!!」

 

もう一本剣を出し両手で切りかかるが、雑種は俺を押し返し距離を開ける。 そのまま睨み合う俺達、だがその硬直状態も崩れる

 

「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!??」

 

「っ!?」

 

「なのは!!」

 

高町なのはが落とされた。 どうやら気絶しているのか、雑種が呼んでも反応がない。 落下地点に急いで走るのだが

 

「んご!?」

 

・・・・・・変な声が出たが、何でか知らないが人のことを踏み台にして、空中で高町なのはをキャッチしていた。 これが本当の踏み台転生者だね!ってか、ぶち殺すぞ雑種。 高町なのはがいるから撃ちはしないが、雑種だけだったら撃ってるぞ確実に。 ふと空を見てみるとフェイト・テスタロッサが俺たちを見下ろしていた

 

「嫁よ、そんなところにいないで降りてきて一緒に愛を語ろうではないか」

 

我ながら気持ち悪いセリフだが効果はあったらしく、少し顔を顰めながらすぐにその場を去った。 さて、フェイト・テスタロッサも帰ったことだし、俺がいつまでもいるのもおかしいので、フェイト・テスタロッサを追いかけるふりをして帰ることにする

 

「待つのだ嫁よ!!」

 

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~高町なのは視点~

 

すずかちゃんの家でお茶会をしているとジュエルシードの反応が、ユーノ君や織君と念話で話していたんだけど、ユーノ君を探しに行くことにして私がその場を離れて、織君が少し経ってから私を探しに行くことにするっていう作戦でうまくいった

 

「「・・・・・・」」

 

ジュエルシードの発動地点まで来たけど、私とユーノ君は呆然としていた。 猫さんが、猫さんがおっきくなっていた。 大人の猫ぐらいではなく、こう絵本とかに出てくる巨大化したような猫が。 どうしたらいいんだろうこれ......ユーノ君を見るけど、ユーノ君はこちらを見てないから困る

 

「封印しないのか?」

 

「あぁ、うん......」

 

「そ、そうだね」

 

そうだ封印、封印。 余りにも猫さんのインパクトが強くて呆然としてた。 レイジングハートを手に持ち変身しようとすると

 

「にゃああぁぁ!?」

 

「「「!?」」」

 

猫さんがどこかから攻撃を受けた、連続で飛んできてるみたいでそちらに視線を向けると、金色の髪をした子が攻撃をしていた

 

「なぁーう」

 

「はっ!レイジングハート、お願い!」

 

「スタンバイレディ、セットアップ」

 

手早く変身をし、猫さんの上で猫さんを覆えるぐらいのプロテクションを展開して、金色の髪の子からの攻撃を防ぐ。 驚いたように攻撃が一瞬止まるけど、今度はすごいスピードで接近してきた、驚いたけど対応しようとするんだけど、猫さんが倒れ始めててバランスを崩してしまう。 でも

 

「っ」

 

織君が助けてくれる。 ユーノ君がバインドで動きを防ごうとすると、凄いスピードでかわしてしまう。 三人で戦ってるのに隙が見つからない

 

「っ!? 誰だ」

 

「何故貴様がそこにいる雑種!そこは俺のポジションだ!!」

 

いきなり織君に剣が飛んできたと思ったら、何故かわからないけど神木君が織君に斬りかかっていた。 またまたいきなりのことに呆然としてしまうけど、それは金色の髪の子もおんなじみたいで呆然としてた。 そんな様子に気が付いてないのか、神木君は構わず話しかけていた

 

「嫁よ大丈夫か?」

 

「・・・・・・?」

 

えっと初対面のはずなのに、なぜか私たちと同じように嫁発言をしていた。神木君を不審そうに見ているが、何も言わない、それどころか神木君のことを無視してジュエルシードに向かって行く。 ってジュエルシード!

 

「待って!」

 

「待てなのは!一人じゃ「雑種が我が嫁に話しかけるな!!」くっ、邪魔だ!!」

 

織君が何か言ってたけど、ジュエルシードはユーノ君の探し物で危険なものだ。 どんな目的で集めているかわからないけど、ともかく話し合わなきゃ!

 

「ねぇ待ってよ! なんで貴女はジュエルシードを集めてるの!」

 

「・・・・・・話しても、意味はないから」

 

急に方向転換をして手に持っているデバイスで切りかかって来る、何とか反応は出来たけど

 

「・・・・・・ごめんね」

 

「えっ? きゃ!?」

 

切り払われてすぐに砲撃、それで私は

 

「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!??」

 

すぐに気を失ってしまった。 目が覚めたときにはすずかちゃんのお家で寝てて、どうやら私はユーノ君を探してる間につまずいて気を失ったことになってたみたいで、それで......

 

------------------------------

 

「ねぇユーノ君、今日のあの子とまた戦うことになるんだよね」

 

「・・・・・・ジュエルシードを集めてるみたいだったし、そうなると思う」

 

その日の夜、寝る前にユーノ君に聞いてみるとそんな答えが帰ってきた。 戦うのは怖い、でもそれ以上に私は、あの金色の髪の綺麗な赤い瞳が寂しそうだったのが気になった

 

~高町なのは視点end~

 

 

 

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