俺、踏み台転生者にされました   作:サクサクフェイはや幻想入り

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第十七話 Happy dream

夢を夢だと認識できる夢、明晰夢

 

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~フェイト視点~

 

なんでか私は今夢を見ている。 夢を夢って認識できるのはおかしいと思うけど、懐かしい記憶を夢で見た。 リニスがいた時の夢だ。 リニス、母さんの使い魔であるリニス、リニスは高度な知性とハイレベルな魔力を持った使い魔で、私に魔法やいろんなことを教えてくれた。 バルディッシュを作ったのもリニスだ。 リニスの授業は厳しかったけどすごくためになった、今使っている魔法もリニスから教えてもらったものがほとんどだ。 リニスのことを思い出していると夢は、アルフと会った時のことを思い出していた。 アルフは元々野生の狼で、病気で弱っていたところで出会ったのだ。 でもアルフは病気で長くなく、リニスにかなり無理を言って使い魔の仮契約をしたのだ。 あの時は魔力をかなり吸われて大変だったけど、リニスの考えで食事などをちゃんととり、規則正しい生活をして魔力を増やしたためか魔力を吸われる感覚も気にならなくなった。 あのころのアルフ可愛かったな、言葉とかも少し疎かったし。 場面は変わりリニスと勉強をしている場面だ。 リニスは忙しく母さんの世話や私の魔法の訓練、時の庭園の管理などいっぱい仕事していたけど、私やアルフといるときは常に笑顔だった。 お風呂は......恥ずかしいから思い出したくない。 場面は変わって、あぁ、ここはアルフと契約を交わした時だ。 あの日はアルフと出会った時のように朝から雨が降っていて、いつもなら呼べば出てきてくれるアルフなんだけど、その日はいくら探しても出てきてくれなくて、リニスに相談したら探索魔法を使ってくれてようやく見つけられたのだ。 アルフは外にいてずぶ濡れだった。 なんで外にいたのかっていうと、書庫に出してあった使い魔関連の本を見たのか、私に捨てられたり消されると思ったのかショックを受けてたんだ。 でも、私の使い魔の契約内容を聞いて勘違いは解けた

 

汝使い魔アルフ、主フェイトとの契約の元、以下の制約を遵守し履行せよ。 その四肢と心を持って自らの望む、満足できる生き方を探しそれを行え。いかな地にあっても、主と遠く離れていても命が尽きるまでその制約を胸に

 

これがアルフとの契約内容だ。 アルフは

 

我使い魔アルフ、狼の血と誇りをにかけてフェイトの心と体を守り、その身に訪れる災厄をこの手で振り払うことを誓う

 

だ。 契約を改めてしたその日から、私とアルフの絆はさらに深まった。 今までアルフは私が勉強しているときは一人で遊んでいたんだけど、次からは一緒に勉強を始めた。 冬が深まるころにはアルフの手足も伸び始め、冬が明けるころには完全に大人になっていた。 私が最終課題をクリアしてそのお祝いに母さんが開いてくれたパーティー、とてもとても嬉しかったけどその日の夜を境にリニスは姿を消した。 アルフはどこか使いに出ると言ってたらしいけど多分、リニスは......私はバルディッシュをリニスから受け取り、一生懸命に訓練をして、そして

 

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「んっ......」

 

「フェイト、ごめん起こしちゃった?」

 

「ううん、大丈夫」

 

見回すとそこは借りているマンションで、少し寂しく思うが気持ちを切り替える

 

「ベッドで寝るなら運ぶよ、お姫様」

 

「ううん、少しウトウトしただけだから」

 

私はアルフの膝から起き上がり立ち上がる。 それを心配そうに見るアルフに私は笑いかける

 

「大丈夫だよアルフ」

 

「本当かいフェイト?」

 

「うん。 屋上でジュエルシードを探してくるね?」

 

「なら私はフェイトのご飯を買ってくるけど......」

 

「うん、お願いねアルフ」

 

アルフと別れ屋上にやってくる。 屋上とだけあって風は少し強く、風は冷たいけどぼうっとした頭を覚ますにはちょうどいい温度だった。 リニスが作ってくれたバルディッシュを構え呪文を唱える

 

「バルディッシュ、行くよ」

 

「イエスサー」

 

「アルカス クレタス、範囲設定 広域探索」

 

「ゲットセット」

 

「探して青い宝石の輝きを」

 

意識を集中するとすぐに見つかる。 だが正確な位置をつかむ前に、魔力が切れて座り込んでしまう

 

「魔力切れか、弱いな私......」

 

でもこんなところで諦めるわけにはいかない、少し休んだら回収に向かおう。 リニスが残してくれたバルディッシュにアルフだっている。 私は母さんのために負けられないのだから

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