俺、踏み台転生者にされました   作:サクサクフェイはや幻想入り

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第三十二話 最後のジュエルシード ~フェイト視点~

~フェイト視点~

 

あの管理局の介入からというもの、ジュエルシードの集まりは芳しくなかった。 見つけたと思ったらすでに封印された後、ということが何度もあり空振りに終わった。 そして今回は

 

「だめだフェイト、今回も」

 

「みたいだね」

 

「やっぱり管理局に見つからないようにやるのは難しいね」

 

「そう、だね...... あと六個」

 

今回も封印された後だったみたいだった。 あと六個、一応サーチできる所はすべてサーチした。 後は

 

「行こうアルフ、後は」

 

「あぁ、たぶん海の中、だろうね」

 

私とアルフはその場を後にする

 

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数日後、私とアルフは海の上空にを飛んでいた。 残り六個のジュエルシードを強制的に発動させて位置を特定、封印をするためだ。 今回は少し無理をすることになるし管理局にもばれるけど、これ以上ジュエルシードをとられるわけにもいかない。 だから!詠唱を終え私は雷の魔力流を打ち込む。 もともと曇っていた空だけど、今は雷もなっている。 魔力流を打ち込み終えしばらくすると、ジュエルシードが発動したのか竜巻が発生し始めた

 

「残り六個、見つけた!アルフ、空間結界と補佐をお願い、全部封印するよ」

 

「任せといてフェイト!」

 

「行くよバルディッシュ、頑張ろう」

 

アルフの頼もしい声を聞き、私は発動した六個のジュエルシードに向かって相棒であるバルディッシュと共に飛ぶ。 竜巻一個一個はそうでもないけど、密集しているし、さっきの魔力流のせいか放電していてうかつに近づけない。 それにだんだん竜巻の風が強くなってきてる

 

「くっ!」

 

「フェイト!」

 

たまらず私は吹き飛ばされたけど、宙返りをして体勢を立て直す。 状況は悪いどころではなく最悪、でも母さんのために! 何度も何度も向っていくけど、そのたびに竜巻に吹き飛ばされる。 一刻も早く封印しないと、この間にも管理局の介入があるかもしれないのに。 冷静になろうと思えば思うほど私の思考は熱くなっていく。 そんな中、感じたことのある魔力を私は察知する。 戦い中にもかかわらずそちらを向けば、あの白い子、タカマチナノハが空から降りてきたのだ。 不覚にも戦い中だというのに、私はその姿にくぎ付けになる

 

「フェイトの、邪魔をするなー!!」

 

「違う、僕たちは戦いに来たわけじゃない!」

 

アルフがタカマチナノハに向かっていくけど、使い魔じゃなくて友達の男の子に防がれていた。 その後、遅れてもう一人の男の子も来たみたいで二、三言話すと竜巻のほうに向かっていってしまう。たぶんそんな男の子を放っておけなかったのか、アルフの攻撃を防いでいた男の子もその補佐に向かったようだ。 タカマチナノハは話し合いが終わると私に近づいてくる。 呆けている私に向かって

 

「フェイトちゃん!お願い、手伝って!」

 

タカマチナノハはそういうと、私に魔力を譲渡してくる。 その魔力はなぜか暖かく感じて、タカマチナノハをみるとなぜか笑っていた

 

「なのは、フェイト・テスタロッサ!」

 

「クロノ君!?」

 

どうやら周囲の警戒を怠っていすぎたらしく、執務感が来てしまったみたいだ。 警戒をしながらバルディッシュを構えるけど、そんな私の様子を見た執務官は気にせずに話を始める

 

「警戒するな、と言うのも無理な話だろうが聞いてくれフェイト・テスタロッサ。 時間がないから簡潔にアレを早急に封印したい」

 

そういってジュエルシードを指す執務官だけど、封印したいも何も今から封印するつもりだったのだ。 訳が分からないことを言う執務官に私はさらに警戒を強める

 

「二人の反応は分かるが事態は思ったよりも深刻だ。 六つのジュエルシードが一つに融合しようとしてる。 一つでアレだ、融合したらその被害は計り知れない。 だから早急に封印を施したい、二人とも頼めるかい?」

 

アレが融合する? 一つを封印しようとしても大変なのに、これ以上大変に? 執務官が嘘を言っている様子はなく、私は協力するために頷く。 タカマチナノハも頷き、封印しやすいように高度を上げようと飛ぶけど、あの子やアルフでも抑えきれない竜巻が私やタカマチナノハに向かってくる。 あまり魔力は使いたくないけど迎撃しようとするけど、剣が飛んでくる。 驚いてそちらのほうを見ると、いつものようにふてぶてしい態度で腕を組み、剣を射出しているh変な子の姿が。 今はジュエルシードの封印のほうが先決で、変な子にかまっている暇はない。  急いで上空に上がり

 

「行くよバルディッシュ」

 

「シーリングモード、セットアップ」

 

「せーの!」

 

タカマチナノハの掛け声で砲撃を発射する。 封印は見事に成功したけど、竜巻かはたまた封印の影響か波は高くて、すぐにはジュエルシードを回収できない。 歯がゆく感じながら波が引くのを待っていると

 

「友達に、なりたいんだ。 私、フェイトちゃんと友達に、なりたいんだ」

 

タカマチナノハが友達になりたいと言ってきた。 いきなりというのもあるけど、これだけ敵対しているのにこの子はなんでそんなことが言えるのかわからなくて、どう返事していいかわからなくて沈黙していたが。 紫色の雷が私たちの間を通り過ぎる

 

「母さん......」

 

今の雷は間違いなく母さんで

 

「フェイト、ずらかるよ!!」

 

いつの間にやらジュエルシードを六個回収したアルフが私にに声をてくる。急いでアルフと合流し、転移魔法を使ってこの場を離れた

 

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転移したのは母さんの待つ時の庭園、今回私は油断しすぎたから当然罰があるんだろうと思っていたのだけど

 

「そう、ジュエルシード六個ね。 魔力を放出して疲れたから休むわ、貴女達も今のうちに休んでおきなさい。 残りのジュエルシード、管理局が持つジュエルシードも後で回収してもらうのだから」

 

そういって母さんは大広間を後にした。 そんな母さんの態度にアルフは珍しがっていたけど、やっぱり私にはおかしいとしか感じなかった。 やはりあのへんな子に何かされた、あの巻物こそが原因だと。 でも今は魔力の放出しすぎでとっても眠い、母さんの言うとおり少し休ませてもらうことにした

 

~フェイト視点 end~

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