俺、踏み台転生者にされました 作:サクサクフェイはや幻想入り
~フェイト視点~
「んっ......」
「目が覚めたかい、フェイト」
「うん、アルフ」
まだ少し頭がぼぅっとするけど、起き上がる。 管理局の持つジュエルシードを集める前に仮眠をとったけど、思っていたよりも寝ていたらしい
「どうして起こしてくれなかったのアルフ」
急いで部屋を出て母さんが待っているであろう広間に走っていくのだけど、アルフは苦笑いしながら答える
「気持ちよさそうに寝てたしさ。 それに、フェイトはこの頃ゆっくり休んでなかっただろう? 最後の戦い前だし、せめて体調だけでも万全にしてほしくてさ。 バルディッシュだって賛成してくれたんだよ?」
その言葉にバルディッシュを見るけれど、バルデュッシュは反応しない
「それにあの鬼婆だ、フェイトが寝てても用があるなら起こしに来るさ」
そう呟いたアルフの声に私は俯く。 確かにそうかもしれない。 ようやく広間の扉の前につき、息を整えて扉を開ける。 扉を開けると母さんは目を閉じていた。 母さんを待たせてしまったみたいだ、謝らないと、そう思い急いで中に入る
「寝てるんじゃないのかい?」
「来たようね、フェイト」
「すみません母さん、遅れました」
遅れてきたことを謝罪したのだが、母さんは怒っていないし、怒るような気配がなかった
「気にしてないわ、よく眠れたかしら」
「え、はい。 体調はばっちりです」
気にしてないといわれて戸惑っていたところに、よく眠れたかなんて聞かれてさらに混乱する。 横でアルフは感心しているようだけど、急な変化に戸惑ってしまう。 確かに母さんは優しかったけど......
「そう、ならジュエルシードをと言いたいところなのだけど、今日は休みなさい」
「ど、どういうことだい!? こんな時に悠長にしてる時間は」
アルフが母さんに食って掛かるけど母さんは特に気にした様子はなく、普通に対応していた。 昔に戻った? でも、何か違うような気がする
「聞きなさいアルフ。 管理局はジュエルシードをあの白い子に預けたようなの、しかも明日朝一番で回収するようだからその時に回収すればいいわ」
「・・・・・・なんでそんなこと知ってるんだい?」
アルフが胡散臭そうに母さんに聞くと
「・・・・・・情報を提供してくれる者がいるのよ」
「あの変なガキンチョかい?」
「・・・・・・」
それに母さんは答えない。 結局、情報の提供者は誰かは分からなかったけど、たぶんそうだと思う。 あの変な巻物で母さんの行動を制限しただけでなく、管理局をも裏で手を引いてる? あの子にそんなことができるとは思えないけど、母さんを手玉に取った子だ、油断はできないし許せない。 その日は結局休むことになり、最後の戦いは明日に持ち越しとなった
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次の日の朝、久しぶりにぐっすり寝て体調は万全で、私は今タカマチナノハを追っている。 母さんに言われた通り、回収する直前は隙も大きいだろうからそこを狙ってだ。 回収ポイントなのだろうか、立ち止まるタカマチナノハ。 隙を伺い飛び出そうとすると
「ここならいいよね、出てきてフェイトちゃん、アルフさん!」
「「っ!?」」
つけていたのは気付かれていたようで、アルフと顔を見合わせて茂みから出る。 つけていたのはばれてしまったけど、目的を果たすためにデバイスを構える
「ジュエルシードを渡して」
「ううん、渡せないよ。 フェイトちゃんこそジュエルシードを渡して」
「「・・・・・・」」
睨みあう私とタカマチナノハ。 だがそのにらみ合いは突然登場した第三者によって崩された
「なぜジュエルシードを渡さないんだ! ジュエルシードを渡せば君は、プレシアの呪縛から解き放たれるのに!!今のままじゃ君は不幸のままだ!!」
その言葉に頭に血が上る。 母さんのこと何も知らないくせに!知らない他人が母さんのことを悪く言うな!
「何も知らないのに母さんのことを悪く言うな!」
「ならアルフ、君ならわかるだろう、このままじゃ!」
私が説得できないとわかると今度はアルフを説得しようとしているみたいだけど、感情が少しでもリンクしている私にはわかる、当然アルフも怒っている
「ごちゃごちゃごちゃごちゃうるさいよ!!フェイトは私に約束してくれたんだ、それをごちゃごちゃ言う資格は、アンタにない!!」
アルフはそのまま男の子を吹き飛ばす
『フェイト、こっちは任せな!!』
『うん、アルフもよろしくね』
念話で互いに会話をし、改めてタカマチナノハに向き直る
「ただ捨てればいいってわけじゃないよね、逃げればいいってわけじゃもっとない。 きっかけはたぶんジュエルシード、賭けようお互いが持ってる全部のジュエルシード。 それからだよ、全部それから。 私たちのすべてはまだ始まってもいない、だから本当の自分を始めるために始めよう、最初で最後の本気の勝負!」
タカマチナノハは変身し、デバイスを構える。 私とタカマチナノハは互いにデバイスを構えにらみ合いを続ける
なんか毎回フェイトちゃん視点を書くと短い気がする、なんでだろ?
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