俺、踏み台転生者にされました   作:サクサクフェイはや幻想入り

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第五十七話 これから、そして.......

あの襲撃の次の日、俺は家でまったりとしていた。 リンカーコアは抜かれたが、元々俺の魔力は微々たるもの。 王の財宝やサーヴァント運用は別口の魔力なのだ、そこまで問題ではない。 目下問題なのは

 

「あの仮面の男たち、何だったのでしょうか?」

 

「マスターの記憶の中に、あんな人たちはいましたか?」

 

マシュとリリィが聞いてくる。 昨日のことは直前まで一緒に見ていたのだ、疑問に思うのは当然だ。 だが、俺はその質問に首をひねる

 

「見たことがある、といえばあるんだが、登場はもう少し先のはずなんだ」

 

「先?」

 

「どういうことでしょう、マスター」

 

「どういうことも何も、もっと先出てて来るはずなんだ俺の記憶の中では。 俺や雑種の介入で未来を変えた、ということにしても今回の戦闘で出張ってくる必要がない」

 

あの仮面の男、いや正確には女か。 使い魔の女たちが出てくるのはもう少し先。 ギル・グレアムの使い魔で、リーゼロッテとリーゼアリア。 本局で動けない提督の代わりに動き、守護騎士たちを助け最終的には八神はやてごと闇の書を封印しようとした奴らだ。 今回出張ってくる必要は感じられない、そう思たのは本当だ。 リリィやマシュと言ったイレギュラーはいたものの、高町なのははほぼ戦闘続行不可能、フェイト・テスタロッサもあのまま続けていればやられていたのは確実だ。 雑種はどうでもいいとして、あのまま合流されれば本気を出せない俺は、物量に押しつぶされていた。 そもそも、雑種を蒐集したのだから今回はいい結果のはずだ。 アレでも、総魔力量は高町なのは、フェイト・テスタロッサを超えるのだ。 なので、たとえ二人に逃げられたとしても邪魔が入らないときに回せばいいはずだ。 わざと陽動を起こし、そっちに回るようにしてもいいわけだし。 なので、今回その猫姉妹の介入ではないと推測できる。 ならあれは誰なのか、ということになるのだが大体予想はついている。 あのお方と言う仰々しい言い方に、俺が死ぬことを知っている。 答え合わせをするのもバカバカしい、だが情報は共有しないといけない

 

「だが今回の一件、誰の差し金かは分かる」

 

「・・・・・・神、ですね」

 

吐き捨てるように言ったのは玉藻だ。 さっきの言い回しで気が付いたようだが、流石としか言いようがない。 それを聞いて、一気に顔が険しくなるマシュとリリィ。 ちなみに、ハサンはこの場に居ない。 今日も今日とて高町なのはやフェイト・テスタロッサの監視だ。 さっき来た念話によると、テスタロッサファミリーとハラオウン家は高町なのはのうちの近くのマンションに引っ越してきたようだった。 別に、俺には関係がないので気にしないでおく。 そんなわけで、結果はさっそく出てしまった

 

「目的は俺を痛めつけ、最後に殺すことだ」

 

「そんな!」

 

「そんなことが許されるはずが!!」

 

「落ち着け」

 

激昂するリリィだが、これが許されるのだ、神なのだから。 だが、死んでやるかは別問題だ。 俺だって死ぬつもりはないし、ただで死ぬ気はない。 それはさておき、今後のことについて話し合わなければならない

 

「これからだが、ハサンを除くみんなには護衛についてもらいたい。 俺もだが、高町なのはにテスタロッサファミリーに、だ」

 

「マスターは分かりますが、何故テスタロッサまで?」

 

玉藻が気に入らないという表情で聞いてくるが、こればっかりは言わせてもらう

 

「前回の件でこっちもかなり迷惑をかけたしな、その恩返しだ。 それに原作知識がこれからも役に立つかわからない、一応な。 ハラオウン家に関しては、自分らで身を守ってもらう。 一応警告はしておくつもりだが」

 

「わかり、ました」

 

納得は言っていないのだろうが、一応了解してくれる玉藻。 他の二人を見るが、一応は頷いてくれた。 今回、八神はやては一応大丈夫だと思うが、ハサンをつけておくことにする。 これからのことを決めるため、もっと詳しい相談に俺たちは入った

 

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~なのは視点~

 

昨日の襲撃事件の次の日、フェイトちゃんが海鳴の街に引っ越してきました。 本当は嬉しいはずなのに、素直に喜べない私がいる。 神木理樹君。 私を助けて傷ついた。 レイジングハートはボロボロで、それでもみんなを逃がすために、結界を破壊するために力を貸してくれた。 私自身も傷ついて注意力散漫になっていたというのもあるけど、後ろからの攻撃には気が付けなかった。 なのに神木君は紅い子と戦いながらもそれに気が付き、私を救ってくれた。 その時私は抱き上げられてになんだか気恥しかったけど、神木君の声で正気に戻りスターライトブレイカーを撃った。 私とレイジングハートのスターライトブレイカーは見事に結界を破り、終わったと思った瞬間私は神木君に投げ捨てられた。 でもそれは私を巻き込まないためで、投げられて黒い騎士さんなのかな? にキャッチされたときに私が見たのは、神木君の胸から手が生えていたところだった。 その手のひらには小さな光があって、そこから私の視界はふさがれた。 気が付いた時にはことが終わって、私は本局で治療してもらった後だった。 その時に聞いた、神木君はお腹を貫かれて重傷になり手術中だって。 そこに向かうとクロノ君とユーノ君が椅子に座ってうつむいていた。 私はそれがなんだか嫌で、扉の前に立ち尽くしていた。 直後手術が終わり、神木君はベッドに寝せられていた。 それを見て涙があふれて、気が付いた時にはクロノ君に羽交い絞めにされてた。 これは後になって聞いたけど、私は錯乱して神木君に抱き着こうとしていたみたい。 私は覚えてないけど。 その後も、神木君の病室に行ったけど面会謝絶で、クロノ君に管理局の偉い人から話があるといわれてついていったけど、話は聞いていなかった。 たぶんなにかは話しているし、受け答えもしっかりしてたと思う。 クロノ君は何も言ってこなかったし、フェイトちゃんも何も言ってこなかったから。 そのフェイトちゃんも、織君のことで参っていたみたいだったけど。クロノ君と本局に戻った私は、真っ先に神木君の病室に行った。 面会謝絶は取り消されていて問題なかったけど、検査やら遅い時間ということもあってクロノ君に追い出されたけど。 そしてその後話もあったような気がするけど、もやがかかったみたいに思い出せない。 家に転送してもらったけど、そこからは何もする気が起きずに寝てしまった。 朝、クロノ君が昨日の内容を覚えているかと言うメールを送ってくれなければ忘れていたと思う。 クロノ君曰く、神木君はもう回復して家にいるみたいだった。 それで少しは気持ちが上向いたけど、会いたいよ神木君......

 

「なのは、それにフェイトも、何かあったの?」

 

「え?」

 

「な、何かって?」

 

「えっと、何かそんな感じが私もするんだけど......」

 

「ほほぅ、中々に鋭いね二人とも」

 

プレシアさんとリンディさん、それとお母さんが話している中、アリサちゃんにそうそっと聞かれて言葉に詰まる私とフェイトちゃん。 アリシアちゃんは、そんな私たちとアリサちゃんとすずかちゃんを興味深そうに見ていた。 前回のことは片付いたけど、今回の事はまだ始まったばかり。 それに魔法関連だ、言うわけにはいかない。 それと別に、神木君のことを快く思っていないアリサちゃんとすずかちゃんに言っても、困らせるだけ、なら

 

「ううん、何でもないよ?」

 

「なんで疑問形なのよ......」

 

私の返事に呆れたアリサちゃんはそれ以上聞いてくることはなかった。 たぶん、私がまた隠し事をしているのが分かってるんだと思う。 心配そうに見てくるすずかちゃんも同様だと思う。 ごめんねアリサちゃん、すずかちゃん。 今回も巻き込むわけにはいかないから、私はうそをつく。 そんな私をアリシアちゃんは複雑そうな目で見ていた

 

~なのは視点 end~

 

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