俺、踏み台転生者にされました   作:サクサクフェイはや幻想入り

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第六十二話 スーパー銭湯

「みんなで銭湯に行きましょう!!」

 

「はぁ?」

 

どうやら、玉藻が少しばかりバカになってしまったらしい。 ご機嫌にしっぽを振りながら、そんなことを言い出した。 俺のそんな冷たい反応にもめげず、玉藻は絡んでくる

 

「え~? マスター、ノリ悪いですよ~」

 

「・・・・・・」

 

これでイラついてしまった俺は悪くないと思う。 実際、ここのところ雑種やフェイト・テスタロッサのせいでストレスが溜まり、イライラしているのだ。 だから、無言で立ち上がり玉藻の頭をアイアンクロウした俺は悪くない。 玉藻は痛がっているが、気にしない気にしない。 そんな様子を見かねてか、マシュが一枚のチラシを持ちながら近づいてくる

 

「マスターマスター、玉藻さんが言っていたのはこれの事です」

 

「うん?」

 

マシュからチラシを受け取り、内容を見てみる。 海鳴スパらくーあ、新装開店のお知らせ。 どうやら近くに、スーパー銭湯ができたようだ。 なのだが、行く必要性が感じられない。 銭湯と言うのは心惹かれるものがあるが、家に風呂があるし。 すると、マシュが耳打ちをしてくる

 

「マスター」

 

「なんだ?」

 

玉藻は俺にアイアンクロウをされているため、騒がしくて聞こえないらしい

 

「玉藻さん自分が入りたいのはありますけど、マスターのためなんですよ?」

 

「俺のため?」

 

「マスター、この頃疲れて帰ってきてますよね? それを心配して、疲れは仕方ないにしても心だけでもリフレッシュできないかって、一生懸命考えてたんですよ?」

 

「・・・・・・」

 

「うぅ~、ひどいですよマスター......」

 

頭を抑えつつ、涙目で睨んでくる玉藻。 流石に俺のためということを聞けばバツが悪く、俺はリビングを出ようと玉藻たちに背を向け歩き出す

 

「マスター?」

 

「準備しろ、行くんだろ銭湯」

 

「っ~!もうっ!ツンデレなんですから!」

 

「ええい!は な せ!!」

 

後ろから抱き着いてきた玉藻、何とか拘束から抜き出しつつ玉藻を投げる。 投げたのだが、綺麗に着地しこちらをニマニマ見てくる始末。 本当にイラっと来たが、そのまま無視して扉を開けると

 

「早く行きましょう、銭湯!」

 

何故か準備万端な白百合の騎士がいた

 

「・・・・・・俺が行かないっていったらどうするつもりだったんだお前」

 

「えぇ~、ないわー。 この王様、ないわー」

 

「あはは......」

 

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~マシュ視点~

 

どうも皆さん、おはこんばんにちわ。 初めての個別視点ということで、ちょっとテンパっているマシュ・キリエライトです。 初めてのスーパー銭湯でちょっと緊張していますが、大丈夫です。 ようやくスーパー銭湯に着いたのですが、男湯と女湯でマスターと別れてしまい落ち込んでいる玉藻さん。 大きなお風呂ということで、瞳を輝かしているリリィさん。 ハサンさんはなぜか銭湯で合流しました。 その理由は、銭湯の中に入った瞬間分かりました。 ハサンさんの監視対象である八神家の皆さんなんですが、なぜか銭湯に居たりしました。 マスターに念話をとってみると、知ってるということでした。 でも、今回は慰労目的なので無視してもいいらしかったです。 でも玉藻さんは、別の場所を見ていたりします。 その場所に目を向ければ、高町なのはとその姉、友達に、問題のフェイト・テスタロッサがいました

 

「玉藻さん、向こうは知らないのですからそんなに睨んでは......」

 

「それは私もわかってますよマシュ。 でも、分かっていても睨んでしまうんです。 貴女も、そうでしょう?」

 

玉藻さんはまっすぐに視線を向けてくる。 ・・・・・・確かに、その通りだった。 私も、そちら側を視界にいれないようにしている。 こんなこと思いたくはないが、彼女たちが居なければマスターはこんなつらい思いをしなくて済んだ。 そう思ってしまうから。 マスターは優しいから、背負わなくてもいいものを背負ってしまう、そんな人だから

 

「せっかく慰労に来たっていうのに、台無しです」

 

「なら気にせずに楽しめばいい、それだけでしょう?」

 

さっきまで輝かせていた瞳はどこへやら、何の感情を伺わせない瞳でリリィさんは彼女たち一行を見ていた。 私もその目線につられてみるが、やっぱりさっきと同じことを思ってしまう 

 

「まぁ、リリィさんの言うことも一理ありますね」

 

どこか冷たく感じる玉藻さん。 すぐに彼女たちに背を向け、他のお風呂に歩きだす。 私はその背を追って歩き始める。 楽しそうに談笑をしている二人を見ながら、私はマスターのことを考える。 マスターは、ちゃんと休めているんでしょうか? でも、その心配は杞憂で。 出入り口で落ち合ったマスターは、どこか満足げな顔でした。 逆に、ハサンさんがどこか疲れた様子なのは気になりましたけど。 ともあれ、マスターが元気になったのを確認し、ホッと胸をなでおろす玉藻さん。 どこか一歩引いて私たちのことを考えてくれる玉藻さんに感謝しつつ、その場を後にしました




すまない、短くて済まない...... 何とかサウンドステージねじ込んだけど、こんなのしか出てこなかったんだ。 すまない......
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