俺、踏み台転生者にされました   作:サクサクフェイはや幻想入り

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皆様の感想が予想よりも多くて、ビビっている作者です

まだまだ続きますので、最後までよろしくお願いします

あっ、そう言えばここからの闇の書戦、映画準拠です。 理由は単純に、好きだから。 この戦闘が終われば、また原作に戻しますので


第七十四話 Beginning of the end

「起きろ、起きぬか!!」

 

「ぐおぉぉぉぉ......」

 

頭にかなりの衝撃が走り、飛び起きて頭を抱える。 本当に割れたんじゃないかと言うぐらい痛かったが、頭を触る限り割れていないようだ。 しばらくのたうち回っていたが、ようやく痛みも引いてきたので涙目になりながら周りを見る。 すると、目の前には金ぴかが。 いや、英雄王か

 

「ど、どうも英雄王。 いま頭が痛いんですが、どういう状況でしょうか?」

 

「たわけが。 貴様がいた空間が崩れそうだったので助けてやったと言うのに、その態度か」

 

「い、いえ。 ありがとうございました」

 

助けてもらったと言うならお礼をするのは当たり前だが、質問に答えてもらっていない。 と言っても今の様子から察するに、答えるつもりもないのだろうけど。 お礼もそこそこに、周りの確認だ。 前に来た時と同じような空間のようだが

 

「それで英雄王、何故俺をここに?」

 

「うん? まぁ、神殺しをしたみたいだったからな、我直々に招待したと言いうわけだ」

 

「えーっと、ありがとうございます」

 

少し上機嫌になる英雄王に困惑しつつ、お礼を言う。 その礼を受けて満足そうに英雄王は頷くと、王の財宝からワインを取り出し飲み始める

 

「貴様も一杯どうだ、道化?」

 

「いえ、未成年なので」

 

「む? あぁ、日本は法で決まっているのだったな」

 

そう言って一人でハイペースで飲み進める。 ひとしきり飲んで満足したのか、ワイングラスをサイドテーブルに置き、俺を見据える

 

「さて、さっきも言ったが神殺しをしたようだな。 まぁ、別の神、それも人類悪の力を借りたようだが」

 

そう言って楽しそうに嗤う英雄王。 神殺しをするのには俺の力だけでは無理だ、それをわかっているはず。 あくまで俺の口から言わせたいらしい

 

「・・・・・・たとえそうだとしても、俺だけでは(クソ野郎)を殺せません。 だから力を借りたまでです」

 

「別に悪いとは言っておらぬ。 ただ、自分も嫌っている神の力を借りてまでアレを殺したいと思ったら、笑いがこみあげてきてな」

 

「・・・・・・」

 

まぁ、ある意味でいい性格している英雄王だ、この程度ならそこまで頭に来ないのだが

 

「む? あちらも面白くなっているようだな」

 

突然俺から視線が外れたと思ったら、俺の後ろを見ていた。 後ろに何かあるのかと思い見てみると、空中に映像が映し出されていた。 そこにはそれぞれのデバイスを構え、対峙する高町なのは達の姿が

 

「助けたいと言いながら戦う、矛盾だな。 それに高町なのは達(あの子供ら)のやってることなど所詮善意の押し付けにしかすぎん、そこらへんはどう思う道化」

 

「・・・・・・確かに高町なのは達(アイツ等)のやってることは善意の押し付けにしか過ぎないでしょう。 人には人の信念がある。 守護騎士たちは八神はやてを助けたい、手段はどうであれ。 高町なのは達は、迷っている守護騎士たちひいては八神はやても助けたい。 目的は同じはずなのに、戦う。 どちらも言葉が足らないから」

 

「なら話し合えば解決すると?」

 

「しないでしょう。 その段階はもう通り過ぎてますから」

 

「だから戦う。 愚かなものだ」

 

俺はその言葉に何も答えず、英雄王に背を向ける

 

「なんだ、貴様は鑑賞しないのか道化」

 

「えぇ。 俺も首を突っ込んでいますから。 最後までやるつもりですよ」

 

「ククッ。 また傷つきに行くと、そう言っているのか?」

 

「・・・・・・けじめは、つけなければならないでしょう?」

 

振り向いて嗤っている英雄王を見る。 本当に性格が悪いと思う

 

「ククク、はははははは!本当に貴様は面白いな道化、気に入った!これを持っていけ」

 

そう言って放り投げられたのは前回と同じ鍵

 

「今回のカギで、我が宝物庫のすべての宝具原点、中身を複製させてやる。 ありがたく思え!」

 

「ありがとうございます」

 

早速王の財宝にかぎを差し込み、捻る。 すると前回のように鍵の感触が消える。 これで、すべてが使えるわけか

 

「それと道化。 お前とサーヴァントとだが、契約は切れていない」

 

「・・・・・・」

 

「その顔は分かっておったか」

 

サーヴァント。 あの空間で消えた玉藻たちだが、なんとなくパスはつながっているような感じはした。 それに、腕には令呪が残っている。 つまり、一時的に消されただけで呼べば戻てくるということだ。 だから俺もあまり取り乱していないのだ

 

「ならばいい。 後必要なら我を呼ぶと良い、理樹」

 

「へ?」

 

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~高町なのは視点~

 

はやてちゃんのお見舞いを終えて、アリサとすずかちゃんが帰ると、シグナムさんたちについてくるように言われた。 前にはシグナムさん、後ろにはシャマルさん。 元々逃げるつもりはなかったけど、逃げ道はなかった。 後ろについて行き、たどり着いた場所は屋上。 でも私はここで違和感を感じる。 誰かがいなかった。 一緒に屋上まで来たはずなのに、誰かがいない。 でも、そのことを確認している暇はなかった。 ヴィータちゃんがいきなり飛んできたからだ

 

「ヴィータちゃん、どうして!?」

 

「邪魔、すんなよ...... あとちょっとなんだよ、闇の書の収集も。 あとちょっとで、はやては元気になって私たちのところに帰ってきてくれるんだよ。 だから、邪魔すんなぁぁぁぁ!!」

 

辛うじてプロテクションの展開が間に合ったけど、ヴィータちゃんにどんどん押されていく。 そのままフルスイングで、私を飛ばすヴィータちゃん。 私は何とか体勢を整えるけど、そこに追撃が入る

 

「なのは!!」

 

「なのは!」

 

フェイトちゃんと織君の声が聞こえる。 けどそのことを気にしている暇はない。 プロテクションにハンマーが当たり、爆発を起こす寸前で何とかバリアジャケットの装着が間に合う。 あの様子じゃヴィータちゃんは話を聞く耳すら持ってない。 なら。 炎の中を歩いて外に出るとヴィータちゃんの声が

 

「悪魔め」

 

悪魔...... そう言われて落ち込むけど、話を聞いてくれるなら

 

「いいよ、悪魔で...... 悪魔らしいやり方で、話を聞いてもらうから!!」

 

「らぁ!!」

 

私のレイジングハートとヴィータちゃんのデバイスがぶつかり合う

 

「あたしらが闇の書のこと一番知ってんだ!だから部外者が口出しすんじゃねぇ!!」

 

「ならなんで。 どうして闇の書なんて呼ぶの!!どうして本当の名前で呼んであげないの!!」

 

「本当の、名前?」

 

その言葉に何かを思ったのか、ヴィータちゃんの闘志が弱まる。 さっきまで持ち上げていたデバイスも、今はおろしている。 今なら話を聞いてもらえるかもしれない。 でも

 

「バインド、また!?」

 

「なのは!!」

 

フェイトちゃんがいち早く私の状況に気が付いて、周囲を警戒し始める。 私もバインドを解こうと必死だけど、解けない!フェイトちゃんは何もないところを切り始めたけど、そのうちにそこのところだけ景色がぐにゃぐにゃし始める。 そうして現れたのは、この間の仮面の人で。 今なら手負いだけど......

 

「ダメ!フェイトちゃん!!」

 

二人目がフェイトちゃんに飛び蹴りをし、その隙に手負いの方が全員が捕える。 なんで、守護騎士のみんなまで。 そして、闇の書が二人の手に。 そんな、いつの間に!? 光始める闇の書。 そして

 

「な、なんで守護騎士のリンカーコアが!?」

 

わからないけど、今の状況はまずい気がする。 必死にバインドを解こうとするけど、解けない!

 

「最後のページは不要となった守護者、自らが差し出す。 これまでも幾たびか、そうだったはずだ」

 

「確かにそうかもな。 だが、例外だって存在するだろう?」

 

~なのは視点 end~

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