俺、踏み台転生者にされました 作:サクサクフェイはや幻想入り
これも皆様おかげです!目標も達成したことだし、もう終わりでもいいよね?(ニッコリ
冗談はさておき、もう終わりも見え始めていますが、もう少しお付き合いください
~はやて視点~
「それじゃあ、上映開始や。 レイジングハート、たのむで」
そう声をかければ、レイジングハートは応えるように点滅した後、理樹君の記憶が映し出される。 最初に映し出されたのは、どこかの公園。 理樹君が友達と遊んでいるところで、そしてこの後なのはちゃんと出会うところやな。 あー、でも
「え......」
「レイジングハート、ここは飛ばしてもらってええで?」
ちょうど、理樹君がなのはちゃんに声をかけたところで飛ばすように言う。 なのはちゃんは信じられないみたいな声をあげる。 その顔はなぜか蒼白。 覚えがないんやろうけど、まぁ仕方ない。 私は知ってるけど、理樹君はクスリかなんかで記憶を封印したみたいやしな。 出会いのシーンは飛ばされ、なのはちゃんや他の子と遊んで家に帰る理樹君。 あー、レイジングハートもなかなかわかってるみたいやな。 チョイスはいいけど、少々きついものがある
「は?」
「え?」
「そういう、事だったのね......」
アリサちゃんもすずかちゃんも意味が分からないという声をあげこちらを見るけど、プレシアさんは理解しているみたいだった。 私はアリサちゃんとすずかちゃんに続きを見るように促す。 でも、それに納得できないのか、声をあげる
「神様がこんなことを? いや、嘘だ!アイツが何かやったんだろう、はやて」
「理樹君が記憶を改ざんするようなことをするようには思えないんやけど? 仮にしてたとして、何のメリットがあるんや?」
「それは!そうだが...... でも、あの神様はいい人で!」
「黙ってみとき。 それですべてが分かるから」
相手にするのも面倒くさくなった私は、そう言って理樹君の記憶を見る。 ちょうど、藤森織がなのはちゃんを守っているところだった。 それから家に帰って、
「・・・・・・アイツ、どうしてここまで?」
「うーん...... どうしてかって言われてもなぁ....... 記録してるのは記憶だけやからどういう思いで、って言うのは分からないんや。 でも、記憶を見る限りでは未来を知っていたから、だと思う」
「未来を知っていたって...... じゃあジュエルシードの事件も、今回の闇の書事件も知っていて!」
「フェイト、落ち着いてくれ。 確かに彼は未来を知っていた、だが未来を変えようにも行動を制限されていたんだ。 誰か、何て言わなくてもわかると思うが」
見ていられなくなったのか、アリサちゃんは私に質問してくるけど私はそう答えておいた。 実際は分からない、言った通り記憶は記録されていても、感情は記録されていないから。 フェイトちゃんの疑問は、クロノ君が答えてくれた。 みんな、と言っても私の騎士たち以外は目をそらしていた。 それをレイジングハートも感じたのか、次の場面に切り替わる。 後はみんなの知っているジュエルシード事件、でも見るのはその裏側。 神木君がどのようなことをしていたか、だ
「これは、最初の、ユーノ君と出会ったときの戦闘?」
「アイツが街を更地にした時の......」
なのはちゃんの顔色は相変わらず悪いままで、それでも椅子に座りながら見ていた。 藤森織は嫌なことを思い出したといわんばかりの表情で見ていたけど、戦闘も終わり少しした時、表情が一変した
「更地になった町が、戻ってる?」
「そ、そんなことって可能なの!?」
「・・・・・・ある程度は、可能だ。 でも、すべて元に戻るって言うのは難しい。 僕も初めて知ったが、藤森、君に言われるまでもなく彼はそこら辺考えていたらしいぞ?」
場面は変わり、二度目の戦闘。 場所は神社のようで、リリィさんと合流したところのようだ。 すると、リインフォースが感嘆の声をあげる
「ほぉ」
「リインフォース?」
「あぁ、いえ。 彼には驚かされるな、と思いまして」
「?」
「彼のレアスキル。 剣を射出するあれですが、微調整をしてから撃っているのだなと」
「微調整、ですか?」
「あぁ、リインフォースの言う通りだ。 彼は必ず、石畳の隙間に刺さるように調整している。 しかも、アレだけの数にもかかわらずだ。 すごいコントロールだ」
私とすずかちゃんの疑問に答えたのは、シグナム。 確かに注意深く見ていると、射出された剣はすべて石畳の隙間に刺さっていた。 精密なコントロールどころの話じゃないような気がするんやけど...... 他にもプールでの戦闘、理樹君が藤森織に絡んだり。 そして
「これが真実だよ、フェイト。 お母さんは契約によって語れないけど、私は見てたから知ってる。 お母さんを治したのも理樹だし、私だって......」
「・・・・・・それでも、それでも神木のしたことは許せない。 母さんの想いや、葛藤を利用した。 私のことだって人形だって...... それに、なのはや織、アリサやすずかだって嫌な思いをさせられてきた」
「フェイト......」
「だから今すぐには許せない。 でも、これに何かを書き込むのは、もう少し考えてからにする」
「そっか」
今はそれが妥当な落としどころ、そう思ったのかアリシアちゃんは納得したように頷く。 まぁ理樹君の自業自得やけど、ようやく勘違いと言うか誤解と言うか、それは正せたみたいやな。 そしてジュエルシード事件も終わりを告げ、神との邂逅。 と言っても、見てて気持ちのいいものではない
「アレが、本当に神様なの?」
「まぁ、すずかちゃんの言いたいことは分かるで? そこらへんは、藤森織が知ってるんやない?」
「違う、アレは僕の知っている神様じゃない。 そうか、他人の空似。 そうだ、そうとしか考えられない」
「・・・・・・はぁ」
すずかちゃんの問いに、藤森織に目を向けてみれば一人でぶつぶつ何かを言っていた。 思わずため息をついた私は悪くないと思う。 場面は切り替わり、ちょうど私と会った頃の理樹君だった。 まぁ、あの時は何かあったんやろなぐらいにしか思わなかったけど、結構重い事情抱えていたんやな。 そして私の誕生日。 あの時は怒りでぶん殴るとか言ってたけど、事情があったんやなーと思いつつ苦笑い。 まぁ、そんなこと知らなかったんやから仕方ない!後は闇の書事件や。 ヴィータ達は居心地悪そうにしていたけど、まぁ、私のためやからそんなに怒ってはいない。 そんなに、やけどな。 シグナムが私との約束破っていたり、みんなが危険なことをしているけどそんなには怒っていない。 事件も終盤になり、神との二度目の邂逅。 アレにはレイジングハートも気を使ったのか見せることはなかったけど、まぁ、それが賢明や。 こうして理樹君のダイジェストは終わりを迎える
「まぁ、こういうことや。 あんまり理樹君のこと誤解してほしくないから見せたけど。 もちろん、理樹君にも原因はあるけどな?」
こう締めくくり、レイジングハートにお礼を言う。 何とも言えない空気の中、口を開いたのはクロノ君だった
「・・・・・・なのは、行こう。 流石にこれ以上は遅くなるといけない」
「・・・・・・」
なのはちゃんはそれには答えず、どこか虚ろな表情でフェイトちゃんに支えられながら帰っていく。 相当堪えたみたいやな
「なのは、大丈夫かしら」
「まぁ、なるようになるんちゃう? 後は理樹君となのはちゃん次第、だろうけど」
「そうだね......」
二人は心配そうになのはちゃんが出て行った扉を見ていた
「はなら、私たちも帰ろか」
~はやて視点 end~
はい、そんなわけで皆さんお待ちかねのネタバレ回でした。 皆さん納得のいくようなものでしたでしょうか? まぁ、雑種はねぇ......
そんなわけでまだ続きますのでお付き合いください