俺、踏み台転生者にされました   作:サクサクフェイはや幻想入り

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えーっと、ネタバレ回の話ですが、いったん意見があるとは思いますが飲み込んでください。 ちょいちょいとこの後の話も書いてるもので...... それを全部書き直すとなると、流石にやる気が...... そんなわけで申し訳ないですが、ネタバレは前回で終わりということで...... 

ちょいと書き直したいところも出てきてますので、リメイクを出せたら出すかも......


第九十二話 訪問

~なのは視点~

 

朝、目が覚める。 少し頭は痛くて寝不足だけど、行かなきゃ。 昨日、すずかちゃんの家からどうやって帰ってきたのか、よく覚えていない。 たぶんフェイトちゃんが支えてくれていたと思うけど、詳細には思い出せない。 その後は家に帰ってきて魔法の話をしたけど、内容は覚えていない。 ともかく、着替えなきゃ。 そう思って立ち上がると、立ち眩みがする

 

「うっ......」

 

ベットに手をついて倒れるのをこらえる

 

「マスター」

 

「大丈夫だよレイジングハート。 着替えたら神木君の家に案内、よろしくね?」

 

「・・・・・・」

 

レイジングハートは直接は応えてくれなかったけど、点滅はしてくれた。 ひどく鈍く痛む頭をそのままにして、着替え始める。 着替え終わって一階に降りると、お母さんとすれ違う

 

「お母さん、おはよう」

 

「おはようなのは、出かけるの?」

 

「うん、大事な用事があるから」

 

そう言ったら、お母さんの表情は険しくなった。 どうしたんだろう? よくわからないけど、行かなきゃ

 

「それじゃあ、行ってきます」

 

「待ちなさい、なのは」

 

「お母さん?」

 

「そんなに顔色悪いのに、どこに行くの?」

 

寝不足と頭痛で顔に出ていたみたいだ

 

「大事な、用事なの。 お願い、お母さん」

 

お母さんに頭を下げる。 自分勝手だけど、今回は本当に大事な用事なんだ。 たぶん、今を逃したら一生聞けない気がするから。 そんな思いを込めて頭を下げていると

 

「・・・・・・わかった、少し待ってて」

 

そう言って、お母さんはリビングの方に向かっていく。 よくわからなかったけど、その場で待っているとお母さんはサンドイッチを持っていた

 

「これ、朝ご飯。 ちゃんと食べないと」

 

「でも、食欲が......」

 

「それでも、よ。 調子が悪いなら、なおさら食べなくちゃ。 それと、今回は何も言わないけど、次は止めるからね? なのはが思ってる以上に顔色、悪いんだから」

 

「お母さん、ありがとう」

 

「いいのよ、お母さんだもの。 行ってらっしゃいなのは、気を付けていくのよ」

 

お母さんに送り出されて、玄関の門を出る

 

「行こう、レイジングハート」

 

~なのは視点 end~

 

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朝、いつも通りに目が覚める。 結局、月村邸から帰った後、ケーキを買って家でクリスマスパーティーを開いたのだが、阿鼻叫喚な状態に。 酒を飲んで酔ったのか、玉藻は俺に抱き着いてくるし、リリィはケーキをドカ食い。 マシュはマシュで、そのケーキをドカ食いするのに合わせ、ケーキを作ってるし、ハサンは永遠に飲み食い繰り返しているし。 なんかよくわからないクリスマスパーティーだった。 まぁ、みんな楽しそうだったのでよかったが。 結構夜遅くまでやっていたためか、リビングには珍しく誰の姿もなかった。 適当にトーストを焼き、それをリビングの机の上に置き、新聞を広げる。 新聞を見ながら記事を見るが、特段面白いものはない。 謹慎のため任務もないし、久しぶりにゆったりとした朝だった。 謹慎も期間が決まり、年明けから俺は書類仕事らしい。 後は必要に合わせて、任務と言う形のようだ。 こうなると学校も行かなくてもいいかな、と思いつつ新聞をとたたむ

 

「おはよう、ございまふ......」

 

「眠そうだな、マシュ...... おはよう」

 

「おはようございます」

 

「リリィもおはよー」

 

「あ”ぁ”ー......」

 

「玉藻は二日酔いか? サーヴァントも二日酔いするんだな......」

 

そう言いながら席を立ち、玉藻に水を出す。 それを受け取り、一気に飲み干す玉藻。 にしても、サーヴァントも二日酔いするのか。 まぁ、蔵から出したかなり度数の高い酒だったからな、サーヴァントでも二日酔い、するのかなぁ? そんな疑問はさておき、気配を消して入ってきていたハサンにも、挨拶をする

 

「ハサン、別に気配を消す必要はないぞ?」

 

「・・・・・・バレてましたか。 もう、マスター殿には敵いませんね。 後敵うとしたら、初代様くらいでしょうか」

 

「いや、山の翁と比べられてもなぁ......」

 

そんな会話をしていると、玄関のチャイムが鳴る。 時間にして九時半くらい。 俺の家を訪ねてくる人物なんかに心当たりはないが、客は客だ。 出ないと失礼だな

 

「私が行きましょうか、マスター殿?」

 

「いや、俺がいく。 マシュ、悪いがリリィたちの朝飯を」

 

「はい、お任せください」

 

若干寝ぼけているマシュだが、多分大丈夫だろう。 玉藻たちのご飯はマシュに任せ、俺は来客の対応をすることにした

 

「はーい、どちら様ですか?」

 

「「・・・・・・」」

 

ドアを開ければ、そこには予想外の人物が。 ドアを開けた瞬間、俺は黙り込んでしまう。 尋ねてきたのは、高町なのは。 予想外すぎる。 お見合いのように黙っている時間が続くが、これではいけない。 よく見れば、高町なのはの顔色は悪い

 

「・・・・・・何か用か? それに、顔色も悪いが」

 

「ええと、その、あの......」

 

ようやく絞り出すみたいな感じで言う高町なのはだが、それっきり黙ってしまう。 いや、本当になんなんだ? 用があってきたみたいだが、いつも以上にはっきりしない。 本人がこれではらちが明かないと思い、首にかけているレイジングハートに目を向けるが応える気配はない

 

「用があるから来たんじゃないのか? どうやって家を知ったのかは知らないが」

 

実際、クラスメイトにも家の場所は教えていない。 仕事柄、リンディさんたちは俺に家の場所は知っているが、あの人たち、特にクロノが俺の許可なしにばらすとは思えない

 

「ええと、その...... っ」

 

「お、おい!」

 

いきなり泣き始めた高町なのはに俺は戸惑い、大きな声を出してしまう。 それを聞いたサーヴァント達は、玉藻以外が出てくる

 

「マスター、どうしたんですか? む?」

 

「えーっと、高町なのはさんですか?」

 

「泣いておられますな」

 

「いや、俺も何が何だか。 いきなり泣き始めて。 ともかく、マシュ運んでもらっていいか?」

 

「わかりました」

 

マシュに運んでもらい、リビングで一息つく。 流石に玄関先で泣かれるのは、色々な意味で困る。 ご近所さんとか、ね? リビングに運んだはいいが、空気が悪い。 その原因は言わずもがな、玉藻だ。 玉藻が睨んでいるからだ。 相変わらず泣いている高町なのはに戸惑いつつ、玉藻に声をかける

 

「玉藻、睨むのもその辺にしてやれ」

 

「・・・・・・むぅ」

 

睨むのをやめ、テレビの近くにあるソファーに移動する玉藻。 本当に迷惑をかける。 マシュやリリィも、飲み物を出すとソファーの方に移動してしまう。 ハサン? 霊体化して、外に出ている。 いや、なんでだよと思わなくもないが。 泣きじゃくる高町なのはに聞いても何も答えられないだろうから、今度はレイジングハートに質問する

 

「それで、なんで来たんだレイジングハート」

 

「・・・・・・マスターは知りたがっています、自分が覚えていないことを」

 

「・・・・・・」

 

今度は俺が黙る番だった。 自分が覚えていないこと、つまり記憶のことか。 何故、とも考えるまでもなく答えは明白だ。 はやての仕業だろう。 いや、仕業と言うのは失礼か。 あの場で俺は説明せず、はやてに任せきりで帰ったのだから。 自業自得、と言うわけだ

 

「貴方が封印した記憶を」

 

「・・・・・・なんでお前が知っている、レイジングハート」

 

「夜天の書に記録されていた貴方の記憶を、私に移し、皆様に見せたからです」

 

「アイツ」

 

まさかそこまでするとは。 予想外もいいところだった。 たぶん、所々はカットしたのだろうが、俺の記憶はほぼ見せられたと思っていいだろう。 まさかそこまでするとは思わなかったが

 

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