早速ですが嘘ついてすみません。今回で終わりませんでした!たぶん最後まで書いてたら、この二倍以上になると思って分けました。
本当は6/15の千葉県民の日に投稿したかったけど、投稿したいがために中途半端はいけないと思って諦めた。くそぅ。
ただそのくせ自信ないですが、楽しんで頂ければ嬉しいです!
時は少し戻り……
「研くん…遅いわね」
彼が出てからもう少しで10分が経とうとしている。すぐに戻ると言っていたのに…。
「待っててとは言われたけど…」
姉さんも戻ってこない。そのことに私は不安を抱いていた。
研くんは間違いなく姉さんと話しているはず…だとすればこの時間のかかりようは何かあるに違いない。
だが彼は、待っててくれ、と言った。それに逆らいたくないはない。
「でも………」
私は立ち上がって、部屋から出た。
姉さんに負けたくない。その一心で。
◇◆◇
最初にキッチンを覗いてみた。
お湯は沸いていたが、肝心の茶葉の方は手付かずの状態だった。姉さんは用意していたのに、まだ淹れていなかったのね…なぜかしら?
「雪姉ちゃん?」
「っ!…あ、あら、玲那ちゃん。帰っていたの?」
背後から声かけられて少しびっくりしてしまった。
考えごとをしていたということもあるけれど…研くんにしても玲那ちゃんにしても気配消すの上手よね。それとも私が気づかなすぎるのかしら?
研くんに初めて話しかけられた時もこんな感じだったわね、懐かしいわ。
……?なんだか玲那ちゃんの顔、いつもと少し違う?
「…玲那ちゃん、もしかして泣いてた?」
「え…どうして?」
「目元が少し赤いから…そうかと思って…」
「…その。うん。…陽姉ちゃんに相談したときに」
「え?姉さんに泣かされたの?」
「ち、違うよ?ちょっと、嬉しくて泣いた…というか…」
「そうなの…ならいいのだけれど」
姉さん、なに言ったのよ…!
「そうだ玲那ちゃん。研くん、知らない?」
「お兄ちゃんなら外にいると思うけど…」
「外?どうして…」
「その…私が泣いちゃった時、ちょうどお兄ちゃんが来て…それで陽姉ちゃんがなんか慌てて、外で話そう…みたいなことになって」
……どういう状況よ。
「でも今日の陽姉ちゃん、なんか面白かったなぁ」
「面白かった?」
「うん。泣いてた私をリビングで休ませようとしてくれた時、陽姉ちゃんが…どうしよう、鎌ヶ谷くんに怒られたら…ってすごい焦ってしかもちょっと涙目だったの。お兄ちゃん、別に怒っていなかったのに陽姉ちゃんが慌ててたから、なんだか面白くて…ふふっ…」
「そ、そうなの……」
だからどうしたらそんな状況になるの…?
「とりあえず外にいるのね…ありがとう」
「え…行くの?」
「ええ。姉さんが研くんにまた変なこと言ったら大変だもの」
負けたくないから。
「陽姉ちゃんは別に変なこと言わないと思うよ」
「…どうして言い切れるの?」
「確かにいつも冗談ばかり言ってふざけてるけど…でも、さっきの陽姉ちゃんは変なこと言うようには見えなかった。だから大丈夫。私は信じてもいいと思うよ」
「玲那ちゃん…貴女……」
彼女の言葉は綺麗だ。
素直で、まっすぐで、それでいて聡明な雰囲気を醸し出している。将来は研くんに負けないくらい輝ける人物になることでしょうね。
でもだからこそ…貴女の言葉は私の心に突き刺さる。
「ねぇ…一つ、質問してもいいかしら?」
「え、なに?」
「玲那ちゃんは、私と姉さん…どっちの方が好き?」
「え?そ、そんなの選べないよ」
「じゃあ質問を変えるわ。貴女は私と姉さんのこと、お姉ちゃんって呼ぶわよね?」
「う、うん」
「なら、どっちがお姉ちゃんとしてふさわしい?」
「ゆ、雪姉ちゃん…なんか怖いよ」
「そんなことないわ。さあ、貴女なら正直に答えてくれるでしょう?」
「で、でも…ほら、お兄ちゃんに簡単に人を比べるなって言われてるし…」
「彼には言わないから大丈夫よ。私が個人的に知りたいの。それで、どっちなの?」
貴女は彼と一緒で虚言を吐かない。
だから教えてほしい。
私が姉さんと比べてどう見えてるのか。
「……お姉ちゃんとしてなら…陽姉ちゃんかな」
……。
「…そう。ありがとう、答えてくれて」
「う、うん。でもね、雪姉ちゃん…」
彼女が何か言おうとした時、玄関のドアが開いた。
◇◆◇◆◇
突然の告白をなんとか対処した俺の心はとても穏やかだった。
本当に穏やかだ。まるで広大な森の中にいるよう。
耳を澄ませば、鳥のようなハルの喜ぶ声が聞こえ………はい?
目を閉じれば、川のせせらぎのようなハルの騒ぐ声が聞こえて………なんだそれ。
随分と変なこと言ってるなぁ、俺。疲れてるのかな疲れてるだね。
よし、現実に帰ろ。
「ありがとう、研!!」
「はぁ……なあ、うるっっっさいんだけど!」
「えー、だって嬉しいんだもん」
「もう分かったから!なに?改めて宜しくってことで握手しただけなのになんでそんな盛り上がれるの?馬鹿なの?」
「私、研の為なら馬鹿になれるよ?」
キリッとして言うな馬鹿が!
「オッケー、馬鹿は取り消すからこれ以上馬鹿になるな。もう黙ってくれない?家に入れないんだけど」
「私が黙るのと、家に入れないのは関係ないでしょ?」
「そんな仁王立ちで目の前に立ってるくせによく言えるな」
「だって〜、せっかくの二人っきりだし?私と研の大切な記念すべき日なんだからこの時間を大事にしたいじゃない?」
「そうですか良かったですねでも俺にとってはそうでも無いのでどいてくださいませんか?」
「研って面倒になるとそうやってまくしたたて話すわよね?無駄にカッコ良く」
「世辞はいいから、はやくどけ」
「もう、い・け・ず♪」
どーしよ、この人の調子の乗りかたがいつにも増してヤバいウザいキショい。
よし、ここは一発本気で言おう。重低音の声で脅してやる。
「おい、聞こえなかったか?どけよ」(ド迫力)
「……カッコいい」
あああああああああああ、怖い!お前なんなの怖すぎる!どうしてそんな感想に繋がるの!?こっちは怒ってるってアピールしたのに、なんでそんな感想が出てくるの!?
「ね、ね、もう一回言って!」
「しつこい。雪乃待たせてるんだから。ハルだってまだ紅茶淹れて無いんだろ」
「あ、そういえばやるって言ったんだった」
「本当に大丈夫かよ」
まさか頭イかれた訳じゃ……
いや、すでにアウトでしたね。俺もだけど。
早く家に入ろ。
◇◆◇
「う、うん。でもね、雪姉ちゃん…」
ん、玲那に雪乃か。
「二人とも、どうした?」
「あ、お兄ちゃん…」
「研くん…それに姉さん。なにしていたの?」
「え?な、なにって?えーと……」
そりゃ言いづらいわな。俺に告白してフラれました、なんてよ。
「ハルが玲那を泣かしたことで話してたんだよ」
嘘は言ってない。
「そ、そうなのよ。研の言う通り。ホントにお姉さん怖かったわぁ〜。歳下なのに迫力あるし」
なぁにが怖かったわぁ〜、だよ。白々しい。
「研……ハル……」
あれ?雪ノ下ちゃんの目が刮目してらっしゃる。どうした?今の会話で眠くなりそうなところあった?
「どうした、雪乃?」
「い、いえ……なんでもないわ。それより姉さん。もう夕食の時間になるからご飯を作ろうと思うのだけれど…誰かさんが中途半端にしている紅茶のセットがあるのよ。姉さん、掃除担当でしょ。片付けて」
……いつもの雪ノ下ちゃんに戻った、のか?
「あら、いけない。ごめんね♪今からでも淹れるけど飲む?」
「……私はいいわ。研くんと玲那ちゃんに淹れてあげたら。その間、私はご飯作ってるから」
「ゆ、雪姉ちゃん。私も手伝うよ」
「………今日はいいわ。どこかの人が外でお説教を受けているせいで、時間も遅くなりそうだし」
「お説教ではなかったけどね…」
「はぁ…なんでもいいから、はやく紅茶淹れて片付けてちょうだい」
「あ、あいあいさー」
あいあいさー…?さてはテンパってるな。初めて聞いたよ、ハルのそんな返事。
それにしても玲那と雪乃……なんかあったのか?いつもならご飯用意する時が二人の楽しみなのに。
「あとで……それとなく聞いてみるか」
◇◆◇
夕食を終え、時間は20時近くになろうとしていた。
ハルがいることもあり、二人がこの時間に帰っても一緒であれば両親には何も言われないらしいのだが、俺はそれでも二人を送り迎えしていた。
いつもなら…
「…送らなくていいのか?」
だが今日、送り迎えはいらないと言われたのだ。
もう一年の付き合いになろうとしているが、これは初めての出来事だった。
「ええ。今日はいいわ。姉さんと二人で話したいことがあるから」
「へー、珍しい。雪乃ちゃんが一番楽しみに…」
「…姉さん、少し黙ってもらえるかしら?」
「はいはい」
…………。
「わかった。それじゃあ気をつけて」
「じゃあね。陽姉ちゃん、雪姉ちゃん…」
「ええ、また明日」
「じゃあね〜」
玄関がゆっくりと閉まる。
俺の目はずっと雪乃を追っていた。扉が閉まる瞬間まで。
「玲那……雪乃と何かあったのか?」
「え……?」
「今日のお前たち、いつもと少し違うような感じがしてな」
ご飯を一緒に作らない、雪乃はいつもと違って愛想笑いばかりして、玲那の声には喜びが無かった。毎日の当たり前に少しヒビが入ったように感じたのだ。
「あ、あのね…実は…」
………………………………。
「そうか。分かった」
俺は事の顛末を聞いて……覚悟を決めた。
◇◆◇◆◇
私と姉さんは静かな帰路を歩く。
辺りは暗く、月明かりも雲で遮られていた。人の気配もない、静寂な世界だった。
「それで、話ってなぁに?ま…予想はつくけどね」
「…研くんの、姉さんの呼び方が変わっていた。ねえ、何を言ったの?」
私の頭の中はその事でいっぱいになっていた。
明らかに関係が変わっていて、でもそれは悪い事じゃ無く、むしろ良くなっていて…それは私が“目指しているような関係”に見えて…いえ、そんなはず……
「私ね……研くんに告白したの」
「……ぇ…」
こく…はく…
「でもフラれちゃったぁ。あっさりとね。でもその代わり名前で呼びあいたいって言ったの。そしたら承諾はしてくれたんだけど、でも彼が陽乃は雪乃と名前が少し被るからハルって呼ぶって言って…今に至るって感じ……これで満足?」
告はく………告白……?
「ふざけないでよ…!」
「なに怒ってるの?」
「そうやって私の嫌なことをしてそんなに楽しい?私があれほど大切にしている時間に、壊れないよう必死で守っていたあの空間にいきなり割って入ってきて、しかも奪うなんて……貴女に、私の姉を名乗る資格は無いわ!研くんや玲那ちゃんだって…妹の唯一の宝物を奪うなんて人としても最低よ!悪魔よ!外道よ!」
自分の言っていることがよく分からない。
ただ汚い言葉を並べた。この人を否定したい。間違っている。貴女は人としてやってはいけないことをした。謝って済む問題じゃない。許せない。許したくない。
目の前が涙で歪む。それはまるで、私の心を見ているような感覚だった。
「雪乃ちゃん…見苦しいよ」
「な、何を言ってるのよ…」
「雪乃ちゃんの言いたいこと、嫌だけど分かっちゃうのよ。お姉ちゃんだから。でもだからこそ、そんな姿を見ているだけでイライラする」
「なっ…」
「私が研に近づいたのが嫌なんでしょう?しかも、自分より距離が縮まっているから、なおさら嫌で嫌で仕方がない。でも私から言わせれば…そんなのただの甘えよ」
「違うわ!」
「現実から目を背けてもなにも変わらないわよ。私は雪乃ちゃんが欲しかったものを先に手に取った。奪ったんじゃない。私が雪乃ちゃんよりも近づけたから手が届いた。雪乃ちゃんはそもそも手の届かないところでただ見ていただけでしょ。
さっき、壊れないように必死で守っていたって言ったわよね。それは違うわ。雪乃ちゃんが勝手に臆病になって、彼に近づけなかっただけ。もし触れてしまって今の関係が壊れたら嫌だから傍観していた」
「違う…私が研くんの隣に立っていたのよ!それを…」
「あはははっ、その時点で間違ってるわ。雪乃ちゃんも、そして私も…彼の隣にはいない。そうありたいと思っているだけで、私たちはまだまだ彼には届いてない。私の手が届いたのは、ほんの少し彼が振り向いてくれたおかげってだけ」
彼には届かない……。
「……姉さんに研くんの何が分かるっていうのよ」
「少なくとも、雪乃ちゃんの知らない研を私は知ってるわ」
「嘘よ……」
そんなの、姉さんが言ってるだけの……。
「雪乃ちゃんさ…いつまでも我儘言っていられる訳じゃないんだよ」
「我儘ですって?私はそんなこと…!」
「いい加減にしなさい。私は欲しいと思ったから行動した。でも雪乃ちゃんは一年近くもいるのに、ただ臆病になって自分からは何も言わず、動こうともしなかった。それだけよ。それが結果なの」
分かっていた。それが原因だってことくらい。
「……っ………」
頰に暖かいものが流れた。でもそれはすぐに冷たいものへと変わる。
「だって仕方ないじゃない…初めてのことばかりで、もし私がなにか間違ったら、また研くんや玲那ちゃんと一緒にいられなくなるんじゃないかって思って…そう思ったらなにも言えないじゃない!怖いに決まってるじゃない!姉さんはいいわよ、人付き合いが得意なんだから!
でも私にはあそこしかないの!私を救ってくれた、私が本当に笑っていられる場所はあそこしかないの!
お父さんもお母さんも姉さんもクラスの他の連中も、みんな私の努力を、私を否定した!拒絶した!傷付けた!
でもそんな時、彼は……何食わぬ顔で私を救ってくれて、必要だと言ってくれた。笑顔をくれた。心の傷を埋めてくれた。そうしたら、必死になって壊れないようにするしかないじゃない!」
「……雪乃ちゃん」
頬に暖かいものが流れた。でもそれはすぐに冷たいものへ変わらなかった。次から次へと暖かいものが流れて、止めどなく溢れて、それはコンクリートの上にとてもとても小さな水たまりを作っていく。
「……私にね、雪乃ちゃんに負けちゃったところが一つだけあるの」
「…ぅ……え?」
「私、人見る目には誰も負けない自信がある。だから研を初めて見た時、彼がいかに特別なのかすぐに分かった。ただの優等生なら隼人みたいに器用になんでもこなせるだけのつまらない人間だけど、研は少し違った。でも雪乃ちゃんは研のその特別なところに気付いてなくて、心の中で一歩リードしてるように思っていたけど、そんなことなかった。
私も見えていなかったの。彼の奥底を覗こうとし過ぎて、目の前にあるものが見えてなかった。でも雪乃ちゃんは、その目の前にあるものをしっかりと見つめていた」
「……それって?」
姉さんは空を見上げて、小さく笑った。まるで懐かしむように。
「研はどうしようもなく家族を愛しているってところ。雪乃ちゃんは彼のその優しさを見つめていた。それは私には出来なかったこと。
だって私は、そんなのは上っ面なものだと吐き捨ててた。だけど、さっきフラれた後に気づいたの。彼は、優しさとその特別なモノの二つで出来てるって。そのどちらもが彼を形作っているものでなんだって。」
「……特別なって、何が特別なの?」
私は自然と、素直にそう聞いていた。答えに姉さんは、いつものように笑っていった。
「それは内緒。でも雪乃ちゃんなら気づけるはずだよ」
「…ふふっ、なにそれ。本当にズルいわ」
「そーだね。抜け駆けして告白しちゃうぐらいだもんね」
「フラれたら意味ないけれど」
「あっ、言ってなかったけ?高校生卒業したら付き合ってくれるって、研、約束してくれたのよ?」
「な、なんですって?……いえ、でもその前に私が」
「雪乃ちゃんにできるのぉ?今だって研は友人ですって言い切れないくせにぃ〜」
「なんでわかるのよ…!」
「言ったでしょ?お姉ちゃんだからよ!」
いつもの、姉さんが言い訳とかでよく使う台詞。でもその言葉を口にした時に浮かべた笑顔。それは見慣れた仮面ではなく、本当の姉さんが見えたような気がした。
「姉さん…ごめんなさい。それと……ぁ、ありがとう」
「………。うん。どういたしまして」
「ええ」
時刻は20時を回っていた。流石に家に帰らなければ、姉さんもマズイだろう。
辺りは未だ静寂で暗い世界。しかし、頬の涙を拭った時…月を隠していた雲がはれていった。
静寂で暗いだけの世界が月明かりによって、少し神秘的に感じる。
「ねぇ、姉さん」
「…ん?なに?」
「どうして私の話を聞いてくれたの?姉さんなら断ることも出来たでしょう?」
「まあね。断ったら、今も雪乃ちゃんは路頭に迷って困っていたでしょうね」
「…残念だけど、否定出来ないわ。話したお陰で迷いが吹っ切れたと感じているもの」
でしょう?と姉さんはニヤニヤしている。
「そうね。たしかに雪乃ちゃんを放っておくのも一つの手だと思った。でもやっぱり……私は雪乃ちゃんのお姉ちゃんだからね。先駆者としてハンデをあげようかなってね。」
「……姉さん、前まではそんな風に考えなかったわよね?」
「正直に言えばそうね。私の後を追ってくるだけの可愛い妹って思っていたわ。でも…もう少し信頼してみよっかなって思ったの」
「…どうして?」
少しの沈黙。
姉さんはゆっくり振り返って、呟くように言った。
「たぶん…研に影響されたんじゃないかなぁ。本当に怪物よ、彼は。人の心なんて深く知ろうともしてないくせに、理解して、隙をついてくるんだから」
「研くんは別に怪物じゃないわ」
「例えよ。私の心なんて動かされないと思っていたのに、こうも簡単に動かされて、変わっちゃったんだもの。ある意味、研は怪物ってわけ」
「……そう言われると納得出来るのが不思議よね」
「雪乃ちゃん、それって私の心が普通と違うって言ってるように聞こえるけど?」
「自分でそう言ったんじゃない」
「そーだけど、自分で言うのと周りが言うのじゃ意味が変わってくるでしょ?」
「…周りで言ってあげられる人なんて、わ、私くらいなものでしょう?」
「……。うふふっそうね。あと研くんと玲那ちゃんとそのご両親も♪」
「………やっぱり調子に乗せすぎたかしら?」
「えー。私だってお姉ちゃんとして助言してあげたじゃない。もっと優しくしてくれてもいいでしょ?」
「もうサービス期間は終わったのよ」
「なんか強そうな台詞で返された…」
夜は更けていく。
私も一歩踏み出さないといけない。ただ怯えてないで、勇気を持ってぶつからなければいけない。
「……明日、玲那ちゃんにも謝らないと」
街灯と月明かりが照らす道は、明日に待つ希望のように見えた。
季節が移りゆく前に、雪ノ下 雪乃は覚悟を決める。
俺は雪乃と陽乃を幸せにしたいんだ。どっちも幸せにしたいんだ。大事なことなんで二回ってやつです。この一言にフラグとかないんだからね!
次回はもう!流石に!終わらせて!八幡や!!
小学生編終わりに向けて一言。
小学生編の終わり方は作ろうと思った時から決めていた。(作ろうと思ったのが去年)
感評気の3セット、どれも待ってます(`・ω・´)
6/27
追記:結局、一万字超えたので2話に分けることになりそうです。いっぺんに投稿しようかと思います。いっぺんに投稿すれば嘘じゃないよね?:(;゙゚'ω゚'):