バカとテストと最高のFクラス   作:夜光華

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早くも三百人突破、頑張ります


第2問

早速校舎内に入り、教室を眺めていくが……。

 

「凄いな……これは」

 

思わず足を止めて、見いってしまった。

 

Aクラスの教室の中にはシステムデスク、リクライニングシート、ノートパソコン、個人エアコン、冷蔵庫まであり、まるで高級ホテルのような感じだ。

 

しかし、ずいぶんと金を掛けてるな………。

 

まあ、Aクラスに入るには相当な努力をした人達なのでふさわしいと言えばふさわしいのかもしれない。

 

「んっ?」

 

教室の中にひときわ目立つ存在の人物がいた。

 

「霧島翔子さんか……」

 

黒髪ロング美少女で、霧島財閥の娘だ。

 

 

その容姿から告白されたりするのだが全部断っているとの事だ。

まあ、彼女にはいろんな噂があるとは言え。

 

目立つ事は目立つな……。

 

俺の予想が当たっていれば彼女が首席でAクラス代表だろう。

 

しばらくAクラスを眺めた後、俺のクラスに向かう事にした。

 

――――――――――――

 

「なんだ、これは?」

 

Fクラスに着いた、俺が思わず呟いた一言だ。

 

見た目からしてぼろぼろ、完全にゴミ屋敷みたいな感じだ。

 

初っぱなから格差社会を感じさせられるがあまりにもやりすぎだ。

 

とりあえず、この教室を映像に収めておくか。

デジカメを取り出して、Fクラスの教室を撮影した。とりあえず学園長に聞いてみる必要があるな。

 

教室内も調べる為に扉を開けたのだが。

 

「早く座れ!このウジ虫野郎!」

 

Fクラスの教室に入り早々俺に待っていたのは罵倒からだった。

 

「聞こえなかったのか?ああ!」

 

俺を罵倒したヤツを探すと教壇に立っているやつがいる

 

坂本雄二、ゴツい上に赤毛の体格で中学の頃悪鬼羅刹と呼ばれていたらしい。まあ、喧嘩が強い事は確かだな。

 

とりあえずやるか。

 

そんな罵倒して来た雄二に俺は無言で近付きそして蹴飛ばした。

「いきなり何しやがる!?」

 

「それはこっちのセリフだ。いきなり罵倒されれば誰だってそうなる」

 

蹴りを食らって詰め寄って来た雄二に俺はそう返した。

 

「ぐっ。だがな……」

 

「ところでどこに座ればいいんだ?」

 

イラついてる雄二を気にせずに聞いてみた。

 

よくみるとちらほらとグラスメイトが座っているが自分の席が決まっているかわからない状態である。

 

「特には決まってないぞ自由に座れ」

 

「ずいぶんとアバウトな……」

 

「はいはい。皆さん席について下さい」

 

呆れる俺をよそに担任らしき先生が教室に入って来た。

 

「えー、Fクラスの担任を勤めます。福原慎ですどうぞよろしく」

 

担任は福原先生か担任は社会科。若干みすぼらしい格好だが授業は分かりやすく、俺にはいい先生に見える。

しかし、チョークすらないのかぼろぼろに落ちた粉で書いていた。

 

せめて担任にはちゃんとしたのを寄越してやれよと内心ため息しかわかない。

 

「何か設備に不備なところはありますか?」

 

「先生、座布団の綿がないのですが」

 

「我慢して下さい」

 

はい?

 

「先生、隙間風が入ってくるんですが……」

 

「我慢して下さい」

 

は?

 

「先生、ちゃぶ台の脚が壊れてしまったのですが」

 

「木工ボンドがありますのでそれで直して下さい」

 

おいおい……。

 

クラスメイトの言い分を聞いての福原先生の対応に呆れてしまった。

 

いくら最下層のクラスとはいえ、ここまで設備が悪すぎるのは異常だ。

 

これでは俺達の事を人とも思ってないような対応だな……。

 

福原先生の顔を見るとどうする事も出来ないのか申し訳無いような表情をしていた。

 

この事は学園長に最重要として報告する必要があるな。

 

俺はそう心に固く誓い福原先生の言葉を聞く事にした。

 

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